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パン2009

2009年04月24日

パン選手権2009:カリーニョスの大会総括


「大会はとてもよかった。

進行もよかったし運営もうまくいった。

試合もよかった。

新しい選手が多く台頭してきてるのを感じた。

運営、大会、試合とすべての面で満足だ。

ただ大会最終日にあまりに多くの人が集まり過ぎて入場制限をしなければならなかったことだけが残念だったんだが。

今回のパン選手権で一番重要なことは毎年毎年、出場者が増え続けている、ということだ。

今大会では2500人もの出場者数があって過去最大規模の大会になった。

このまま増え続けるなら会場を変えないといけないかもしれない。

それが今後の課題だろうね。」




大会中は本部席で試合を見守っていたカリーニョス。
フランジーニャ、ヒクソン、カリーニョスが談笑する場面も。
フランジーニャが着てるのはコラルの新作、ライトウエイト!
詳細はコチラから!


2009年04月23日

試合2日前にMMA?!のビル・クーパー


昨年のムンジアルでは準優勝したビル・クーパー。

アリアンシの同門、セルジオ・モラエスと米伯アリアンシ対決を行いました。

ですが今大会では残念ながら1回戦負けに終わってしまいました。

なんでもこの試合の2日前にラスヴェガスでMMA(アマチュア?)に出場した、とのこと。

ずっとその試合の練習でギの練習をほとんどしなかったから練習不足だったようです。

でもスポンサーである「Jiu-Jitsu Pro Gear」のジウベウトに出てくれ!と言われ、「柔術だし、ま、いっか!」と軽い気持ちで2007年以来2年ぶりのパン選手権出場を決めました。

そしたら1回戦でマナウスの強豪、カルロス・ディエゴに当たり、激戦の末に敗れてしまいました。

「これからは気持ちを切り替えてムンジアルに向けてギの練習に集中するよ!」と目を腫らせながら話したビルなのでした。





黒帯を巻いて初めて出場したパン選手権。
1回戦で3位入賞のカルロス・ディエゴに敗れてしまいました。




「1週間前に出場を決めた」というビル、練習不足が敗因?!




急な出場を裏付けるかのように試合直前にギにスポンサーのパッチをボンドで貼り付けてました!



2009年04月22日

鉄人!メガトン


いつも当然のようにアダルトに出場しているメガトン・ディアス。

その鉄人ぶりもさることながら、メガトンは今まで日本人選手と多く戦いましたが、そのすべてに勝利しています。

今大会でも日本人選手、関口和正選手と戦い勝利したのは既報の通り。

メガトンの狷本人キラー瓩屬蠅論┐い箸靴言いようがありません。

が、当の本人はこのニックネーム(つーか、自分が勝手にそう言ってるだけですが)は気に入ってないようです。

「日本人キラーってのはやめて欲しいね。

オレは日本が大好きだし、日本人をリスペクトしてるんだよ。

これまで柔道の練習で日本に何回か行ってるけど、どれもが素晴らしい思い出ばかりだ。

しかもオレが強いのは日本人に対してだけじゃないしな!

ハハッ、それは冗談だけど。

それにオレにはメガトンというニックネームがあるからニックネームは1つで十分だよ。

メガトンのニックネームの由来はオレは柔道が得意で練習してるときに強烈な投げで有名だったんだ。

誰でもバンバン床に叩きつけるように投げてたんだよ!

そしたらみんなが『あいつの投げはヤバイぜ!メガトン・スローだ!』って言うようになって、それからメガトンと呼ばれるようになったって訳だ。

なんでアダルトに出てるかって?

それはオレは柔術が仕事だからさ。

柔術を教え、練習し、試合をする。

それがオレの仕事。

でも他のマスターやシニアに出てる選手は違うだろう?

みんな柔術以外の仕事を持ち、家庭もある。

仕事と家庭に柔術を両立させて、限られた時間内で練習してやっとの思いで試合に出てくる。

それなのに柔術を仕事にしてフルタイムで練習できる環境にいるオレが彼らと戦うのはフェアじゃない。

圧倒的にオレが有利だろう?

だからオレはアダルトで試合してるのさ!」


と、このようにメガトン本人は狷本人キラー瓩噺世錣譴襪里鮃イ鵑任い覆い茲Δ任垢奥さんのルカはメガトンが関口さんに勝利した瞬間、

「フォー!メガトン!ジャパニースキラー!フォー!」

と、大声で叫んでいました!

ムンジアルにも出る、と言っていたので日本人選手の誰かがメガトンに勝利して狷本人キラー瓩鯤崗紊気擦突澆靴い隼廚い泙后




勢ぞろいしたメガトン・ファミリー。
左から娘の彼氏、アリ・ファリアス、娘(名前忘れた)、メガトン、奥さんのルシアナ(ニックネームはルカ)。
アリは茶プルーマ優勝、娘は青プルーマで1回戦負け。
メガトンは黒ペナ2回戦敗退、ルカは女子茶黒ペサードで優勝です!


2009年04月21日

パン選手権2009:マリオ・ヘイス


今日からまたパン選手権について更新していきたいと思います。

もうしばらくお付き合い下さい!

