English Portugues Japanese

2011年02月03日

ヨーロピアン2011:黒レーヴィ・レプリ&ランギが再びシャットアウト!

黒帯レーヴィ級のトーナメントは地元・ヨーロッパだけでなくブラジル、アメリカ、日本と各国から実力者がエントリーしていてまさに国際大会というのにふさわしい豪華な顔ぶれが揃いました。

その中でもやはり際立った強さを見せていたのがアリアンシのレーヴィ級の不動のツートップ、マイケル・ランギとルーカス・レプリです。

この両選手はともに世界王者経験者で昨年のヨーロピアンも二人で決勝戦に進出、戦わずしてトーナメント制覇しています。

ですが今年はマイケル・ランギの宿敵ともいえるギルバート・ドゥリーニョ、レプリの好敵手・JTも昨年に続きエントリー、そして日本からもベテランの中山徹選手も出場しており、優勝予想が難しいトーナメントになりました。



トーナメント表




日本から出場の中山徹選手。
トライフォース柔術アカデミー・五反田支部の支部長を務めるベテラン選手です。




ポイント7-0で完勝して初戦を突破!
2回戦はドゥリーニョと対戦が濃厚でしたがドゥリーニョは体重オーバーで試合できず!
その対戦相手も来場しなかったのでいきなり準決勝戦進出になりました。




アメリカ本土はもとよりブラジル、日本、ヨーロッパと世界中を転戦中のJTことジョナサン・トーレス(ロイド・アーヴィン)。
1回戦は絞めで一本勝利。




JTの2回戦はアウグスト・メンデス“タンキーニョ”(ソウルファイターズ)と対戦。
タンキーニョは最近売り出し中の新鋭でワールドプロのポルトガル予選で優勝しています。




タンキーニョとはスイープし合う激戦を展開も6-4でJTが勝利!




JTが準決勝戦に進出、ルーカス・レプリとの対戦に。




1回戦勝利で2回戦を不戦勝で勝ち上がった中山選手は世界王者、マイケル・ランギと対戦。




スパイダーガードからスイープ&バックを奪われピンチに。




最後はバックからの送り襟絞めで一本負け。




中山選手は準決勝敗退も3位入賞。
マイケル・ランギは決勝戦に進出です。




もう一方のブロックの準決勝戦はJTvsレプリ。
この両者はこれまで幾度となく対戦しているライバル関係にあります。




今回はポイント4-4、アドバンテージ2-0の接戦!




レプリがアドバンテージ差で辛勝して決勝戦へ。
決勝はマイケル・ランギとシャットアウトして1&2フィニッシュでアリアンシがヨーロピアン連覇を達成です。




レーヴィ表彰台
優勝  マイケル・ランギ(アリアンシ)
準優勝 ルーカス・レプリ(アリアンシ)
3位  ジョナサン・トーレス(ロイド・アーヴィン)、中山徹(トライフォース柔術アカデミー)

優勝&準優勝は昨年と順位が逆でマイケル・ランギが優勝に。

これでマイケル・ランギは2009年から事実上の3連覇達成。

3位のJTは昨年と同順位。

中山選手の3位入賞も特筆モノでしょう。

それでもこのランギ&レプリのアリアンシ・レーヴィ級ツートップの壁は厚く、まだ当分は長期政権が続くものと思われます。

ただ残念だったのはドゥリーニョの体重オーバー。

ドゥリーニョが試合に出場していたらまたこの結果も違っていたかもしれません。

ノーギ・ワールズでもメジオに階級アップしていたドゥリーニョはもうレーヴィで試合するのは難しいのでしょうか?!

ドゥリーニョの階級の行方が気になります。



©Bull Terrier Fight Gear

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