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2011年07月31日

台湾大会レポートbyワカ若山

7月23・24日の2日間にわたって台湾の台北市で行われた2011台湾国際BJJ・グラップリングチャンピオンシップについてレポートしたいと思います。

台湾以外からも日本、香港、マカオ、インドネシア、シンガポールからの参加者があり75人規模の大会になりました。

初日はBJJルール、2日目はグラップリングルールで大会が行われました。

多くは白帯の試合ですが、黒帯の試合も組まれました。



大会は台北市内の大学の体育館の柔道場で行われました。
試合会場は2面あります。




アダルト黒帯ペナ級
荒牧誠選手(香港柔術)VS村上直選手(ピュアブレッド京都)のワンマッチ決勝。




先に引き込んだのは荒牧選手。




荒牧選手がスイープに成功してポイントを2−0と先制。
さらに上からパスガードを仕掛けていきます。




残り時間が少なくなり、反撃をしかけてきたところを荒牧選手がバックから絞めで1本勝ち。




もう一つの黒帯の階級はペザード級で行われました。

この階級には本大会の主催者である小笠原誠選手(台湾BJJ)、香港で柔術を指導するブラジル人、オズワルド・ネート選手(バーサス・パフォーマンス)、同じく香港の瀧澤恵介選手(九龍BJJ)がエントリーしました。




1回戦は小笠原選手対オズワルド選手。




開始早々、スタンドの攻防から小笠原選手が引き込むと見せてのアンクルピックでテイクダウン!
2ポイントをとることに成功!




再びスタンドの攻防になり小笠原選手が今度は自分から引き込むも、オズワルド選手が体重差を利用したパスガードを成功させポイント3−2と逆転。




そのまま試合終了し、オズワルド選手が勝利。




アダルト黒帯ペザード級決勝
オズワルド・ネート(バーサス・パフォーマンス)
VS
瀧澤恵介(九龍BJJ)




オズワルド選手がクローズドガードに引き込んで試合がスタート。




クローズドガードからスイープを決めて、上になるオズワルド選手。




その後もパスガードを成功させて大量ポイントでオズワルド選手の優勝。




主な結果
紫帯無差別級
優勝  マシュー・モレンコフ選手(九龍BJJ)
準優勝 小島健作選手(九龍BJJ)




茶帯レーヴィ級
優勝 ブラッド・クー(香港柔術)
準優勝 クイントン・アレンザ(バーサスパフォーマンス)
※クイントンは香港在住の南アフリカ人柔術家で過去にDEEPに参戦経験有り。




黒帯ペナ級
優勝 荒牧誠選手(香港柔術)




黒帯ペザード級
優勝 オズワルド・ネート選手(バーサス・パフォーマンス)




チームポイント
優勝  台湾BJJ
準優勝 九龍BJJ
3位   香港柔術




大会2日目はグラップリング大会「2011台湾国際BJJ・グラップリングチャンピオンシップ」が行われました。

試合のカテゴリーはビギナー、アドバンス、エリートの3つのクラスに分けられ、体重は−63kg、−70kg、−77kg、−88kg、+88kg、無差別級によって争われました。

やはり一番の盛り上がりを見せたのは、エリートクラスの無差別級でしょう。

小柄な村上直選手(ピュアブレッド京都)が素晴らしい試合を見せてくれました。

8人がエントリーしたこの階級。村上選手は1回戦、クイントン・アレンザ選手(バーサスパフォーマンス)と対戦。


開始早々、クイントン選手の両足タックルにフロント・チョークを合わせて15秒で1本勝ち!

続いて準決勝でクリス・NG選手(台湾BJJ)と対戦。

クリス選手は台湾BJJでインストラクターを務める茶帯レーヴィ級の選手です。




ポイントで常に先行される苦しい展開の中、最後は残り30秒でバックを奪い逆転勝利!


反対のブロックから勝ち上がってきたのはギ部門でも活躍したオズワルド・ネート選手(バーサス・パフォーマンス)でした。

1回戦で小島健作選手(九龍柔術)に1本勝ちすると、続く準決勝でもギ部門でも対戦した瀧澤恵介選手(九龍柔術)と早くもリマッチ。

またも大量ポイントで瀧澤選手を下して決勝戦に進出です。



エリートクラス無差別級決勝
村上直選手(ピュアブレッド京都)
VS
オズワルド・ネート選手(バーサス・パフォーマンス)村上選手は65kg、オズワルド選手は95kg以上、子供と大人くらいの体格差があります。




村上選手がスタンドの攻防から飛びつきクロスガードへ。




オズワルド選手はそれを冷静に対処して、重戦車のようなパスガードでポイントをゲット。



その後はリスキーな戦い方をせず、安全運転で勝利。




負けはしたものの村上選手には会場から大きな拍手が。

この日のMVPといえる活躍でした。



グラップリング主な結果
ビギナー無差別級
優勝   呉至展(台湾BJJ)
準優勝  Greg Graff(Hsi Chih City Dojo)
3位    David Rosales (Evolution Combat)、Neil (Tough MMA)




アドバンス無差別級
優勝   Spencer Ling (Taiwan BJJ)
準優勝  Kurt Scholtes (Taiwan BJJ)
3位    Eliot Corley (Evolution Combat)、劉家成 (Taiwan BJJ)




優勝  オズワルド・ネート選手(バーサス・パフォーマンス)
準優勝  村上直選手(ピュアブレッド京都)
3位 クリス・NG選手(台湾BJJ)、瀧澤恵介選手(九龍柔術)




チームポイント
優勝  台湾BJJ
準優勝 Tough MMA
3位   Evolution Combat



★今大会の詳しい結果はコチラから!



【今日が誕生日の柔術家】サムエル・ブラガ





©Bull Terrier Fight Gear

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この記事へのコメント

1. Posted by だま   2011年07月30日 23:59
お誕生日情報(暴!

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