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2016年11月

2016年11月30日

【Review Wednesday】ジョセフ・カピッツィ「THE CAPIZZI LOCK」

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みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。
今回は久しぶりの「Review Wednesday」、Digitsuからリリースされたジョセフ・カピッツィによるノーギテクニックの教則DVD「THE CAPIZZI LOCK: SUBMISSION GEOMETRY」を取り上げたいと思います。

このジョセフは、NYのスタテンアイランドにあるNYC BJJのインストラクターを務めるヘンゾの黒帯(現在2段)で、過去にはギロチンの教則DVD(Mastering the Guillotine)をリリースしている“BJJサイエンティスト”。

本作のタイトルであるCAPIZZI LOCKは、スマッシュパスやクルシフィックス、キムラトラップやベリンボロなど、柔術やノーギでよく見られるポジションにおけるカウンターやアタックを体系化したもので、上のようなポジション下での自分と相手の腕・足の関係性をうまく利用することで、より強力やキムラやカーフスライサー等のサブミッションを可能にするといいます。

ジャケット裏の説明文を読むと「CAPIZZI LOCK PROJECTはクリエイティビティの隠された扉を開く」「ファイトにおけるエゴや雑念を取り除く」「人間としてのあなたのポテンシャルを理解しよう」(すべて直訳)と書かれていますが、このテキストではいまいちピンとこないため、百聞は一見に如かずとDVDを再生してみると、「CAPIZZI LOCK」のコンセプト説明から始まり、クロスボディからキムラ的なセットアップで肩関節や二頭筋を極めるサブミッションやクルシフィックスポジションからのトライセップスライサー、ノーギで見られる機会の多いアンダーフックスマッシュパスへのカウンターのカーフスライサーやトーホールド、ベリンボロからのカーフスライサーなどが続きます。

中盤はクルシフィックスポジションのポイントやそこからのギロチン、三角、オモプラッタ、サイドから胸のプレッシャーによるタップも奪える固め技(Cross Body Crush)、そして後半はハーフボトムからキムラグリップを取られた際のディフェンスや、カウンターのキムラのバリエーションなども収録。

キムラグリップを応用したサブミッションが多く、いつのまにかキムラ好きになっていた自分としては興味深い内容なのですが、Digitsuおなじみの流暢な英語解説と自分の技術レベルの低さが災いし、紹介されているテクニックの手順は理解できるものの、肝心の「CAPIZZI LOCK」のコンセプトがいったいどんなものかしっくりこないまま終了してしまいました……。

帯色によっては試合で禁止されているテクニックもあり、中上級者向けの内容といった印象ですが、各テクニックやその背景にあるコンセプトの解説はしっかり時間を取られていますし、ジアニ・グリッポも「グレートプロダクトだ!」と太鼓判を押しているので、英語が得意な方にぜひ感想を伺いたいところです!


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【近日入荷予定】
ジョセフ・カピッツィ
『THE CAPIZZI LOCK: SUBMISSION GEOMETRY』



【今日が誕生日の柔術家】アリソン・トレンボリー(26)



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2016年11月29日

【レポ】グレイシーサウスベイ「退役軍人の日」セミナーby飯嶋貴幸

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サンディエゴのビクトリーMMAでMMA&柔術修行中の飯嶋貴幸による滞在日記の特別篇、今回はグレイシーサウスベイで行われたベテランズデイ、退役軍人の日セミナーです。

このセミナーはSJJIFワールドの大会初日の11/12(土)にサンディエゴのグレイシーサウスベイでチャリティーイベントとして行われました。

そこに特派員として飯嶋くんが行きセミナーの様子をレポートしてくれています。

■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※

今日はサンタカタリーナ編の前に先日SJJIF が開催された時にグレイシーサウスベイで行われたセミナーレポートです。

この日、行われたセミナーの前日11月11日がVeterans Day【退役軍人の日】だった為、そこにスポットを当てたセミナーでした。多数の退役軍人の方がいました。

因みにこの退役軍人の日は祝日で各レストランなどでは軍関係者に向けた特別なサービスが提供されてます。

グレイシーサウスベイは言わずと知れたサンディエゴにある超有名ジムですね。

過去にはJiu Jitsu NERの「世界のタタミから」、そして現在発売中の「Fight & Life」にもグレイシーサウスベイとレティシア・ヒベイロのことが掲載されているので、それらもチェックして欲しいと思います。

今回のセミナーはグレイシーサウスベイのメインインストラクターのレティシア・ヒベイロとその旦那さんのファブリシオ・モランゴが指揮をとりたっぷり3時間も行われました。


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ファブリシオ・モランゴとレティシア・ヒベイロ



03
レティシアはいま発売中の「Fight & Life」誌にインタビュー&テクニックが3ページに渡って掲載されています。
要チェック!



セミナー内容はセルフディフェンスが中心に指導されていました。

主な内容は以下の通りです。

・手を掴まれた時の対処
・髪を引っ張られた時
・胴体を抑えられた時
・襲いかけられた時


などなどで、どれもクラヴマガなどのセルフディフェンスとは少し違い、柔術の要素がたっぷり入っていたのが興味深かったです。

自分自身、セルフディフェンスはほとんどやったことがないので、とても新鮮に感じました。

機会があればセルフディフェンスも身に着けたいな、とも感じた次第です。

参加者は30人以上で大盛況!

セミナーの後にはチャリティでアサイーなども振る舞われ、通常のセミナーとは違いアットホームなイベントでした。


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2016年11月28日

【動画】柔術プリースト試合動画先行公開

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日本唯一の柔術&グラップリング専門番組「橋本欽也の柔術プリースト」でYouTubeで国内外の試合動画を毎週配信しています。

ですが最近はほぼ毎週どこかしらで大会があり、そこで収録した試合の数々を配信するのが遅れ、配信するのは大会から1ヵ月後とかはザラになってしまっています。

せっかくいい試合を見て頂きたくても試合から配信まで長いタイムラグがあると鮮度が落ちてしまいもったいないと常々思っていました。

なので、11月に収録した3大会「SJJIFワールド」「ASJJFドゥマウジャパンオープン」「JLT WEEKDAY OPEN」から一本決着だった試合を中心に厳選し、柔術プリーストでの配信に先駆けて先行公開しました。

どの試合も短めでサクッと見れるものばかりなので、ぜひ見て頂きたいと思います。


【SJJIFワールド】

ノーギアダルト青帯ヘビー決勝戦
イゴール・タナベ(RUL BJJ)
vs
ツヌイ・サンドフォード(タヒチBJJ)
ギではジュブナイルにエントリーしていたイゴール、ノーギではアダルトにエントリーもほぼ秒殺の一本勝ちで優勝を果たす。




女子プレティーン灰色帯ライト3位決定戦
マジョリー・フランコ(RUL BJJ)
vs
ビリー・ベントレー(ワンJJ)
国内では無敵状態のマジョリーも世界では準決勝敗退で試合後に号泣。その直後に挑んだ3位決定戦では怒涛の攻めを見せた。




ノーギマスター白帯スーパーフェザー決勝戦
成田敏史(ミューズ柔術アカデミー)
vs
ウリセス・ゴンザレス(ランサンJJ)
柔術ではいいとこなしで2連敗だったライター成田、昼も夜もノーギが得意なだけにノーギでは見事な一本勝ちし大会後に青帯昇格した。



【ASJJFドゥマウジャパンオープン2016】

アダルト茶帯オープンクラス決勝戦
トーマス・ミツ(CARPE DIEM)
vs
エリック・フォート(ノヴァウニオン)
いま国内のトップ茶帯となったトーマスの圧倒的な秒殺マッチ。試合開始直後から極めるまでの怒涛の攻めは必見モノ。




アダルト紫帯オープンクラス決勝戦
リダ・ハイサム(CARPE DIEM)
vs
トシロー・アルセ(ヴァンガードBJJ)
CARPE DIEMに電撃移籍を果たしたハイサムは相変わらずの強さで大型選手同士の一戦はド迫力マッチに。




アダルト青帯オープンクラス決勝戦
鈴木真(CARPE DIEM)
vs
石井宏幸(高田馬場道場)
試合終了時は6-4で勝利した石井だがレフェリーミスが発覚し6-6となりサドンデスに突入したいわくつきの一戦。



【JLT WEEKDAY OPEN】

ノーギアダルトエキスパートミドル決勝戦
後藤悠司(一心柔術)
vs
ニール・チョウ(ムーブメントBJJ)
韓国からの刺客・ニールを迎え撃つ後藤のノーギマッチ。柔術では紫帯のニールと黒帯の後藤だがノーギではどうか。




ノーギアダルトエキスパートオープンクラス決勝戦
後藤悠司(一心柔術)
vs
ニール・チョウ(ムーブメントBJJ)
階級別に続き無差別でも対戦した両者。この無差別の試合では後藤が意外な技を繰り出して秒殺一本勝ちを飾っている。




