2016年10月03日
【レポ】JJFJ全日本選手権2016:黒帯

10/1(土)、足立区綾瀬の東京武道館にてJJFJ主催「全日本選手権2016」が開催された。
いま日本にはこのJJFJとJBJJF、ASJJFと3つの連盟があり、それぞれが独自に全日本選手権を開催しているが、今大会はJJFJ版の全日本選手権大会だ。
JJFJ=AXISというイメージ通り、AXISとその系列アカデミーの選手が多数出場し、それが大会のカラーにもなっているが、今大会のアダルト&マスターのカテゴリーにはAXIS所属の選手は皆無でAXIS系列所属の選手1名のみ。
これはやや寂しい感じがなきにしもあらずだが、その分多彩な顔ぶれが揃っていた。
その中で存在感を見せたのが塚田市太郎だ。
塚田はすでにマスターの年齢だがアダルトでエントリーし、フェザーとオープンクラスで優勝し2階級制覇達成。
特にオープンクラス決勝のvsルアン・アロウカ戦は4階級の体格差を跳ね除けての一本勝ちだった。
最近はやや戦績が冴えなかった塚田だったが、今大会では3試合中、2試合を一本勝ちしての勝利という快勝ぶりは大いに評価されるだろう。

アダルト黒帯フェザーは3人エントリーの巴戦。
塚田はヒカルド・ヤギ(JAWS)と2回に渡って戦い、8:54 絞め&P7-2で2連勝し優勝。

続くオープンクラスはレアンドロ・クサノの欠場によりルアン・アロウカ(小川柔術)とワンマッチ決勝戦に。
フェザーの塚田とヘビーのルアンでは4階級差があるが終始優位に試合を進めて試合終了15秒前に腕十字で極めた。

最近は戦績が奮わなかった塚田だったが今大会は2冠に輝く大活躍。
12月にはスーパファイト出場の予定もある塚田は年内も休みなく試合出場が続くようだ。

アダルト黒帯ルースターもワンマッチ決勝戦。
ワールドマスター&アジアで3位入賞の戸所誠哲(パラエストラ岐阜)が初対決の伊東圭(アンビシャス柔術アカデミー)をスイープしP2-0で勝利。
戸所は「8年ぶりに試合したけどモノ凄く強くてびっくりした!」と試合後にコメント。

マスター黒帯ライトもワンマッチ決勝戦で後藤悠司(一心柔術)と山本保則(パラエストラ千葉)が立ち技で膠着試合。
互いにペナルティが1つずつ入る動きの少ない試合はレフェリー判定で山本が勝利も互いに消化不良試合となったと思われる。

マスター黒帯ミディアムヘビー決勝戦はマルシオ・ヘイス(チェックマットジャパン)とウィルソン・サンパイオ(Impacto Japan BJJ)の対戦。
マルシオがパスガードのアドバンテージ2つで辛勝。

マスター黒帯オープンクラス決勝戦は日本人対決。
山本保則(パラエストラ千葉)を伊藤洋邦(JAWS)がP9-0で破り4人トーナメントのオープンクラスを制した。

マスター黒帯オープンクラス表彰台
優 勝 伊藤洋邦(JAWS)
準優勝 山本保則(パラエストラ千葉)
3 位 ヒカルド・ヤギ(JAWS)マルシオ・ヘイス(チェックマットジャパン)
【今日が誕生日の柔術家】ガブリエル・パリート(30)、ブライアン・マヘチャ(28)

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