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2013年04月04日

【ADCC ASIA TRIAL 2013】-60kg級は山本聖子が初出場で優勝!女子の試合まとめ

2013年3月24日(日)東京都の駒沢オリンピック公園内球技場にて『ISAMI reversal presents ADCC ASIA TRIAL 2013』が開催されました。

今大会は2年に1度開催される組技の世界最高峰大会であるADCCのアジア地域の予選です。

まずは男子を差し置いて女子の試合からレポートしますが、その理由はレスリング世界王者に4度輝いた実績のある山本聖子選手がエントリーしたからに他なりません。

山本選手はかつて女子レスリングのトップ中のトップとして活躍したアスリートでレスリング世界選手権で優勝すること4回。

そして父が山本郁榮、姉に美憂、兄にKID疇前蠅罰米ファミリーです。

現在は第一線を退いてるとはいえ、まだ32歳で完全引退するには若すぎます。

そんな山本選手が前触れもなく出場してきたのだから大きな注目を集めたのは当然のことでしょう。

女子は60kgを境にそれ以上と以下しかなく、山本選手がエントリーしたのは-60kgで、他にエントリーしたのは2007年のADCC女子-55kg級で優勝を果たし世界王者となった塩田さやか選手、2011年ADCCアジア代表で総合格闘家としても有名な端貴代選手、ブラジリアン柔術ヨーロピアン&アジア王者の湯浅麗歌子選手、総合格闘家でリングネーム♂ha@THE♀でおなじみの海老原まどか選手など錚々たるメンツ!

元ADCC王者にプロ格闘家、そして柔術家に元レスリング世界王者と多彩な顔ぶれが揃った女子-60kg、非常に見所が多いトーナメントになりました。

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今大会の目玉選手、山本聖子(KRAZY BEE)。
10年以上も前に柔術の試合に出場したことがありますが、グラップリングは初参戦。
セコンドはKRAZY BEEで柔術のインストラクターをしていたことがある
reversal GYM TOKYOの片岡誠人氏。



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<女子-60kg級一回戦>
山本聖子(KRAZY BEE)
VS
海老原まどか(パラエストラ柏)
山本選手の初戦の相手は総合格闘家としても活躍している海老原選手。
格闘技は長く休養していましたが、ここにきて突然の試合復帰です。



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体格で勝る山本選手がポジショニングで圧倒します。
海老原選手は約2年ぶりの復帰戦でいきなり山本選手はキツかったか?!


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マウントを取った山本選手がポイント2-0で勝利!
初戦を見る限りはADCCルールにもきっちり対応していることが窺い知れました。
敗れた海老原選手は7月に行われるというボディビル大会に出場するとのことです。


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<女子-60kg級一回戦>
湯浅麗歌子(ポゴナ・クラブジム)
VS
イ・ヒジン(ADCC Korea)
湯浅選手はブラジリアン柔術のパン選手権と日程が被りましたが、
2月に代表の座を手にしたアブダビワールドプロに引き続き、ADCCの代表も狙ってエントリー。
相手は韓国人選手です。


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パスガードでポイント3-0とした湯浅選手が勝利!
柔術テクを駆使して戦った湯浅選手が2回戦に勝ち進みました。


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<女子-60kg級準決勝>
山本聖子(KRAZY BEE)
VS
端貴代(和術慧舟會AKZA)
山本選手準決勝の相手はADCC2011アジア代表の端選手です。
端選手は過去にADCCの本戦に2回出場しており、
3位入賞の実績もあります(2007年・NJ大会)。
この対戦ではさすがに端選手に分があると思われましたが・・・


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山本選手がトップポジションから攻め続け、パスガードに成功しポイント3-0で勝利!
終始、優位に試合を進め危なげない試合運びでした。



