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2010年12月

2010年12月31日

2010年の柔術&グラップリング界の10大ニュース Part.2

さあこれが2010年最後の更新になりました!

昨日の続き、柔術&グラップリング界の10大ニュースのPart.2、5位から1位の発表です!


5位:“修斗のカリスマ”佐藤ルミナ選手が柔術デビュー!

昨年は桜井“マッハ”速人選手が柔術デビューを果たし大きな注目を集めましたが、今年は佐藤ルミナ選手が満を持して柔術に初参戦です。しかも青帯で試合出場ということで初出場&初優勝も期待されましたが残念ながら階級別は1回戦敗退、アブソは2試合目で負傷棄権となってしまいました。それでも青帯初優勝を目標に今後も継続参戦を明言してくれたのだから嬉しい限り。佐藤選手の次の試合が今から楽しみです!



柔術デビューを果たした佐藤ルミナ選手。
残念ながら結果は残せませんでしたが次戦に期待!



4位:ホジャー・グレイシー、史上初のムンジアル黒アブソ3回優勝の快挙!

柔術界の最高峰大会であるムンジアルは今年も話題満載で見所も多かったのですが、ムンジアルの長い歴史において初の偉業が果たされました。それがホジャー・グレイシーの黒帯アブソ3回優勝です。これは96年からスタートしたムンジアルで初の快挙で今年のムンジアル決勝戦で戦ったホジャーとシャンジのどちらが勝利しても初の出来事という最高の舞台でその試合に勝利したのがホジャー。ホジャーは現在の柔術界においてベストの選手の一人なのは言うまでもありませんが、こと“グレイシー”においても同じこと。グレイシーに名を持つ選手はなにかと注目を浴びますが、ホジャーはそのプレッシャーに負けることなく着々と実績を重ねています。ホジャーの強さを目の当たりしているとホジャー政権は当分は揺るぎないものだと確信していいでしょう。



ムンジアル黒帯アブソ3回優勝の快挙を果たしたホジャー・グレイシー。
その偉業はグレイシーマガジンの表紙を飾るほどの大きな話題に。
来年のムンジアルでも連覇なるか?!



3位:ドゥマウ主催大会で海外大会の航空券獲得サーキット開始!

今年からスタートしたドゥマウ主催大会の海外大会無料航空券獲得サーキット。これはドゥマウが主催する大会で優勝した回数をカウントし優勝ポイントを集計してそのランキングのトップ選手にヨーロピアンとパン選手権に出場する際の無料航空券を贈呈する、というもの。これまでは大きな大会で単発で無料航空券贈呈はありましたが、このような年間を通しての企画は例がなく、出場選手に好評なようです。すでに来年1月に開催されるヨーロピアン出場選手は決まっており、総勢15名がこの無料航空券でポルトガルのリスボンに渡航します。次は来年3月のパン選手権への無料航空券獲得サーキットですが、これはすでにスタート済。この企画は今後も継続予定というから選手にとっては大会出場の大きなモチヴェーションになることでしょう。



ドゥマウ主催大会を運営するエジソン籠原。
また「KEDISON」というドゥマウに続く新しいキモノブランドの立ち上げも計画しており、その活動には目が離せません!



2位:Ustream番組「橋本欽也の柔術プリースト」スタート!

これは個人的に大きなことだったUst番組「柔術プリースト」のスタート。最初は急なオファーで本当にやれるのかな?と不安なスタートだったのですが、柔術の試合動画を流したり、ゲストをお呼びしてのトークなど毎回趣向を凝らした企画でアーカイブもおかげさまでなかなか好調。これは「週刊UST格闘技」のイチ番組としてやってるのですが他番組に比べたらダントツのアーカイブ回転数を記録しています。前回のVol.7で一時休止して充電期間を経て改めてリスタートしようとしたのですが、とりあえずやるネタがあるから続けようか、ということで来月以降も特別編として続行決定。1月はマカオ特集、2月はヨーロピアン特集、3月はパン選手権のプレビューとADCCアジアトライアル特集でいこうと思っています。もちろんここでしか流さない(流せない?!)レア動画も満載でお届けする予定。2011年も乞うご期待!



世界初の柔術専門Ust番組「橋本欽也の柔術プリースト」。
2011年もぼんやりと続けていきますので、ぜひ生配信でご覧下さい!
★番組詳細はコチラから!



1位:アジアで柔術が大盛り上がり!

今年、個人的に強く感じたのがアジア各地で柔術が非常に盛り上がっているということでした。この1年で行ったのは上海、香港、マカオが2回ずつ、韓国、タイを1回ずつでそのどこでも柔術普及に熱意を持った人が大会開催をしていたり、アカデミーを運営していたり、試合に出場していたり、とそれぞれが使命感を持って活動されていて感銘を受けました。とかく沈滞ムードが囁かれる日本の柔術シーンにおいてこのアジアの柔術熱は脅威というか大いに刺激を受けた次第です。それでもアジアの柔術シーンの中心にあるのは日本であるのは間違いないので、他国の熱意に負けないように日本もこれまで以上に頑張らねば、と強く思いました。また日本人選手はアジアのトップだという心意気を持ってパン選手権やムンジアルだけでなくアジアの大会にも出場してもらいたいです。そこで日本のハイレベルな柔術を見せ、互いに切磋琢磨できればいいな、と考えています。かつての日本がブラジルから来日する強豪選手から多くのことを学んだように、ですね。ですから来年もアジアには大注目して欲しいと思います!



中国の上海で政府公認団体のWJAJCを設立した山田重孝氏。
山田氏はつい先日、アブダビワールドプロの中国予選とチャイナ・オープンを主催したばかり。




1/8にマカオでコパデマカオを主催し、DEEPマカオ大会のサポートも務める香港の北圭介氏。
香港でARMROCK Ltd.という会社を運営。




北氏と共に香港の九龍地区で九龍柔術を開いている瀧澤恵介。
九龍柔術ではメインインストラクターと代表を兼任。




韓国のイ・スンジェはIBJJFのルールディレクターでもあるアルバロ・マンスールの黒帯で韓国の連盟であるBJJFKの事実上のトップ。
まだIBJJFの正式な認可を受けてはいないBJJFKだが正式認可を受けれるように精力的に活動中。




同じく韓国のイ・ジョンウはデラヒーバの茶帯。
デラヒーバ・コリアとADCC KOREAの代表を兼任し、今年はデラヒーバカップ・コリアとADCC KOREA TRIALを初開催。
これらの大会は今後も継続開催の予定なので日本からも出場してみてはいかがだろうか?!
★デラヒーバカップ・コリアの様子はコチラから!