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2016年11月27日

【レポ】BULLTERRIER OPEN 2016:紫帯ほか

アダルト紫帯には長期に渡るブラジル一時帰国から戻ったジエゴ・サトー(小川柔術)がグランドスラム東京に続き好調を維持。

一本勝ちこそなかったもののライト級で優勝しオープンクラスでも順調に勝ち上がり決勝戦進出を果たした。

ここでジエゴの快進撃に待ったをかけたのがルーカス・タカノ(ボンサイ)だ。

ルーカスもミドルで優勝しており、オープンクラス決勝はライト優勝のジエゴとミドル優勝のルーカスというチャンピオン対決に。

試合はお互いに一歩も譲らずに一進一退の攻防を展開するも試合終了30秒前までジエゴがP2-0でリードを守る。

だがここで執念のテイクダウンを決めたルーカスがポイントで並び勝敗はレフェリーの手に委ねられた。

緊迫した空気の中、手が挙げられたのはルーカス・タカノ。

最後の最後での大逆転勝利したルーカスがWゴールドでCマットの最終試合を締めくくった。


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一時帰国していたブラジルから日本に戻り、グランドスラム東京で優勝したジエゴ・サトー(小川柔術)。
今大会でもライト級の4人トーナメントを危なげなく優勝。



続きを読む

2016年11月26日

【レポ】BULLTERRIER OPEN 2016:茶帯ほか

ブルテルアオープンのアダルト茶帯はエントリーが少なくフェザーとライト、そしてオープンクラスの3階級のみの開催になった。

フェザーでは急成長を見せる"サラーダ"ことマーシオ・メデイロスが2試合を極めて優勝し、ライトからフェザーに落としてから調子を上げているようだ。

そしてライトとオープンクラスで優勝した後藤琢磨ははるばる仙台から遠征しての参戦で、相変わらず派手さはないものの着実にポイントを重ねて勝利いく姿は安定感ばっちり。

夏のコパブルテリアでは極めが冴え渡っていたが今大会では一本勝ちは3試合中1試合のみとやや精彩を欠いたがジョルジ・ヤノ、ヒロ・ヤマニハという強豪ブラジリアンからきっちりと勝利しているのは高評価に繋がるだろう。

またマスター黒帯ではライトを制したセリンゲロとミディアムヘビーを制したトラオンのImpacto Japan BJJがオープンクラスでクローズアウトを果たしている。


01
鬼気迫る表情でジョルジ・ヤノ(JAWS)を抑え込んだ後藤琢磨(仙台草柔会)。
パス&マウントのP7-0でライト級ワンマッチ決勝戦を制した。



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2016年11月25日

【柔術プリースト】#258:ASJJFドゥマウタイ&マスターオープン

01
日本唯一の柔術&グラップリング専門番組「橋本欽也の柔術プリースト」。

今回は豪華2本立て!

タイのバンコクで開催された「ASJJFドゥマウタイインターナショナル」と「マスターオープン」の2大会同時配信します。

配信試合は以下の通りです。


1008
10/8-9 タイ・バンコク / ラッタナダンディット大学体育館
『タイランドインターナショナルオープン2016』



女子ノーギ白帯ライト決勝戦
ティファニー・レングレット(プーケットトップチーム)vs
ルイザ・ロシターノ(タイガームエタイ) 1:33 アメリカーナ



03
ノーギマスター白帯ライトフェザー決勝戦
成田敏史(ミューズ柔術アカデミー)
vs
ジャクタン・タンジャン(RAW BJJ)



04
ノーギアダルト紫帯ライトフェザー決勝戦
清水雅路(フリー)
vs
シエラル・ラムドール(ARETE)



09
ノーギアダルト紫帯フェザー1回戦
河野理人(EMAC)
vs
アラン・ズボバンダ(レガシージム)



ノーギアダルト紫帯フェザー決勝戦
河野理人(EMAC)
vs
コムリッド・ハンベンジャポン(RAW BJJ)



01
ノーギ黒帯ミドル決勝戦
小谷尚孝(サイゴンBJJ)
vs
ヌーク・アッチャラーヌクッ(EMAC)



01
マスター白帯ライトフェザー1回戦
ショウエイ・マコト(ARETE)
vs
成田敏史(ミューズ柔術アカデミー)



07
シニア1紫帯フェザー決勝戦
スティーブン・ローデス(ARETE)
vs
小谷尚孝(サイゴンBJJ)



アダルト紫帯オープンクラス決勝戦
イタマール・モラニ(チェックマット)
vs
ヴィクトー・ドーフマン(プーケットトップチーム)



10
アダルト茶帯ミドル決勝戦
ヌーク・アッチャラーヌクッ(EMAC)
vs
ティエン・クルア・ショーティクン(バンコクファイトラブ)



11
アダルト黒帯フェザー決勝戦
モルガン・パーキンス(バンコクファイトラブ)
vs
ミシェル・タバレス(GFチーム)



12
アダルト黒帯オープンクラス決勝戦
シェイン・スズキ(ATOSフィリピン)
vs
アキル・アリ(ユナイテッドBJJカタール)



1016d
10/16(日)台東リバーサイドスポーツセンター
ASJJFドゥマウ『マスターオールジャパンオープン2016』




02
マスター茶帯フェザー1回戦
原口武一(和術慧舟會群馬)
vs
ブルーノ・イシイ(Impacto Japan BJJ)



03
マスター茶帯フェザー決勝戦
ブルーノ・イヤマモト(Impacto Japan BJJ)
vs
原口武一(和術慧舟會群馬)



マスター茶帯オープンクラス準決勝
クレイトン・マノエル(ダムファイトジャパン)
vs
ブルーノ・イヤマモト(Impacto Japan BJJ)



08
マスター茶帯オープンクラス決勝戦
新井亮介(パイシャオン)
vs
クレイトン・マノエル(ダムファイトジャパン)



05
シニア2黒帯オープンクラス決勝戦
アレクサンダー・サントス(グレイシージムジャパン)
vs
ヴァルテル・フランコ(Tree Rul BJJ)



03
マスター黒帯オープンクラス決勝戦
ヨースキ・ストー(Impacto Japan BJJ)
vs
南和良(パラエストラ東大阪)



02
BJJテクニックファイルは上谷田幸一の「サイドからの絞め」です。
ワールドマスター王者のテクニックは必見!



03
■#258はコチラから!




そして毎週更新の柔術&グラップリングニュース番組「BJJ-WAVE」、先週はお休みになりましたが、その分今週は2本まとめて配信中。

まずはLAで開催された「SJJIFワールドの感想座談会」、そしてレギュラーのBJJ-WAVEです。

「SJJIFワールドの感想座談会」はいつものように大会がどんな感じだったか、大会以外の部分のこぼれ話など。

そしてBJJ-WAVEの今回の主なトピックは以下の通りです。

「ブルテリアオープン」
「ASJJFドゥマウジャパンオープン」
「JLT WEEKDAY OPEN」各大会総括
VHTS新作キモノレビュー


などなどです。

動画版&音声版の2つのフォーマットで最新ニュースをざっくりと紹介してます。

ぜひご視聴を!


■「SJJIFワールドの感想座談会」、動画はコチラ、音声版はコチラ、「BJJ-WAVE」動画はコチラ、音声はコチラから!



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2016年11月24日

【レポ】BULLTERRIER OPEN 2016:アダルト黒帯

11/19(土)、静岡県浜松市の浜松武道館にてブルテリア主催「ブルテリアオープン2016」が開催された。

ブルテリアは夏のコパ・ブルテリアを関東で行い、冬は浜松でこのブルテルアオープンを定期開催している。

今大会は地元・浜松での開催ということで大会参加者の半数以上が日系ブラジリアンというローカル色の強い地方大会となっているが、参加者も総勢350人を超え大きな賑わいを見せていた。

試合ではアダルト黒帯でクレベル・コイケが階級別と無差別の全4試合を一本勝ちで極めてWゴールド。

最近はMMAに専念しているクレベルだが柔術では今年はまだ優勝がなく、やや元気がなかったがこの久しぶりの快勝で終始ご機嫌な様子だった。

そんなブルテルアオープン、まずはアダルト黒帯のトーナメントからレポートしていく。


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今年は夏にコパブルテリア、秋にグランドスラム東京に参戦したが、優勝を逃しているクレベル・コイケ(ボンサイ)。
今大会は地元開催で応援も多く気合いも充分。



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2016年11月23日

【レポ】SJJIFワールド2016参戦記 by 成田サトシ

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みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。

今回は「Review Wednesday」をお休みして、11/12-13にLAで行われたSJJIF Worldsの参戦記的なことを書きたいと思います。

「BJJ-WAVE」のほうでは事前に何度がお話ししていましたが、今回のSJJIF Worldsに僕は取材と大会参戦を兼ねて参加しました。代々木で開催しているJiu Jitsu Liga de TokioやDUMAUの海外大会で負けが続き、「地方大会で結果を出せてないやつが世界大会で結果を出せるはずはない!」とお墨付きをいただいてたわけですが、柔術のトーナメントは4人、ノーギのトーナメントは2人エントリーということもあり、ひょっとすればひょっとするんじゃ、と内心期待しながらの渡米です。


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本ブログ主宰でJiu Jitsu NERD編集長の橋本欽也さんとともに、大会3日前に現地入り。前夜の次期大統領選でトランプが勝利&カリフォルニア州の住民選挙で嗜好用大麻の合法化が決まったため、「マリファナの煙モクモクな中で反トランプデモが行われているのでは……」と勝手に期待してましたが、街中はいたって平穏。現地での移動手段であるUberに乗っても運転手はなぜかみんなトランプ支持派で、「ヒラリーはIdiot!」「あいつはLiar!!」とディスられまくっているのが印象的でした。


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宿泊していたモーテルの外観。1泊$80ぐらいの安宿で、ここに今回参戦した日本チームが5部屋で滞在。フランコ一家は1部屋に8人という凄まじい過密具合で宿泊してました。



2
日本のヴィレッジヴァンガードのような雑貨屋では、ヒラリー、トランプともに皮肉の効いたグッズが大量に投げ売りされる有様。



3
そして木曜日にはSJJIFのGeneral Assembly Meetingに記録係として参加。ここでは会長のジョアオ・シウバはじめ、ASJJF代表のエジソン・カゴハラさんや各地域の代表が集まり、2016年の振り返りや来年の目標、収支報告などが行われました。



4
ミーティング会場だったトーランスのホテルスタッフ。やっぱりラティーナはかわいいですね!



