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ワールドプロアジア予選2010

2009年03月18日

「ワールドプロフェショナル柔術カップ・アジア予選」決勝戦の動画

JJFJ主催「ワールドプロフェショナル柔術カップ・アジア予選」の各階級の決勝戦の動画がJJFJのサイトで公開されています。


★一覧はコチラから!

これまでも試合の動画がYouTUBEなどにアップされたりはしていましたが、その多くは観客が勝手にアップしたもので、今回のように大会主催者によるオフィシャルサイトでの動画公開は初めてです。

普通だったらDVDなどにして販売するところでしょうがサイトで無料公開とは太っ腹ですね!

大会主催者が撮影したものだけにアングルもばっちりで試合も完全収録されており非常に楽しめるものになっています。

ぜひチェックしてみて下さい!


★-65kg級決勝戦・片庭勝宣vsマルコス宮田




★-75kg級決勝戦・ホベルト・ソウザvs岡澤弘太




★-85kg級決勝戦・フェルナンド・ヴァレンベンvsマックス・フェルナンデス




★-95kg級決勝戦・フアン・カイオvs入来晃久




★+95kg級決勝戦・ワンデウソン天川vs永田尚道




★白・青帯無差別級決勝戦・関根秀樹vs林真一




2009年03月08日

ワールドプロフェショナル柔術カップ・アジア予選:細川vs出花

-75kg級の2回戦でちょっとした波乱が起きました。

その波乱とは優勝候補に挙げられていたアジアチコ王者、細川顕選手(ALIVE)が2回戦で敗れてしまったのです。

細川選手といえば杉江アマゾン選手のスパーリングパートナーとして知られ、アジアチコでもメジオ級でブッちぎりの優勝を果たしました。

ですが今大会では2回戦敗退に終わります。

そんな細川選手を降したのは出花崇太郎選手、MMAコブラ会の選手です。

この出花選手は2年前のデラヒーバカップ・関西大会で見たことがあります。

当時はまだ青帯でしたがアテネ五輪代表最終選考会3位という実績がある柔道仕込みの豪快な投げ技を連発し、また優れたフィジカルから繰り出される関節技で一本勝ちの山を築いていたのを記憶しています。

その試合ぶりを見ていたデラヒーバは「あの選手は青帯にしていたら危ない!対戦相手が怪我をするぞ!」と話していたのを覚えています。

☆デラヒーバカップ・関西大会2007の模様はコチラから!

聞いた話によるとブラジルでは柔道の黒帯保持者で現役の柔道選手だったら白帯を飛び越えて青帯スタート、また国内王者クラスの選手ならいきなり紫帯を巻かせる、という特例措置もあるそうです。

少し話がそれてしまいましたが、これから細川選手vs出花選手の試合を紹介します。




-75kg級2回戦
細川顕選手(ALIVE)
vs
出花崇太郎選手(MMAコブラ会)




柔道経験者の出花選手がまさかの引き込み!




そこからスイープで2ポイント先制です!




クローズガードで攻める細川選手ですが思うように動けません。




だんだんと試合時間が残り少なくなりますが展開は変わらず。




そのままの体勢で試合終了、ポイント2−0で細川選手が2回戦敗退でした。
勝利した出花選手も準決勝で優勝したホベルト・ソウザに敗れましたが3位入賞です。


出花選手は関西出身の選手なので関東ではまだそれほど知名度がある訳ではないですが、この強豪選手として知られる細川選手に完勝したこととプロ柔術アジア予選3位入賞で名前が全国区になったのではないでしょうか?!

他の茶帯選手との対戦も見てみたい選手です!


2009年03月07日

ワールドプロフェショナル柔術カップ・アジア予選:ベストムーブ

今大会のベストムーブ賞ともいえる素晴らしい攻防が展開された試合を紹介します。

-85kg級準決勝戦で行われたフィリップ・イエマンス選手(AXIS)vsフェルナンド・ヴァレンベン選手(ボンサイ)。

この試合ではフィリップ選手がハーフガードからのアンクルを仕掛けました。

それを回転しながらエスケープしつつ、カウンターでヒザ十字を極めたフェルナンド選手!

そんな仕掛け、仕掛けられ、という攻防が約10秒間ぐらいの間で展開されていたのです。

その一連の流れを連続写真でお見せします!




まずアンクルを仕掛けたのはフィリップ選手。




回転しながらエスケープするフェルナンド選手。




しかしフィリップ選手はアンクルを外しません!