アジア全域で抜群の知名度を誇るBJJ ASIAの管理人にしてバンコクBJJの代表、ルーク・チャヤ。
ルークはBJJ ASIAで柔術情報を発信しながら年に1度、タイ・オープンを主催。
本業はジュエリーデザイナーという変わり種だが柔術にかける熱意は本業以上かも。
今年のタイオープンには日本からも多くに選手が出場し好成績を残したのは記憶に新しい。
★BJJ ASIAはコチラから、ルークのジュエリーコレクション、LUKE SATORUはコチラから、タイオープンの詳細はコチラから!




アジアで活躍中の荒牧誠(香港柔術)、小笠原誠(台湾BJJ)、そして大内敬(パラエストラ小岩)。
荒牧、小笠原の両選手はアジア全域の大会に精力的に出場中。
大内さんは特に活動予定はなし。



いかがでしたでしょうか?!

これはあくまでの自分の独断と偏見で選んだものなのでご容赦を。

それでは今年も1年間ありがとうございました。

また来年もよろしくお願いします!





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2010年12月30日

2010年の柔術&グラップリング界の10大ニュース Part.1

気づいてみれば2010年ももう終わり!

年々、年が過ぎるのがめちゃめちゃ早くなってると思うのは気のせいでしょうか?!

では毎年恒例の自分が独断と偏見で選んだ今年の柔術&グラップリング界の10大ニュースを紹介したいと思います!

まずは10位から!


10位・ファブリシオ・ベウドゥム、ヒョードルから一本勝ち!

柔術&グラップリングの10大ニュースと言いながらいきなり総合のニュースになってしまいましたが、この一戦は柔術界にとって非常にいい影響を与えたことと思います。かつて総合では柔術黒帯=文句なし強豪選手、と言われてたものですが、柔術黒帯が総合で無残に負ける姿は珍しいものではなくなってしまいました。それだけにベウドゥムがあの“人類最強の男”と言われたヒョードルに一本勝ちしたのは嬉しいニュースでした。それも柔術ならではとも言えるガードからの三角絞めですからね。普段はまったく総合に興味ない自分でさえもこの試合ばかろいは映像を取り寄せて見たぐらいですからね。久びさに柔術家がスカツ!と一本勝ちして大いにテンションがアガッた試合でした。



ヒョードルに勝利したファブリシオ・ベウドゥム。
また柔術にも出て欲しい!



9位:コブリンヤ、引退!

今年のムンジアルで引退を表明したフーベンス・シャーレス“コブリンヤ”。コブリンヤは“最強のペナ級選手”としてホイラー・グレイシーの持つムンジアル4連覇の記録を塗り替えるべく最後のムンジアルに出場しました。が、惜しくも決勝で宿敵ともいえるハファエル・メンデスに敗れ記録更新はなりませんでした。この一戦はベテラン・コブリンヤvs新鋭・ハファという図式で見られており、その試合を制したハファが黒帯でムンジアル初優勝を果たし新時代到来を大きくアピール、この試合で引退するコブリンヤと明暗を分けたのが印象的でした。それでもコブリンヤが残した偉業と名勝負の数々は色褪せることはないでしょう。コブリンヤ、お疲れさまでした!



選手としての引退を表明したコブリンヤ。
今後は自身のアカデミーを設立し指導者として柔術に関わっていくそうです。



8位:カイオ・テハ、ガロ級でアブソ優勝!

ガロ級の世界王者、カイオ・テハがこれまた柔術ファンタジー溢れる快挙を果たしてくれました。なんとガロ級のカイオがアブソルートで優勝を果たしたのです!常々、柔術は力ではなくテクニックだ!と言われていますが、それを実践するのは容易なことではありません。が、このカイオはその類まれなるテクニックで見事のそれを成し遂げたのです。それもラスヴェガス・オープンとアメリカン・ナショナルの2度も、ですよ?!これを快挙と言わずしてなんと言うべきか。このカイオの快挙は「小さな選手が大きな選手に負けない」というブラジリアン柔術の原点を体現した素晴らしいものでした。



ガロ級ながらアブソ優勝の快挙を果たしたカイオ・テハ。
柔術ファンタジー溢れる活躍!



7位:日本人選手、海外で活躍!

今年は日本人選手が海外の大会で優勝、入賞の活躍が目立った年でもありました。ザッと列挙するとまずはムンジアルで青から茶帯まで優勝のホベルト・サトシ・ソウザ、茶ガロ優勝の芝本幸司選手。そしてアブダビ・ワールドプロで優勝した関根“シュレック”秀樹選手。そして同じくアブダビ・ワールドプロの紫茶黒混合トーナメントで3位入賞の片庭勝則選手。タイオープンのノーギ優勝の松本義彦選手、などなど。日本人選手は海外勢に比べると小柄な選手が多いので苦戦を強いられることが多いのですが、それでも軽い階級では完全に外人選手と対等に戦えることを証明しています。ですがそれは色帯までのこと。こと黒帯に関してはいまだ厳しい戦いが続いていると言わざるを得ません。果たして来年はこの現状を打破する選手が現れるでしょうか?!



ムンジアルで青~茶帯で優勝のホベルト・サトシ・ソウザ。




アブダビ・ワールドプロで青帯階級別優勝&アブソ準優勝!
関根“”シュレック秀樹




ムンジアル茶ガロ優勝で黒帯昇格を果たした芝本幸司。



6位:プロ柔術「GI」終了!