5
ラティーナに数秒恋をしたあとはミーティング会場を抜け出して、サンディエゴでMMA留学をしている飯嶋くんと合流し街中をパトロール。大会前日の金曜日には「さすがに一度も練習をしないのはマズイ」と思い立ち、クレバー・ルシアーノのアカデミーで欽也さん指導のもと、飯島くんに相手になってもらって身体を動かしました。



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そんなこんなで大会初日。会場はIBJJFのムンジアル会場として知られるロングビーチ・ピラミッドです。前回に引き続きマットは14面と大規模。マットはFUJI MATSで色もグレー×ブルー、表彰台まわりには各国の国旗があしらわれるなど、会場は同じでも演出はムンジアルとかなり異なります。



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大会は10時スタートでしたが、僕が出場するマスター白帯カテゴリーは18時に計量とかなりの時間があったため、試合まではマットサイドでいつも通りの撮影をしていました。いざ大会が始まると、おタバコ休憩はおろか、トイレにもなかなかいけないのがしんどいところです。


そして自分の試合。初日の柔術は初戦をパスられて3-0で惨敗。4人トーナメントだったため3位決定戦がありましたが、そちらも最後の最後でパスられて5-4で敗退とかなりの塩試合!

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一方、翌日のノーギは2人トーナメントという気楽さもあったのか、クローズドからキムラを極めることができ、一本勝利で金メダルをいただけました。


第一線で活躍する現役バリバリの選手にとって「世界」といえばIBJJFのムンジアル一択だと思いますが、週1〜2回の練習で満足している僕のような趣味柔術層にとっては別次元の話。8月にはIBJJFのワールドマスターが開催されていますが、バケーションシーズンで航空チケットもなかなか高くつきます。

一方、毎年秋に行われているこのSJJIF Worldsは、知名度やレベルの高さでいえばIBJJFにまだまだ及ばないものの、今年は50カ国近くから3000人余りが参加と年々規模も拡大しています。自分の実力を世界という舞台で試してみたい、いろんな国の選手が集まる大会にとりあえず参加してみたいと考えている方にとっては、こちらの大会も狙い目といえるかもしれません。

SJJIFならではの演出として、表彰台に上ると会場中に「レペゼンジャパァーーン!」とアナウンスされるのもなかなか経験できないことでしょうし、年中快適な気候のカリフォルニアですから11月でも観光は存分に楽しめます。

実際、自分は大会後にはティファナに直行。ブラジルのお茶であるシマハホンを入手すべく、ブラジル人コミュニティが多いというサンディエゴにも立ち寄り、ホドリゴ・メデイロスのアカデミーやStudio 540にもお邪魔しました。

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そんな感じで約1週間の滞在はあっという間に終わりましたが、帰国後にはサプライズが。まったりと帰国後初の練習に参加していたところ、恒例の写真撮影の際に青帯を巻いていただきました。予想外すぎて練習仲間のナルセさんの投げの受け身が取れず、左膝の痛みが現在もまったくひきません!

というわけでとっちらかった文章でしたが、35を過ぎたおっさんでもいっちょまえに世界大会に出場できたりと、つくづく柔術は人それぞれの楽しみ方ができるものだと実感しています。来年のSJJIF Worldsには多くの日本人選手が参加されることを期待しています!


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2016年11月22日

【結果】JLT WEEKDAY OPEN GI&NO-GI 2016

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11/22(火)、東京・代々木のミューズ音楽院ホールで開催された「JLT WEEKDAY OPEN GI&NO-GI 2016」の結果です。


【柔術】
01
アダルト青帯ライトフェザー
優 勝 鳥山瞬二郎(リバーサルジム川口REDIPS)
準優勝 利根川孝弘(パラエストラ吉祥寺)



02
アダルト青帯ライト
優 勝 小島健史(和術慧舟會AKZA)
準優勝 鈴木健太(一心柔術)



03
マスター青帯ミドル
優 勝 川崎聡士(ストライプル茨城)
準優勝 長谷川隆大(パラエストラ吉祥寺)



04
マスター白帯ライトフェザー
優 勝 Chan Ishizuka(秋本道場JungleJunction)
準優勝 的場淳一(ポゴナ・クラブジム)



マスター白帯ライト
優 勝 石川竜也(ねわざワールド小江戸)



05
マスター白帯ミドル
優 勝 吉田祐司(パラエストラTB)
準優勝 小倉健一(和術慧舟會HEARTS)



06
シニア白帯ルースター
優 勝 白須圭晃(デラヒーバジャパン)
準優勝 大久保直人(デラヒーバ ジャパン)
3 位 新倉敬二郎(RBアカデミー)



07
シニア白帯ライトフェザー
優 勝 岩間雅之(エクストリーム柔術アカデミー)
準優勝 松浦宏至(リバーサルジム川口リディプス)



08
シニア白帯フェザー
優 勝 足立正(Sora BJJ)
準優勝 ホン・ヒョンギ(パラエストラ小岩)
3 位 米田康穂(和術慧舟會HEARTS)



09
マスター青帯オープンクラスヘビー
優 勝 川崎聡士(ストライプル茨城)
準優勝 舘野桂(WIZARD BJJ)



10
マスター白帯オープンクラスライト
優 勝 Chan Ishizuka(秋本道場JungleJunction)
準優勝 石川竜也(ねわざワールド小江戸)



11
マスター白帯オープンクラスヘビー
優 勝 吉田祐司(パラエストラTB)



12
シニア白帯オープンクラスライト
優 勝 岩間雅之(エクストリーム柔術アカデミー)
準優勝 ホン・ヒョンギ(パラエストラ小岩)
3 位 米田康穂(和術慧舟會HEARTS)松浦宏至(リバーサルジム川口リディプス)



アダルト紫帯フェザー
優 勝 木村貴宏(AXIS横浜)



【NO-GI】
13
アダルトエキスパートミドル
優 勝 後藤悠司(一心柔術)
準優勝 Neal Cho(movement BJJ)



14
アダルトエキスパートオープンクラス
優 勝 後藤悠司(一心柔術)
準優勝 Neal Cho(movement BJJ)



15
マスタービギナーライトフェザー
優 勝 成田敏史(ミューズ柔術アカデミー)
準優勝 的場淳一(ポゴナ・クラブジム)



16
シニアビギナーフェザー
優 勝 足立正(Sora BJJ)
準優勝 平賀公次(和術慧舟会GODS)



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2016年11月21日

【結果】DUMAU JAPAN OPEN 2016:主な結果

1120d
11/20(日)、神奈川県平塚市の平塚総合体育館で開催されたASJJFドゥマウ主催『DUMAU JAPAN OPEN 2016』の主な結果です。


01
マスター黒帯オープンクラス
優 勝 ヨースキ・ストー(Impacto Japan BJJ)
準優勝 ファビオ・イワセ(ノヴァウニオン)
3 位 ハファエル・ギマラエス(RUL BJJ)



02
マスター黒帯ヘビー
優 勝 ヨースキ・ストー(Impacto Japan BJJ)
準優勝 ハファエル・ギマラエス(RUL BJJ)



03
シニア1黒帯フェザー
優 勝 藤井徹(RBアカデミー)
準優勝 フラビオ・タシロ(Over Limit BJJ)



04
シニア2黒帯オープンクラス
優 勝 ヴァルテル・フランコ(RUL BJJ)
準優勝 アレックス・サントス(Over Limit BJJ)
3 位 エドゥアルド・ヴィタウ(RUL BJJ)



05
シニア2黒帯フェザー
優 勝 アレックス・サントス(Over Limit BJJ)
準優勝 エドゥアルド・ヴィタウ(RUL BJJ)



06
アダルト茶帯オープンクラス
優 勝 トーマス・ミツ(CARPE DIEM)
準優勝 エリック・フォート(ノヴァウニオン)



07
アダルト茶帯ミドル
優 勝 トーマス・ミツ(CARPE DIEM)
準優勝 エリック・フォート(ノヴァウニオン)



08
マスター茶帯オープンクラス
優 勝 橋本貴(パラエストラ吉祥寺)
準優勝 ブルーノ・ヤマモト(Impacto Japan BJJ)



09
マスター茶帯フェザー
優 勝 今野泰治(RBアカデミー)
準優勝 ブルーノ・ヤマモト(RUL BJJ)
3 位 ユカワ・テツヤ(フリー)



11
アダルト紫帯オープンクラス
優 勝 リダ・ハイサム(CARPE DIEM)
準優勝 片倉悟史(ヴァンガードBJJ)
3 位 トシロー・アルセ(ヴァンガードBJJ)



12
アダルト紫帯ヘビー
優 勝 リダ・ハイサム(CARPE DIEM)
準優勝 トシロー・アルセ(ヴァンガードBJJ)



13
女子アダルト青帯オープンクラス
優 勝 アガタ・フランコ(RUL BJJ)
準優勝 大谷多恵子(フリー)



14
女子アダルト青帯ライト
優 勝 アガタ・フランコ(RUL BJJ)
準優勝 江川茉日子(Over Limit BJJ)
3 位 大谷多恵子(フリー)



15
チームポイント
優 勝 ストライプルオハナ
準優勝 ヴァンガードBJJ
3 位 CARPE DIEM



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ストライプルオハナ



※その他の表彰台画像はコチラから!



