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2018年05月27日

【インタビュー】左近充梨乙子:今は柔道よりも柔術が好き

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鹿児島出身の薩摩おごじょ柔術家の左近充梨乙子。

左近充は九州在住だが、昨年のJBJJF全日本でかのイングリッジ・フランコから一本勝ちし準優勝すると、続くIBJJFアジアでは階級別3位・無差別優勝を果たし国際大会でも大きな実績を残した。

今年は福岡国際で行われた女子賞金トーナメント・福岡グランプリにも参戦し3位入賞し、着実にその名を知らしめてきている。

その左近充は大学を卒業し、今後の進路が決まったとのことでインタビューで話を聞いてきた。

──大学卒業おめでとうございます。大学が卒業して進路が決まったということでこれからどうされるんでしょうか?

ボランティア活動でラオスに柔道を教えに行きます。ラオスは子供達がいっぱいいて発展途上の国という印象ですね。でもラオスには柔術の道場がないので柔道だけになると思います。

──柔道を始めたのはいつからですか?

中学から大学まで10年間を柔道に費やしました。柔道は3段です。中学生の時に部活を始めるにあたりバスケットやバレーバレーボールなどやってみましたが、どれもしっくりこなくて。その時に柔道を誘われて始めたのがきっかけです。体験入部を色々したんですけども球技は自分に合わなかったですね。その時、柔道部は部員が一人もいなくて私だけだったので顧問の先生が熱心に誘ってくれて柔道部に入ることにしました。顧問の先生に「いま柔道部に入れば1年生でキャプテンになれるよ。キャプテンになれば高校に行く時に内申点がとても良いよ」と言われたので、それで決めました(笑)。中学時代は柔道部は私一人だったので柔道の本を読んで技を研究したりしてました。まるで通信講座のようでしたね。なのでちゃんと柔道を練習し始めたのは高校からです。

──柔術を始めたのはいつからですか?

大学1年生の秋ぐらいです。私はもともと寝技が好きで柔道の試合でも寝技でしか勝てなかったんです。そんな私が寝技で負けたことがあって、それがとても悔しくて寝技を強化するために色々調べて柔術道場を見つけて入ることにしました。柔術の練習はやる気があるときはたくさん行くんですが練習を行かなくなると3ヶ月ぐらい行かない場合もあったりして極端ですね。私は結構気分屋なので柔術の練習はそんな感じでした。でも柔術の練習は面白いので好きです。今は柔道よりも柔術が好きなぐらいです。

──柔術の戦績を教えてください。

柔術は紫帯で去年の全日本選手権で紫帯の初試合で準優勝しました。この大会でイングリッジ・フランコに腕十字で一本勝ちしましたが決勝戦でステファニー・イマムラに負けて準優勝でした。アジア選手権ではそのステファニーに準決勝で一本勝ちし、決勝戦も一本で極めてオープンクラスで優勝できました。青帯の時は鹿児島や九州の大会で優勝しています。

──左近充選手が知られたのはその全日本選手権で、日本では負けなしだったイングリッジ・フランコが一本負けしたと聞き、それで驚いた記憶があります。そしてそれが左近充選手だと知り、アジア選手権であなたの試合を見たとき、ステファニー・イマムラとの試合でポイントで大差で負けていたのに最後に腕十字で逆転勝利し、その次の決勝戦も極めて勝って優勝したのを見て注目していました。

そうだったんですね。ありがとうございます。

──そのアジア選手権で左近充選手は柔道着を着て試合に出ていました。なぜですか?

柔術衣を持っていなかったからです。柔道着が20着以上あったので練習も試合も柔道着でやっていました。柔道着は自分で買ったり先輩に頂いたりしたのがたくさんあったんですよ。高校で柔道始めた同期の選手がみんな辞めてしまいその柔道着をもらってたくさん増えました。初めて柔術着を着た時に細いので少し動きづらく感じました。


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IBJJFアジア


──2月の福岡グランプリでは1回戦を極めて勝ちましたが準決勝で判定負けでした。その試合の感想を教えてください。


試合中に柔道と柔術のルールがごちゃまぜになって混乱してしまう場面もありました。それが反省点です。次に試合に出るときはもっとルールの勉強してから出たいと思います。試合もいつも上になってから攻めるので最近は練習でスパイダーガードお練習しています。これからはガードワークもしっかりやれるようになりたいと思っています。

──左近充さんは柔道のテクニックを多用して試合をやっていますが、ベリンボロなどの実ならではのテクニックはどうでしょうか?

ベリンボロはこないだの試合でやられて初めて知りました。それまでベリンボロのことは知らなかったです。私は情報に疎いのでそういった新しい技などはよく分からないので YouTube などで勉強しています。今もテイクダウンとスイープの違いがよく分かりません。二人とも座った状態から仕掛ける技もどうやったらポイントになるのかなど曖昧な部分があるのでそこも勉強したいです。あなたの場合はテクニックもそうですがポイントシステムもよくわかっていない部分があるんですね。試合は決めて勝つ場合が多いのでそういったポイントの入る入らないをおろそかにしていたかもしれません。ポイントを取られた場合も試合が終わるまでに決めればいいかなと思っていて、今まではそれで勝てていたのですが、最近はポイントや判定で負ける試合が続いたので、それではだめなのでルールもポイントも勉強します。


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福岡グランプリ


──そんな中、これから当分の間は柔術から離れてしまうのですがそこについてはどうですか?


ラオスでは柔術はできないですが柔道はできるので、自分なりに工夫をして柔術の練習も続けたいと思います。自分の時間も取れるのでウエイトトレーニングなど基礎体力を鍛える練習もやりたいと思っています。そして帰国したらまた柔術の練習を再開して試合にも出たいと思っています。


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左近充梨梨子(さこんじゅう・りおこ)
パラエストラ北九州所属
鹿児島県出身
1995年8/31 165cm 60kg
柔術紫帯・柔道参段
IBJJFアジア2017 優勝
JBJJF全日本2017 準優勝
ASJJFドゥマウサウスジャパン2017 優勝



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KinyaBJJ.com



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©Bull Terrier Fight Gear


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