これは悲しいニュースです。日本で初めてプロ柔術を開催したプロイベントの先駆け、GIが今年で一時、活動休止になってしまいました。ここ数年、GIは年に1度のペースでプロ大会を開催していましたが、それも観客数は決して芳しいものではなく、かつてのようなブラジル人強豪選手の来日やアマ大会では実現し得ない豪華日本人選手同士の対戦などは組まれずに、あくまでもアマ大会の延長的な大会になってしまったのは残念な限り。個人的にもこのGIがなければ柔術にここまで深く関わることはなかったので非常に残念な限りです。かと思えば新たにプロ柔術ではなくプロ柔術“イベント”というREBELS EX(レベルス・エクストラ)が新たに旗揚げし、その旗揚げ戦は賛否両論ありながらもそこそこの話題になりました。このREBELS EXの旗揚げ第2戦は来年の1/23に予定されていましたが大会プロデューサー・高谷聡氏によると延期らしいので、これまた前途多難ぶりが予想されます。



活動休止になったGI。
復活を望む!




今年旗揚げも第2回大会は未定のREBELS EX。
次回大会はいつ開催?!



★5位~1位は明日更新します!




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2010年12月29日

ドゥマウ・ジャパンオープン2010:マスター黒帯レーヴィ級

ドゥマウ・ジャパンオープン、黒帯レーヴィ級は変則三つ巴戦となりました。

廣瀬選手は9月に行われたIBJJF主催アジアオープン2010でマスター黒帯レーヴィ級を優勝しています。

今年はBJJFJ全日本選手権でヘナート・シウバに敗れたものの、日系ブラジリアンにことごとく勝利してきており、今回もブラジリアンキラーぶりを発揮するかに注目が集まります。

一方のサントスは柔術黒帯で戦極などでも活躍している総合格闘家ホドリゴ・ダムが主宰するアカデミーDamm Fight Japanの所属です。

10月に行われた群馬オープン2010ではマスター黒帯レーヴィ級&アブソルート級で優勝しています。



<一回戦>
廣瀬貴行(パラエストラ葛西)
VS
エヴァルド・サントス(Damm Fight Japan)
廣瀬選手が引きこんで試合スタート。
サントスは強引に廣瀬選手の体を潰してパスガードを狙います。



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ドゥマウ・ジャパンオープン2010:マスター黒メジオ

マスター黒メジオもワンマッチ決勝戦でした。

ですがこの両者とも当初、自分がエントリーしたカテゴリーに相手がいなかったために互いに譲歩してマスター黒メジオで試合成立になりました。

レアンドロ山下はアダルト黒ペナに、白井選手はシニア1黒メジオにエントリーでした。

そこをレアンドロが階級を上げて白井選手は年齢カテゴリーをマスターにしてこの顔合わせが実現です。



マスター黒メジオ決勝戦
レアンドロ山下(JAWS柔術)
vs
白井秀幸(AXIS一宮)
引き込んだ白井選手がガードから攻める展開。



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ドゥマウ・ジャパンオープン2010:アダルト黒アブソルート

クリスチアーノ上西も久びさの柔術参戦だったのですが、同じように久しぶりに試合に出場したのがジョン・バチスタ吉村選手です。

CBJJEアジアチコに出場していたようですが関東圏で試合するのはいつぶりでしょうか?!



ジョン・バチスタ吉村(JAWS柔術)


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ドゥマウ・ジャパンオープン2010:マスター黒スペルペサード&アブソ決勝戦

ドゥマウ・ジャパンオープンのマスター黒帯のスペルペサードとアブソの決勝戦は同一カードになりました。

カリオカチームの総帥、クリスチアーノ・カリオカと久しぶりの柔術参戦のクリスチアーノ上西(AXIS一宮)の対戦です。

クリスチアーノ・カリオカはKID選手率いるKRAZY BEEの柔術インストラクターを門下生のベッチーニョと務めていましたが現在は独立し札幌でカリオカチームジャパンを設立し活動しているようです。

対するクリスチアーノ上西は最近は総合に専念して多くの実績を残しています。

特に現HEATのチャンピオンなので柔術参戦は当分はないものと考えられていましたが、ここにきて突如として柔術復帰、これは嬉しい驚きでした。

まずは階級別、スペルペサードの試合から紹介しましょう。

この試合はワンマッチ決勝戦でした。



二人ともクリスチアーノなので苗字で表記します。
引き込んだのは上西。



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2010年12月28日

ドゥマウオープン2010:アダルト黒レーヴィ ヘナートvs丹治

12/26(日)に埼玉県上尾市で開催されたドゥマウオープン、最初の試合レポートはやはりドゥマウといえばこの人、ヘナート・シウバ(INFIGHT JAPAN)の試合から!

ヘナートはドゥマウに限らず日系ブラジリアン系の大会には多数出場し好成績を収めていますが、秋に古傷のヘルニアを再発して以来、久しぶりの試合となりました。

当初、10/10に開催のDEEP Xのアジア最強トーナメントに出場を予定していましたが、出場を発表した翌日に試合キャンセル。

DEEP Xに出場するためにDEEP Xと大会日程が被っていた自らが主催する群馬オープンの大会日程をずらしてまでの参戦だったのに無念の欠場でした。

そしてそのまま長期療養生活に入り、今大会は3ヶ月ぶりの試合です。

まだ本調子ではないようですが、毎日リハビリをしながら仕事と指導、そして練習をしているようで来月に迫ったヨーロピアン選手権出場前に試合出場を、と思い今大会で強行復帰したようです。



アダルト黒帯レーヴィ級決勝戦
ヘナート・シウバ(INFIGHT JAPAN)
VS
丹治章近(アカデミアAz)
このカテゴリーはワンマッチ決勝戦になりました。



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サブミッション&靭術セミナーレポートby山本大気


こんにちわ。

米国在住の山本大気です。

日本に一時帰国した際に朝日昇さんやサンボのプライヴェート・レッスンを受けたり、日本の柔術アカデミーで練習させてもらったりしていました。

今回は米国帰国直前の26日に水道橋MASTER JAPANにて開催された萩原幸之助さんの「サブミッション&靭術セミナー」のセミナーレポートをしたいと思います。

内容は関節技メリーゴーランド、靭術、サンボ整体、筋引きと盛りだくさんです!

