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2015年09月15日

【レポ】アジアオープン2015:アダルト黒帯

01
9/12&13の2日間、東京・綾瀬の東京武道館にてアジアで唯一のIBJJF主催大会であるアジアオープンが開催された。

今年のムンジアルから導入された黒帯のムンジアル出場権50ポイント制により昨年のアジアオープンには外国人選手が多数出場したが、今大会では昨年以上の強豪が多数エントリー。

その結果、ルースターとライトフェザー以外は日本で開催されたに関わらずに日本人選手が優勝できないという結果に終わった。



これはそのまま海外の国際大会にも当てはまっており、ヨーロピアンやパン、ムンジアルでは軽量級以外では入賞はもとより初戦突破すらも難しくなっているのが現状。

大会ランク的にはムンジアル>パン>ヨーロピアン>アジアオープンという順で、この中では最下位ランクのアジアオープンですらこの結果なのだから、今後はさらに厳しい戦いが続くのは想像に難くない。

海外からの参戦選手で目立っていたのがアンドリス・ブルノフスキーだ。

アンドリスはアンドレ・ガウヴァオンが主宰するATOSのサンディエゴ本部の所属で、かのキーナン・コーネリアスのスパーリングパートナー。

キーナン考案のワームガードの開発に多大な貢献をしたというだけあって試合でもワームガードと得意とするオモプラッタを駆使し、初戦でブルーノ・アモーリン(2009茶帯ムンジアル王者)、決勝でホドリゴ・カポラルという優勝候補二人を破っての優勝は大金星だ。

また日本が誇る最強の柔術ブラザーズ、マルキーニョス&サトシのソウザ兄弟はともに決勝戦を一本勝ちで優勝し盤石の強さを見せ、来年のムンジアルの参戦権を獲得している。

女子では世界王者にしてADCC王者といういま最も勢いのある女子選手であるマッケンジー・ダーンの日本初試合が実現し、階級別と無差別の3試合すべてを一本勝ちして2冠に輝いた。

男女ともガイジン天国の様相を呈した今年のアジアオープン。

海外の強豪選手の試合が見られるのは嬉しいことだが、それに対抗できる日本人選手不在のこの状況はいかんともしがたいのだろうか。


02
ルースター決勝戦
○芝本幸司(トライフォース柔術アカデミー)
vs
×橋本知之(CARPE DIEM)

国内のみならずワールドクラスの強豪として認知されている芝本に挑んだのは茶帯ムンジアル王者の橋本。
橋本は黒帯昇格後2大会目という新人だが2試合を勝ち抜いて決勝戦進出した。
試合は互いにペナルティが2つずつ入る拮抗した展開になり、芝本がアドバンテージ1差で辛勝しアジア4連覇を達成。
敗れた橋本だが黒帯としての経験値の差を考えらた大健闘といえるだろう。



03
ライトフェザー決勝戦
○宮地一裕(修斗ジムRoots)
vs
×玉木強(CARPE DIEM)

全日本準優勝の宮地と東日本優勝の玉木の一戦は秒殺決着に。
引き込んだ宮地が玉木に対し送り襟絞め一閃。
わずか49秒で一本勝ちし黒帯で初のメジャータイトルを獲得した。
宮地は準決勝でも平尾悠人に腕十字を極めており、2試合連続の一本勝ちでの優勝。
この極めの強さは突出しておりより大きな国際大会でも試合を見てみたい。



04
フェザー決勝戦
○イザッキ・パイヴァ(サイコー柔術)
vs
×岩崎正寛(CARPE DIEM)

昨年のアジアオープンでも対戦済みの両者が再び対戦。
前回はイザッキが得意の三角絞めで快勝しているが、今年からスタイルチェンジを果たした岩崎はトップキープに自信をのぞかせる。
上になった状態でも姿勢を崩さず三角絞めに入らせる隙を見せなかったがイザッキは十字絞めからバック狙いに方向転換。
バックに回り込むと素早く送り襟絞めをセットアップし3:11 一本勝ちしアジアオープン2連覇を果たした。



05
ライト決勝戦
○サトシ・ソウザ(ATOS)
vs
×チョイ・ワンチョイ(ATOS)

ATOS同士の対戦となったライト決勝だが本来サトシはボンサイ、チョイは韓国のワイアー柔術の所属。
韓国在住のチョイだが今年は名古屋国際、一騎討とこれで3回目の来日だ。
過去の対戦ではサトシが一本勝ちしているが2戦目のこの試合もチョイの粘りに多少苦戦するも最後はキッチリと横三角で一本勝ち。
試合時間は8:19で、サトシにしては長い試合タイムではあるが、これはチョイがディフェンスに徹したからに他ならない。



06
ミドル決勝戦
○アンドリス・ブルノフスキー(ATOS)
vs
×ホドリゴ・カポラル(ATOS)