今回は元祖・統一世界王者、マリオ・ヘイスのことを書きたいと思います。

マリオはコブリンヤが台頭する以前にはペナ級の代表選手として活躍していました。

ここ数年は戦績が奮わなかったですが、今年になってからは奮起し好成績を残しており、ヨーロピアンで優勝、このパン選手権でも準優勝を果たしています。

ヨーロピアンでは中山巧選手とメガトンを連破して優勝、パン選手権でもメガトン、ギリャルメ・メンデスを降しての準優勝だけに大いに復活をアピールしました。

マリオは2006年にはレーヴィに転向したり、ウイナーヴェーリンギ〜BTT〜BJJレボリューシュン〜グレイシーバッハと移籍を繰り返したり迷走した時期がありましたが、現在は階級は本来のペナ、アカデミーもグレイシーバッハで落ち着いています。

賞金トーナメントのキャピタルチャレンジではハファエル・メンデスに連敗を喫していますが、パン選手権で兄貴のギィに勝利したので一矢報いた格好です。

マリオ次の試合はムンジアルになりそうですが、かつてのライバル、パイシャオンが総合転出で柔術には出ていないのでその分もマリオには頑張って欲しいと思います。



マリオは1回戦シード、2回戦で関口選手に勝利したメガトンとヨーロピアン決勝の再戦を戦いました。




マリオお得意のガードからの三角絞めが炸裂!




一本勝利で準決勝進出です!




準決勝ではハファの兄貴、ギィに4−2で勝利!




決勝戦でコブリンヤと3度目の対戦!




また一本で極められちゃいました…。




堂々の準優勝です!
ムンジアルでも頑張れ、マリオ!!!



2009年04月12日

パン選手権2009:アダルト黒帯決勝戦ダイジェストビデオ

パンナムやムンジアルは2006年からブドービデオからDVDが発売されるようになり、それ以降は今までのものよりも数段クオリティが上がりました。

ブドービデオから発売されるようになる以前はBJJTAPES.comやパケタ製のお手製ビデオがあるぐらいで入手も困難でした。

発売も1年後とかザラでしたし…。

ブドー製のDVDは出来がよくて去年のムンジアルDVDでは決勝戦のみで1枚、そしてベストファイトで3枚組のも発売したり、日本語解説を入れるなど新たな試みをしています。

You Tubeに大会告知映像やDVDのプレビューなどを流すこともしており、それらもかっこよく好評です。

特に前に紹介したムンジアル黒アブソの歴史が紹介されたビデオ、あれは出色の出来でしたね!

そのブドービデオがまたかっこいい映像を作ってYou Tubeで公開してるので紹介します。

これは先月末に終了したばかりのパン選手権のアダルト黒帯決勝戦の試合のダイジェストビデオです。

ガロからアブソまでの全試合のいいところを繋いで編集された3分ちょっとのものですが、これがまた非常にいい出来になってます!

もちろんジョン・カルロス倉岡選手、松本義彦選手の試合もばっちり紹介されていますよ!

そしてナレーターもIBJJFオフィシャルのブルース氏を起用しており、会場さながらの臨場感を味わえます。

この独特の声は会場にいたら忘れられないほど印象的なんです。

そしてビデオの最後にはお決まりのフレーズ「D〜Q〜」も!

ちゃんと遊び心を忘れないとこはアメリカらしいですね。

ぜひ見てみて下さい!



Pan Jiu Jitsu Men's Black Belt Finals Results



2009年04月11日

パン選手権2009:シニアに出場の選手!

昨日がマスターなら今日はシニア!

シニアはマスターよりさらに年上で36歳以上のカテゴリーです。

このカテゴリーになるといまや指導者クラスの人ばかり!

海外の大会には指導者でもガンガン試合に出てるのが素晴らしいですね。

歴史上の人物、みたいな人も普通に試合してるのがびっくり。

クレバー・ルシアーノ、フランジーニャ、テヒーニャなんてもう40歳ぐらいじゃないですか?!

でもいまだに現役、ってとこが凄いですね!




カルロス・テヒーニャ(バッハ)
ドラクリーノの黒帯、テヒーニャはテキサスでアカデミーを出してます。
テヒーニャはグレイシーマガジンにテクニック紹介で出るほどアメリカでは有名らしいです。
昨年は準優勝も今大会ではメダルなし。




クレバー・ルシアーノ(ウマイタ)
ホイラーの黒帯、クレバーも試合に出場!




テヒーニャと激戦を繰り広げ勝利!
シニア1黒メジオで優勝しました!
黒帯のストライプの数が凄い!




ヒカルド・ミラー爛侫薀鵐検璽縫祗瓠淵▲螢▲鵐掘
パラゴン柔術総帥、フランジーニャ!
フランジーニャはビル・クーパー&ジェフ・グローバーの師匠として知られていますが自身もまだ現役選手で試合に出ています。
今大会ではシニア1黒メジオで3位入賞!




ジャック・マクヴィッカー(ウマイタ)
鉄人・メガトンの黒帯で戦極に来日したモヒカン野郎、ダン・ホーンバックルの師匠でもあるジャック。




今大会でも大活躍でシニア1黒レーヴィ&アブソの2回級制覇を達成!