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2016年11月20日

【結果】BULLTERRIER OPEN 2016

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11/19(土)、静岡県浜松の浜松武道館で開催されたブルテリア主催「ブルテルアオープン2016」の主な結果です。


【アダルト黒帯】
01
オープンクラス
優 勝 クレベル・コイケ(ボンサイ)
準優勝 アンデルソン・タカハシ(ホシャ)
3 位 加古拓渡(GSB)世羅智茂(GROUND CORE)



02
ライトフェザー
優 勝 戸所誠哲(パラエストラ岐阜)
準優勝 小林賢輔(G-FREE)



03
フェザー
優 勝 ヴァンダレイ・タカサキ(Impacto Japan BJJ)
準優勝 加古拓渡(GSB)
3 位 鈴木恒太(ボンサイ)ヒカルド・ヤギ(JAWS)



04
ライト
優 勝 クレベル・コイケ(ボンサイ)
準優勝 世羅智茂(GROUND CORE)



05
ミドル
優 勝 ホジェリオ・クリスト(ホシャ)
準優勝 伊東元喜(柔専館)
3 位 エリック・ヨシナガ(JAWS)



06
ミディアムヘビー
優 勝 アンデルソン・タカハシ(ホシャ)
準優勝 ルアン・アロウカ(小川柔術)



07
ヘビー
優 勝 アラン・フィデリス(ボンサイ)
準優勝 ハンゲル・ホドリゲス(RRT)



【マスター黒帯】
08
オープンクラス
優 勝 セリンゲロ・キムラ(Impacto Japan BJJ)
準優勝 エヴェルトン・アサオ(Impacto Japan BJJ)
3 位 井上聡(JAWS WEST)マイコン・シウバ(チームコンデ)



09
ライト
優 勝 セリンゲロ・キムラ(Impacto Japan BJJ)
準優勝 井上聡(JAWS WEST)



10
ミドル
優 勝 ヒカルド・シウバ(小川柔術)
準優勝 マウリシオ・タカバヤシ(ホシャ)



11
ミディアムヘビー
優 勝 エヴェルトン・アサオ(Impacto Japan BJJ)
準優勝 ファビオ・スガワラ(INFIGHT JAPAN)
3 位 マイコン・シウバ(チームコンデ)



【アダルト茶帯】
12
オープンクラス
優 勝 後藤琢磨(仙台草柔会)
準優勝 ヒロ・ヤマニハ(ボンサイ)
3 位 ジョルジ・ヤノ(JAWS)山守正明(PUREBRED)



13
フェザー
優 勝 マーシオ・メデイロス(Impacto Japan BJJ)
準優勝 ヒロ・ヤマニハ(ボンサイ)
3 位 今野泰治(RBアカデミー)山守正明(PUREBRED)



14
ライト
優 勝 後藤琢磨(仙台草柔会)
準優勝 ジョルジ・ヤノ(JAWS)



【アダルト紫帯】
15
オープンクラス
優 勝 ルーカス・タカノ(ボンサイ)
準優勝 ジエゴ・エンリケ(小川柔術)
3 位 ギリャルメ・シネリ(東海BJJ)ルーカス・タヒラ(ホシャ)



16
ライトフェザー
優 勝 ジャクソン・メネセス(小川柔術)
準優勝 ルーカス・タヒラ(ホシャ)
3 位 森陰つよし(岳南塾)



17
フェザー
優 勝 祖父江誠(GSB)
準優勝 金田智大(Golleta?柔術)



18
ライト
優 勝 ジエゴ・エンリケ(小川柔術)
準優勝 クラウベル・コガ(ボンサイ)
3 位 高岡和樹(WK-Suruga)、ギリャルメ・シネリ(東海BJJ)



19
ミドル
優 勝 ルーカス・タカノ(ボンサイ)
準優勝 ルーカス・ヒロトミ(グレイシーバッハ静岡)



20
ヘビー
優 勝 パウロ・ヤマシタ(ボンサイ)
準優勝 パウロ・フェレイラ(ボンサイ)
3 位 ジエゴ・ケンジ(ホシャ)



21
女子紫帯ライトフェザー
優 勝 ケシア・タケウチ(ボンサイ)
準優勝 プリシラ・ゴンサウベス(ホシャ)



25
アダルト青帯オープンクラス
優 勝 マテウス・オンダ(東海BJJ)
準優勝 大柳敬人(CARPE DIEM)
3 位 ケイゾウ・オザキ(クサノチーム)森田拓郎(WK-Suruga)



【女子アダルト青帯】
22
オープンクラス
優 勝 ルアナ・ディアス(東海BJJ)
準優勝 フェルナンダ・クリスト(ホシャ)
3 位 石黒遥希(ボンサイ)岸田蘭音(柔専館)



23
フェザー
優 勝 ルアナ・ディアス(東海BJJ)
準優勝 石黒遥希(ボンサイ)



24
ライト
優 勝 フェルナンダ・クリスト(ホシャ)
準優勝 岸田蘭音(柔専館)



26
チームポイント
優 勝 ボンサイ
準優勝 Impacto Japan BJJ
3 位 ホシャ



■その他の表彰台画像はコチラから!



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2016年11月19日

【レポ】SJJIFワールド2016

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11/12-13の2日間、LAのロングビーチ・ピラミッドでSJJIF主催の世界選手権「SJJIFワールド2016」が開催された。

この大会はいま日本国内はもとよりアジアでも大会を数多く行うASJJF(Asia Sport Jiu Jitsu Federation=アジアスポーツ柔術連盟)の上位組織であるSJJIF(Sport Jiu Jitsu International Federation=スポーツ柔術国際連盟)が主催する世界選手権だ。

柔術の世界選手権というとIBJJF主催のムンジアルが知られているが、このSJJIFワールドはアドバンテージ&レフェリー判定なし、延長サドンデスありというSJJIFルールを採用した試合の世界選手権となっている。

世界大会というだけありアメリカ、ブラジル、日本はもとよりオーストラリア、南アフリカ、タヒチなどSJJIFの各国支部がある国はもちろん、その他の近隣諸国から3000人余りの選手が参加している。

そしてこの大会はキッズ、アダルト、マスターと各年齢カテゴリーが一斉に行われ、またギ&ノーギも同時開催と1回の遠征で最大で4カテゴリーもの試合に参加できるのはお得に感じるだろう。

また今大会の黒帯カテゴリーにはギ&ノーギとも賞金が賭けられれており、その賞金を目当てにか多数の有名選手もエントリーしていた。

既報のレポートでは日本から遠征した選手を中心に紹介したのでこのレポートでは海外選手の活躍を紹介したい。


01
大会は"本家"ムンジアルと同じロングビーチ・ピラミッド。
マットは14面が設置され2日間に渡って行われた。
だが試合進行は遅れ気味で9:00開始も大会終了は両日とも22:00を超える長時間大会に。



02
今大会イチのビッグネームはアイザック・ドーダライン(コブリンヤBJJ)。
ムンジアルではライトフェザーで3位入賞も今大会ではライトでエントリーし楽々と決勝戦進出。



03
アイザックと同じくコブリンヤ門下のニコラス・ウォーカー。
ニコラスはまだメジャータイトルに絡んだことはないが自身のアカデミーも持つ実力派。



04
ライト級決勝はアイザックとニコラスでクローズアウト。
この大会の翌日が誕生日だったアイザックだが優勝はニコラスに譲って準優勝に。



05
オープンクラスでも決勝戦まで勝ち進んだアイザック。
だがその決勝戦では昨年度の王者、ダニー・ジェラルド(タヒチBJJ)にサドンデスの末にスイープで敗れた。



06
ダニーはウルトラヘビーでも優勝しておりWゴールド。
階級別$500、オープンクラス$3000の合計$3500の賞金を獲得している。



07
グランドスラム東京、ASJJFドゥマウ愛知、ワールドノーギ、そして今大会と4週連続試合に挑んだジョナタス・ノヴァエス(パラゴン)。
今大会ではアダルトでの参戦だったがミドル級で3位に食い込む奮闘ぶり。



08
フェザー級は4人トーナメントで優勝し$500ゲットしたのはジョニー・ムニョス(シークエンス)。
決勝戦でマリオ・コレア(コブリンヤ)を激戦の末に勝利した。



09
いまオーストラリアでSJJIFのオセアニア連盟代表を務めているミノウ・タバレス(メストレウィルソン)。
肋骨を負傷しながらもマスターで準優勝したのは大健闘だろう。



20
パン優勝&ワールドマスター準優勝のマルコス・ノラト(ウマイタ)がSJJIF初参戦。
シニア2フェザーで2試合を勝ち抜いて優勝を果たす。



22
チェックマットのベテラン、ホビーニョことホブソン・ホドリゲスはシニア黒帯ミドルでワンマッチ決勝戦を制して優勝。
減量なしで参戦も手堅い勝利はさすが。



23
色帯で目立っていたのはイタロ・モウラ(シセロコスタ)。
紫帯で圧勝したイタロはいまアメリカ在住だが今大会参戦を最後にブラジルに一時帰国し、来年はヨーロピアンから始動予定だそう。



24
アダルト青帯スーパフェザー決勝で日米新鋭対決を制したリアム・モス(AOJ)。
AOJらしいモダンテクニック全開で日本から参戦の山本博斗(グレイシーバッハ)から勝利している。



25
昨年はジュブナイルでWゴールドだったソフィア・フローレス(AOJ)だが今年はアダルトでエントリー。
ギのみの参戦も余裕の勝利で優勝。



26
女子でオープンクラスで試合が組まれていたタリタ・ノゲイラ(Nsブラザーフッド)だが試合をドタキャンしレフェリーのみ。
タリタは今大会の前にMMAの試合で計量オーバーしており、その減量疲れから今大会参戦を見送ったようだ。



27
会場にフラリと姿を現した柔術&MMAのレジェンド、ニーノ・シェンブリ。
すっかり白髪頭になってしまったが往年の風格は変わらず。
また試合が見たい!



