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2010年10月07日

Gi2010:Gi無差別級レポート

本日は先日お送りしたNO-Gi無差別級トーナメントに引き続き、8名参加のGi無差別級トーナメントの様子をレポートします!

このトーナメントはGiアマの各地方トーナメントの無差別級王者と主催者推薦で選ばれた選手がエントリーしました。

中でも注目は小沢幸康選手(TEAM KAZE)です。

小沢選手はADCCの日本代表としてグラップリングの強豪として有名な選手でグラップリング以外でも柔道、サンボの実績も数多くあります。

が、柔術はこれが初試合なので、もちろん白帯を締めて柔術デビュー戦になりました。

グラップリングの強豪がギを着るととたんにパワーダウンということはよくありますが果たして小沢選手の場合はどうだったでしょうか?!



<Gi2010GI無差別級ジャパンオープントーナメント一回戦>
小沢 幸康(TEAM KAZE)
VS
高橋 計康(ギムナシオン札幌)
序盤から小沢選手が体格も活かしつつ優勢に試合をすすめます。






そしてノースサウスの状態から絞めが炸裂!




3:10一本勝ちで小沢選手が準決勝進出です。




<Gi2010GI無差別級ジャパンオープントーナメント一回戦>
入来 晃久(チームレグナム)
VS
山本 健一郎(グラスコ柔術アカデミー)
試合は山本選手が引き込み得意のガードワークに持ち込む展開になりました。




入来選手はパスガードのプレッシャーを与えます。




互角の展開でしたが、アドバン2−0で入来選手が準決勝進出!
敗れた山本選手も腕十字をとりかけるなど、見せ場を作り会場を大いに沸かせました。




<Gi2010GI無差別級ジャパンオープントーナメント一回戦>
大塚 ヒロアキーニョ(GRABAKA柔術クラブ)
VS
中山 徹(トライフォース五反田)




昼の部で行われたリザーバーマッチを勝利して本トーナメント出場を決めた中山選手が優勢に試合をすすめます。




テイクダウン、パスガード、ニーインザベリーとポイントを取得し、7−0で中山選手が勝利!




<Gi2010GI無差別級ジャパンオープントーナメント一回戦>
井上 健一郎(グラップラーズ・ギルド)
VS
時任 拓磨(PUREBRED大宮)
青帯ながらも黒帯の時任選手を相手に善戦する井上選手。しかしホレッタからのスイープにかかります。




最終的にはパスガードもきめた時任選手が5−0で準決勝進出!




<Gi2010GI無差別級ジャパンオープントーナメント準決勝>
小沢 幸康(TEAM KAZE)
VS
入来 晃久(チームレグナム)
互いに柔道の経験がある両選手。
小沢選手が入来選手に立ち技でプレッシャーを与えていきます。




そしてテイクダウンで2ポイント選手!




そのままポイント2−0で小沢選手が決勝進出!
なんと今年の全日本選手権アダルト黒帯の無差別級王者にまで勝利!




<Gi2010GI無差別級ジャパンオープントーナメント準決勝>
中山 徹(トライフォース五反田)
VS
時任 拓磨(PUREBRED大宮)




先日のマスター&シニアの再戦で、その時は時任選手がポイントで勝利しています。
前回同様、時任選手が引き込む展開。




時任選手得意のホレッタからのスイープが炸裂!
さらにもう一回ホレッタスイープ!




スイープ2回でポイント4-0で時任選手が決勝進出!




<Gi2010GI無差別級ジャパンオープントーナメント決勝>
小沢 幸康(TEAM KAZE)
VS
時任 拓磨(PUREBRED大宮)
ノーギではADCC日本代表になるほどの実力者の小沢選手。
道衣ありでは、サンボの実績はあるものの柔術での実力は未知数でした。
しかし、茶帯黒帯を撃破して決勝進出。
この勢いのまま黒帯実力者の時任選手までをも飲み込んでしまうのでしょうか?




試合は、時任選手が引き込みます。
そして三角絞め!
結構深く入っているように見えます。




しかし極まらず腕十字に移行!
残念ながらこれも不発。




小沢選手はスタンドに戻ったあとにテイクダウンで2ポイントを得ます。




時任選手も負けじとスイープで同点に並びます!




そして試合終了。
ポイント2−2、アドバン1−1でしたが膠着のペナルティが時任選手に入り小沢選手が優勝!
決勝戦にふさわしい激闘となり、今大会で会場が最も盛り上がった試合となりました。



ノーギだけでなくギでの実力も存分に披露した小沢選手。

試合後のインタビューでは本業が教員であることを明かし、子供たちに自分の活躍を見せたかったと、生徒思いのコメントを残していました。

これだけ強いのですから今後も柔術の試合に積極的に出場して大会を盛り上げて欲しいと思います。



photo and text by Takashi Umezawa









©Bull Terrier Fight Gear
www.b-j-j.com


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