サンパウロ柔術界の重鎮、フェルナンド・ロペス爛侫Д儉瓠淵乾疋そ製僉
昨年はシニア1ペナ準優勝、今大会では階級アップでレーヴィに出場し3位入賞。



2009年04月10日

パン選手権2009:マスターに出場の選手!

パン選手権の楽しみのひとつに往年の名選手の試合が見れること!

ムンジアルはアダルトのみの開催なので現役バリバリの選手しか出ていませんが、このパン選手権はアダルトだけでなくマスターやシニアのカテゴリーもあるので、かつてはムンジアルで活躍してたような選手もマスターやシニアで試合しています。

中にはメガトンみたく「いつまでもアダルトで!」という選手もいますが、それは例外中の例外。

今回はマスターのカテゴリーで試合をしていた有名選手を紹介します!




ホドリゴ・メデイロス爛灰鵐廛螢畢瓠淵屮薀供
99&2000年のムンジアル・アブソ王者もマスターで試合していました。
スペルペサードで優勝!




デヴィッド・ジェイコブズ(ヤマサキ)
いつもはメガトンと同じくアダルトで出ていますが、今大会ではマスターに出場。
「仕事が忙しくて準備ができなくて…。だから今回はマスターにしたんだ。仕事しないで練習ばっかりしてたら家族に殺されるよ!」とデヴィッド。
1回戦負け。




カルロス・エドゥアルド・フランシス爛ドゥ瓠淵Ε泪ぅ拭
現在はサンディエゴ在住のカドゥはフェルナンド・ヤマサキの黒帯。
ペサード優勝&アブソ3位で2つのメダルをゲット。




ダニエル・ベレーザ(ACA柔術)
昨年のムンジアル3位のダニエル・ベレーザもマスターに出場。
もちろん優勝で金メダルをポケットに入れて持ち歩いてました!




ファビオ・レオポルド(バッハ)
ハイアン・グレイシーの黒帯、ファビオはペサード&アブソで準優勝。
ファビオも元ムンジアル王者です!




マリオ・デルガド(左/ヘンゾ・グレイシー)
メキシコ在住のヘンゾの黒帯、マリオ。
名前は昔から知ってましたが本人を見たのは初めて!
やっと会えました!
が、試合はペナで1回戦負け…。



2009年04月08日

パン選手権2009:マスター黒ペナ/バレット・ヨシダの試合

日本でもおなじみのバレット・ヨシダ(アンディスピューテッド)。

バレットはグラップリングのイメージが強い選手ですが、昨年からギの試合にも出るようになりました。

「今年のアブダビでは本当に優勝したいんだ!

だから試合勘を研ぎ澄ませるためにできるだけ試合をしようと思ってね。

実は昨日も試合をしてきたよ。

ディズニーランドで開催された『マーシャルアーツ・フェスティバル』っていう大会なんだ。

3試合ともカドワキチョークで一本さ!

見て、これがメダル、ミッキーの形してるんだよ!

今までいろんなメダルをもらってきたけど、こんなメダルは初めてだね。

面白でしょ!」(バレット)






これがそのメダルです。
ミッキーの形でヒモ部分にもディズニーのロゴが!
さすがディズニー、凝ってますね〜。
つーか、ディズニーランド内で大会やっちゃうってのも凄い!




パン選手権前日にも関わらずに試合しちゃうバレット。
ホントに試合が大好きです。




試合前は「全部同じチョークで極める!」と気合十分。




1回戦はマナウスから来た爛ト瓩箸いΕ縫奪ネームの選手との対戦。




すぐにバックを狙います。




フィニッシュはカドワキ・チョークで一本!




ガトは「手首で鼻を潰された。反則だ!」と猛抗議!
でも判定はもちろん覆らず。




準決勝はダニー・アルバレスと。
ダニーはメキシコ系アメリカ人です。
「対戦表を見てバレットが出ててびっくりしたよ!だからDVDを見て研究してきた。バレットみたいな有名選手と試合できて光栄だね!」(ダニー)




引き込んだバレットはギもノーギと同じ戦法でギロチンチョーク狙い。




珍しくギを握ってカドワキチョーク・ギバージョンで一本。




2試合連続一本で決勝戦進出です。




決勝はバッハのクリスチアーノ・オリヴェイラ。




引き込みからの巴投げ風スイープで2ポイントを失います。




でも下になった方がバレットは戦いやすい。
かつて魔の三角絞め『バミューダトライアングル』と称された三角絞めを仕掛けます。




そこからギロチン〜カドワキチョークの得意の連携へ。




完全に形に入るも相手はタップせず。




そのままタイムアップまで粘られて2−0で決勝戦敗退で準優勝に終わりました。
「ノープロブレム。アブダビで頑張るよ!」(バレット)






☆IBJJF発表の公式結果はコチラから!


