English Portugues Japanese

2018年10月24日

【Review Wednesday】マット・ダーシー「IRON MAIDEN BACK CONTROL」

d1
みなさんおつかれさまです。元Jiu Jitsu NERDライターの成田です。

今回のReview WednesdayはDigitsuからの教則DVD、マット・ダーシーの「IRON MAIDEN BACK CONTROL」を紹介します。

このマット・ダーシーという方、例のごとく自分は知らなかったわけですが、ゲリラ柔術のデビッド・カマリロの黒帯2段で柔道にも精通し、サンノゼ本部のオーナー兼ヘッドインストラクターを務めているとのこと。

DVDのテーマはバックコントロール。「アイアン・メイデンバックコントロール」という呼び方がユニークですが、別にメタルうんぬんというわけじゃなく(テクニックのリプレイ部分ではメタルが流れたり、アイアン・メイデンの曲名にちなんだテクもありますが)、「アイアン・メイデン」と名付けられたバックの固定ポジションから、いかにハンドファイト(グリップの取り合い)や相手のディフェンスを突破してチョークやサブミッションを狙うかという、アグレッシブなコンセプトの総称のようです。

2枚組になっていて、1枚目は脇の下から手を通している側がマットについたアンダーフックサイド(ウィークサイド)からのアタックと、その逆、オーバーフックサイド(ストロングサイド)からのアタックのバリエーション、基本的なトラブルシューティングが紹介されています。

2枚目のほうは、レスリングや柔道ベースなど屈強な相手を想定したトラブルシューティングにはじまり、バックからクルシフィックスに移行してのチョークやアームロック、バイセップクラッシュ、キムラ、リバースオモプラッタなどのバリエーションが前半部分。

そして後半では、バックコントロールのドリルや、サイド→キムラポジション→ニーピロー→バックやサイド→マウント→ニーピロー→バック、レッグドラッグ→ニーピロー→バックなど各ポジションからのバックへの移行方法なども紹介されています。

バックからのアタックにまったくバリエーションがない、というかバックを取れたとしてもホールドが甘くて速攻で戻されてしまう自分には、両手両足を使ってしっかりと相手を固定する基本のパートや、2枚目後半のバックへの移行などが特に興味深かったです。

2枚組で2時間近くというなかなかのボリュームですが、どんなテクニックが収録されているのか手っ取り早く知りたいという方は、すべてのテクニックをダイジェストで紹介する「Drills」というパートがあるので、そちらをチェックしてから気になるテクニックを個別に見ていくのがいいかと思います!


d2



■大会速報やニュース配信を行っているJiu Jitsu NERDのインスタグラムはコチラから!



patch7
KinyaBJJ.com



btt
©Bull Terrier Fight Gear


この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