まずは皆でウォームアップをしてからサブミッションスタート。






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いま中国が熱い!! Part.5

今回はその他の試合の紹介をしたいと思います。

面白い選手として、青帯74kg以下の代表、アトスフィリピン所属 ラルフ・ゴーからの刺客 サントス・ジュニア選手がいました。



アトス系のくねくねガードで相手を翻弄しながら、ここ一番ではガッチリ三角で一本も取れる、これからが楽しみな選手です。




ラルフも一押しで、来年の日本の大会には出場させようと考えているそうです。




地元上海出身、アラバンカ柔術所属のミャオ・ジン選手。
もと柔道選手の経験を生かし、隙なくプレッシャーをかけての腕十字で連続一本勝ちして優勝。
女子青での代表権を獲得。
当日は大会進行を手伝いながらの参加でしたが、試合時には集中して結果を出せるのだから、まさに立派の一言。



ミャオの試合後のコメント
「まず各試合の感想ですが毎回の試合の感覚は同じです。自分の能力をすべてその試合に使います。勝つか負けるかは考えません。本戦への抱負ですがもちろん優勝を得ることを望みますが、そのためには望む結果が出るように練習に励まなければなりません。良い成績を収めるために目的を持って練習に取り組みます。毎日の練習量は多いですが、アブダビの大会で上位に入るためにはさらに強化した練習でないと好成績はおさめられないと思っています。(日本をどう思う?)日本はとてもいいところです。私の山田重孝先生も大変良い先生です。私は日本で素晴らしい訓練を受けて、私の柔術は大変進歩しました。私は大変感謝しております。彼がいなければ現在の私もありません。私はさらに柔術を楽しんで学びます。」




惜しくもミャオに負け、アブダビ行きを逃した九龍柔術所属のアキ選手。
九龍代表の北氏をサラッとかわす日本語など四ヶ国語をあやつる語学力を生かし、来年からはブルテリアショップで働くそうです。
ダイエットして、DEEP Xのラウンドガールも狙っていますので、皆さんも応援してあげて下さい。
大会スタッフに名を連ねるコパ・デ・マカオをしっかりと宣伝!




女子表彰台。
優勝  ミャオ・ジン(アラバンカ柔術)
準優勝 アキ・ユー・インチャウ(九龍柔術)




チャイナオープン黒帯 無差別級
ブルードラゴン所属 キム・ジンチル(ブルードラゴン)
vs
荒牧 誠(香港柔術)




引き込んだ荒牧をがっちり抑えようとキムがプレッシャーをかける。
開始1分、荒牧がスイープに成功。




そのままパスを狙っていくがキムも足を抜かせない。
再度、荒牧が引き込みからの攻撃でアドバンをとり、2分半過ぎにスイープで2点追加。
さらに大きくバランスを崩したキムから怒涛のパスで3点。




ここでキムが試合放棄をアピール。
荒牧がチャイナオープンを制する。




荒牧選手の試合後のコメント
「キム選手にはしっかりと脇を差されてしまい、速い動きと、上からの圧力に手こずりました。パスを仕掛けたときに僕の膝がわき腹に当たり負傷したそうです。
現在、Vパフォーマンスの選手たちカポラル、クイントンとよく練習をしています。カポラルは技術が巧く、そのうえ速く動け、いざという時には力強さも出せる一流の黒帯です。今日は、彼とどう戦うかだけを考えて(上海に)来ました。結果としてアブダビは銀でしたが、普段の練習のおかげでチャイナでは優勝し、2つのメダルを手に入れられて良かったです。
本日の大会についてですが、2つの異なったルールの大会を同時進行するのは、選手側から見ると混乱しやすいと思います。ぜひ香港での開催も考えて欲しいです。もちろん、その時には色々とお手伝いさせてもらいます。」
荒牧選手は練習に私生活に充実されてます。
今年はご結婚もされたそうです。
おめでとうございます!!




総評・ルルディレクターのシドのコメント
「この大会は柔術が中国へと踏み出すための貴重な第一歩と感じています。この大会を主催したWJAJCの関係者、参加した選手の皆さんに心からの賛辞を贈りたい。今日の選手たちや、試合の運営を、私なりに分析してみますと、2年後には中国は世界的な競技レベルに達すると思っています。中国がもつ未来への可能性を表した、とても素晴らしい大会であったと思います。」




北圭介氏(九龍柔術)のコメント 
「初めて上海で国際大会を開くにあたり、主催者さんは大変苦労されたと思います。本当にお疲れさまでした。
ただ今回は慣れない中の大会で、私もレフリーとしてお手伝いさせて頂いていたのですが次回に向けて改善の余地もありました。
全体的にはテレビ中継も入り、とても豪華で良い大会でした。中国の連盟は中国政府公認ですので、次回からは問題点も必ず改善されると思っております。
これからもサポートの程、宜しくお願いします。

今大会ではレフリーとして大活躍された北氏は香港・マカオの大会プロモーターでもあります。
1月8日にマカオの高級リゾートホテルで開催されるコパ・デ・マカオにぜひ出場して下さい!とのことです。




瀧澤恵介の試合後のコメント
「初めての中国での国際大会の開催という事で運営面ではスタッフの方々も戸惑っている点が有ったように見えましたが、終わってみればWJAJCの山田会長のリーダーシップの元、たくさんの名勝負を見られた素晴らしい大会であったと思います。参加者はタイ、香港・マカオ・フィリピン、韓国、日本、中国とアジア各地から100人ぐらいが参加していたでしょうか。私の所属する九龍柔術(Kowloon BJJ)は香港では最も古い柔術ジムになるのですが、今回の中国アブダビプロ中国予選では老舗の意地として優勝を全て独占する心意気でチームのメンバーと参加しました。結果として、私のチームは黒茶3位、紫2位、青2位、女子白青2位と、どの階級も惜しいところでチケット取得には至らず、悔しい反面、私にとってもメンバーにとっても次の挑戦意欲をかきたてる良い経験となりました。

 私個人の結果としては、茶黒混合のカテゴリにエントリーし、階級別は2回勝って優勝。そして各階級の優勝者だけが参加できる無差別の準決勝ではホドリコカポラルとの対戦になりました。彼は今年のヨーロッパ選手権黒帯レービ優勝、アブダビプロ・ブラジル予選で3位と、ノリに乗っているATOSの新鋭。彼が一回でもミスをして極める事が出来れば大金星、美味しいなと試合に臨みました。ただ、結果としてはスイープされ、パスされ、その後守られ0-5で敗北。彼が一度でもミスをするチャンスを狙っておりましたが、流石にそのチャンスはくれませんでした。

