English Portugues Japanese

2017年05月06日

【レポ】マリアナスオープン2017:黒帯賞金トーナメント

01
4/30(日)、グアム・FDMSフェニックスセンターで「マリアナスオープン2017」が開催された。

マリアナスオープンはミクロネシア地区最大規模の大会でグアムで毎年定期開催されており、今回で10回目という記念すべきアニバーサリーイベント。

そして今大会の目玉は賞金総額17000ドルという高額な現金が用意された黒帯のトーナメントだ。

賞金トーナメントは180lbs以下のライト級とそれ以上のヘビー級の2階級のオープンクラスでそれぞれ8人トーナメントで、その入賞者にそれぞれ賞金があり、優勝者に3500ドル、準優勝に1500ドル、3位に500ドルが贈呈される。



さらにそのオープンクラス2階級の優勝者同士がスーパーファイトで戦い、その勝者に7000ドルが与えられるという過去最高金額のトーナメントになっっている。

その賞金を狙って多数の強豪がグアムに集い、激戦を繰り広げていった。

トーナメントの1回戦の結果は以下の通り。

<ライト>
○イザッキ・バイエンセvsバイキング・ウォン× 7:25 絞め
○ヘナート・カヌートvsマイク・サンチェス× 3:40 絞め
○ルーカス・ホシャvsジェリー・イマサ× 3:56 絞め
○ジョニー・タマvsマイケル・リエラJr× 4:25 タマロック

<ヘビー>
○ニック・ニック・カルバニースvsブライアン・パンガリン× 3:31 絞め
○タルシス・ハンフレイスvsエリック・シアン× 8-2
○タナー・ライスvsジョシュア・ジェローム× 6:50 絞め
○フェリッペ・プレギーサvsジェイコブ・ゲレロ× 4:02 絞め



1回戦は招聘選手vsグアムのローカル組と日本&香港のアジア勢という組み合わせがほとんどだったが、1回戦の8試合中7試合が招聘選手の一本勝ちという結果に終わっている。

準決勝では招聘選手同士の対戦となりプロトーナメントらしい豪華な組み合わせが実現している。

ここでは準決勝以降の試合から紹介していく。


02
ライト準決勝
イザッキ・バイエンセ(アリアンシ)
vs
ヘナート・カヌート(ゼニスJJ)
体格で勝るイザッキが2度のテイクダウンに成功し4-0で勝利、決勝戦進出を決めた。



03
ライト準決勝
ジョニー・タマ(アリアンシ)
vs
ルーカス・ホシャ(ZRチーム)
1回戦でリエラを極めたジョニーがこの試合でも素晴らしいガードワークを見せた。P2-2で僅差の試合になったがアドバンテージ2-1でジョニーが競り勝って決勝戦へ。



04
ライト決勝戦
イザッキ・バイエンセ(アリアンシ)
vs
ジョニー・タマ(アリアンシ)
アリアンシ同士の対戦となった決勝戦、イザッキはアリアンシのサンパウロでファビオ・グージェウに師事しており、ジョニーたエクアドルとLAのコブリンヤのジムを行き来しながら練習している選手。
リエラ&カヌートを破ったジョニーだがイザッキにスイープを許しP0-2で敗れ、イザッキが優勝を果たす。
試合後に「イザッキはニーリープしていた!」とレフェリーに猛抗議も判定は覆らず。



05
優勝・イザッキ、準優勝はジョニー。
3位にはルーカス・ホシャを2-0で破ったヘナート・カヌートが入賞している。



06
ヘビー準決勝
ニック・ニック・カルバニース(BJJユナイテッド)
vs
タルシス・ハンフレイス(アリアンシ)
1回戦、vsエリック戦でふくらはぎを負傷したタルシスが棄権しニックが戦わずして決勝戦進出に。
タルシスは勝ち名乗りの際に悔し涙を見せた。



07
ヘビー準決勝
フェリッペ・プレギーサ(グレイシーバッハ)
vs
タナー・ライス(ソウルファイターズ)
大型選手同士の対戦ながら動きがある好勝負となったプレギーサとタナーの試合はプレギーサが優位に試合を進めるも試合終盤にタナーがスイープに成功するも時すでに遅し。
P7-2でプレギーサが順当勝ちで大会2連覇にリーチ。



08
ヘビー決勝戦
フェリッペ・プレギーサ(グレイシーバッハ)
vs
ニック・ニック・カルバニース(BJJユナイテッド)
ヘビー決勝戦はプレギーサの横綱相撲。ニックからバックマウントを奪うと身体を伸ばして最後はチョークでフィニッシュ。9:38、一本勝ちでヘビーを優勝し大会2連覇達成。



09
タルシスが負傷棄権したためにタナーが3位決定戦を不戦勝で入賞し$500獲得。



10
グランドチャンピオンマッチ
フェリッペ・プレギーサ(グレイシーバッハ)
vs
イザッキ・バイエンセ(アリアンシ)
トーナメント覇者同士の対戦は試合開始直後に勢いよくタックルにいったイザッキをチョークで切り返したプレギーサが秒殺勝利。
試合時間は1分かからずで賞金7000ドルをゲット!



11
終わってみればプレギーサの圧勝に終わった賞金トーナメント。
当初エントリーしていたレアンドロ・ロが欠場したのは残念だった。



12
昨年に引き続きマリアナスオープンの賞金トーナメントを制したプレギーサ。
賞金総額1万ドルとチャンピオンベルト&チャモロジュエリーを獲得。



13
大会主催者のスティーブ・シミズは「来年はさらに賞金金額をアップして大規模なトーナメントにしたい。日本で予選を行って代表選手を決めるプランもある。プロトーナメントに相応しい強豪を世界中から招聘したい」と早くも来年の大会に意欲的だ。



■大会フォトギャラリーはコチラから!



【今日が誕生日の柔術家】ダンテ・レオン(22)、トメヤ・ササハラ



jjp11
Jiu Jitsu Priest



N_logo_w
Jiu Jitsu NERD



BJJ-WAVE-Final-Logo
BJJ-WAVE



muse_s
MUSE Jiu Jitsu Academy



©Bull Terrier Fight Gear



トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