アンクルが極まるか?!と思いながら見てると…




そこからフェルナンド選手が逆に足関節を狙いにいきます。




フィリップ選手の足を伸ばしつつ…




ヒザ十字へ!




両足を組んで伸ばすとヒザ十字が極まった!




フィリップ選手は悲鳴を上げながらタップ!




フェルナンド選手が劇的な一本勝利です!


まさに流れるような攻防とはこんな展開をいうんでしょう。

このUWFちっくなムーブは回転体柔術とでもいいたくなる素晴らしいサブミッションでした!



2009年03月06日

ワールドプロフェショナル柔術カップ・アジア予選:-95kg級&+95kg級

-95kg級はやや少ない6人のみのエントリー。

ですが6人のうち4人が黒帯というハイレベルなトーナメントとなりました。

その中でも高専柔道の猛者である入來選手が出場してきたのは注目でしょう。




1回戦シードの入來晃久選手(黒・チームレグナム)は準決勝戦から。
ジオバニ・ペレイラ選手(黒・グレイシーバッハ山梨)と対戦し勝利、決勝戦進出。




同じく1回戦シードのフアン・カイオ選手(茶・ボンサイ)は1回戦で岡選手を三角絞めで降した松本幸正選手(黒・インファイト吉川)をブラボーチョークで一本勝利。
茶帯が黒帯に勝利して決勝へ。




-95kg決勝戦
入來晃久選手(黒・チームレグナム)
vs
フアン・カイオ選手(茶・ボンサイ)
フアン選手が引き込んでハーフガードに。




そこからスイープを決めて2ポイント奪取。




そのままハーフガードで固めて試合終了!




茶帯のフアン選手が二人の黒帯選手を降して優勝を果たしました!




フアン選手は昨年のアジアチコで紫メジオで優勝し、昨年末に茶帯に昇格したばかりでこの大会が茶帯としてのデビュー戦でした。
それにも関わらず優勝、それも黒帯2選手を降してのもので快挙といえるでしょう。




-95kg級
優勝  フアン・カイオ(ボンサイ柔術)
準優勝 入來晃久(チーム・レグナム)
3位  松本幸正(インファイト吉川)
    ジオバニ・ペレイラ(グレイシーバッハ長野)



+95kg級優勝は紫帯の永田尚道選手(MMAコブラ会)。
先週のADCCアジア予選にも出場していました。




+95kg級
優勝  永田尚道(MMAコブラ会)
準優勝 ヴァンデウソン天川(ATOS柔術ジャパン)
3位  マルセロ・キワダ(東海BJJ)
カリム・バイロン(チーム・レグナム)



2009年03月05日

ワールドプロフェショナル柔術カップ・アジア予選:-85kg級

-85kg級は日系ブラジリアンが大いに活躍し、優勝から3位までの入賞者はすべて日系ブラジリアンと外国人選手という結果になりました。

これぐらいの階級になるとグッと日本人選手の層は薄くなってしまい、この階級にエントリーした10人のうち日本人は3人のみでした。

しかもその日本人3選手も1、2回戦ですべて姿を消してしまうという結果になってしまいました…。

それでは試合を見ていきましょう。



1回戦
アデミール大田選手(黒・グレイシーバッハ富士)vsマックス・フェルナンデス選手(茶・エクストリーム・バルボーサ)
送り襟絞めでマックス選手が一本勝利。
茶帯が黒帯から一本を奪うという波乱を予感させる結果に。




準決勝でもマックスは黒帯から一本を奪います。
優勝候補と目されていたマルコス・ソウザ選手(黒・ボンサイ)を場外際で腕十字を極めて一本!
マルキーニョスは場外だったから「待て」と勘違いして動きを止めた隙に極められてしまいました…。




反対ブロックから勝ち上がってきたのはマルキーニョスの同門、フェルナンド・ヴァレンベン選手(茶・ボンサイ)。
アジアチコで優勝して茶帯に昇格したばかりの選手です。
フェリップ・イエマンス選手(茶・AXIS)のアンクルをヒザ十字で切り返しての勝利で決勝戦進出です。




日系ブラジリアンの選手同士の決勝戦、フェルナンドvsマックス。
ともに茶帯の選手です。




引き込んだフェルナンド、マックスはすぐにパスにいきます。




フェルンアンドのスイープが決まって2ポイント先制!
しかしその瞬間にマックスがヒザ十字を極めて一本勝ち!




マックスが全4試合で極めて完全優勝を果たしました!