 青、紫でも非常にレベルの高い試合も見られ、中国での格闘技、柔術熱は間違いなく今後伸びていくと確信出来ました。来年、また強いチームを作り乗り込みたいと思います」




今大会入賞者&大会スタッフたち。



最後に大会委員長を務めた山田重孝・WJAJC理事長のコメントで今レポートを締めくくりたいと思います。


「中国発の冠大会、中国の柔術が出発いたしました。

まず、大会会場でお礼をいえなかったのでこの場をお借りして、12月の寒い時期に参加をしてくれた中国本土に住んでいる選手の方、海外から遠征してくれた選手の方、がんばって手伝ってくれたスタッフ、試合を裁いてくれた審判陣の皆様、皆さんのご協力、本当にありがとうございます。

今回の大会は中国政府の許可を取り、政府公認の正式な大会であります。

冠を頂きましたアブダビ首長国のシェイクに感謝します。

中国はこれからアブダビルール主導で進んでいくつもりです。

大会前日のルール講習会ではWJAJCの国際ルール委員長でもあるUAE柔術協会のシド氏に実技指導していただきました。

講習を受けた方々はアブダビより正式な認定書が発行される運びとなっております。

私は中国柔術のレフリーを育てるために、この度アブダビに要請をし、これが現実いたしました。

中国とアブダビ、柔術の世界ではより親密な関係でありたいと願います。

この度の大会には色々な見方があると思いますが、全てそれも試練として受け止めて中国はこの試練を乗り越えて行きます。

これからの中国WJAJCの柔術を皆さんよろしくお願い致します。」

全5回に渡って紹介した「いま中国が熱い!!」、いかがだったでしょうか?!

また機会がありましたらレポートさせて頂きたいと思います。

ではまたの機会まで、Ate proximo!







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2010年12月27日

いま中国が熱い!! Part.4

アブダビのチケットを賭けて、3階級の優勝者がぶつかり合う無差別級の試合レポートです。



まずは安定した強さを見せる74kgのカポラルと、優勝候補・ダニエルからの一本で勢いある83kgの瀧澤の顔合わせ。



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ドゥマウ・ジャパンオープン2010:黒帯の結果

12/26(日)、埼玉県上尾市の埼玉武道館で開催されたドゥマウ主催「ドゥマウ・ジャパンオープン2010」の黒帯の結果です。



<アダルト黒帯レーヴィ級>
優勝  ヘナート・シウバ(INFIGHT JAPAN)




<アダルト黒帯メイオペサード級>
優勝  ジョン・バチスタ吉村(JAWS柔術)




<アダルト黒帯アブソルート級>
優勝  レアンドロ・ヤマシタ(JAWS柔術)
準優勝 ジョン・バチスタ吉村(JAWS柔術)




<マスター黒帯レーヴィ級>
優勝  廣瀬貴行(パラエストラ葛西)
準優勝 ヨースキ・ストー(グレイシーバッハ愛知)




<マスター黒帯メジオ級>
優勝  白井秀幸(AXIS一宮)




<マスター黒帯スペルペサード級>
優勝  クリスチアーノ・カリオカ(カリオカ Japan Team)




<マスター黒帯アブソルート級>
優勝  クリスチアーノ上西(AXIS一宮)
準優勝 クリスチアーノ・カリオカ(カリオカ Japan Team)
3位  エヴァルド・サントス(Damm Fight Japan)、ヨースキ・ストー(グレイシーバッハ愛知)



★主催者発表の公式結果はコチラから!




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2010年12月26日

いま中国が熱い!! Part.3


黒帯83kg以下
ウー・ター・リー(CHILE BJJ)
vs
瀧澤 恵介(九龍柔術)
瀧澤は引き込みから積極的にスイープを仕掛け、2ポイント先制。



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いま中国が熱い!! Part.2

それでは、主な試合のレポです。


黒帯74kg以下
第1試合
クイントン・アレンサ(Versusパフォーマンス)
vs
荒牧 誠(香港柔術)
まずは引き込んだ荒牧に対し、クイントンは胸を合わせてアドバンを取る。
荒牧は距離を作り、クイントンが立ち上がる時に潜りからバックへの動きを見せる。



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2010年12月25日

いま中国が熱い!! Part.1

Ola! Amigo!

はじめまして!

自分は柔術魂などでライターをやらせて頂いておりますダリオ小林です。

今回、ブラジルブログの橋本さんが、どうしても都合がつかないとのことで、アブダビ柔術チャイナトライアルならびにチャイナオープンの取材依頼を頂きました。

そこで、おそれ多くも橋本さんの名代で行って参りました、上海へ…。

第1日目、まず予定どおりに空港に到着したものの、荷物がなかなか出てこない…。

結局、予定より1時間ほど遅れて、ようやく午前零時に外へ。

外では、鮮やかな緑と黄色のブラジル国旗をはためかせアラバンカ柔術の落合氏が出迎えてくれました。

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ADCC韓国大会・総括!

12/12(日)、韓国のアンサンで開催されたADCC KOREA主催「ADCC KOREA TRIAL」の試合画像とADCCアジア代表の浜島邦明氏の大会総括が届いたので紹介したいと思います。

今大会は韓国で初めてADCCのオフィシャル大会、及びADCCルールの試合が行われ大きな注目を集めました。

この大会の優勝者は2/27(日)に光が丘ドームで開催されるADCCアジア予選に出場する権利を得ます。

今後はアジア各地でこのような予選が開催される見込みとのことでADCCの予選が日本のみならずアジア全域で開催されるのはそう遠くない将来に実現することでしょう!


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2010年12月24日

『Fight&Life』最新号、発売中!


12/22(水)に発売された『Fight&Life』最新号が好評発売中です。

『Fight&Life』にはレギュラーで自分も寄稿させて頂いてますが、今号でもいくつかのページを担当しています。

まずはファブリシオ・ヴェウドゥムの考案した「プログレッシブガード」のテクニック紹介。

このガードはMMA対応の新ガードで誌面ではノーギで紹介していますが、もちろん柔術でも活用可能なテクニックです。

自分もこの取材をしてからギでプログレッシブガードを試していますが、なかなかいい感じで技がかかっています。

相手が知らないテクニックを仕掛けると最初は面白いようにかかるからいいですねー!

