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2009年05月03日

明暗を分けた?戦極出場のシャンジとレオ・サントス

5/2に代々木第2体育館で開催された戦極にはシャンジ・ヒベイロ選手、レオ・サントス選手という柔術のトップ選手が出場しました。

シャンジは昨年9月に総合デビューして以来の2戦目で超が付くほどのベテラン選手であるKEI山宮選手と戦いましたが、デビュー戦に続きまたもやや精彩を欠いた試合ながらも危ない場面は作らずに最後はスタンドでの打撃で倒れたところにダメ押しのパウンドを浴びせてKO勝利でした。

1R終了間際の腕十字は極まったか、と思いましたがラウンド終了のゴングに阻まれて極めきることはできず。

それ以降は寝技にいくことなく終始スタンドでの展開で試合は進むもスタンド技術の向上に自信があったシャンジは真っ向勝負を挑み、一歩も引けをとらない打撃の攻防を見せました。

シャンジはこれで2連勝、来年開催されるというヘビー級GPトーナメントにも出場するらしいので、そちらも楽しみです。

もちろんシャンジはムンジアルにも出場予定だそうです。

「史上初のムンジアル黒アブソ3度目の優勝を狙う!」ときっぱり宣言!

総合の試合をしながらもムンジアルに出場するシャンジ、素敵です!



ムンジアルにも出場予定!
シャンジ・ヒベイロ(ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ)



もう一人の柔術家、レオ・サントスは久しぶりの来日でした。

思えばレオ・サントスの総合デビューはこの日本で7年前の修斗で五味選手と戦い判定負けを喫しています。

ですがそれ以降のレオ・サントスはブラジルで師であるアンドレ・ペデネイラスが主催する修斗ブラジルで総合の実績を積み、現在は6勝2敗の戦績でした。

その2敗は五味選手に敗れたものともう1つはケージレイジを主戦場とし、今成選手と戦ったこともあるジーン・シウバに敗れています。

そのレオ・サントスは今大会でグラバカの横田選手と戦いましたが、これが接戦に。

判定では超僅差で2−1のスプリットでレオ・サントスは敗れてしまいました。

試合後の個別会見でも「判定には納得いっていない」と不満顔でコーナーマンを務めたノヴァウニオン総帥、アンドレ・ペデネイラスも「ビデオを取り寄せて判定が妥当かどうかを確認する」と提訴も辞さない構えを見せました。



判定に不服のレオ・サントス(ノヴァウニオン)


KO勝利のシャンジと僅差の判定負けのレオ・サントス。

戦極に参戦した二人の柔術家は明暗を分けた格好になってしまいました。

ですが同じくノヴァウニオンから出場したマルロン・サンドロは柔術家ながら見事な打撃で19秒でKO勝利を挙げ、フェザー級GP決勝トーナメントに勝ち上がりました。

マルロンにはレオ・サントスの分も頑張って欲しいですね。


★「戦極」の全試合の結果はコチラから!


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