マックスとその師匠のヘギナルド・シブヤ氏。




-85kg級
優勝  マックス・フェルナンデス(エクストリーム・バルボーサ)
準優勝 フェルナンド・ヴァレンベン(ボンサイ柔術)
3位  マルコス・ソウザ(ボンサイ柔術)
    フィリップ・イエマンス(AXIS)


2009年03月04日

ワールドプロフェショナル柔術カップ・アジア予選:-65kg級・その2

準決勝戦に進出したのは以下の4選手です。

マルコス宮田(ATOS柔術ジャパン)
北原暢彦(AXIS)
マウリシオ・ソウザ(ボンサイ)
片庭勝宣(AXIS千葉)

紫〜黒の混合トーナメントも終わってみれば準決勝戦に勝ちあがったのは全員黒帯の選手でした。

まずはマルコス選手vs北原選手の試合です。




準決勝、1試合目はマルコス宮田選手(ATOS柔術ジャパン)vs北原暢彦選手(黒・AXIS)。
しつこく三角絞めにこだわったマルコス選手が三角絞めのアドバンテージで勝利で決勝戦進出。




もう1つの準決勝は片庭選手vsマウリシオの対戦です。
引き込んだ片庭選手に対しパスを仕掛けるマウリシオ。



マウリシオの両足を束ねて抱えて反動を使いながらスイープを狙います。
そして片庭選手のスイープとマウリシオのテイクダウンが場外際にもつれこみ片庭選手にのみアドバンテージ。



アドバンテージを奪われたマウリシオは試合終盤にパスの猛攻をかけますが片庭選手に凌がれてタイムアップ。




結局試合を決めたのは場外間際の攻防での1アドバンテージでした。




微妙な判定での敗北に納得がいかない顔のマウリシオ。
ボンサイチームは柵の外から猛抗議!
ですがもちろん判定は覆らず。
なんとも後味の悪い結末になってしまいました…。




その異様な雰囲気のまま決勝戦開始。
引き込むマルコスは得意のスパイダーガードへ。




そしてこのトーナメントで猛威を奮ったスパイダーからの三角絞めの体勢へ。




三角絞めを体重をかけて潰しにいく片庭選手。




腕を抜いて三角絞めから脱出成功しさらにプレッシャーをかけ続け…。




パスガードの3ポイント奪取!



そして相手の動きに合わせてバックを狙います。




バックマウントでポイントを追加して送り襟絞めへ。




相手に乗ったまま反転し、




送り襟絞めを極めてタップアウト!




片庭選手が一本で極めて勝利です!




最大激戦区の-65kg級を優勝したのは片庭選手でした!




-65kg級
優勝  片庭勝宣(AXIS千葉)
準優勝 マルコス宮田(ATOS柔術ジャパン)
3位  マウリシオ・ソウザ(ボンサイ柔術)
    北原暢彦(AXIS)



2009年03月03日

ワールドプロフェショナル柔術カップ・アジア予選:-65kg級・その1

最大激戦区となった-65kg級は総勢26人がエントリーしました。

やはり日本で選手が多いのはプルーマとペナなので、その階級の選手らがこの-65kgに出場したため、このような大人数でのトーナメントになったのでしょう。

この階級は紫帯から黒帯までまんべんなく選手が出場したので帯色を超えた珍しい顔合わせが多く実現しました。

茶vs黒はもちろん、紫vs黒など2つの帯色の差がある対戦も実現し、興味深い試合が続出しました。

今日は準決勝戦までの試合を紹介します。




1回戦から茶vs黒の対戦。
マルコス宮田選手(黒・ATOS柔術ジャパン)が戸所誠哲選手(茶・パラエストラ岐阜)を三角絞めからの腕十字で一本勝利。




これも茶vs黒の対戦。
マウリシオ・ソウザ選手(黒・ボンサイ)が井上祐弥選手(茶・グレイシーバッハ長野)をマウントからの十字絞めで降す。




準決勝戦までのベストマッチ!
2回戦で実現した吉田勇太選手(茶・ノヴァウニオンジャパン)vs中村大輔選手(茶・グラバカ)の一戦は吉田選手のスイープが冴え渡り、2回のスイープを決めた吉田選手が4−0で快勝!




