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2015年09月06日

【レポ】ADCC 2015:決勝戦 その1

-66kgで決勝戦に進出したのはコブリンヤとフラザトだった。

コブリンヤは前回大会の優勝者でフラザトは初の決勝戦進出。

最初にフラザトの名が知れ渡ったのはADCCのブラジル予選に優勝した2009年のこと。

その大会では入賞できなかったが、柔術ではコブリンヤと名勝負を展開し表彰台の常連選手となっている。

いまはMMAに専念しておりギの大会には出ていないフラザトもADCCから招聘を受け緊急参戦を果たし、決勝戦に進出したがコブリンヤにバックを許し敗れてしまった。

優勝したコブリンヤはこれでADCC2連覇となり、現在35歳ですでにシニアの年齢ということを考えるとこの戦績は驚異的といえるだろう。

-77kgは世界王者・レプリとMMAでも活躍中のダヴィの対戦となり、2回戦以外を極めて勝ちあがったダヴィがレプリをも極め、4試合中3試合でも一本勝ちでADCC初制覇。

結果的に今大会の決勝戦で一本決着で終わったのはこの試合のみで改めてダヴィの極めの強さが際立つ結果となった。

この相手のシッティングガードに対して跳びついて極める腕十字はその素早さからブラジルの国鳥、サビアの名を冠し、"サビア・アームバー"と名づけられた。

今回の試合の中で最も衝撃的なフィニッシュシーンとなったこのテクニックは今後ダヴィの代名詞となっていくのは間違いないだろう。


01
-66kg決勝戦
フーベンス・シャーレス"コブリンヤ"(アリアンシ)
vs
ブルーノ・フラザト(ATOS)



02
今大会は前回大会で決勝を争ったハファ・メンデスが欠場し優勝候補筆頭と目されていた
コブリンヤは2回戦でジャンニ、準決勝でタンキーニョに勝利して決勝戦進出。
反対ブロックからはアメリカングラップラーの新鋭、ジオ・マルティネスに勝利した
フラザトが勝ちあがってきた。



04
ギありでは幾度となく対戦している両者もノーギでは初対戦。
50/50やベリンボロのようなムーブも見せたコブリンヤがフラザトのバックを奪い
P3-0で激戦を制した。



05
前回大会優勝後は「ADCCは減量がキツ過ぎるからもう出ない!」といっていた
コブリンヤだが、結局は今大会も出場し優勝。
昨年のムンジアルでも「これが最後」と言っていたはずなのに今年も出場していた。
コブリンヤの引退発言→引退撤回の頻度はプロレスラー並み!
でもこの強さなら試合したくなるのも頷けます。



06
-77kg決勝戦
ダヴィ・ハモス(ATOS)
vs
ルーカス・レプリ(アリアンシ)



07
決勝戦は重い階級から始まり、延長戦&判定続きの連続でダレ気味だった
会場内の空気を変えたのがこの一戦。
またスタンドでの膠着試合になるかと思われた矢先に…



08
レプリのシッティングガードに腕十字一閃。
2回のフェイントを入れてから一気に跳びついて極めた腕十字は
決勝戦唯一の一本決着となりその鮮やかさも相まって大きなインパクトを残した。



09
あの守りがカタいレプリから一本勝ちしたダヴィの極めの強さはさすがの一言。
今大会では4試合中、3試合を一本で極めてのADCC初優勝を果たした。



10
ギありの柔術よりノーギで多くの実績を残しているダヴィ・ハモス。
MMAでも4勝のうち3試合で一本勝ちしている。



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