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2008年06月12日

黒プルーマ決勝戦、吉岡大vsサムエル・ブラガ

吉岡選手がムンジアルに初参戦したのは2001年のこと。

それから早くも7年が経ちました。

一時は柔術から離れ、ムンジアルにも行っていなかったことがある吉岡選手でしたが、ここ数年はコンスタントにパンナムとムンジアルの2大会に出場し、毎年確実に実績を残しています。

「自分は才能を貯めて一気に出すタイプ」の自己分析もあり、今年はムンジアルと時期が近いことを理由にパンナム出場を見送り、このムンジアル一本に集中してきました。

そしてその才能を一気に解き放って1、2回戦を順調に勝ち上がり、準決勝も逆転勝利を飾り、遂に吉岡選手は自身初のムンジアル決勝戦のマットに上がりました。

決勝戦の相手は昨年の準優勝、サムエル・ブラガ(バッハ)です。




遂にムンジアル決勝戦にまで進出した吉岡選手。
集中力をみなぎらせ試合を待ちます。





吉岡選手のスタイルは試合開始直後に引き込み、相手が疲れるのを待って反撃に転じます。
これは屈強な外国人相手にインサイドワークとテクニックで勝ってきた吉岡選手の必勝法。





でもそれは絶対にパスガードをさせないという自信と技術の裏づけがあるからできること。
吉岡選手のガード技術は特別なテクニックを使うわけでなくシンプルなもの。
豊富な練習量で培った、努力の賜物で身につけたものです。




サムエルもパスガードを何度も試みますがどんなに頑張ってもアドバンテージ止まり。
攻めあぐねてしまい睨み合う場面も。





完全なパスガードは許さなかった吉岡選手ですが、アドバンテージはいくつか奪われてしまいました。
この場面もパスのアドバン。
決定的なポイントはないですがアドバンテージを重ねられじわじわと追い詰められていきます。





パスのアドバンテージで先行される吉岡選手も相手の攻め疲れを待って反撃です!
スイープでアドバンテージを2つ重ねました。





ですがサムエルも疲れの色を見せながらも攻撃の手を緩めません。
もみ合いながら素早く絞めを仕掛けてまたもアドバンテージ。





試合終了まであとわずか。
アドバンテージ1差でリードしているサムエルが初めてガードポジションになりました。
吉岡選手は猛攻をかけ、なんとかアドバンテージで並ぼうとしますが、そのまま試合終了。





勝利を確信したサムエルは立ち上がって勝ち誇り、吉岡選手は不安げな表情。
目が悪いのでモニターのポイントが読めてない様子。





ポイント0−0、アドバンテージ3−2、僅差でサムエル勝利!





この勝利にサムエルの師であるドラクリーノも嬉しそう。





サムエルは昨年は準優勝で、過去にはガロで優勝経験がありますが、プルーマではムンジアル初優勝です。
吉岡選手は本当にあと一歩のところで優勝を逃してしまいました。
ですがこの準優勝は過去最高の戦績となりました。





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この記事へのコメント

1. Posted by パラ東 Konny   2008年06月13日 01:34
どうして上下逆転しているのにスイープポイントが入らなかったんでしょうか??
ブラジル人に有利なジャヂングだったんでしょうか!?

今大会は佐々君か吉岡さんの優勝を信じていただけに残念です。
2. Posted by ブラジルブログ   2008年06月13日 02:05
試合時間残り30秒ぐらいの最後の攻防でサムエルが引き込みに成功してガードになりました。
本間選手もそうですが、本当に僅差の試合だったので残念です。

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