何をやられてるのか、これからどうなるかわからないまま気づいたらやられてる、みたいな!

ぜひこのページで紹介されているプログレッシブガードをいち早く試してみてください!



ヴェウドゥム考案のプログレッシブガード!
ヴァルキリーチャンピオン、V一選手と実演です!





他にはヒクソン杯、東京国際、タイオープンの3大国際大会の総まとめを3ページでレビュー。

日本で開催された2大会のみならずタイで開催されたタイオープンも無理やり盛り込みました。

最近の誌面はこういった大会レポートは少なくなってるのですが、柔術に興味がない人の目にも触れる機会がある格闘技雑誌に大会レポが載るというのはとても意味あることだと思っています。

他競技の人にも誌面を通じて「柔術ってこんなもんなんだ」と少しでも興味を持ってもらえるかもしれないですからね。

自分が担当したページの他にも香港でアカデミー運営をしている荒牧誠選手の香港事情も掲載されています。

こちらも興味深いページになってるので、ぜひご一読を!

『Fight&Life』最新号は全国の書店、格闘技ショップで好評発売中です!



『Fight&Life』最新号
880円!
購入はコチラから!





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2010年12月23日

ADCC関東大会公式結果


12/19(日)、中央区総合スポーツセンター柔道場で開催されたADCC JAPAN主催「ADCC JAPAN関東選手権大会」「ADCC JAPAN関東柔術オープントーナメント」の公式結果です。

★ADCC部門
アダルトエキスパート66kg未満級
優勝 八隅 孝平 Yasumi Kohei (ロータス パラエストラ世田谷)
準優勝 江尻 慎司 Ejiri Shinji (AACC)
第三位 平尾 悠人 Hirao Yuto (XーTREME柔術アカデミー)
第三位 竹内 稔 Takeuchi Minoru (パラエストラ東京)

アダルトエキスパート77kg未満級
優勝 山田 哲也 Yamada Tetsuya (しんわトータルコンバット)

マスタービギナー77kg未満級
優勝 菅野 龍 Kanno Ryu (パラエストラ東京)

アダルトビギナー88kg未満級
優勝 加藤 丈晴 Kato Takeharu (GRABAKA柔術クラブ)

アダルトアドバンス66kg未満級
優勝 野阪 駿平 Nosaka Shunpei (ロータス パラエストラ世田谷)

アダルトアドバンス72kg未満級
優勝 山下 優一郎 Yamashita Yuichiro (HIRO BJJ)

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2010年12月22日

本日20時~『週刊UST格闘技・大忘年会特番』柔術プリーストも(一応)参加!


毎月1回、初台にあるUSTREAMスタジオ"HISCO-TOKYO-STUDIO"から生配信している「橋本欽也の柔術プリースト」。

この柔術プリーストは毎週水曜21~22時に配信されている『週刊UST格闘技』の中の1番組なのです。

その『週刊UST格闘技』の年内最終配信が本日、12/22(水)に行われますが、これは『週刊UST格闘技◇大忘年会特番!』と題して20~22時の2時間枠の拡大版で放送予定。

一応、我が柔術プリーストもその枠に加えて頂き、自分も参加予定です。

他には「格闘秘宝館出張版」「アートジャンキーのちゃんとしNight!」「女子総合格闘技ジュエルス”オトメの宝石箱”」の4番組が一堂に集まる年末スペシャル特番!

まあ簡単に言えば「笑っていいとも!」の各曜日のレギュラーが全員集まって何かやる特番的な感じでしょうか?!

内容はまったく未定で自分自身も何をやるのかわからない状態ではありますが、とりあえず参加だけは決まってるというボンヤリ具合。

なにやら今回はスタジオを飛び出して居酒屋的なとこで飲み食いしながら生配信!と柔術プリーストのセカンド・シーズンのテスト版とも言えなくはないかも。

でも今のところ柔術プリーストから参加するのは自分のみという塩加減。

MCのセラチェン春山は本業の年末進行で参加不可、アシスタントの湯浅麗歌子選手は某忘年会に参加で不参加濃厚。

なんかメインの自分だけヒマこいてるみたいでしょっぱいんですが、自分の参加だけは確定です。

他番組の方々とはほぼ初対面でアウェー感ありありなんですが、なんとか頑張ってきたいと思いますので、ぜひチェックお願いします!


★番組詳細はコチラから!

★番組配信ページはコチラから!





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2010年12月21日

12/26、ドゥマウ・ジャパンカップ、エントリーリスト公開!


12/26(日)、埼玉県上尾市の埼玉武道館で開催されるドゥマウの年度最終戦、ドゥマウ・ジャパンカップのエントリーリストが公開されています。

コチラから!

今大会は来年3月にLAで開催されるパン選手権に出場する際の無料航空券の争奪リーグの対象大会となっており、それを狙ってか多くの黒帯選手がエントリーしています。

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2010年12月20日

アブダビワールドプロ2011:中国予選の主な結果


12/18(土)、中国の上海で開催されたアブダビワールドプロ2011の中国予選の主な結果です。

茶・黒帯アブソルート優勝
ホドリゴ・カポラル(VERSUS PERFORMANCE)

紫帯アブソルート優勝
クリストファー・クイン(チャイナ・トップチーム)

白&青帯アブソルート・74kg以上優勝
マーク・トンプソン(上海BJJ)

白&青帯アブソルート・74kg以下優勝
ガリダザリー・サントス(ATOS)

女子・白&青帯アブソルート優勝
ミャオ・ジン(アラバンカ柔術アカデミー)


以上の選手が2011年4月にアブダビで開催されるワールドプロ本戦に出場します。

日本予選は3/13(日)に川崎とどろきアリーナで開催されます。

なんと日本予選での茶・黒帯合同トーナメントの無差別級優勝者には賞金4000ドル、準優勝者には1000ドルが贈られます!

★日本予選の大会詳細はコチラから!




★アブダビワールドプロ2011中国予選の詳細はBJJ-ASIAへ。




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サンタキモノ、製作工程公開!


昨日のブログで紹介したJEWELSでの湯浅選手のグラップリングマッチの入場時のコスチューム、サンタバージョンのギ。

あれは自分がスプレーでペイントしたカスタムです。

今日はその製作工程を大公開(ってほど大袈裟なもんじゃないですけど)しちゃいたいと思います!



