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2015年09月16日

【レポ】アジアオープン2015:アダルト茶帯

00
昨年のアダルト茶帯のオープンクラスの決勝戦での劇的な大逆転勝利で2014年のベストバウトを残したホブソン・タンノ"シュシャ"。

そのシュシャがまた今年も大仕事をやってのけた。



階級別は2試合をオーストラリアから参戦してきた選手から一本勝ちで2連勝しあっさりと優勝。

続くオープンクラスでも国内外の強豪柔術家から一本勝ちの連続で勝ち上がっていき、決勝戦ではブラジル・サンパウロのボンサイ本部から参戦してきた"アバター"の異名を持つ2メートル超えの長身柔術家、ルイス・パウロ。

ルイスは昨年のアジアオープンの紫帯2冠の選手でその長身から繰り出すテクニックは攻撃・防御とも規格外。

そんな難敵に対しレフェリー判定という僅差の試合をモノにしたシュシャが2年連続でアダルト茶帯オープンクラス王者に輝き、自身初のアジア2冠も達成している。

その他の階級ではルースターで澤田vs渡辺、ライトフェザーで嶋田vs石井の日本人トップ対決も好勝負となり見どころが多いアダルト茶帯決勝戦となった。


01
ライト決勝戦では初戦と同じくオーストラリアのマロンバアカデミアの選手から絞めで一本勝ち。
初戦も三角絞めで一本勝ちしており2試合連続の一本勝利でまずはライト級で優勝。



02
続くオープンクラス決勝戦では"アバター"ことルイス・パウロと対戦し
Wガードから立ち上がったアバターが1アドバンテージ差でリードも、
試合終了間際に腕十字からもモンジバカで得たアドバンテージで同スコアに。
勝敗はレフェリーに委ねられた。



03
レフェリーはシュシャの攻めの姿勢を評価したか手が上がったのはシュシャ。
シュシャが今年も劇的な勝利を挙げてオープンクラス優勝、2階級制覇達成!



04
アダルト茶帯オープンクラス表彰台はシュシャ以外は海外からの参戦組の選手で占められていた。
まさにシュシャが日本最後の砦として国内選手の意地を見せたと言ってもいい活躍ぶりだった。



05
ルースター決勝戦
○渡辺翔平(ポゴナ・クラブジム)
vs
×澤田伸大(トライフォース)
ワンマッチ決勝戦は昨年の全日本以来となる約1年ぶりのリマッチ。
今回も接戦となりP2-2、A1-1からレフェリー判定で渡辺が勝利で優勝。
前回の対戦でもレフェリー判定で渡辺が勝利したが、この両者の実力差はほぼなく、
拮抗した試合内容だった。



06
ライトフェザー決勝戦
○嶋田裕太(ネクサセンス)
vs
×石井拓(ATOS)
海外在住の逆輸入柔術家・石井と国内トップの嶋田の注目の初対決。
パスガードに定評がある嶋田まさかの引き込みを見せ得意とする
Xガードからスイープに成功すると、そのままノンストップで怒涛の攻め。
石井のガードを2回に渡ってパスしP8-0で完封勝利!



07
LA近郊の大会で多くの実績を残す石井に勝利した嶋田は名実ともに日本最強といって間違いない。
国内大会では茶帯無敗の嶋田は今年のムンジアルでも3位入賞を果たしている。
嶋田には今後も海外大会での活躍を期待したい。



08
フェザー決勝戦
○ヴァンダレイ・タカサキ(Impacto Japan BJJ)
vs
×世羅智成(GROUND CORE)
試合巧者のパンテーラがスイープ合戦の末、P6-4で勝利して優勝。
飄々とした試合ぶりで大きく崩れることはないパンテーラの
盤石のゲームプランを攻略するのは至難の業。
アグレッシブさが売りの世羅の攻めさえも軽く受け流し競り勝ってアジア2年連続優勝。



09
茶帯昇格後も快進撃を続ける"ペザオン"ことエリクソン・タケウチ(Impacto Japan BJJ)は
ヘビーで優勝もオープンクラスでは入賞ならず。
グランドスラム東京で勝利したアバターに敗れ2回戦敗退に終わる。



10
女子の茶帯はライト級の1階級のみの開催に。
3人巴戦で2連勝した八田弥生(T-REX柔術アカデミー)が優勝を果たしている。



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