28
SJJIF制定の2016年度のアカデミーランキングの1位はなんと日本のTree Rul BJJが獲得。
2位も日本のImpacto Japan BJJで日本のアカデミーが1位&2位を独占。
Tree Rul BJJは来年度からTree Rul BJJではなくRUL BJJとして単独入賞を狙っていく意向のようだ。



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2016年11月18日

【柔術プリースト】#257:Jiu Jitsu Liga de Tokio 02

01
日本唯一の柔術&グラップリング専門番組「橋本欽也の柔術プリースト」。

今回は隔月開催のランキングリーグ戦大会「Jiu Jitsu Liga de Tokio 」の第2回大会を配信します。

第1回大会にエントリーし好成績を残した選手が連続参戦してさらに激戦を繰り広げています。

また柔術プリースト内の新商品紹介コーナーでお馴染の東京イサミ・中里店長やJiu Jitsu NERDライターのライター成田の試合もあります。

この2人の試合は一般人枠で見てもらえたら幸いです。

配信試合は以下の通りです。


9fb
アダルト青帯フェザー決勝戦
マテウス・オンダ(東海BJJ)
vs
丹羽怜音(AXIS横浜)



アダルト青帯オープンクラスライト準決勝
マテウス・オンダ(東海BJJ)
vs
鈴木健太(一心柔術)



10fb
アダルト青帯オープンクラスライト3位決定戦
丹羽怜音(AXIS横浜)
vs
鈴木健太(一心柔術)



11fb
アダルト青帯オープンクラスライト準決勝
マテウス・オンダ(東海BJJ)
vs
ペドロ・アキラ(INFIGHT JAPAN)



6fb
アダルト紫帯オープンクラスライト決勝戦
寒河江寿泰(高田馬場道場)
vs
チアゴ・ファヴェーラ(Impacto Japan BJJ)



6fb
アダルト茶帯オープンクラスライト準決勝
片山泰輔(CARPE DIEM)
vs
ブルーノ・イシイ(Impacto Japan BJJ)



5fb
アダルト茶帯オープンクラスライト準決勝
今泉貴史(パラエストラ吉祥寺)
vs
ブルーノ・イヤマモト(Impacto Japan BJJ)



8fb
アダルト茶帯オープンクラスライト決勝戦
今泉貴史(パラエストラ吉祥寺)
vs
ブルーノ・イシイ(Impacto Japan BJJ)



1
マスター白帯ライトフェザー決勝戦
タシロヒデキ(VISCA)
vs
成田敏史(ミューズ柔術アカデミー)



2
マスター青帯ライトフェザー決勝戦
齋藤弘隆(CARPE DIEM)
vs
中里修久(ミューズ柔術アカデミー)



02
BJJテクニックファイルはワールドマスター王者、上谷田幸一の「テイクダウンからの流れ」です。



03
#257はコチラから!



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2016年11月17日

【滞在記】飯嶋貴幸のサンディエゴ日記・その7「ブラジル編&試合報告」

00
今回はサンディエゴ日記ブラジル編&試合報告です。

サンディエゴに来て10ヶ月が経ちました。

約7ヶ月を過ぎればバケーション、日本でいう夏休みを3週間学校からもらえます。そして今回試合前のキャンプで使い切りました。

試合の方は散々だったんですが、今回は減量から試合の作り方まで全てが初めてでした。日本とは全く違う環境で適応できるかが一番の不安でした。

ただ、コーチのトニーを始めとする、チームメイトがとても親身にトレーニング、リラックス方法、食事、ボディーケア、を教えてもらったり手伝ってもらい試合までノーストレスでいけました。もちろんのコンディションはとても良かったです。

前々日にサンディエゴを出てテキサス州ダラスに入りました。

ホテルは超豪華!!これにはテンション上がりました笑


01



そして水抜きをちゃちゃっとして寝て計量を待ちました。

翌日、計量日。計量会場内では計量前にテキサスのコミッション登録、セコンドの登録、身体検査、テレビの煽りの撮影、ちょっとした取材的なのがありました。

そして計量。その様子はFacebookでライブ中継で全世界にその様子は流れました。


02



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その他計量会場に行くなり最初に見えたのはマッケンジー・ダーン。彼女は皆さんご存知でしょう!僕の2個下、23歳で柔術黒帯。

セコンドでベンソン・ヘンダーソン夫婦も来てました。

そのマッケンジーさん。もう1人では歩けないほどで泣いてました。減量相当キツかったのかと思ったんですがまさかの計量オーバー。笑
これには計量会場失笑でした。前回もオーバーしてたとか、、


05a



そしてマッケンジーダーンさんよりこの相手選手、すんごい綺麗でした!笑 控え室一緒で少し話したんですがとても良い方です!

試合は流石の一本勝ち!!これはあっぱれです!会場も大盛り上がりでした。

自分の試合は一番初めにもらった右ストレートで完全に意識が飛びました、、

皆んなミドルが効いたのかって聞かれるんですがそんなの貰ったのは後の映像で確認しました!笑

試合会場はライブハウス的な所でディファ有明と同じぐらいの大きさで中は人がパンパンでした。

そして試合前の名前が呼ばれると共に大USAコール!笑

これにはビビりました!笑 流石アメリカって感じで。

あとアメリカでの試合はファイトマネーは小切手で貰うのがメジャーなんだそうです。

試合終わって控え室で落ち込んでるとこにコミッショナーの人が来て3箇所くらいサインしてホイってペラペラの紙渡されます。そして後日、銀行に持って行き現金に換えてもらい終了って感じでした。

振り込みだと未払いとかもあるからこれは良い方法だと思いました。


06



そして試合も終わりリフレッシュがてらでサンディエゴでルームシェアしてる仲間とブラジルに来る事にしました。本当は勝ってきたかった、、涙

航空券も日本から行く値段の半額でサンディエゴ〜ブラジルに来れます。

今回来たのはサンパウロ、サンタカタリーナに来ました。2つとも友達が住んでいるのでかなりローカルな所からホットなとこまで連れて行ってもらいました。

今回はその第1弾。

サンパウロ編です。


06a




サンパウロ、ここはかなりデカイ街です。そして街の至る所に大小、柔術ジムがあります。

本当はここで練習をしたかったんですが訳ありで観光で終わりました!笑

なので少し街並みでも、、そしてこれらがリアルブラジリアンフードです。


07
ブラジルに居るブラジル人が造るフェジョアーダ。なんだか単純そうですが意外と手の込んだ仕込みをしているそうです。



08
こっちはブラジリアンpizza。兎に角塩っぱかったです。笑
ただこっちの人達はてでもなく塩っぱいのにそれにケチャップ、マヨーネーズを付けて食べるという行為には流石にビビりました。笑

ブラジルといえば肉。ブラジリアンBBQ。シュハスコ!!


09
僕が行った家、全てにシュハスコボックスがありました。これで焼く肉は最高に美味かったですが塩っぱ過ぎるのが残念な点でした、、



10
これも定番アサイー。これは今まで日本、アメリカでたべたのは比べ物にならないくらい美味かったです。種類も豊富です。



11
ポンデケージョ。別名チーズブレット。これは俺がブラジリアンフードで一番好きな食べ物です。3週間の旅で100個以上は食べた事は間違えありません。


12
グアラヴィトン。これはハマりました。そして安いのでずっと飲んだました。日本、アメリカでも販売してほしい!



13
手巻き寿司屋にも行きました。味は、、、ご想像にお任せします。



14
タピオカ。日本ではミルクティーみたいのに入ってるのが多いかもしれないですがこっちでは丸ごと焼いてデザート的な感じで焼いていただきます。これもまた美味いんですが、何でもかんでもコンデーションミルク、チョコレートが入ってるので甘すぎなとこもありました。笑



15
エスベチオン。これは串に刺さった肉。日本式のBBQっていったらいいでしょうか。これは美味かった。



16
バタタドス。さつまいも。これは超美味かった。日本のよりも甘みもあり本当に美味かった。



17
イザベラ。ここはサンパウロの僕達が泊まったとこから車で3時間かけて行きます。ここは離島でビーチ、山、海、川、と自然に溢れていて別荘地でもあります。値段は離島だけありレストラン、スーパーは少し高め。


こんな感じでサンパウロ編、終了です。

次回は第2弾はサンタカタリーナ。

ちゃんと練習してます編です。


■過去のサンディエゴ日記はコチラから!