サンタキモノの元ネタはコレ。
コブリンヤからのクリスマスメールだったかケイコのニュースメールだったかに添付されてたコブリンヤのサンタコスプレの画像。
これを見ていつか作りたい!と密かに思ってたのです。




ベースにしたのはイサミのJJ-300。
このギはパッチや刺繍が一切無い超シンプルなギなので今回のカスタム製作にはうってつけでした。




ギの襟、袖、スソ部分をマスキングテープで覆ってからテープで補強。
マスキングした箇所が白く残す部分です。




スプレー塗装はラッカー系塗料を使いました。
スプレーは換気が大事なので屋外で作業です。




あとはひたすらスプレー!
表と裏の両面を赤くするのは想像以上に大変でした。
大サイズのスプレー缶を2本、使いきってやっと完成!




襟、スソ部分のマスキングテープを剥がす前の状態。




テープを剥がすとこんな感じ。
キレイに白の部分が残ってちゃんとサンタっぽいギになりました!




ギ・パンツは既製品の赤のギのものを着用して完成!



このサンタキモノ、マスキングさえしっかりやれば誰でも簡単に作ることができるでしょう。

大変なのは全面を赤くスプレーするとこだけで、それ以外はそれほど手間がかかることはなかったです。

作業時間も2時間足らずでできたので、クリスマスに向けて製作してはいかがでしょうか?!

製作費用:白のギ(時価)、赤のスプレー(1500円×2本)、マスキングテープ(500円)、補強用テープ(200円)、他にスプレーカバー用の段ボールor新聞紙など。




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2010年12月19日

グラップリングマッチ:湯浅麗歌子vs上遠野真由美

12/17(金)、東京・後楽園ホールで開催された女子総合格闘技ジュエルスのオープニングマッチで湯浅麗歌子選手(ポゴナ・クラブジム)のグラップリングマッチが組まれました。

対戦相手は上遠野真由美選手(いわきK-3)です。

上遠野選手は11/28に開催された全日本NO-GIオープントーナメントで女子アダルト・アドバンス・プルーマ級で優勝している選手で湯浅選手と同門の高見明子選手にも勝利しています。



湯浅選手はクリスマス1週間前ということでサンタバージョンの
キモノ着用で入場です。




最近は柔術の試合が続いていた湯浅選手。
グラップリングの試合は2月のDEEP Xでのvs塩田さやか戦以来です。




試合開始直後、組み付いてすぐさまテイクダウンに成功。




プロの試合らしく跳び十字などを仕掛けて積極的に攻めていきます。




跳び十字は凌がれますが終始、試合を優位に進めていきました。




一本狙いで攻めていくものの、なかなか極めるまでには至らず。




試合終了直前、自ら下になり三角絞めを狙うも極めきれないままタイムアップ。




判定3-0で湯浅選手が勝利も本人は極めて勝てなかったのでやや不満が残ったようです。
上遠野選手も湯浅選手の関節技をことごとく凌ぎきって高いディフェンス能力を感じさせました。
急なオファーだったにも関わらず健闘したと言っていいでしょう。






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2010年12月18日

高谷コラム:「柔術」を考える 其の弐

恒例の高谷コラム、前回の『「柔術」を考える』の続編です。

★『「柔術」を考える』その1はコチラから!

全柔術家、必見のコラムシリーズの第2弾、ぜひご一読を!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

「柔術」最古の流派として前回ふれた「竹内流」。

が、当時は「小具足」「和(やわら)」といった呼称が一般的であったようだ。

「柔術」と広く呼ばれるようになったのは17世紀半ばに登場した「関口流」からであったと言われる。

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2010年12月17日

関根“シュレック”秀樹Tシャツ、絶賛発売中!


先日開催されたDEEP 51で激勝し大きな話題となった関根“シュレック”秀樹選手のTシャツが絶賛発売中です。

★DEEP 51での試合の様子はコチラから!

このTシャツは多方面で活躍中のイラストレーター・中川画伯のイラストが大きくあしらわれておりアメコミ風のデザインが好評です。

DEEP 51の試合会場で先行販売され売れ行きも好調でした。

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ADCC KOREAが大会を開催!


12/12(日)、韓国のアンサンにてADCC KOREA初の主催大会「ADCC KOREA TRIAL」が開催され、大会は大成功を収めたようです。

この大会レポートは近日中にここで紹介できることと思います。

またその大会後にADCC KOREA代表のイー・ジョンウからADCC ASIA代表の浜島邦明氏に感謝状が贈られました。

以下はイー・ジョンウのコメントです。

「ADCC KOREAは韓国にある柔術団体の融合と柔術だけではなく、レスリングと柔道の他の種目の選手も参加できる大会にしたいと思います。

現在、ADCC韓国大会の優勝者は日本で開催されるADCCアジアトライアルに出場してそれに優勝してから世界大会に出る形ですが、今後ADCC KOREAは大会の運営と選手たちの成績によって世界本部が認めるぐらい実力を上げて世界大会に直接、参戦できる枠を獲得するのが第一の目標です。

来年、2月27日に開かれるアジアトライアルに自ら選手たちを日本に連れて行き、ADCCアジアの業務を手伝いながら、色々学びたいと思います。」


ADCC KOREA代表のイー・ジョンウの大会レポートをお楽しみに!




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2010年12月16日

「橋本欽也の柔術プリースト」Vol.7、アーカイブ公開中!


昨夜、生配信した「橋本欽也の柔術プリースト」Vol.7のアーカイブが公開中です!

今回は諸事情によりいつもより1時間早い生配信だったので見逃した方も多かったのではないでしょうか?!

前回のアーカイブはヒクソン杯効果で1500回以上の視聴者数を記録したので視聴者は柔術映像を欲してる!と勝手に解釈して今回も試合映像をテンコ盛りでお届けしました!

ヒクソン杯の翌週に開催された東京国際での試合映像を大公開!

番組アシスタントの湯浅麗歌子選手の青帯ラストマッチに植松直哉vs中村大輔の1勝1敗で迎えた3度目の決着戦、そして目玉は“修斗のカリスマ”佐藤ルミナの柔術デビュー戦!

どの試合も本邦初公開のレア映像ばかりです!