2009年04月07日

パン選手権2009:黒帯アブソルート

アダルト黒帯の決勝戦は大会のメインイベントのような扱いで夕方5時からスタートしました。

その決勝戦の最後に行われたのがこのアブソルート級です。

ネトはホムロ・バハルに、オタービオはコブリンヤに勝利して決勝戦に勝ち上がってきました。

そしてネトはスペルペサード優勝、オタービオはメイオペサードで優勝しており、この一戦は王者同士の対戦という豪華な顔合わせになりました。

またこのベスト4のうち3選手がバッハとバッハ系列のゴルド柔術の選手で占められており、かつての最強軍団、グレイシーバッハが再興しつつある印象を受けました。

実際に今大会のアカデミー優勝はグレイシーバッハが久しぶりの優勝を果たしています。

では試合を紹介します。



引き込んでガードから攻めるオタービオ。
オタービオはいま最も勢いがあるバッハ・ペルナンブコの選手で同門にはブラウリオ&ヴィトーのエスティマ兄弟がいます。




ネトはオタービオのガードをパスするのに苦戦します。
またオタービオもスイープできずに試合は膠着気味に。




が、試合終盤にネトがパスガードに成功!




そのまま押さえ込んだ状態で試合終了!




ネトがアブソ優勝を果たしました!




アブソ優勝を果たしたネトが2階級制覇を達成です!




アブソルート
優勝  アントニオ・ブラガ・ネト(ゴルド柔術)
準優勝 オタービオ・ソウザ(グレイシーバッハ)
3位  フーベンス・シャーレス爛灰屮螢鵐筬瓠淵▲螢▲鵐掘
    ホムロ・バハル(グレイシーバッハ)



☆IBJJF発表の公式結果はコチラから!




2009年04月06日

パン選手権2009:日本人黒帯

今回のパン選手権には日本人黒帯が合計8人出場しました。

優勝したジョン・カルロス倉岡選手、松本義彦選手以外は残念な結果になってしまいましたが、この経験を次に活かして欲しいと思います!



黒ペサードに出場した関西の名物男、岡晃一郎選手(岡柔術)。
大会二日目にはアブソにも出場しましたがオタービオ・ソウザに一本負けしています。




この試合でもガードからスイープを食らい、巨体を大きく宙に舞わせていました。




フィニッシュはマウントからのキムラ。




2試合連続で一本負けの岡選手、世界の壁は厚かったか。



当初はシニア2にエントリーするも対戦相手不在でアダルトにカテゴリー変更をして出場した正田昭二選手(ストライプル・オハナ)。
対戦相手は元世界王者のフェリッペ・コスタでした。




ポジショニングで圧倒され28-2で大敗を喫してしまいました。
ですが最後まで試合を諦めずに試合終了間際まで足関節を繰り出して極めを狙い続けました。




同じく黒ガロに出場の澤田真琴選手(パラエストラ川越)は優勝したジョン・カルロスに2−0で負け。
引き込み返しで失った2ポイントを最後まで返せず初戦敗退。




このジョンカルロス選手と澤田選手は昨年のヒクソン杯で対戦経験があり、そのときは3−0で敗れています。
澤田選手はこれでvsジョンカルロス2連敗となってしまいました…。




黒メイオペサードに出場のグラサン大好き男・遠山拓則選手(パラエストラ東京)も初戦敗退に終わる。




黒ペナではシニアの年齢同士の選手がアダルトで対戦という顔合わせ。
狷本人キラー瓩離瓮トンと狎錣κ杆郢劉甦惴和正選手(PUREBRED大宮)が1回戦で戦いました。
プチ情報ですが関口さんはこのたび独立し『浦和東口法律事務所』を開設したそうです!
おめでとうございます!
なんかあったらお願いします!




途中でギの上着が破れるというアクシデントがありながらもメガトンにパスガードを許しませんでした。




ですがメガトンの牙城は崩せず。
ポイント0−0、アドバンテージ3−0で初戦敗退です。


☆IBJJF発表の公式結果はコチラから!


2009年04月05日

パン選手権2009:ジョン・パウロ倉岡選手の試合

ガードから足を外側から腰にかける、いわゆる外掛けで反則を取られてしまったのはハファだけではありません。

黒ガロで優勝したジョン・カルロス倉岡選手の双子の兄、ジョン・パウロ倉岡選手も外掛けによる一発反則になってしまいました。


ハファのときもそうだったのですが、本当に微妙なシチュエーションで外掛けなのかそうでないのかレフェリーによってまちまちで、こうだったら外掛けだ!といった明確な判定基準がないように感じました。

それに一発で反則負けになる、というルールもまだ浸透していないようで選手や観客から不満の声が多かったのも事実です。



黒プルーマ2回戦
ジョン・パウロ倉岡(AXIS)
vs
ハファエル・フレイタス爛丱薀伸瓠淵哀譽ぅ掘璽丱奪蓮
ジョンパウロ選手が引き込んで攻めていました。



ガードから相手をコントロールしスイープを狙っていきます。




するといきなり試合をストップさせられます。
両者ともなんでかわからずにいると…。




そのまま試合が終了、バラタの反則勝利に!