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2016年11月16日

【結果】SJJIFワールド2016:ノーギの主な結果

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11/12-13の2日間、LAのロングビーチ・ピラミッドで開催されているSJJIF主催「SJJIFワールド」のノーギの主な結果です。


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2016年11月15日

【結果】SJJIFワールド2016:キッズ部門の主な結果

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11/12-13の2日間、LAのロングビーチ・ピラミッドで開催されているSJJIF主催「SJJIFワールド」のキッズ部門の主な結果です。



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2016年11月14日

【結果】SJJIFワールド2016:初日の主な結果

01
11/12-13の2日間、LAのロングビーチ・ピラミッドで開催されているSJJIF主催「SJJIFワールド」の大会初日の主な結果です。


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2016年11月13日

【大会】11/12-13 SJJIFワールドに日本から出場する選手紹介

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11/12-13の2日間、LAのロングビーチ・ピラミッドで開催されるSJJIF主催「SJJIFワールド」。

この大会はいま日本国内はもとよりアジアでも大会を数多く行うASJJF(Asia Sport Jiu Jitsu Federation=アジアスポーツ柔術連盟)の上位組織であるSJJIF(Sport Jiu Jitsu International Federation=スポーツ柔術国際連盟)が主催する世界選手権だ。

柔術の世界選手権というちIBJJF主催のムンジアルが一般的だが、SJJIFはアドバンテージ&レフェリー判定なし、延長サドンデスありというSJJIFルールを採用したスポーツ柔術の最高峰大会という位置づけ。

いま日本ではASJJFドゥマウの大会のみならずこのASJJFルールを採用した大会が数多くなり、2016年度だけでも国内で50大会以上が開催されている。

続きを読む

2016年11月12日

【レポ】11/5-6 ASJJFドゥマウ/グラップリングアジア・シンガポール大会

11/5-6の2日間、シンガポールの中心地にあるサンテックコンベンションセンターでASJJFドゥマウとグラップリングアジアの共催で「ASJJFドゥマウ/グラップリングアジア・シンガポール大会」が開催された。

この大会はスポーツとフィットネスのコンペティションEXPOの一環として行われ、同じ会場内で柔術&ノーギの他にレスリング、シラット、ウエイトリフティングの大会も同時開催され、また関連商品の展示会も行われていた。

シンガポールで柔術&ノーギの大会を定期開催するグラップリングアジアがASJJFドゥマウを招聘しASJJFルールを使って行い、大会主管をグラップリングアジアが、そしてルールディレクターをエジソン・カゴハラ、メインレフェリーをヨースキ・ストーが務めている。

大会初日はノーギとキッズ、2日目は柔術で2日間合わせて選手数は300人余りが集まった。

日本から遠征した選手はヨースキ・ストーのみだったが、そのヨースキもシンガポール到着後にタクシーから降りた際にヒザを脱臼し試合出場を断念せざるを得なく、唯一組まれていたの黒帯マッチが消滅。

現地でも話題となっていたシンガポール在住の黒帯とヨースキの対戦がなくなってしまったのは残念だったが、アジアの中でも格闘技熱が突出しているシンガポールだけに色帯を中心に熱戦が繰り広げられていた。

今回のレポートは2日間の大会をまとめて紹介する。


01
今大会はスポーツとフィットネスのコンペティションEXPOの一環として行われた。
会場も巨大なコンベンションセンターの1フロアぶち抜きで大規模なものとなっている。



続きを読む

2016年11月11日

【柔術プリースト】#256:ASJJFドゥマウジャパンGP2016

1
日本唯一の柔術&グラップリング専門番組「橋本欽也の柔術プリースト」。

今回配信するのは9/17(土)、東京・浅草の台東リバーサイドスポーツセンター・メインアリーナで開催された「ASJJFドゥマウGP2016」です。

この大会で行われたスーパファイト4試合と通常トーナメントから一本決着だった試合を厳選してお送りします。

配信試合は以下の通りです。


01
スーパファイト紫帯フェザー級
ホベルチ・オダ(ストーアカデミー)
vs
佐野貴文(AXIS横浜)



05
スーパファイト黒帯ライトフェザー
アギナルド・タバ(クールチャンプクラブ)
vs
山田悦弘(パイシャオン)



03
スーパファイト黒帯ライト級
後藤悠司(一心柔術)
vs
広瀬貴行(パラエストラTB)



07
スーパファイト黒帯73kg契約
塚田市太郎(ダムファイトジャパン)
vs
イザッキ・パイヴァ(サイコー柔術)



a
トドラー白帯ルースター決勝戦
伊藤剛太郎(CARPE DIEM)
vs
アイラ・フランコ(Tree Rul BJJ)



07
女子アダルト白帯ライト決勝戦
カロリーナ・クワハラ(INFIGHT JAPAN)
vs
アガタ・フランコ(Tree Rul BJJ)



シニア1黒帯フェザー1回戦
フラビオ・タシロ(Over Limit BJJ)
vs
ヴァルテル・ウエノ(Tree Rul BJJ)



05
シニア1黒帯フェザー1回戦
フラビオ・タシロ(Over Limit BJJ)
vs
アレクサンダー・サントス(グレイシージムジャパン)



2
BJJテクニックファイルは九州初の世界王者、上谷田幸一が初登場。
初回は自身が得意とするテイクダウンを披露してくれてます。



3
■#256はコチラから!




そして毎週更新の柔術&グラップリングニュース番組「BJJ-WAVE」も最新回を配信中。

今回の主なトピックは以下の通りです。

ASJJFドゥマウシンガポール大会総括
ワールドノーギ総括
SJJIFワールド展望


などなど。

動画版&音声版の2つのフォーマットで最新ニュースをざっくりと紹介してます。

ぜひご視聴を!



■動画版はコチラ、音声版はコチラから!



【今日が誕生日の柔術家】中山巧(43)、チェルシー・ドナー(29)



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2016年11月10日

【レポ】ジョナタス・ノヴァエス・セミナーby後藤悠司

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ジョナタス・ノヴァエスは日本ではあまり知られていませんが今回出場した「アブダビグランドスラム東京」そしてその翌週に愛知で開催された「ASJJFドゥマウオープン」でも優勝し2つの金メダルを獲得し、その実力者ぶりは疑う余地はないでしょう。

そんなジョナタス、現在はカリフォルニアの老舗道場パラゴンのヴェンチュラでインストラクターを務めているブラジル出身の34歳。

趣味はサーフィンだそう。

代名詞ともなっているフラットハーフガードを駆使しして柔術だけでなくノーギでもワールドタイトルを持ち、MMAでも活躍中という強豪選手です。

今回は突如決まったセミナーでしたが本人の希望で試合後3日続けて東京と神奈川で行いました。

自分は通訳とセミナーのオーガナイズをお手伝いさせてもらいました。

このレポートではこの三日間のセミナーをまとめてお送りします。

セミナーは毎回10分程のウォームアップから始まります。

その日の技で使う部位を集中して温めるとともに一人打ち込み的な動きも取り入れていました。

初日は一心柔術にてフラットにされたハーフガードからのスイープを中心にレクチャー。

ハーフガードをパスさせないためのディテイルを含め為になるテクニックでした。

2日目は代々木のミューズ柔術アカデミーにて今回の来日の試合で決めまくったバックロールスイープを中心に。

これは難しい動きでしたが、初日の動きと組み合わせて使えるもの。

オリジナルのポジションを駆使した技の説明を聞くと知らない人が試合をしたら確かにこれはスイープされてしまうのも納得のテクニックでした。

3日目はENDUREチーム東神奈川にて行いました。

初心者が多かったため、パスガードを3種類。

これがまた良かったです!

パスガードの角度やノーギでも使える良いテクニックでした。

その後リクエストによりフラットハーフガードも披露。

先ずはパスを防いでそれから返すというガードの基本的概念をしっかりと抑えたテクニックは今の自分のゲームに簡単に追加して自分の柔術を高められるとても良い材料になったと思います。

また基本を抑えた技のレクチャーは満足度の高いセミナーに繋がりました。

今回のように急に決まったセミナーは狙い目だと思います。

少ない人数で通常よりも安く受けられる事もあります。

しかも参加費も安いので2日目、3日目とセミナーに参加できれば単発の技だけでなく、その先生の技の体系も解るし、指導も連続で受けられるのでわからないところも質問できます。

ジョナタス本人も初来日で沢山の人との出会いはかけがえのない思い出になったことでしょう。

皆様も是非積極的にセミナーに参加して、柔術ライフをより良いものにしてくださいね。


01
セミナー初日は蒲田の一心柔術でのセミナー。
会員さんを中心に10名余りが集まった。



02
ジョナタス=フラットハーフなのでセミナーもそのテクニックが主なテーマ。
通常のハーフガードとの違いをみんな興味深そうに練習。



03
セミナー2日目は代々木のミューズ柔術アカデミー。
ミューズはジョナタスやエリオット、カフェなマニアックな黒帯を不定期で開催している。



04
ここでもハーフガードを中心に2時間みっちりとセミナーは行われた。
参加者の一人は「ジョナタスの教則DVDを持っていたが今回のセミナーを受けてさらに技の理解度が増した」と満足げの様子だった。



05
連日のセミナー開催は続く。
3日目はエンドゥアで行ったが告知が不十分でごく少数でのセミナーとなってしまった。



06
参加者が少なった分、グループレッスンのようなアットホームなセミナーで逆のよかったかも?!



