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2010年05月09日

パン選手権2010:マスター黒ペナ・決勝戦 マウリシオ・ソウザvsアレッシャンドレ・クリスピン

マウリシオ、遂に決勝戦に進出です。

相手はアレッシャンドレ・クリスピン。

帯の昇格が一際厳しいとされるハウフハウフ・グレイシーの黒帯のクリスピン。

茶帯まではレーヴィで黒帯になってからはメジオ、そしてMMAデビューを果たしてからはペナに階級をコロコロ変えて試合に出場してます。

茶帯時代には2004年のパンナムで杉江大輔選手に勝利して優勝を果たしています。

その後、黒帯に昇格しましたが残念ながら黒帯を巻いてからは大会の入賞歴はありません。

本トーナメントでは、バレット・ヨシダ(Undisputed)、ルイス・ビンセンチ(デラヒーバ柔術)を破っての決勝進出です。



バレットにはスイープの2Pで勝利。




ルイスには引き込みあいから上を取りアドバンテージ1差で辛勝!



試合前にカメラを向けると雄たけびをあげ、落ち着きがありません。



いつもハイテンションのクリスピン!



一方のマウリシオ選手、初戦で負った怪我で右目は塞がってしまっているようですが、どこまで本来の実力を発揮できるでしょうか。



マスター黒ペナ決勝戦
マウリシオ・ソウザ(ボンサイ)
vs
アレッシャンドレ・クリスピン(クリスピン柔術)
試合はスタンドでの間合いの取り合いがしばらく続きます。
決勝戦にふさわしくピリピリとした緊張感が漂っています。



先手を打って、クリスピンがが引き込みます。




そして下から煽ってマウリシオのバランスを崩して、




クリスピンがスイープに成功!
2ポイントを先制します。




そのままパスガードを狙うクリスピン。




マウリシオは何度もスイープを試みますが、あと一歩のところで成功には至りません。




スイープ際に一旦スタンドの攻防になりクリスピンがタックルを仕掛けます。




これをうまく潰したものの、クリスピンは引き込みます。
すかさずクロスニーパスを仕掛けるマウリシオ。




ただ、残り時間は僅かです。
マウリシオも時間を気にしだします。




勝利を確信したクリスピンは試合終了の瞬間、手を上げて喜びをあらわにします。




敗北が決まり呆然とするマウリシオ。




クリスピンはマットを走り回って勝利の雄叫び!




ポイント2-0を守りきりクリスピンがマスター黒帯ペナ級を制しました!




text and photo by Takashi Umezawa(Gold medalist of Pan championship Novice tournament)


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