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2013年01月20日

【セミナー】加古拓渡・セミナーレポートby湯浅麗歌子


2013年が明けて間もない1月13日(日)、埼玉県川口市にあるポゴナ・クラブジムにてGSB(グラップリングシュートボクサーズ)所属の黒帯である加古拓渡選手が自身初となるセミナーを開催しました。

国内におけるベリンボロの第一人者といわれる加古選手。

そんな加古選手のセミナー内容はもちろん「ベリンボロ」!

現在海外では主流ともなりつつあるベリンボロ関連の攻防が、少しでも日本で広まってくれればという加古さんの熱い思いから、今回のセミナーが実現したのです。

このセミナーは当初、一部のみの開催だったのですが、申し込みが初日で10名越え、数日後には定員の30人が集まり、それでも申込が止まらず、急遽第二部を追加開催するという大盛況ぶりでした。

セミナーは加古選手の挨拶からスタート。

「事前にアップしたセミナー予告編を見てくださった方はいらっしゃいますか?」との声に、参加者のほぼ全員の方が手を挙げていたのには驚きました。

皆さん真剣そのもの!



セミナーには予想をはるかに超える多くの参加者が集まり、急遽2部開催に。


今回のセミナーは、初心者の方からからトップ選手にまで役立つよう、順をおって詳しくやり方を説明してくださるということで、1人でもできるムーブメントからスタートです。

ベリンボロの基本はデラヒーバガード。

そこから回転する際、大きく回ると相手から離れてしまうため、その場で回る意識が大切なんだそう。


ウォームアップを兼ねて行われた一人ムーブからセミナースタート。




セミナーは多くの方が集まり大盛況!




まずはベリンボロの基本形を紹介。




上下が決まった状態からベリンボロを仕掛けていきます。




その後は相手と上下が決まった状態から、同時引き込み(下下)の状態で相手が座っている状態から、同時引き込み(下下)の状態で相手の背中がマットに付いている状態から、とそれぞれのポジションからのベリンボロを紹介。

続いてベリンボロからのレッグドラックとバックポジションの取り方をいくつか紹介されました。

今回紹介された技の数々は加古さん自身が研究し実践で実証済みのテクニックを多く披露されていました。

説明の中には自身の体験などが交えられており非常にわかり易かったです。



セミナーには女性の参加者も!




背中が付いた状態からのベリンボロのやり方も紹介。




参加者多数のため、マットスペースだけではなくリングも使うことに!



ベリンボロからのレッグドラッグ。




レッグドラッグのポイントは膝と肘をくっつけること!




このポジションは名づけて爛エルガード瓠
両膝を曲げながらやるガードで、その姿勢がカエルに似てることから名付けられました。




ベリンボロを仕掛ける際に陥りやすい外掛けの説明。




ベリンボロの応用編としてバリエーションも紹介。




質問コーナーでは回転する時に足を掴まれた場合の対応についてや、ベリンボロからの足関節など様々な質問が飛び交いましたが、加古選手が一つ一つ丁寧に質問に答えていました。

予定では2時間のセミナーでしたが、実際に終わったのは開始から約3時間後。

自らの技術を惜しみなく披露してくださった加古選手でした。



セミナー終盤は質問コーナー。
質問もやはりベリンボロに関するものが多かったです。



質問に答える加古選手。
どんな質問にも的確に答えていきます。



ベリンボロからのアンクルなど足関節も伝授。




2時間の予定を大幅に上回る長丁場でもまったくダレることない、
内容の濃いセミナーでした。




第一部の参加者との集合写真。




こちらは追加で行われた第二部の集合写真。
このように一部、二部とも満員御礼のセミナーでした!




セミナーを開催した加古選手のコメント

『まずはたくさんの方にご参加いただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

良かったです、と言ってくれた方もいて、やって良かったなと思いました。

今回のセミナーは、セミナー会場であるポゴナ・クラブジムの金古さんから声をかけて頂き開催が実現しました。

今回のセミナーは現在海外で主流ともなりつつあるベリンボロ関連の攻防が少しでも日本で広まってくれて日本の柔術の全体のレベルアップに繋がれば良いなと思ったこと、またセミナーをやらせていただくことで自分の技術の理解度も上がるだろうと思ったことが理由の一つです。

もう一つの理由は昨年大会に出過ぎて相当な遠征費の出費をしてしまったので、少しでも小遣い稼ぎが出来て遠征費の足しになれば良いかなと(笑)

当初は20人も集まってくれれば光栄だなと思っていたんですが、予想外にたくさんの方にお申し込みをいただいたため二部制での開催となり、とても驚いています。

一部と二部では基本的には同じ内容を紹介しました。

実際にセミナーをやってみて、内容としては予定していた内容は一通り出来ました。

序盤で予定より時間が押してたので、終わるか心配しながらやりましたが、逆に後半は皆さん慣れてきてすんなり出来るようになり、なんとか予定内容を終わらせることが出来ました。

予想していたよりも、皆さんの出来が素晴らしかったです。

正直、全く出来ない方も出てくると予想してたのですが、皆さん上手で質問もガンガンしていただいたので良かったです。

一部は自分が不慣れなだったこともありやや緊張しましたが、二部は自分も少し慣れて、皆さんが引っ掛かるポイントも分かって出来たので、一部よりも少しスムーズに進めることが出来ました。

セミナーをやりながら自分自身も新たなポイントにも気付くことができるなど、自身初となるセミナーは、自分にとっても実りあるセミナーになりましたね。

また機会があればやらせて頂きたいですね。

今回参加して頂いた皆さん、このセミナー開催に協力して頂いた金古一朗選手とその他関係者の方々、ありがとうございました。』



受け手を務めた岩井英二さんの感想
『今回はセミナーの一部・二部を通して受け手を務めさせて頂きました。

実際に加古選手のベリンボロを受けてみて感じたことは、とにかく隙間がないということです。

セットアップの時点でガシっときますよね。

膝の裏と膝の裏を合わせたり、バックを取るときの道着を掴む位置だったり、とにかく1つ1つのディテールが細かかったです。

それからプレッシャーがとにかく強かったですね。

隙間がないので逃げることも出来ないしあそこまでプレッシャーがすごいと、まともにディフェンスが出来ないと思います。

個人的にはベリンボロからレッグドラックやバックへいくときの足の切り替えとかはすごく勉強になりました。

でも実際やってみるとなかなかうまくいかず、足がすっぽぬけちゃったりと、すごく難しかったです(苦笑)。

試合でこれができちゃう加古選手は、相当練習を積まれているんだなぁと感じましたね。

ものすごく良い体験ができました。』

試合も意欲的に参加されている加古選手。

セミナーの翌日には台東リバーサイドセンターで行われたJiu Jitsu Priest CUPにも参加し、セミナーで披露したテクニックを使いベリンボロを成功させ、階級別で見事に優勝しました。


アダルト黒帯レーヴィ級のワンマッチ決勝戦で勝利して優勝。
対戦相手が体重オーバーで急遽、階級をアップしての試合でしたが
危なげない試合運びで磐石の勝利でした。




いま海外の試合で最も使われている最新テクニックのベリンボロ。

その日本の第一人者である加古選手の今後の活躍にも注目です。


Photo and text by Rikako Yuasa



【今日が誕生日の柔術家】シャンジ・ヒベイロ(32)、渡邊爛咼奪悪畚┛譟38)



©Bull Terrier Fight Gear


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