決勝戦ベストマッチだったのがこの一戦。
ライトに続きミドルもATOS同士となったがアンドリスはサンディエゴのATOS本部でカポラルは香港のGRIPSの代表。
今年のパンで3位入賞したアンドリスはテクニカルな柔術で知られる実力者だが、いま一つ知名度がなかったがアジア全域でその名を轟かせる昨年のアジア王者、カポラルに8-4で勝利し初来日&初優勝となり、一気に知られた存在となるだろう。



07
ミディアムヘビー
○マルセロ・トレド(ATOS)
vs
×入来晃久(チームレグナム)

ムンジアル&ADCC王者、カラザンスがヒザの負傷で欠場し不戦勝で勝ち上がった入来と中村勇太から勝利して決勝戦進出のマルセロの対戦。
引き込んだマルセロがスイープ&バックで6ポイントを奪取しそのまま勝利して優勝を果たした。
ちなみにヴィトー・トレドとは同姓のマルセロだが、血縁関係はなく、まったくの無関係とのこと。



08
ヘビー決勝戦
○ヴィトー・トレド(ATOS)
vs
×ホー・ワン(ジョンフランクル)

ベテランのマイク・ファウラーとこの2人の3人エントリーだったヘビー級も、そのマイクがまさかの連敗で決勝戦に勝ち残れないというアップセット。
カラザンスの黒帯でその巨大な体躯から"ギガンチ"(ポルトガル語で巨人の意)と呼ばれるヴィトーが韓国人黒帯、ホーから腕十字を極めて6:02 一本勝ちで優勝した。



09
スーパーヘビー決勝戦
○マルコス・ソウザ(ATOS)
vs
×マイケル・バーガー(ウィル/マチャド)

マルキーニョスはエントリー締め切りギリギリに急遽参戦しマイケル・バーガーとのワンマッチ決勝戦に挑む。
本来の階級より重い階級にエントリーしたので、階級別とはいえかなり体格差のある試合となったがマルキーニョスの強さは相変わらず。
バックから送り襟絞めで4:50 一本勝ちして来年のムンジアル出場権を獲得している。



10
ウルトラヘビー決勝戦
○ダニー・ジェラルド(PUREBREDグアム)
vs
×チャールズ・ガスパー(Impacto Japan BJJ)

ウルトラヘビーもワンマッチ決勝戦。
昨年同様、ワンチャンス狙いであえて重い階級にエントリーしたチャールズをクローズドガードから腕十字で返り討ちしたダニー。
試合時間は2:15でほぼ秒殺試合といっていい結果となった。



11
オープンクラス決勝戦
○ダニー・ジェラルド(PUREBREDグアム)
vs
×ホドリゴ・カポラル(ATOS)

階級別でまさかの敗退となったカポラルが雪辱を胸にオープンクラスで決勝戦進出。
反対ブロックを勝ち上がったダニーと共に両者は決勝戦までを一本勝ちで勝ち上がってきた。
さすがにこの対戦は一本決着とはならなかったが体格で勝るダニーが終始圧倒しP9-0で完勝。
階級別と併せて2冠を達成した。



16
オープンクラス表彰台
優 勝 ダニー・ジェラルド(PUREBREDグアム)
準優勝 ホドリゴ・カポラル(ATOS)
3 位 ハンセル・コー(ピーターデビーン)チェ・ワンキ(ジョンフランクル柔術)




12
女子フェザー決勝戦
○マッケンジー・ダーン(グレイシーウマイタ)
vs
×湯浅麗歌子(パラエストラ)

今年のムンジアル王者対決となったワンマッチ決勝戦。
マッケンジーは今大会の前にADCCでも優勝しており、いま最も旬な選手といえる。
昨年もアジアオープンにエントリーするも対戦相手不在で試合がなかったが今年は階級別と無差別で試合が成立。
階級別では湯浅と紫帯以来4年ぶりの再戦を4:42 マウントからの絞めで一本勝ちした。



13
女子ライト決勝戦
○イザベレ・ソウザ(Impacto Japan BJJ)
vs
×サラ・ブラック(ノヴァウニオンアリゾナ)

先月のグランドスラム東京では奮わなかったイザベレだが今大会ではワンマッチ決勝戦で勝って優勝を果たす。
試合序盤から積極的に攻めたイザベレがアリゾナから来日のサラから4-2で勝利も試合後半の失速ぶりばあわやの冷や汗モノだった。



14
女子オープンクラス決勝戦
○マッケンジー・ダーン(グレイシーウマイタ)
vs
×イザベレ・ソウザ(Impacto Japan BJJ)

オープンクラスはマッケンジー、イザベレ、リアナ・ディトリッチの3人トーナメント巴戦。
このオープンクラスは3試合ともトーホールド決着となり、決勝もマッケンジーがイザベレを1:15で極め2階級制覇。



17
女子オープンクラス表彰台
優 勝 マッケンジー・ダーン(グレイシーウマイタ)
準優勝 イザベレ・ソウザ(Impacto Japan BJJ)
3 位 リアナ・ディトリッチ(ファイトスポーツ)



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