抗議するも判定はもちろん覆らず、レフェリーは「外掛けだ!」と説明するのみ。
ここで弟のジョン・カルロスが猛然と抗議するもジョン・パウロは「もういい」とこれをたしなめ、レフェリーにもお礼を言ってマットを去りました。
そして試合を待つ松本義彦選手に対し「頑張って下さいね、くれぐれもアレ(外掛け)はやらないように!」と笑顔で声をかけていました…。




倉岡兄弟でのツーショット。
ジョン・パウロに「残念だったね」と言うと「仕方ないですね。帰ってからよくルールを勉強しますよ!」と明るく話す姿に涙が出そうになりましたよ!
ジョン・パウロはまさしくAXISの提唱する「紳士さと強さは共存する」を体現した素晴らしい選手でした!
今回のパン選手権の個人的MVPはまさしくジョン・パウロです!


☆IBJJF発表の公式結果はコチラから!




2009年04月04日

パン選手権2009:ギリャルメ・メンデスの試合

ハファの試合の直後に行われたのがこのギィvsマリオの試合です。

マリオは元祖統一世界王者で、一時期レーヴィに転向したり移籍を繰り返したりと迷走した時期もありましたが、間違いなく柔術の歴史に一時代を築いた強豪ベテラン選手。

対するハファは昨年に黒帯になったばかりの新鋭ですが、これまでの実績は色帯ながらマリオに負けないものがあります。

そんなベテランvs新鋭の構図となったこの試合はマリオの意地が見えた熱戦になりました。




アダルト黒ペナ準決勝
ギリャルメ・メンデス(ATOS柔術)
vs
マリオ・ヘイス(グレイシーバッハ)




引き込んだギィがガードから攻めにいきます。




そしてスイープを成功させてギィが2ポイント先行!




ですがすぐにマリオもスイープし返して同点に。




さらにもう一度、引き込みからスイープを成功させてマリオが4−2で勝利し、決勝戦進出です。
ギィは最初こそ好調でしたが試合時間が経過するにつれマリオのペースになっていった感があります。
さすがマリオ、ベテランらしい試合運びといったところでしょうか。


この後、二人は号泣し会場から姿を消したそうですが表彰式にはちゃんと出てきました。

が、かなりの不満顔でニコリともしないし「近くに寄って!」とリクエストしてもシカトしやがるし、まったく子供そのもののふてくされた態度でした。

ま、それぐらい悔しかったんでしょうね。

逆にこの敗戦でメンデス兄弟のムンジアルが楽しみになってきました。

ふてくされるぐらい悔しいんですからムンジアルではさらにパワーアップした兄弟が見れるはずですから。




アダルト黒帯日ペナ級
優勝  フーベンス・シャーレス爛灰屮螢鵐筬瓠淵▲螢▲鵐掘
準優勝 マリオ・ヘイス(グレイシーバッハ)
3位  ハファエル・メンデス(ATOS柔術)
    ギリャルメ・メンデス(ATOS柔術)


☆IBJJF発表の公式結果はコチラから!




2009年04月03日

パン選手権2009:ハファエル・メンデスの試合

パン選手権に黒帯として揃ってエントリーしたハファ&ギィのメンデス兄弟。

彼らはこれまでの柔術人生で試合で負けたのは数回しかない、というまさに天才兄弟です。

ムンジアルでは青から茶まですべての帯でこの兄弟で決勝を独占、戦わずして優勝を果たしてきました。

そんな兄弟が今回参戦してきた黒ペナは群雄割拠の難関カテゴリー。

今日は兄弟の弟の方、ハファエル・メンデスの試合を紹介します。



ハファの1回戦はホドリゴ・ハニエリ。
バックマウントで4−0で勝利。




準決勝で早くも実現した因縁のコブリンヤとの対戦!
引き込んでデラヒーバガードで攻めるハファ。




足をロックして固めにいきます。




そこから両者で足首固め取り合い!




よほど手応えがあるのか足首固めのこだわるハファ。




コブリンヤはエスケープに成功。
その後、1回ずつスイープをしてポイントは2−2の同点。
しかしアドバンテージ1差でハファがリード!




ここで試合がストップされます。
いったいなぜ?と思っていたら…。




なんとハファに外掛けの反則が取られたようです!




ハファが外掛けで一発反則負け!





コブリンヤの勝利で決勝戦進出です!




僅差ながら勝っていたハファ、無念の反則負けでした。



☆IBJJF発表の公式結果はコチラから!


2009年04月02日

パン選手権2009:表彰台

IBJJFのサイトに公式結果が掲載されています。

コチラから!

