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2010年08月04日

グレイシーマガジン#160レビューby山内康悦


今月の表紙は「史上最高の柔術選手」の文字をバックにトロフィーを掲げるホジャー・グレイシーで柔術世界選手権、ムンジアルの大特集号。まさに表紙にふさわしい笑顔の写真です。



巻頭インタビューはホジャーで、今年の各階級それぞれの優勝者8人がトレーニングに関することや練習環境、モチベーションについて等興味深い質問をホジャーにぶつけています。

自分が印象に残ったのはブルーノ・マルファシーニの質問で、「簡単そうに見える試合中の全ての動きには、練習にどんな秘密があるの?」と質問したのに対して、「秘密なんてないし、動きが簡単そうに見える秘密の練習方法なんてないよ。試合は、見ている人には簡単そうに見えるかもしれないけど、試合している当事者にとっては凄く大変に違いないんだ。試合のときに仕掛ける技は技術的、肉体的、精神的に100%の状態。もし誰か簡単にできる秘密を知っている人がいたら教えてよ。」との回答でした。



そして今月号の特集、ムンジアル。23ページに渡って全階級の試合をリポート。

「ミスター世界選手権」と題し、7試合を極めて勝ち3度目の無差別級王者となったホジャーが、バックから極めに行くところの見開き2Pの写真はド迫力です。

ホジャーの試合では相手はほとんどディフェンスしていて、強い選手でもカウンター狙いだったそうです。記事でも「ホジャー・グレイシーは世界選手権時代のベスト柔術家だ!」

と言い切っています。

チーム優勝はアリアンシで、表彰台でトロフィーを掲げるホメロ・カバウカンチ師範が印象的です。ムンジアル特集の最後、見開き2ページで、アリアンシの黒帯メダリストと先生達で撮ったシンプルな集合写真があって勢いを感じさせます。



さらに今月のスペシャル、「先生達への宿題」。

やる気の落ちている生徒のモチベーションを高めること、テクニックの知識を伝えるための効果的な方法を発展させること。良いインストラクターになるためのヒントが計10項目に渡って紹介されています。
グレイシーマガジンを毎月普通に読んでいるだけでも、インストラクターにとってはヒントが満載だと思いますが、具体的に生徒のやる気を出させる方法や自分がクラスの前に準備することについて等、インストラクターとしての心構え的な部分について言及しており、柔術を教える全ての人にとって、かなりいい内容です。


「トレーニングプログラム」。今月のテーマは「巨人達の土地への侵攻」と題して、先のワールドプロカップ王者クラウジオ・カラザンスが得意な、自分より大きい相手に勝つためのテクニックを紹介しています。変形肩車からの横回転、自分から相手に接近していく掬い投げ、エリとズボンを掴む変形のクロスニーパス、ラペラを使ってオモプラッタからテイクバック、オープンガードからのスイープの5種類ですが、一つ一つのポイントが写真でわかるので、大きい相手に対する攻撃パターンの参考になるでしょう。



マーティン・ルーニー「戦士のトレーニング」、今回は「チャンピオンの休息」。

質の良い睡眠が柔術、自分の人生をより良くするための基本である、ということで

より良い睡眠環境、睡眠の習慣をつくるためのヒントや睡眠不足が引き起こす諸問題について列挙してあり、かなり勉強になります。選手はトレーニング内容や栄養に関することと同じくらいの注意を、睡眠に対しても向けるべきだと語っています。

まだ見てない人は確実に読んだ方がいい内容です。

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山内 康悦(やまうち・こうえつ)
AXIS柔術アカデミー所属
175cm・75kg 
ブラジリアン柔術・茶帯 柔道・参段
カンペオナートアベルト05&07・アダルト茶帯レーヴィ級3位
イーストジャパン09・マスター茶帯メジオ級優勝


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この記事へのコメント

1. Posted by 王羽   2010年08月04日 19:39
ホジャーの道着、体格に比して小さいから(特に袖の長さ)日本の大会なら道着チェックにひっかかりますね(笑)。

本編中の特集「チャンピオンの休息」の中で1つだけ、、、就寝前にミルクとか何か(確かピーナッツバターも?)を食せよ、というのがあったと思いますが、それだけは賛同できなかったなぁ。寝る前に食べたらモタれるもんなぁ。

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