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2012年04月28日

【ワールドプロ2012】女子・紫茶黒帯決勝戦

女子の階級は今年から5階級に増えたものの、相変わらず紫帯から黒帯まで一緒に試合が行われ、やや大雑把な印象は否めません。

IBJJFでは今年から茶帯と黒帯を独立して開催するようになっただけに、このカテゴリー分けは時代に逆行していると取られても仕方ないことでしょう。

実際に選手側からも男子に比べ女子の冷遇ぶりには不満が多く、賞金金額の少なさもあり待遇改善を要望する声も上がっていました。

ですが逆に言えば紫帯が黒帯と試合ができるのもこのワールドプロだけなので特色と言えるかもしれません。

まずは日本から出場した2選手の試合から女子の試合を紹介したいと思います。



-60kg
関祐子(AXIS柔術アカデミー)
vs
マッケンジー・ダーン(グレイシーウマイタ)
関選手は1回戦でマッケンジーと対戦。
この対戦も茶帯vs黒帯の試合になりました。






序盤に仕掛けられた三角絞めを凌ぐもバックから送り襟絞めを極められてしまい一本負け。



惜しくも初戦敗退に終わりました。



-66kg
塩田さやか(AACC)
vs
ルアナ・アズギエル(アリアンシ)
階級別ではいきなり昨年度の王者、ルアナと当たる不運。
引き込んだルアナがガードから絞めや三角絞めを仕掛け、アドバンテージを献上。
そのまま0−0、2−0で初戦敗退に。




無差別では世界王者のミッシェル・ニコリニ(チェックマット)と対戦。
ニコリニの引き込みからスイープを食らい、最後は絞めで一本負け。




階級別とも無差別とも初戦敗退に終わりました。




-54kg
ナイジャ・イーストン(ロイド・アーヴィン)
vs
サマラ・ヘイス(ソウルファイターズ)
ヨーロピアン&パン王者のナイジャ、順調に勝ちあがり決勝戦へ。




ポジションを奪いまくり、一本は極められないまでも20-0という大差でナイジャ勝利。




-60kg
ミッシェル・ニコリニ(チェックマット)
vs
キーラ・グレイシー(グレイシーエリート)
去年のムンジアル決勝のリマッチ。
ムンジアルではアドバンテージ差の僅差の試合でニコリニが勝利しています。



引き込みからスイープ、そしてアンクルを極めたニコリニが0:48、一本勝利。
今回は秒殺でニコリニが優勝です。




-66kg
ルアナ・アズギエル(アリアンシ)
vs
ルイザ・モンテイロ(シセロコスタ)
昨年度の王者、ルアナにレアンドロ・ロのガールフレンド、ルイザの顔合わせ。




動きの少ない試合は0−0、1−0でルアナ勝利。
ルアナは全試合を通してカタい試合運びという印象でした。




-72kg
フェルナンダ・マゼリ(ストライカーJJ)
vs
ジェシカ・オリベイラ




マナウスから出場した紫帯のジェシカ相手に苦戦のフェルナンダ。
0−0、1−0というアドバンテージ1差で辛勝です。



+72kg
ガヴィ・ガルシア(アリアンシ)
vs
マリア・マリジャシアク




この試合も紫帯vs黒帯マッチ。
柔道出身のマリア、立ち技で果敢に挑むも返り討ちにあい7−0で敗退。
しかしガヴィも紫帯相手でこれだけ体格差あるなら極めろよ!という試合でした。




アブソルート
ガヴィ・ガルシア(アリアンシ)
vs
ビア・メスキータ(グレイシーウマイタ)
女子の無差別は今年から初開催。
その決勝は昨年のムンジアル決勝のリマッチという顔合わせに。
ビアは準決勝で宿敵ともいえるルアナに勝利して決勝戦に進出しました。




引き込んだビアのガードを押し潰すようにパスガード。




3−0でガヴィが勝利して優勝、2階級制覇を果たしました!




女子は2階級制覇しても賞金は$8000で
男子の階級別優勝と同じ金額。
試合数は変わらないのにこの金額差は少し可哀想な気もします。
ガヴィは昨年に続き階級別2連覇、無差別は初優勝です!



©Bull Terrier Fight Gear



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この記事へのコメント

1. Posted by NダDサク   2012年04月29日 15:58
このメダルを噛むパフォーマンス
中井さんがプロレスラーのブルーザブロディのパファーマンスから取って
現役シューター時代
現役柔術家時代
で行ったのが柔術界で広まった
というのが定説なんでしょうが
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Crete/6447/hanakuma.htm

元はレスリング五輪メダリストの

富山英明

先生が元祖なんだとか
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E8%8B%B1%E6%98%8E

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