ここではアダルト黒帯の各階級の表彰台画像と共に入賞者を紹介します。





ガロ
優勝  ジョン・カルロス倉岡(AXIS)
準優勝 フェリッペ・コスタ(ブラザ)
3位  正田昭二(ストライプル・オハナ)
    澤田真琴(パラエストラ)




プルーマ
優勝  松本義彦(パラエストラ)
準優勝 ハファエル・フレイタス爛丱薀伸瓠淵哀譽ぅ掘璽丱奪蓮
3位  レアンドロ・エスコバル(ソウル・ファイターズ)
    フェリッペ・ラッタリ(CIAパウリスタ)




ペナ
優勝  フーベンス・シャーレス爛灰屮螢鵐筬瓠淵▲螢▲鵐掘
準優勝 マリオ・ヘイス(グレイシーバッハ)
3位  ハファエル・メンデス(ATOS柔術)
ギリャルメ・メンデス(ATOS柔術)




レーヴィ
優勝  ルーカス・レプリ(アリアンシ)
準優勝 マイケル・ランギ(アリアンシ)
3位  レオナルド・レイチ(グレイシーバッハ)
    アウグスト・メンデス(ソウル・ファイターズ)




メジオ
優勝  ルーカス・レイチ(チェックマット)
準優勝 クロン・グレイシー(グレイシーウマイタ)
3位  カルロス・ディエゴ(AXIS)
    アウグスト・ヴィレイラ(グレイシーバッハ)
☆カルロス・ディエゴが所属するAXISは日本のAXISではなくマナウスの同名アカデミーのようです。
マナウスのAXISのサイトはコチラから!




メイオペサード
優勝  オタービオ・ソウザ(グレイシーバッハ)
準優勝 ホムロ・バハル(グレイシーバッハ)
3位  ニヴァウド・リマ(チェックマット)
    マチウス・ヴィニャス(グレイシーバッハ・アメリカ)




ペサード
優勝  ホベルト・アレンカール爛肇ゥ奪記瓠淵哀譽ぅ掘璽丱奪蓮
準優勝 フラビオ・アルメイダ(グレイシーバッハ)
3位  ホベルト・トッジィ(ゴドイ柔術)
    ハファエル・ロバトJr(グレイシーウマイタ)


スペルペサード
優勝  アントニオ・ブラガ・ネト(ゴルド柔術)
準優勝 ホベルト爛汽ぅ棔璽悪瓮▲凜Д襦次淵ーウソン・グレイシー・チーム)
☆表彰式が行われず。




ペサディシモ
優勝  マーシオ・コウレタ(ウイナー)
準優勝 ホドリゴ・カバカ(チェックマット)
3位  アンドレ・フレイタス(シーザー・グレイシー)
    ヒカルド・フェリシアーノ(チェックマット)



アブソルート
優勝  アントニオ・ブラガ・ネト(ゴルド柔術)
準優勝 オタービオ・ソウザ(グレイシーバッハ)
3位  フーベンス・シャーレス爛灰屮螢鵐筬瓠淵▲螢▲鵐掘
    ホムロ・バハル(グレイシーバッハ)




日本から出場して優勝した二人です。
ジョン・カルロス・倉岡選手と松本義彦選手。
日系人&日本人初のアダルト黒帯パン王者です!


☆IBJJF発表の公式結果はコチラから!



パン選手権2009:黒ペナ決勝戦

毎回、パン選手権の黒ペナは強豪揃いの過酷なトーナメントになりますが今回のトーナメントは過去最高といっていいベストメンバーが顔を揃えました。

最強のペナ級、コブリンヤに元祖統一世界王者、マリオ・ヘイス。

コブリンヤ&マリオの2トップに新鋭のメンデス兄弟がパン選手権に初参戦し、大会常連の鉄人・メガトンもエントリー。

そして日本からは戦う弁護士、関口和正と試合する方は大変ですが観客にとってはどの組み合わせも興味深い顔合わせになるトーナメントになりました。

その中で決勝戦に勝ちあがってきたのはコブリンヤと意外にもマリオ・ヘイスでした。

ここ数年のマリオはかつてほどのギラギラ感は影を潜め、やや下り坂の印象がありましたが、先に開催されたヨーロピアンで優勝を果たし見事に復活。

今大会でもギィ・メンデスに完勝しての決勝戦進出でした。

この両者はこれまでに3度の対戦経験がありますが、その全試合でコブリンヤが勝利しています。

さて今回はどうなるでしょうか?!




最強のペナ級選手、コブリンヤはいまやペナ級の枠を超えた活躍ぶり。
階級別の前日に行われたアブソルートでも疑惑の判定に泣くも見事に3位入賞を果たしています。




マリオは試合前から興奮しっ放し!
久々のギラギラ感を漲らせてコブリンヤに飛び掛っていき、素早く引き込みます。




マリオのデラヒーバ、コブリンヤのパスの試合展開です。




コブリンヤは大きく腰を切ってパスのアタック。




マリオはデラヒーバからスパイラルに切り替えてディフェンス。




そこからさらに腰を切ってパスガード!




うつぶせになって防ごうとしたマリオですが凌ぎきれない!




コブリンヤのパスを必死に防ぐマリオ!




マリオの動きに合わせてバックへ!




ラペラを引き出して絞めのセットアップ。




足をフックしてバックマウント!




4ポイント獲得!




すぐさま絞めへ!




マリオたまらずタップ!




この瞬間、コブリンヤがパン選手権4連覇を達成!