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<女子-60kg級準決勝>
塩田さやか(CHECKMAT JAPAN)
VS
湯浅麗歌子(ポゴナ・クラブジム)
この両者は今までギ、ノーギで幾度となく対戦しており、これまでの通算成績は塩田選手が
3勝1敗で勝ち越し中で、唯一の黒星は2月のアブダビワールドプロ予選でした。
そこで湯浅選手が悲願の初勝利を挙げたばかりです。
2ヶ月連続での対戦となったこの試合、塩田選手にとってはリベンジのチャンスです。



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湯浅選手が柔術的な動きで果敢に攻めて善戦しますが、塩田選手が
得意のアンクルを極めて一本勝ち!
柔術では勝利した湯浅選手もグラップリングではまだ塩田選手とは
差があるように感じられました。


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<女子-60kg級3位決定戦>
端貴代(和術慧舟會AKZA)
VS
湯浅麗歌子(ポゴナ・クラブジム)
前回のADCCアジア予選で対戦した両者。
その時は端選手が終了時間間際に裸絞めで勝利しています。
昨年、1年ぶりに柔術で再戦した際は湯浅選手が僅差の試合を競り勝っており1勝1敗のイーブン。
3度目の対戦はある意味、決着戦といってもいいかもしれません。


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拮抗した試合はポイント0-0のまま延長ラウンドに突入。
ここで引き込みによるマイナスポイントを献上してしまった湯浅選手が
ガードから攻めきれず試合終了し端選手の辛勝!
どちらが勝ってもおかしくない好勝負でした!



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<女子-60kg級決勝戦>
山本聖子(KRAZY BEE)
VS
塩田さやか(CHECKMAT JAPAN)
元レスリング世界王者と元ADCC王者が相まみえる注目の一戦!
これまでの試合通り山本選手が試合をコントロールするか、塩田選手が関節技を極めるか、
緊張感のある試合のマッチアップが実現です。


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序盤、塩田選手が下から腕関節を狙い、いきなりチャンス!
山本選手はセコンドの片岡氏のナイスアドバイスもあり、エスケープに成功。



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山本選手は一旦スタンドで立て直しをはかります。
スタンドではレスリンングの実績がある山本選手が有利なはずです。


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そして寝技になり、圧力をかけながらパスガードにいく山本選手。
このパスガードはこれまでの試合でも決めまくっており、基本技ながら大きな武器となっています。


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絶妙な体重移動はレスリングで培ったバランスの成せる技か。
柔術黒帯の塩田選手からも完璧なパスガードに成功!



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そしてそのままマウントへ移行!
ポジショニングで圧倒します。



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さらに怒涛の攻めを見せ、アームロックを仕掛ける!
やや強引さも感じられますが、そこは持ち前のフィジカル&パワーを活かし効果的な攻め。



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塩田選手はエスケープに成功、反撃のチャンスを窺いますが、残り試合時間はわずか!
ポイントで負けているだけに極めにいきたいところですが、残念ながらタイムアップ。



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試合は山本選手がポイント6−0で勝利。
なんと初グラップリングマッチながら元ADCC世界王者を破っての堂々の優勝です!
山本選手はアスリートとしての底知れぬ力を感じました。
本戦での活躍を期待したいです。



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<女子+60kg級決勝戦>
中倉百合花(カメジム)
VS
フィオナ・マックスロウ(Team Takedown)
+60kgは二人のみのエントリーでワンマッチ決勝。
ですが、なんとフィオナが欠場してしまったため不戦勝で中倉選手が戦わずして優勝!
2011年のADCCアジア代表である中倉三四郎選手と結婚し、新婚・若妻の百合花選手は
柔道のバックボーンがあり、総合でも活躍中。
本戦ではどこまでやれるかに注目したいと思います。


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<女子-60kg級表彰台>
優 勝 山本聖子(KRAZY BEE)
準優勝 塩田さやか(CHECKMAT JAPAN)
3 位 端貴代(和術慧舟會AKZA)




※+60kg級表彰台は中倉選手が表彰式に不参加のため画像なし。



photo and text by Takashi Umezawa


【今日が誕生日の柔術家】デイブ・カマリロ(36)、松本康雄(42)、山田秀之(24)



©Bull Terrier Fight Gear



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