【海外記事】USADA、「密告」の見返りにIBJJF出場停止処分の軽減を申し出た？【ブラジリアン柔術】

USADAはドーピングチェック(PEDs検査)に失敗した選手が他の競技者を密告する見返りとして、IBJJFの出場停止処分の軽減を提供するという行為を行っているとの疑惑があります。

この種の取引は前例があるとはいえ、ブラジリアン柔術の世界ではまだ比較的新しいことでしょう。

マーシオ“ペジパーノ”クルスは、最近のYouTube動画「A Hora do Jiu Jitsu」の最新エピソードで、このニュースを明らかにしています。

「私はこのIBJJFマイアミオープンで、USADAのドーピングテストに失敗した２人に会いました。その２人は、ペナルティを軽減するために、誰かを密告することを提案されたということを私に話しました。」

ペジパーノが話しているのは、ホベルト“サイボーグ”アブレウ、ジョナタス・グレイシー、イゴール・フェリス、エンリケ・セコーニ、ヴァグナー・ホシャらがIBJJFワールドノーギ2022の後にUSADAによるドーピングチェックに失敗したり、大会後に検査サンプルの提供を拒否したりし、結果として全員がIBJJFの大会出場から３年間の停止処分を受けているという事実があります。




そのニュース詳細はコチラから！



彼らの出場停止期間がすべて全く同じであることは、彼らの誰もUSADAからの申し出に応じなかったことを示唆しているといいます。

ペジパーノはこのようなことが行われていることを知った経緯も動画の中で説明しています。

"その５人（PEDs検査に失敗した選手）のうち２人を会場内で見つけたんだ。ファブリシオ・ヴェウドゥムの話をしたら、自分たちにも起こったことだと言われたよ。"

ペジパーノが言っているのは、以前、ヴェウドゥムがドーピングチェックに失敗した際、出場停止処分はIBJJFではなくＵＦＣの大会からだったが、処分軽減と引き換えに他の選手を密告するという同様の取引を持ちかけられたという疑惑である。

これはプロスポーツの世界では珍しいことではなく、PEDを使用している選手をできるだけ多く捕まえて、競技から排除した方が良いという考え方が背景にあるようです。

今回ペジパーノが明かした「USADAが他の選手を密告した見返りにIBJJFの出場停止処分の軽減を申し出た」というエピソードが入っている「A Hora do Jiu Jitsu」はYouTubeチャンネル「MMA Hoje」にアップロードされています。






引用元：USADA Allegedly Offers Reduction In IBJJF Suspension For PEDs Test Failure In Return For ‘Snitching’ / Jits.Magazine




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