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2017年09月19日

【レポ】IBJJFアジア選手権2017:女子

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IBJJFアジア選手権の女子の試合をまとめて紹介する。

今大会の3日間を通して青帯から黒帯までが行われたが既報の黒帯以外の試合で注目試合を厳選してレポートしていく。



どのカテゴリーの優勝者もビジュアルと実力を兼ね備えた才色兼備の選手たちなので今後の活躍ぶりも期待したい。

特に今回は東京在住の選手よりも地方出身の選手たちの活躍ぶりが目立っていた。

また十代から二十代前半の若い選手が多かったのも特筆すべきところだろう。


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アダルト茶帯ライトはワンマッチ決勝戦。
オーストラリアから参戦のケイト・ウィルソン(ボンサイ)が内山裕規(パラエストラ東京)から6-0で判定勝ちしてワンマッチ決勝を制した。



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優勝したケイトはコパ・ブルテリアとアジア選手権と2大会連続優勝の快挙。
そしてこの表彰台で黒帯昇格を果たし、長かった茶帯を卒業している。



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4人トーナメントのアダルト茶帯ライトフェザー決勝戦はレノラ・マケラ(ボンサイ・グアム)とセリンゲロ嫁のアドリアネ・キムラ(Impacto Japan BJJ)の対戦でレノラが勝利。



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ボンサイのグアム支部の女子のエース的な存在のレノラはグアムのドーギブランド「HAGA」のスポンサードを受けており、その新作キモノを着用して参戦。
またまだ幼い子供も帯同しての来日で子守をしながら試合は大変そうだった。



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アダルト茶帯Wゴールドはジェシカ・グエディ(ソウルファイターズ)。
ジェシカはルイジアナから来日し、ヘビーを一人優勝、オープンクラスのみで試合をして金メダルを獲得した。



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アダルト紫帯オープンクラスの準決勝で0-15から逆転の腕十字を極めて勝利した左近允梨乙子(パラエストラ)。
この大逆転勝利は女子のベストマッチで、続く決勝戦も秒殺一本勝ちで優勝を決めた。



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オープンクラス優勝・ミドル3位の左近允は柔道二段の現役女子大生。
柔道は引退し今後は柔術に完全転向するとのことだ。
「アジアが終わってたくさんの方々に声をかけて頂いてとても嬉しかったのですが、試合に関しては今までの自分の戦い方ではいつか限界が来るな…という焦りの方を一番に感じました。私はもっと強くなれます。自分の弱い部分と向き合って次はもっといい試合をしたいです。応援して頂いてありがとうございました!」



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アダルト紫帯ライトフェザーでペルー人のケイコ・ナカガネク(小川柔術)が久しぶりに参戦も決勝戦で一本負けし準優勝に。
優勝したのはチョイ・ワンチョイ門下のイ・ウンミ(KJコンペティションチーム)。



08
グアムのプロMMAイベント、PXCに参戦中のブローガン・サンチェス(ピュアブレッドグアム)がアジア参戦。
アダルト紫帯ライトでエントリーし初戦を勝利も決勝戦で敗れ準優勝。



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そのブローガンに勝利して優勝したのはニューヨークから来日したマーゴット・シカレリ(ユニティJJ)。
女子トップクラスのモダン柔術の使い手として知られるテクニシャンだ。



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アダルト紫帯フェザー1回戦で注目の顔合わせが実現。
メンデス兄弟の愛弟子のソフィア・フローレス(AOJ)とガールズブドーエンタテイメント「SEI☆ZA」のプロ選手、タバタ・ヒッチ(バルボーザ)の対戦はアドバン差でソフィアが勝利し続く決勝戦も勝利して優勝を果たした。



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アダルト青帯ライトフェザーで優勝した石黒遥希(ブルテリアボンサイ)は石黒翔也の妹。
国内の試合ではいつも体格差のある試合で苦戦が多かったが適正カテゴリーでは危なげない試合ぶりだった。



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9月いっぱいでOLを辞めて柔術優先の生活を送るという石黒。
それでいいのか?とも思うが、本人に迷いはない模様。
「アジアに向けて、兄に分からないことを聞いて苦手を克服したことで不安なく試合に挑めました。自分の力をすべて出し切れ、極めて勝つ試合が多かったのでとても嬉しいです。」



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柔道出身らしい力強いトップゲームで激戦のトーナメントを制した岸田蘭音(柔専館)がアダルト青帯フェザーで金メダル。
岸田も自衛隊を辞め柔術に専念する意向のようだ。



07
大会後に紫帯昇格となった岸田。
柔術を始めてまだ2年らしいが柔道の経験が活きたようだ。
「アジア選手権が初めての国際大会で不安もありましたがエントリーした日から試合が楽しみでした。海外の選手と試合ができ、自分のいいところも改善点も見つかったのでとてもいい経験になりました。来年も参加したいと思ってます!」



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マスター1青帯フェザーで3試合すべてをアメリカーナで極めて優勝したアミティ・シェン(キリンBJJ)。
準決勝で同じ台湾人のメロディ・マー(台湾BJJ)を、決勝戦で井上智子(ストライプル茨城)から勝利しての金メダル獲得だった。



【今日が誕生日の柔術家】サトシ・ソウザ(28)、加古拓渡(31)、ルーカス・レプリ(33)



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KinyaBJJ.com




©Bull Terrier Fight Gear



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