07
セミナーの合間には東京観光も。
つかの間の東京滞在を多いん楽しんだようだ。



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高額な賞金が懸かった「グランドスラム東京」に出場するために来日したジョナタス。
マスター黒帯ミドルで優勝し賞金$1500をゲット。



08
グランドスラム東京の翌週には愛知で開催された「ASJJFドゥマウオープン」に参戦。
マスター黒帯ミドルで2試合を戦い優勝を果たす。



09
ここでも得意のフラットハーフが炸裂。
華麗なスイープで相手を吹っ飛ばす勢いで返していた。



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LAに帰国後、すぐさまサンフランシスコに飛びIBJJFの「ワールドノーギ」に出場。
マスター黒帯ミドルで3位入賞で銅メダルを獲得。




そして今週末にはLAで開催のSJJIFワールドにも出場予定。

なんと日米を股にかけて4週連続で試合出場というジョナタス。

SJJIFワールドでも好成績を期待したい。



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2016年11月09日

【Review Wednesday】マジッド・ヘイジ「BASEBALL CHOKE」

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みなさんおつかれさまです、『Jiu Jitsu NERD』ライターの成田です。
低気圧のせいか眠気が半端なく、メールを一通返信するにもひと苦労な状況ですが、無情にも「Review Wednesday」の〆切が来てしまいました。

本業が片付かない中、明日からのLA取材が不安で仕方ありませんが、まあどうにかなるだろう……ということで、今回も先週に引き続き過去の名作DVDを取り上げたいと思います!

というわけで自宅から引っ張り出しきたのが、2013年にリリースされたマジッド・ヘイジの教則DVD「BASEBALL CHOKE」です。

“ゴリラハンド”ことヘイジにとって2013年は当たり年。1月のアブダビ・ワールドプロ北米予選で、クラーク・グレイシーをベースボールチョークで絞め落として秒殺勝利。ザック・マックスウェルにもクラーク同様ハーフからのベースボールチョークで勝利し、この必殺技とともに一躍時の人となりました。

自分が柔術を始めたのは2013年の秋頃でしたが(たしか)、スパーでベースボールチョークを繰り出す人がちらほらいたため、彼とこの技の存在を知り、モジャモジャ頭への親近感&試合の強烈なインパクトから本作を購入したことを覚えています。

DVDは、ヘイジがこのチョークを使うようになった理由を語るところからスタート。子どもの頃から柔術道場に通っていたものの、キッズクラスがなかったため、大人たちの中で体格差やパワーの違いに苦しんでいたヘイジ。腕十字や三角はおろか、ガードやパスもうまく決められない中で、ある“柔道ガイ”が教えてくれたのがこのベースボールチョークだったそうです。

約10年かけて磨き上げられてきた技術は“ポジション問わず”といった塩梅で、スタンド、クローズド(上下)、ハーフガード、バック、バタフライガードからのチョークやXガードへのカウンターのチョーク、マウントやニーオン、ダブルガードからのチョーク、そしてベースボールチョークのエスケープまで、あらゆる体勢からのテクニックが解説されています。

なお、本作は各テクニックを左右どちらからでも実演してくれているので、DVDによってはたまにある「こっち側からはうまくやれないんだけどな……」というストレスがないのもありがたいところ。

いまや珍しいテクニックではないでしょうが、未見の方は試合で大量リードされたときの一発逆転テクのひとつとして、ストックしておいても損はないはずです。



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【発売中】
マジッド・ヘイジ「BASEBALL CHOKE」
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【今日が誕生日の柔術家】フランシスコ・マンスール



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2016年11月08日

【レポ】ASJJF DUMAU OPEN 2016:女子まとめ

『ASJJF DUMAU OPEN 2016』最後の試合レポートは女子のまとめ。

ASJJFドゥマウの大会は総じて日系ブラジリアンが多く活躍するが、それは女子のカテゴリーでも同じで今大会で行われたアダルト女子はすべてのデビジョンで日系ブラジリアンが優勝を果たしている。

特に白帯ではTree Rul BJJの躍進が目覚ましく、ライトフェザー、ライト、オープンクラスの3階級をチームでクローズアウト。

女子の白帯はまだ十代の若くイキのいい選手がどんどん出てきており、今後も目が離せない要注目カテゴリーといえるだろう。


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女子アダルト白帯ライトフェザー準決勝
○ミレーナ・サクモツ(Tree Rul BJJ)
vs
×高田奈希沙(Impacto Japan BJJ)
1:57 送り襟絞め



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2016年11月07日

【発売中】GRACIE MAG #234 Review by 内山裕規

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こんにちは!

最近徐々に寒くなってきましたね。

季節の変わり目は体調を崩しやすいので気をつけてお過ごしください。

毎度変わらぬ流れとなりますが、今回のGracie Mag の紹介をさせて頂きます。

今回の表紙を飾るのはシャンジ・ヒベイロ!

前より名前がでている選手ですので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

ムンジアルでも何度も功績を残されておりますが、今回はIBJJFプロリーグの試合とインタビューが載っております。

その中には技に入るために大切なことなど興味深いことも聞いておりますので、チェックしてみてください。

また今号のテクニックページについても、タイトルが”Guard system”ということでガードのプロセスを紹介しております。

15pにわたって写真と文章にて紹介しており見ごたえ抜群!!!

自分が不利な状態よりガードに戻す動きもあるので、是非ともチェックしてみてください!おすすめです!

別ページではWorld Masterの結果が紹介されております。

多くの日本人選手が出場、結果を残された方も居ますが、残念ながら今号では紹介されておりませんでした。

しかし以前活躍していた(今も活躍している)選手の紹介が御座いますので、こちらも要確認ですね!

新しいカテゴリー"SEMINARS"では、ファビオ・グージェウ、ヴィニシウス・ドラクリーノ、レオ・ヴィエイラの3人のセミナーの様子が紹介されております!

レジェンド達のセミナー・・・受けてみたいですね!

まだまだ紹介できるページはできますが、レビューはここまで!

今号で紹介されているテクニックは何よりも大切だと思いますので、機をみて読んでみてください!

ということでGracie Mag #234も宜しくお願い致します!


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【発売中】
『GRACIE MAG #234』
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【今日が誕生日の柔術家】ラルフ・ゴー(31)、北原暢彦(43)、ソフィア・アマランテ



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2016年11月06日

【レポ】ASJJF DUMAU OPEN 2016:茶帯まとめ

今回のレポートは茶帯の主要な試合をまとめて紹介する。

アダルトもシニアも大会常連選手が活躍し、アダルトは山脇悠佑が、シニア1茶帯はホドリゴ・ソウザがWゴールド。

山脇はオープンクラス決勝を腕十字で極め、ホドリゴもオープンクラス決勝で過去に負け続けていたアドリアーノ・ペレイラから劇的な初勝利を挙げての優勝だった。

山脇もホドリゴもASJJFドゥマウのレギュラー選手で、その豊富な試合経験が今大会では活きた結果といえるだろう。


01
アダルト茶帯ミドル決勝戦
○山脇悠佑(NEX)
vs
×須田智行(スコーピオンジム)
日本人対決の決勝戦はサドンデスに突入し山脇が激戦を制す。



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2016年11月05日

【レポ】ASJJF DUMAU OPEN 2016:マスター&シニア黒帯

今大会では新たな日本人黒帯の榊原和正が活躍し大きな存在感を見せていた。


榊原はIBJJFのワールドマスターで紫帯&茶帯で連続入賞し黒帯に昇格。

今年から黒帯として試合に出場しており、今大会ではシニア1でWゴールドに輝いている。

日本人では珍しいヘビー級の体躯から繰り出される柔道仕込みの投げ技やパスガードは強烈で、それらを駆使してオープンクラス決勝ではガード巧者として知られるホジェリオ・クリストからパスガードに成功し優勝を果たした。

本人は「スタミナが続かずにシンドい!」と試合後ごとに荒い息をしていたが、日系ブラジリアンが猛威を振るうASJJFドゥマウにおいて榊原のような大型日本人黒帯は貴重な存在だけに今後も継続参戦を期待したい。

またグランドスラム東京に出場していたジョナタス・ノヴァエスも居残り参戦しマスター黒帯ミドルで優勝した。

ジョナタスはすでに帰国しているが今週末にサンフランシスコで開催されるIBJJFワールドノーギ、翌週にはLAで開催のSJJIFワールドにも参戦と毎週末の試合参戦で元気いっぱいだ。


01
榊原和正(小川柔術)はデビジョンはスーパーヘビーにエントリー。
初戦を新川武志(吹田柔術)と対戦し2:12 絞めで一本勝ち。



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2016年11月04日

【柔術プリースト】#255:BLUE DESTINY 2016

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日本唯一の柔術&グラップリング専門番組「橋本欽也の柔術プリースト」。

今回配信するのは 9/3(日)、ミューズ音楽院ホールで開催された青帯限定大会『BLUE DESTINY 2016』です。

過去2回が開催され今回で3回目となりますが毎年イキのいい青帯が好勝負を展開する若手の登竜門的な大会です。


02
青帯限定大会『BLUE DESTINY 2016』


その中から一本決着の試合を中心にセレクトし配信中です。

なおこの収録ではスタジオゲストでエリオット・ケリーが特別参加。

アメリカ人とは思えない流暢な日本語で解説してくれてます。

そこも要チェックでしょう!