見た目が似てる(と、思う)大賀幹夫選手(黒・ねわざワールド)vsマルコス宮田はマルコスが0-0、アドバンテージ2-1で僅差の勝利。




マウリシオvs西林浩平選手(茶・グラバカ)の試合は試合中盤でバッティングで両者が負傷するアクシデント。
治療後に試合再開するとマウリシオがマウントからの連続技でフィニッシュ。
ここから、




倒れながら三角絞めへ。




と、思いきや裏になったまま腕十字で一本!
残り試合時間5秒のところで極めました!




準々決勝戦は紫vs黒の試合に。
片庭勝宣選手(黒・AXIS千葉)が牧野仁史選手(紫・リバーサルジム)をスイープのポイントで降し、準決勝戦進出を決めた。


2009年03月02日

ワールドプロフェショナル柔術カップ・アジア予選:-75kg級

5/1&2にアブダビで開催されるプロ柔術の出場者を決める予選大会「ワールドプロフェショナル柔術カップ・アジア予選」、これからはその試合の模様を紹介したいと思います。

まずは75kg級のトーナメントです。

この階級はアジアチコ王者や日系ブラジリアンの強豪などがエントリーし注目を集めました。

唯一の黒帯だった小野瀬選手が体調不良で棄権したため黒帯不在のトーナメントとなり混戦が予想されました。



アジアチコ王者細川顕選手(ALIVE)は2回戦で早々に姿を消す。
柔道の強豪として知られる出花崇太朗選手(MMAコブラ会)に引き込みからのスイープで0−2で敗れる。




いまだ紫帯ながら優勝候補と目されていたホベルト・ソウザ選手(ボンサイ柔術)もアジアチコの紫帯王者。
大会前にヒザを負傷して本調子とはいかないまでも1回戦を腕十字の一本で好調な滑り出し。




2回戦は新人戦で2階級制覇した高本裕和選手(アンプラグド国分寺)に跳びつき三角絞めで秒殺一本勝利!




2連続一本で準決勝進出。




準決勝の相手は細川選手を降して勝ちあがってきた出花選手。
だがホベルトは三角絞めを極めかけるなど余裕の試合運び。




一本は極められなかったが危なげなく決勝戦へ。




反対ブロックからはZSTで活躍する岡澤弘太選手がAXISの同門選手、山内康悦選手を降して決勝戦進出を決めた。




決勝戦、開始早々に引き込んだホベルト。




そこから立ち上がりスイープ!



これで2ポイントを先制。
試合中盤に岡澤選手の引き込みにテイクダウンを合わせて2ポイント追加で4−0に。




岡澤選手はホベルトのパスこそ許さないが反撃できず。




そのままタイムアップでホベルト勝利!




下馬評通りの強さで若干19歳の紫帯がこのトーナメントを優勝した。
敗れたものの岡澤選手のガードテクニックは素晴らしくホベルトも「最後に戦った選手は強かった!」とコメント。




-75kg級
優勝  ホベルト・ソウザ(ボンサイ柔術)
準優勝 岡澤弘太(AXIS一宮)
3位  出花崇太朗(MMAコブラ会)
    山内康悦(AXIS)




2009年03月01日

「ワールドプロフェショナル柔術カップ・アジア予選」入賞者

3/1(日)、埼玉県大宮市の大宮武道館で開催されたJJFJ主催「ワールドプロフェショナル柔術カップ・アジア予選」の入賞者です。




-65kg級
優勝  片庭勝宣(AXIS千葉)
準優勝 マルコス宮田(ATOS柔術ジャパン)
3位  マウリシオ・ソウザ(ボンサイ柔術)
    北原暢彦(AXIS)




-75kg級
優勝  ホベルト・ソウザ(ボンサイ柔術)
準優勝 岡澤弘太(AXIS一宮)
3位  出花崇太朗(MMAコブラ会)
    山内康悦(AXIS)




-85kg級
優勝  マックス・フェルナンデス(エクストリーム・バルボーサ)
準優勝 フェルナンド・ヴァレンベン(ボンサイ柔術)
3位  マルコス・ソウザ(ボンサイ柔術)
    フィリップ・イエマンス(AXIS)




-95kg級
優勝  フアン・カイオ(ボンサイ柔術)
準優勝 入來晃久(チーム・レグナム)
3位  松本幸正(インファイト吉川)
    ジオバニ・ペレイラ(グレイシーバッハ長野)



+95kg級
優勝  永田尚道(MMAコブラ会)
準優勝 ヴァンデウソン天川(ATOS柔術ジャパン)
3位  マルセロ・キワダ(東海BJJ)
カリム・バイロン(チーム・レグナム)