ぜひチェックしてみて下さい。

番組後半は2010年の3大ニュースを語ってます。

その内容は見てのお楽しみということで!

なんと配信7回目にして最終回の柔術プリースト!

これで終わりと思いきや来月も特別編をやるかも?!(あくまでも予定)

つーことで生配信を見逃した方はアーカイブを見てみて下さい!




週刊UST格闘技
「橋本欽也の柔術プリースト」
★Vol.7、アーカイブはコチラから!

<タイムスケジュール>
0:00:00 オープニングトーク
0:07:30 東京国際・黒帯レビュー
0:16:50 東京国際・湯浅麗歌子選手の試合映像
0:25:40 東京国際・植松直哉vs中村大輔戦の試合映像
0:31:25 東京国際・佐藤ルミナ選手の試合映像
0:51:30 橋本&湯浅・3大ニュース
1:08:45 アイドリング!!!最新ニュース
1:14:00 今後の予定
1:23:05 終了


過去の配信のアーカイブは以下のリンクから見れます。

#01はコチラから!
#02はコチラから!
#03はコチラから!
#04はコチラから!
#05はコチラから!
#06はコチラから!


★番組詳細はコチラから!









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2010年12月15日

「橋本欽也の柔術プリースト」Vol.7、今夜20時から生配信!

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アッ!という間に一ヶ月、今月ももう柔術プリーストの生配信DAYです!

今夜は諸事情によりいつもより1時間早い20時からの生配信になっていますのでご注意を。

内容は先月末に開催されたBJJFJ主催の東京国際の試合映像を大公開!

話題をさらった佐藤ルミナ選手の柔術デビュー戦や植松直哉vs中村大輔の階級別&アブソの2連戦、青帯ラストマッチを2階級制覇で飾った湯浅麗歌子選手の試合映像などを配信予定です。

他にも1時間まるごと柔術ニュース盛り沢山でお送りします。

今回で最後?!との噂の柔術プリースト、2010年最後の生配信、お見逃しなく!



週刊UST格闘技
「橋本欽也の柔術プリースト」
vol.7
12月15日(水)20:00-21:00まで
※予定・延長の場合あり

過去の配信のアーカイブは以下のリンクから見れます。

#01はコチラから!
#02はコチラから!
#03はコチラから!
#04はコチラから!
#05はコチラから!
#06はコチラから!


★番組詳細はコチラから!






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2010年12月14日

埼玉柔術オープン2011、来年2月に開催!


今年初開催されて大成功を収めた埼玉オープンが来年も開催されます。

日時は来年の2/6(日)、場所は今年と同じく埼玉県上尾市の埼玉武道館です。

埼玉オープンは年に一度、埼玉県で開催されており黒帯の無差別級の優勝者に賞金が出されているのが特徴で今年の王者であるヘナート・シウバ(INFIGHT JAPAN)は優勝賞金2万5千円を獲得しています。



埼玉オープン2010の黒帯アブソ王者、ヘナート・シウバ(INFIGHT JAPAN)

★埼玉オープン2010の大会の様子はコチラから!

また賞金に加え、多くの協賛スポンサーより国内外の有名ブランドの柔術衣も贈呈されます。

そして白・青・紫・茶帯の無差別級優勝者にはプロテインシェイクやサプリメントなど多くの豪華賞品が進呈されるとのことです。

今大会は日系ブラジリアンが主宰するアカデミーのTENSAI JIU-JITSU ACADEMYとINFIGHT JAPANが合同開催になります。

主催者側からのメッセージとして

「日本全国の各道場・団体をはじめ、選手のみなさま方と共に、これからのブラジリアン柔術界をさらに大きく盛り上げるべく、関係者一同、引き続き、精進・努力して参る所存です。今後とも、どうぞ御引き立て賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。」

と、熱いコメントが寄せられています。

賞品は各カテゴリーの優勝・準優勝・3位にメダルが贈られます。

アダルト黒帯のアブソルートは前述した通り賞金トーナメントで優勝者に賞金5万円と有名ブランドの柔術衣が贈呈されます。

ただしエントリーが8人以下の場合は賞金が半額になるので注意。



大会メダルのデザイン。
ブラジル製の豪華メダルが入賞者に贈られる。



シニアクラスにおける帯色別・優勝者にマッサージ店のルナ・ラテュ社より救急箱(各1個)が贈呈されます。

他にも青~茶帯まですべてのカテゴリーのアブソ優勝者に柔術衣が贈呈されるという太っ腹な大会となっています。

参加費は申し込み時期によって違うので注意!

◆参加費: 1月14日必着
男子カテゴリ: 4000円
カテゴリー+アブソルート: 6000円
アブソルートのみ: 4000円
女子: 3000円
ジュベニュウ以下・子供: 3000円

◆参加費: 1月28日必着
男子カテゴリ: 5000円
カテゴリー+アブソルート: 7000円
アブソルートのみ: 5000円
女子: 4000円
ジュベニュウ以下・子供: 4000円


出場申込みは出場申込用紙を同封した現金書留のみでの受付となります。

送付先は以下の通り。

〒332ー0012
埼玉県川口市本町1ー7ー6
新和マンション 402号
MARCIO REIS

★その他、大会詳細はコチラから!




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2010年12月13日

グレイシーマガジン#165 レビューby新明佑介


トライフォース柔術アカデミー・マネージャーの新明(しんみょう)です!

またまたグレイシーマガジンのレビューを担当させていただくことになりました。

最近、読者が急増中のようですね。レビュアー冥利に尽きます!

内容の紹介の前に表紙の人物に触れましょう!

「サイボーグ」のニックネームで有名なホベルト"サイボーグ"アヴェルーです。

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2010年12月12日

DEEP 51:シュレック関根、総合でTKO勝利!


柔術で活躍中の関根“シュレック”秀樹選手(ブルテリア・ボンサイ)が総合の試合で見事にTKO勝利を果たしました!

この試合は12/11(土)、ディファ有明で開催されたDEEP 51で行われました。

シュレック関根選手はDEEP浜松大会ですでに総合デビューを果たしていますが首都圏ではこれが総合初試合です。

柔術ではいまだ負けなしの快進撃を続けているシュレック関根選手ですが総合となると何が起こるかわかりません。

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