配信試合は以下の通りです。


08
アダルト青帯ヘビー決勝戦
村上優(リバーサルジム新宿Me,We)vs木戸健太(無所属)


07
アダルト青帯ライト決勝戦
下田優太(パイシャオン)vsウイリアン・サイオ(INFIGHT JAPAN)



10
アダルト青帯フェザー1回戦
山岸大(フィジカルスペース荻窪)vs鈴木真(CARPE DIEM)



11
アダルト青帯フェザー決勝戦
大柳敬人(CARPE DIEM)vs鈴木真(CARPE DIEM)



アダルト青帯ライトフェザー1回戦
山川慶(一心柔術)vs山本博斗(グレイシーバッハ)



01
アダルト青帯ライトフェザー準決勝
山本博斗(グレイシーバッハ)vs水谷健人(AACC)



02
アダルト青帯ライトフェザー準決勝
関口徹也(INFIGHT JAPAN)vs丹羽怜音(AXIS横浜)



03
アダルト青帯ライトフェザー決勝戦
山本博斗(グレイシーバッハ)vs丹羽怜音(AXIS横浜)



02
アダルト青帯オープンクラス2回戦
駒木根啓靖(パラエストラ渋谷)vs横井宏考(TRIBE TOKYO MMA)



05
アダルト青帯オープンクラス2回戦
鈴木真(CARPE DIEM)vs木戸健太(無所属)



03
アダルト青帯オープンクラス3回戦
井田哲平(草柔会仙台)vs横井宏考(TRIBE TOKYO MMA)



06
アダルト青帯オープンクラス3回戦
ジョシュア・ロビンソン(ロデオスタイル)vs鈴木真(CARPE DIEM)



04
アダルト青帯オープンクラス準決勝
大柳敬人(CARPE DIEM)vs横井宏考(TRIBE TOKYO MMA)



07
アダルト青帯オープンクラス準決勝
鈴木真(CARPE DIEM)vsウイリアン・サイオ(INFIGHT JAPAN)



09
アダルト青帯オープンクラス決勝戦
横井宏考(TRIBE TOKYO MMA)vs鈴木真(CARPE DIEM)



06
2000年代のムンジアル王者、カフェ・ダンタスのテクニックファイルは「プットインザハットスイープ」です。
バタフライガードから仕掛けるダイナミックなスイープは必見。
22:23〜レクチャー動画スタート!



05
商品紹介コーナーはTATAMIから発売されたマイク・ファウラーのシグネイチャーモデルのギ。
派手なデザインですが和柄でカッコイイ1着です。



01
■#255はコチラから!




そして毎週更新の柔術&グラップリングニュース番組「BJJ-WAVE」も最新回を配信中。

今回の主なトピックは以下の通りです。

10/30 ASJJFドゥマウオープン大会総括
ドゥマウライトウエイトGP決勝、ヨースキvs阪上、12/11 ドゥマウ九州大会で王者決定戦開催へ
ジウジツワールドリーグのワールドチャンピオンシップ開催
11/12-13 SJJIFワールド、エントリー締め切り
11/5-6、ASJJFドゥマウ・シンガポール/グラップリングアジア大会展望


などなど。

動画版&音声版の2つのフォーマットで最新ニュースをざっくりと紹介してます。

ぜひご視聴を!



■動画版はコチラ、音声版はコチラから!



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2016年11月03日

【レポ】ASJJF DUMAU OPEN 2016:アダルト黒帯

今大会のアダルト黒帯はスーパファイトで敗れたアンデルソンがライト&オープンクラスでエントリー。

スーパファイトの試合後に「もう減量はイヤだ」とライト級の試合からの撤退を表明したのでアンデルソンがライトにエントリーするのはこれが最後になるかもしれない。

そんなアンデルソンだがライト級のトーナメントでは2試合とも3分ほどで極めて余裕の優勝を果たした。

だが続くオープンクラスでは初戦こそ秒殺勝利も決勝戦ではヒザ十字でヒザを負傷してしまいあえなくタップアウト。

幸い負傷は大事には至らなかったがスーパファイトで敗れた無念を2階級制覇で晴らす目論見は惜しくも潰えてしまった。

そして女子でも茶帯&黒帯の合同カテゴリーでワンマッチ決勝戦ながらミドルとオープンクラスで2試合が実現。

その2試合ともイザベレ・ソウザが一本勝ちで黒帯と茶帯の差をきっちりを見せつけている。


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スーパファイトのライトウエイトGPが-76kgだったために通常はミドルのアンデルソンがライト級にエントリー。
トーナメント初戦はvsジョアオ・カワウチ(小川柔術)から3:09 絞めで一本勝ち。



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2016年11月02日

【Review Wednesday】2008 Jiu-jitsu World Championships Finals

2008
みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。
今回の「Review Wednesday」は過去の名作紹介ということで、「2008 Jiu-jitsu World Championships Finals」を取り上げたいと思います。

本作は2008年のムンジアル黒帯決勝の全試合を収録したもの。8年前のDVDをいまさら…という感もありますが、先日何気なく購入してみたところ、近頃の大会DVDとはひと味違う構成が新鮮で、紹介してみようと思い立った次第です。

まず、本作は海外の大会DVDにしては珍しく、日本語での試合解説付きという点。この試みはムンジアルのDVDでも史上初だったそうです。

解説を担当しているのは、Budo Videosの日本語吹き替えでおなじみの山本大気さんと、LA在住のナカノミツヒロさん。やっぱり日本語のほうが選手の情報や試合展開が頭に入ってきやすいですし、これが評判だったからか、日本語解説は翌年のDVDでも実施されています。

収録試合は以下。

【男子黒帯】
ガロ級決勝 カイオ・テハvs本間祐輔
プルーマ級決勝 サムエル・ブラガvs吉岡大
ペナ級決勝 フーベンス・シャーレス“コブリンヤ”vsブルーノ・フラザト
レーヴィ級決勝 セルソ・ヴィニシウスvsルーカス・レプリ
メジオ級決勝 セルジオ・モラエスvsビル・クーパー
メイオペザード級決勝 アンドレ・ガウヴァオンvsブラウリオ・エスティマ
ペザード級決勝 シャンジ・ヒベイロvsアレッシャンドリ・ソウザ
スペルペザード級決勝 アントニオ・ブラガ・ネトvsハファエル・ロバト
ペザディシモ級決勝 ホジャー・グレイシーvsレオ・レイチ
アブソルート級決勝 シャンジ・ヒベイロvsホジャー・グレイシー

【女子黒帯】
プルーマ級決勝 ミリアン・セルケイラvs阿部恭子
ペナ級決勝 ビアンカ・バヘットvsローレン・コウシン
レーヴィ級決勝 キーラ・グレイシーvsルアナ・オーズギー
メジオ級決勝 アネッチ・スタッキvsフェルナンダ・マゼーリ
メイオペザード級決勝 アナ・ラウラ・コルデイロvsペニー・トーマス
ペザード級決勝 ガブリエル・ガルシアvsマリア・ド・カルモ


カイオ・テハvs本間祐輔のガロ級決勝では、当時黒帯トーナメント初出場だったカイオ・テハが「カイオ・テラ」と呼ばれているところにも時代を感じます。

日本人選手でいえば故・吉岡大選手のプルーマ級決勝、そして阿部恭子選手の試合も収録されていますが、個人的に必見だったのがコブリンヤvsフラザト戦。いまだ現役のコブリンヤですが、終了間際にトーホールドを決めるアグレッシブさはまさに全盛期という感じがします。

さらに本作は特典映像として、ショーン・ウィリアムスが決勝戦から気になったテクニックをショーン・フラネリーとともに解説する「Move Breakdowns」や、1996年から2008年までのアブソルート級チャンピオンのヒストリー映像も収録。特に「Move Breakdowns」は「あの時はこう動けばこのように展開できた……」とマット上で実演解説してくれるので、ハイレベルなテクニックへの理解もより深まります。

ちなみに、この年は「2008 Jiu-jitsu World Championships Best Fights」という別のDVDも発売されており、そちらは大会ベストファイトを集めた9時間超えの大作。

最近はネット配信が全盛で、ムンジアルも2013年を最後にDVDのリリースはなくなってしまい、過去の大会DVDも手に入りづらくなっています。まだ在庫があるうちに、往年の名勝負をコレクションしてみるのも一興ではないでしょうか。


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【発売中】
『2008 Jiu-jitsu World Championships Finals』
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2016年11月01日

【レポ】ASJJF DUMAU OPEN 2016:スーパファイト

10/30(日)、愛知県半田市の青山記念武道館で開催されたASJJFドゥマウ主催「ASJJF DUMAU OPEN 2016」。

今大会は全6面で行われ、各マット100試合ほどが組まれ久しぶりのビッグトーナメントとなった。

最近のASJJFドゥマウは海外大会が多くなり国内では1大会あたりの参加者数の減少が目立っていたが、やはりこの青山記念武道館はドゥマウのホーム的な会場だけに参加者総数700人余りと底力を見せつけた格好だ。

大盛況だった通常のトーナメントの他にも-76kgのベルトを賭けたライトウエイトGPの準決勝戦2試合も行われた。

このライトウエイトGPは他大会の高額な賞金トーナメントによりやや影が薄くなった感がなきにしもあらずだが、賞金10万円に加え国内初の柔術でのチャンピオンベルト贈呈はトーナメント開催時には大きな話題となっていた。

その準決勝戦は1回戦を勝ち上がったアンデルソン・タカハシとシードだったヨースキ・ストー、反対ブロックは阪上亮介とチャールズ・ガスパーの顔合わせとなっている。

注目の試合が多かった今大会だが、まずはこのライトウエイトGP準決勝2試合からレポートしたい。

なおこのライトウエイトGPは試合時間20分はオンリーサブミッションでこの20分が時間切れになると延長戦10分となり、そこからは通常のASJJFルールでの試合となる特別ルールで行われた。


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-76kgライトウエイトGP準決勝戦
アンデルソン・タカハシ(ホシャ)
vs
ヨースキ・ストー(Impacto Japan BJJ)



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