7:22、送り襟絞めを極めたコブリンヤが優勝を果たしました。




レーヴィ級はアリアンシの同門、ルーカス・レプリとマイケル・ランギが優勝をシャアしました。




ペナ級表彰台
優勝 フーベンス・シャーレス爛灰屮螢鵐筬瓠淵▲螢▲鵐掘
準優勝 マリオ・ヘイス(バッハ)
3位 ハファエル・メンデス、ギリャルメ・メンデス(ATOS柔術)




パン選手権2009:女子茶黒レーヴィ決勝戦

今大会にはクロンの他にも多くのグレイシーが出場していました。

紫帯でネイマンとホニ、黒帯でクロンにグレゴー、女子・茶黒でキーラ、と総勢5人のグレイシーがエントリーです。

その中でもキーラの出場は周囲を驚かせました。

なぜなキーラは昨年から柔道転向を表明していたからです。

女子柔術の象徴的な存在のキーラが柔術から去ることは非常に悲しいニュースでしたが、キーラの柔術での実績はもうこれ以上はない、といってもいいぐらいの大きなものがあるので他競技に転向するのもうなずける話でした。

が、今大会に突如としてエントリーしたのは嬉しい驚きでした。

キーラは女子茶黒レーヴィ決勝戦でアナ・キャロリーナ・ヴィタウと対戦です。

このアナ・キャロリーナは往年の名選手、レカ・ヴィレイラの盟友であるレティシア・ヒベイロの愛弟子で現在19歳というまだ十代の若い選手です。

これまでに青と紫で2回ずつムンジアルで優勝していて昨年のムンジアル優勝後に茶帯に昇格したばかりで今回が茶黒に初めて出場します。

そのトーナメントでキーラが相手とはいささか荷が重いかと思われました。

が、試合は意外な展開を見せました。




女子・茶黒レーヴィ級決勝戦
キーラ・グレイシー(バッハ)
vs
アナ・キャロリーナ・ヴィタウ爛ャロ瓠淵Ε泪ぅ拭
キーラは付き合ってたマーシオ・フェイトーザと別れて最近、新しい彼氏ができたそう。
相手は「有名じゃない柔術家」らしい。





試合は立ち技の攻防に長く時間を費やしました。
柔道転向の意思があるキーラに対し果敢に立ち勝負を挑むキャロ。
キャロの方が少し背が低いです。




持ち手競いでも一歩も引かないキャロも柔道の心得があり、柔道でも茶帯を保持しています。




互いに攻め手がないまま試合時間が後半に差し掛かった頃、キーラがガードに引き込みます。




キーラはデラヒーバでキャロを浮かせスイープ狙い。




そこから担ぎのパスガードを狙うキャロ。




キャロがハーフでアドバンテージ!




さらにパスガードを成功させて3−0!




そしニーベリで追加点を加算して5−0に。




押さえ込まれているキーラは苦悶の表情。




観客席から乗り出して指示を送るレティシア。




またニーベリでポイントは7−0になりました!




そして試合終了、キーラが新鋭に敗れる大波乱!




7−0でキャロの圧勝で終わりました!




レティシアに駆け寄り涙するキャロ。
若干19歳でキーラを降しました!




キャロは現在、リオからサンディエゴに移住してレティシアと共に柔術ユニバーシティでサウロ&シャンジと練習しています。
またチームメイトに紫王者のベルムデス・メスキータという選手もおり、この3人で女子のチームを作っています。



師匠のレティシアも嬉しそう。
この師弟の信頼関係は厚い。


2009年04月01日

パン選手権2009:黒メジオ決勝戦

昨年のヒクソン杯で2階級制覇を達成して満を持しての黒帯を巻き、ムンジアルで黒帯デビュー。

そしてそのムンジアルでは優勝したセルジオ・モラエスに袖車で一本負けを喫し、苦い黒帯デビューとなってしまったクロン・グレイシー。

その後、長い沈黙を破って出場したのは今年1月のヨーロピアンだった。

そこでは決勝戦こそやや苦戦するも、危なげなく優勝を果たし華麗に復活、その勝利を亡き祖父に捧げた。

クロンのヨーロピアン優勝は新たな伝説の幕開けを予感させる活躍を見せた。

このパン選手権はムンジアルの前哨戦的な意味合いが強いことは前述した通り。

パン選手権をいかに戦うかを見て今大会の2ヵ月後に開催されるムンジアルの行方を占うことができる。

そんなパン選手権・メジオ級は1回戦から波乱が起こる。

なんとムンジアル準優勝、クロンのライバルと目されていたビル・クーパーが初戦で姿を消したのだ。

ビルとクロンの紫帯時代の名勝負の再戦を期待していた観客は多かったはず。

だがそれは実現することなく幻となった。

そのビルに勝利したのはマナウスから来た新星、カルロス・ディエゴ。

そしてそのカルロスはブラウリオ・エスティマの弟、ヴィトーをも破りクロンと対戦した。

が、この日のクロンは絶好調でカルロスの先制テイクダウンこそ許すものの、下になった瞬間に電光石火の足関節でタップを奪い、決勝戦進出する。

クロンに決勝戦で対峙したのはレオジーニョの黒帯、ルーカス・レイチ。

猫背で眉毛が繋がっている風貌はどことなくユーモラスな印象を与えるが、その実力は確かなものがあり、2007年のムンジアルではメジオ級優勝を同門のアンドレ・ガウヴァオンとシェア。

