English Portugues Japanese

2008年03月28日

パンナム直前インタビュー 大内敬

f847f08d.JPG本日のパンナム直前インタビューは自分の海外遠征時のパートナー、大内敬さん(パラエストラ小岩代表・38歳独身)です。

敬、と書いてタカシと読みます。

よく間違われてるんですが、ケイではありません!

大内さんとは昨年、パンナム、パンナム・ノーギ、ムンジアルと3大会を一緒に行きましたが、大内さんは残念ながら勝ち星を挙げることができませんでした。

昨年の大内さんは黒帯になりたてで、もうシニアの年齢ながらマスターやアダルトで出ていたこともあり仕方のない結果だったと思います。

しかし今回は「とにかく勝ち星を!」ということでシニア1にエントリーです!

柔術界きってのインテリで理論派の大内さん、海外初勝利なるでしょうか!?


──パンナムに出ようと思ったきっかけは?

大内:。一昨年に黒帯になりましたが(2006年のアジアチコで茶レーヴィ優勝で黒帯昇格)、国内では黒帯の選手がまだまだ少なく試合ができる機会も減り、またいつも同じ選手とばかりやることになるので、色々な選手と試合をしてみたくなったからです。

昨年初めて挑戦しました。

──出場するカテゴリーを教えて下さい。

大内:シニア1黒帯のレーヴィ級です。

同じ年齢、体重の選手と今回は試合をしてみようかと思いまして。

色帯時代も含めて、シニア1のカテゴリーにエントリーしたのは初めてです。

あとアブソリュート級にも挑戦します。

せっかく海外まで行って試合をするので、一試合でも多く試合ができるようにと思いまして。

──試合までにどれぐらい減量しますか?

大内:現在、通常体重が80キロ前後あるので、6〜7キロですね。

──減量方法は?

大内:季節によって違うのですが・・・。

暑い時期では2週間ほどですが、今の季節ですと3週間くらいです。

減量は、貯金に例えると分かりやすいです。

お金を貯めるためには、収入が増えて、更に節制して支出をいかに減らしてゆくかがポイントになります。

貯金高を体重に置き換えて考えると、減量の場合は逆のことをすればいいのです。

つまり体重では、収入にあたるのが摂取カロリー、支出が消費カロリーになるので、摂取カロリーを減らし、体の代謝を良くして消費カロリーを多くします。

具体的には、以下の通りです。

まず、第一週目は、水を毎日4リットル以上飲みます。

一日の練習中に2リットルを少しづつ飲み、残りの2リットルを他の生活時間の中で飲みます。

これは水を飲んで大量の汗や尿を排泄するようになると代謝の活性が高くなり、消費カロリーが増えるからです。

水を緑茶やウーロン茶にする時もあります。

お茶には利尿作用があり、またウーロン茶は食事中の脂質の吸収を抑えると言われています。

その際、体内では作られない栄養素であるビタミンやミネラルも体から失われるのでサプリメントで補います。
食事は、量を減らさず、炭水化物と脂肪分を減らしたものに少しずつ変えていきます。

第二週目になると、水の摂取は変えずに、食事の一回の摂取量を減らし回数を増やします。

一日トータルの食事量は変えません。

一回の食事で余剰に摂取された脂質や炭水化物は脂肪として体に蓄えられるので、食事の回数を増やしてこれを防ぎます。

逆に力士は太りたいので食事の回数を一日二回にし、一回に大量に食べるのです。

食事の内容は一週目と同じで、高タンパク質低カロリーの食事を心がけます。

ただ、練習の前には、練習で動けるカロリーを採るべくおにぎりを一つ食べたりして炭水化物を補給しています。

第三週に入ると試合の一週間前です。

この時点で残り2〜3キロくらいにしておきます。

前日計量の他の競技ならもっと重くても、ある程度多目に水抜きして一日で回復させる荒技が使えるのですが、柔術は直前計量なので水抜きの量をあまり多くしない方がいいと思います。

練習量が調整期間に入り減ってくるので、着込んで練習して多量に汗をかいてカロリー消費量を増やします。

また、発汗作用のある入浴剤を入れた風呂にも入ります。

ただ、その際水分とビタミン、ミネラルの摂取を忘れずにして下さい。

一日の水の飲む量は少し減らして通常量くらいにしていきます。

少しずつ食事量も減らしていきますが、試合の2日前くらいになると残り数百グラムになるので、入浴剤を使って体重を水分で調節します。

この時点では水で、落とした後の水分補給は逆に糖分を含んだカロリーの高いもの(例えば炭酸を抜いたコーラ)で調整して、体にエネルギーを貯めます。

こうして、当日の朝にリミットにもって行きます。

──試合に備えた練習はどのようにしていますか?

大内:特別なことはしていませんが、連続でスパーをするようにしたりしています。

道場の指導がある関係もあり、柔術だけでなく、グラップリングや打撃の練習も試合前でもしていますよ。

海外では他競技とのクロストレーニングを取り入れているところもあると聞きますので、これもいいのかなと思っています。


──どのように戦いますか?

大内:まずは、着実に得点を取って、チャンスがあれば足関節技等で一本を狙っていきたいです。

──注目している(気をつけている)選手はいますか?
大内:ウマイタのジャック・マクヴィッカー選手です。

昨年のパンナムの一回戦であたり、ボコられました。

初めての黒帯の試合だったこともあり、「黒帯ってやっぱりすげえな」と思ったことを憶えています。

その後、マクヴィッカー選手は勝ちあがり、決勝であのソッカを破って優勝しました。

帰国して調べたら、アブダビの北米予選−77キロ級でビル・クーパーを破って3位に入賞していることを知りました。

レスリングが強く、フィジカルも強い選手です。

──では最後に試合の意気込みを!

大内:一つでも多く勝てるようがんばります!


以上のように減量方法では博士号を持つ大内さんらしく非常に理論的なものを紹介してくれていますが、昨年のパンナム出場時にはロスに着いたとたんに空港で「ビールは利尿作用があるからいいんだ!」とかなんとか言って(まだ減量があるにも関わらず!)ビールを飲んでいたという事実があったことも紹介しておきます。

ムンジアルのときも体重に余裕のあった大内さんは同部屋だった減量のある藤田善弘さん(パラエストラ広島)を尻目に缶ビールを大量に買い込んで飲んでいた、というエピソードもあります。

そして1日に何度も体重計に乗り「今、○○キロ!」とこと細かに体重報告をしてくれます。

今回のパンナムでも毎度毎度の体重報告はあるんでしょうか?

今、この場で言っときたいと思います。

正直、どーでもいいんで報告禁止!

そんな大内さんの数々の伝説は後々このブログで紹介したいと思います!


ファイターズショップブルテリア
ブルテリア携帯サイト




トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