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2010年11月22日

ヒクソン杯2010:クロン・グレイシーが階級別に続き無差別でも全試合一本で優勝!アダルト黒帯アブソルート級の試合レポート

アダルト黒帯メジオ級を全試合一本勝ちという圧倒的な強さで優勝を果たしたクロン。

今回、ゲスト選手としては唯一アブソルート級にもエントリーしていました。

そのクロンの首を狙ってか、アブソルート級は17名のエントリーとなり、階級別以上の盛り上がりをみせました!

それでは早速試合の様子をお届けします。



<二回戦>
クロン・グレイシー(ヒクソングレイシー柔術センター)
VS
松本幸正(INFIGHT)
一回戦を不戦勝で勝ち上がったクロンは、二回戦でINFIGHTの松本選手と対戦。
松本選手は一回戦でカルロストヨタBJJのマルシオ石塚選手を三角絞めで降しています。






試合はまずクロンが引き込みます。




十字絞めなどを狙いつつ、スイープ!




トップポジシンを奪うことに成功し、開始1分でクロンが2ポイント先制します。




そこからバックを奪い追加で4ポイント。




クロンは体を入れ替えて送り襟絞めでの体勢に。




一気に絞め上げて松本選手はたまらずタップアウト。




試合時間は1分22秒。
スイープしてから極めまでがわずか20秒足らずという滑らかな技の連携でクロンが準決勝進出を決めました!




<準決勝>
クロン・グレイシー(ヒクソングレイシー柔術センター)
VS
生田誠(トラスト柔術アカデミー)
クロンの準決勝の相手は二回戦でバルボーザジャパンの松村選手を破った生田選手でした。
生田選手は昨年のヒクソン杯にも出場しており、ホビソン・モウラと対戦。
世界王者をもってしても生田選手の高度なガードワークを崩すことはできませんでした。
屈指のガードワークをもつ生田選手の戦いに注目が集まりました。




開始早々引き込んだ生田選手。




クロンはガードをパスすべくクロスニーパスを仕掛けます。




足を利かせないようにスペースを潰して包み込むようにパスを狙うクロン。




そしてパスに成功するとすぐさまバックへ移行。




バックから絞めを狙いますが、生田選手はこれをガード。




しかし背を向けた隙を見逃さずにすかさず絞め!




2:47、クロンがバックからの絞めで決勝進出を果たしました。




<決勝>
クロン・グレイシー(ヒクソングレイシー柔術センター)
VS
カリーム・バイロン(チームレグナム)
決勝戦はペサディシモ級を制したカリーム。
アンデウソン天川、アレッサンドレ小川など日系ブラジリアンを撃破しての決勝進出です。
クロンはメジオ級で約80kg、カリームは約160kgなので体重差は実に80kg!
その体重差を活かしてクロンに苦杯をなめさせることは出来るでしょうか?




明らかな体格差が見て取れ、立ち技ではカリームが優位かと思われました。
しかしクロンがテイクダウンに成功!
2ポイントを先制します。




その後、亀になったカリームに対して足首を踏みながら帯と背中を握って引き上げると・・・




なんとカリームの巨体が浮かされました!




そしてすかさずクロンがノースサウスのポジションへ!




カリームが起き上がった瞬間、バックに回るクロン。




息子の戦いを顔色ひとつ変えずにジッと見守るヒクソン。




ヒクソンと対照的にメンデス兄弟はこの表情!




クロンはカリームにニーインザベリーの態勢から絞めをを狙います。




そしてマウントになりこれで決まったかと思われた瞬間!




エスケープしようとしたカリームの動きに合わせて瞬時に体を入れ替え電光石火の腕十字!
これが極まりカリームがタップ!




6:38、クロンがメジオ級に続きアブソルート級も制しました!




階級別&無差別と全試合を一本勝利で2階級制覇達成のクロン。
勝ち名乗りの後、ヒクソンを抱き上げて喜びを爆発させました。
この日が誕生日の父に最高のプレゼントとなったことでしょう。



photo and text by Takashi Umezawa




©Bull Terrier Fight Gear
www.b-j-j.com


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この記事へのコメント

1. Posted by Mっち   2010年11月22日 09:03
素晴らしい!

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