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2016年06月12日

【レポ】「章太郎さんを送る会」

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5月29日(日)に行われた「章太郎さんを送る会」をレポートします。

その前に。

鈴木章太郎さんは、晋遊舎でシリーズ化された「柔術魂」を立ち上げ、柔術関連のムックや技術本などを数多く手がけたことで知られています。

出版を通じて、柔術界に多大な貢献を果たしました。

また、腰の低さや人当たりの柔らかさ、深い思いやりの持ち主で、取材対象の選手をはじめ皆さんに愛されるキャラクターでもありました。

その章太郎さんは、今年3月23日、突如、脳こうそくで倒れ、そのまま4月1日に還らぬ人となりました。享年41という若さでした。

親族だけで葬儀は済ませており、私自身も含め突然の彼とのお別れに心の整理がつかない方のため、今回「章太郎さんを送る会」を企画しました。

当日13時からアネアカフェ学芸大学店で始まった会には、最後の所属道場カルペディエムの仲間を中心に、グラスコさんやリバーサルさん、トライフォースさんなど他道場の方々、出版関係の方など約30名が集まりました。章太郎さんの奥様も来場されました。

在りし日の写真を集めたスライドショー、最後の試合となった台湾での試合映像、そして友人関係者たちによる思い出話のスピーチの数々は、参加者にたくさんの笑いと涙を誘いました。


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また当日来場できなかったかつての師匠・パラエストラの中井祐樹さんや、当ブログ主宰の柔術ライター・橋本欽也さんからの手紙も代読されました。

「柔術魂」以降に章太郎さんを知った方が柔術関係者の中では大半かと思いますが、晋遊舎入社前からお付き合いのあるご友人方のスピーチから、ゴング格闘技編集部で働いていた時代、e-柔術という携帯サイトをやっていた時代のことなども話に出て、当時の意外な人となりも窺うことができました。

出版社時代の後半は、柔術以外の仕事も多く抱えるようになり、精神的にもいっぱいいっぱいの状態となって、結婚を機に介護の仕事に転職したことまでは、ご存知の方もおられるかと思います。

転職後は柔術関係者との連絡も途絶えがちになり、最近の様子を知るのは、彼がインストラクターを務めたカルペディエムの道場仲間でした。


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倒れる数日前に、彼と個人的な会話をしたあるインストラクターによれば、「前より収入は少なくなったけど、今が本当に幸せだ」との言葉を残していたそうです。

温かい家庭、安定した仕事、そして柔術を趣味として続けられる環境。

突然迎えた最後に、なかなかその事実を正面から受け止めきれなかった私や参加者の方々も、彼の想いを知って、少しだけ安心したような気持ちになりました。

鈴木章太郎さんのご冥福を心よりお祈りします。
(藁谷)






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