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2017年09月13日

【Review Wednesday】『バーリトゥード 格闘王国ブラジル写真紀行』

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みなさんおつかれさまです。Jiu Jitsu NERDライターの成田です。

今回の「Review Wednesday」はDVDではなく書籍のレビューをしたいと思います。取り上げるのは先月刊行された『バーリトゥード 格闘王国ブラジル写真紀行』。本書は写真家でありブラジリアン柔術黒帯、そして山伏でもある井賀孝氏が15年にわたって追い続けたブラジルのバーリトゥードシーンを写真と文章でまとめたもの。

2000年代初頭のブラジルの格闘技シーンを生々しく描写した前著『ブラジリアン バーリトゥード』は以前の「Review Wednesday」で取り上げましたが、こちらはその復刻版として刊行が予定されていたものの、「新作の写真も入れたい、ならばもう一度ブラジルに行きたい、せっかく編み直すなら、いっそ前著とはまったく異なる顔と中身の本にしたい」(本書「エピローグ」より)という並々ならぬこだわりから、2016年に二度にわたる現地取材を敢行して生まれた一冊。増補新装版というよりも、まったく新しい書籍として前著を持っている方でも楽しむことができる内容です。

前著に登場するシュートボクセの再訪やクリチバで行われたUFC198の取材記、ペケーニョとの再会、ブラジル最北の街ボア・ビスタでの柔術出稽古などエピソードが満載で、ベレンでの前田光世のお墓参りのエピソードにはUFCファイターのリョート・マチダの父親・町田嘉三氏も登場。

さまざまなキーパーソンへのインタビューから、ブラジルでどのように格闘技が根付いているのか、15年という時間の中でMMA、ルタ、柔術シーンがいかに変化し、ブラジル社会も変わっているのかを窺い知ることができますし、400ページ強の大ボリュームに格闘家のポートレイトや道場、街中のスナップ等々がたっぷり収録されているので、現地の空気、熱気もビシバシ伝わってきます。

井賀氏も書いているとおり、ブラジル本といえば篠山紀信の『オレレ・オララ』(リオ)、個人的には新正卓の『遥かなる祖国』(厳密には南米)なんかが思い浮かびますが、格闘技本、そして数少ないブラジル関連の書籍として貴重な一冊になること間違いなしだと思います!



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■前作「ブラジリアンバーリトゥード」のレビューはコチラから!



【今日が誕生日の柔術家】戸所誠哲(34)、渡辺孝(42)、ローランド・サムソン




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©Bull Terrier Fight Gear


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