2009年03月13日
日本人がブラジルの大会で優勝!
現在、ブラジルのサンパウロにあるバルボーサ柔術にて修行中の小林元和選手(黒帯・グレイシーバッハ長野)がパウリスタのアダルト黒プルーマで優勝を果たしました!
以下、本人からのレポートです。
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今日FPJJ主催のパウリスタがあり、アダルトプルーマ優勝しました。
正確な名前は、I Etapa do Circuito Aberto Paulista 2009です。
風邪が直った後の減量は本当にきつく、試合までの日々は本当に長く、こんなに早く試合をやりたいと思ったのは初めてでした。
先生や道場生からも、プルーマは無謀だクレイジーだと言われましたが、自分への挑戦だと思い頑張りました。
自分でも細くなったのがわかり、マッチ棒のようでした。
試合当日、空腹でつらいが対戦相手より自分の方が練習をしたという自負があるので、そんなに緊張はしない。
計量は友人からもらった軽いギのおかげで何とかパス。
2試合だけでしたが、初戦が6-0 決勝が2-0でした。
予想はしてましたが、プルーマ級では自分が一番背が高く、初戦の相手とは10センチぐらいの身長差がありました。
初戦の相手は、去年自分が優勝した大会の茶帯プルーマ優勝者でした。
試合が始まり、立ちの攻防で奥エリをつかんであおったら引き込んできたので、時間がかかったけどワキ差しパス、サイドからの十字はかなり練習したけど、まだまだ詰めが甘かった。
決勝は足関使いを破って上がってきたアリアンシの選手。
長年黒帯をやってるらしく、エジソンからも注意しろと言われていた選手。
試合が始まり相手はタックルを仕掛けてきたが、それを切りまた立ちの攻防、自分から引き込む。
力が強い、最初にハーフまで行かれ、アドバンを取られる、ハーフから相手の足首をつかんでのスイープに成功するが、アドバンしか入らない。
またハーフまで行かれてアドバンを取られるが、また同じスイープを狙いアドバンをとる。
同点だったのは分かったが、時間が分からない。
もう一度引き込み、Xから担ぐことに成功、相手は場外に逃げ2P入る その直後終了。
相変わらず極めが甘い、初戦の相手は極めなくてはいけない相手だった。
体に力も入らなかった。
でも今回は減量に苦しんだ分優勝はうれしかった。
減量は何回か経検したけど、今回は何度も空腹のため、めまいで倒れそうになったし、練習してても体に力が入らず今まで勝てた人にも勝てなくなり、本当に弱くなった気がしました。
減量中は、もうプルーマはこれきりだと思いましたが、今回の優勝でペナかプルーマか迷ってます。
また練習頑張ります。
小林元和
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小林選手は2007年の10月から3度目のブラジル修行に出て2008年10月にプロ・エスポルティーボ/ブラジル(ゴドイ柔術主催の賞金トーナメント)の茶帯ぺナ(66kg以下)級で優勝して黒帯となり、今回は初の黒帯の試合で優勝しました。
プルーマに減量するのは大変だったようですが、その苦労が実ったようでよかったです。
単身海外で修行している日本人選手には頑張って欲しいですね!