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2011年11月04日

【新商品】『PUREBRED柔術』レビュー


全国1億5千万人のブラジリアン柔術ファンの皆様、こんにちは。

『柔術プリースト』セミレギュラーMCのセラチェン春山です。

今回は先日ドロップされた新しいブラジリアン柔術の教則本『PUREBRED柔術(晋遊舎)』をご紹介したいと思います!

晋遊舎といえば、みなさんご存知『柔術魂』シリーズを始め、ここ数年は佐々幸範選手の『パラエストラ柔術・盾&矛』、中村K太郎選手の『和術慧舟會的裸絞』、小室宏二選手の『柔道固技教本』などなど、国内トップグラップラーの教則本を連続してリリースしており、もはやグラップリング界では最も信頼のおける出版社と断言!

どのムックも各選手の秘蔵テクニックを赤裸々かつ詳細に解説しており、現役バリバリな実戦派もボクのような知識先行型の脳内完結派も充分満足出来る内容になっていました(特に『柔道固技教本』の「基礎運動」の解説は最高!)。

そんな中で発売された今回の『PUREBRED柔術』はエンセン井上選手がメインで登場。

このタイミングでなぜエンセン?過去に発売された上での教則本と並べると、選手としてのエンセンはやや毛色が違うというか、少なくとも柔術やグラップリングの世界では現役選手とは言いにくいので、果たして教則本としては……と思ってしまったのが正直なところ。

しかし、よくよく考えてみれば「教則本」というメディアに求められているのは、リアルタイムな技術紹介だけである必要はなく、著者個人のこだわりや学んできた技術体系が改めて言語化・体現化されたこと自体にも意味があるわけで、「かつてエンセンが学んだへウソン・グレイシー直伝テクニック」を初の書籍化!となれば俄然興味も湧くというもの。

もっと言えば、1995年に中井佑樹がヒクソンに破れてから柔術に魅了され、改めて柔術を教わったのはエンセンだったと伝え聞きますが、つまりこのムックで紹介されている技術こそ、中井先生が当時エンセンから習った日本の柔術黎明期の技術そのものと言っても過言ではないでしょう!(多分過言)

そんな記念碑的な技術体系がやっと書籍化されたのだと考えると、エンセンの紹介するベーシックなテクニックがより滋味深いものに感じられるような気がします。

また『PUREBRED柔術』といえば歴史ある古豪アカデミーとしても有名。

誌面後半の『応用編』の中で宍戸選手、時任選手、鏑木選手の紹介するテクニックは、即実戦投入可能なハイレベルかつハイグレードなもの。

中でも時任選手の代名詞でもある『ホレッタ』は、さすが日本最高の使い手が紹介するテクニックとしてディティールまでチェックする価値あり!

他にも教則本マニアの読み方としては「腰とスボンを制して横に足を出してパスガード」「ブリッジスイープを耐えられたら後回してスタースイープ」「自分からどんどん下がっていってエスケープ」などの、まだ固有名詞が付いておらず状況説明だけがタイトルになっているようなテクニックは、現場でのあるある的テクニックとして即戦力になるんではないでしょうか?

オールドスクールな基本テクニックから、一歩踏み込んだ実戦テクニックまでバランスよく収録され、巻末にはルールブックまで付いているという本誌は、『柔術バイブル/中井佑樹』『はじめてのブラジリアン柔術/早川光由』と並ぶ、「初心者向け新定番ムック」と言えるかも知れません!




【教則本】
『PUREBRED柔術』
¥2415
好評発売中!
購入はコチラから!




【今日が誕生日の柔術家】タルシス・フンフェリー



©Bull Terrier Fight Gear

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