また今大会の1週間前には西海岸の老舗グラップリング大会「グラップラーズクエスト」ではビル・クーパーを破り優勝もしているのだ。

この決勝戦はクロンvsルーカスの注目の初対決だ。



坊主姿になり精悍さを増したクロン・グレイシー(ウマイタ)




ルーカス・レイチ(チェックマット)は昨日の無差別にも出場し準優勝のオタービオ・ソウザと激戦を展開し惜敗している。




引き込んで得意なハーフガードを狙うルーカス。




クロンは体勢を低くしてスイープを防ぎつつパスへ。




そのままルーカスの動きに合わせてバックに回り込み、




絞めのセットアップに入るクロン。




バックマウントで4ポイントを奪いポジショニングでも有利に。




だが必至にディフェンスしたルーカスがハーフガードに戻す。




ここで仕掛けたのがルーカスが得意とするハーフからのスイープ。
相手の足を伸ばしつつ組み付いていき、




スソ、帯を握って勢いよく潜って、




揺さぶりをかけてスイープ!




クロンが倒れスイープ成功で2ポイント!
このスイープを2回決めて4ポイントで同点に並ぶ。



さらに休むことなくパスガードへ!




胸元に頭をつけてプレッシャーをかけながらパスを仕掛けていく。




パスガードも成功しさらに追加点を加算。




ポイントは7−4。




クロンアはガードに戻すも残り試合時間はあとわずか。




ヒクソンの表情も曇る。




そして試合終了、クロンは決勝戦で敗北!




ルーカスも疲労困憊。




肩を落としてうなだれるクロンをヒクソンが労う。




クロンに勝ったルーカスは誇らしげ。




表彰台に上がるもすぐに降りてしまったクロン。
優勝 ルーカス・レイチ(チェックマット)
準優勝 クロン・グレイシー(ウマイタ)
3位 カルロス・ディエゴ(アクシス)
   アウグスト・ヴィレイラ(バッハ)


2009年03月31日

パン選手権2009:黒プルーマ決勝戦

昨年のムンジアルで茶プルーマを優勝した松本義彦選手(パラエストラ川越)。

その後、アジアチコに出場し準優勝に終わるも黒帯に昇格を果たしました。

そして今大会で黒帯デビュー戦を行い、1回戦こそポイント勝利でしたが、2回戦で黒帯世界王者のカイオ・テハから裸絞めで一本勝利し続く準決勝も腕十字で秒殺勝利して危なげなく決勝戦に進出しました。

決勝戦の対戦相手はバッハの黒帯、ハファエル・フレイタス爛丱薀伸瓩任后

このバラタとはポルトガル語でゴキブリというなんとも奇妙なニックネームの持ち主ですが、ノーギパンナム、ノーギワールズで準優勝という実績がある選手です。



黒帯デビュー戦でパン選手権決勝戦に進出した松本義彦選手。
試合前はマットに寝転びリラックス。




この選手がハファエル・フレイタス爛丱薀伸瓠
とても人懐っこくて顔見知りがいると必ず寄ってきて話しかけてきます。
ただ1日に何回も「イエー、ハワユー?マイフレンド!」と声をかけてくるのは勘弁してよ!って感じですが。



試合開始直後に引き込んだバラタ。
ですがレフェリーに「相手の体に触れてから引き込むように!」と注意されていました。




引き込んだバラタに対してパスガードを狙う松本選手。




スタック、かみつきを使い分けてのアタック。




バラタも後転やエビでディフェンスしアドバンテージまで。




立ちになったとき松本選手が飛びつきガードを取りました。




ハーフからの潜りを狙う。




それを腰を切りパスのカウンター。




ですが素早くガードに戻し、




三角絞めへ!




腕を抱えつつ頭を引きながら足を組んで、




三角絞めを極めます!




しばらく耐えていましたがタップ!




試合時間は5:59!




3試合連続の一本勝利で優勝!



スポンサーをしっかりアピール!




日本人初のパン選手権・黒帯王者の誕生です!




優勝 松本義彦(パラエストラ川越)
準優勝 ハファエル・フレイタス爛丱薀伸瓠淵丱奪蓮
3位 レオナルド・エスコバル(ソウルファイターズ)
ペドロ・ピーニャ・コスタ(ノヴァウニオン)


パン選手権2009:黒ガロ決勝戦

今大会のガロ級は4人エントリーでその中の3人が日本から出場した選手で占められました。

このガロ級はブラジリアン柔術で最軽量階級でこれまでもムンジアルでも好成績を収めてきました。

ただパン選手権のような大会ではエントリー自体がない場合もあり、一人だけの優勝認定やそれすらもない場合も多々あります。

かつてはガロの1階級上のプルーマ級でさえ一人エントリーの優勝認定ということも珍しくはありませんでした。

2006年のパンナムがまさにそれで過酷な減量をして現地入りした吉岡大選手が自分以外の選手のエントリーがなく優勝認定で試合なし、という何のために来たんだ状態でヤケ食いしていたことを記憶しています。

それはさておき、このガロ級は1回戦で日本人選手2名が姿を消し、決勝戦はフェリッペ・コスタ(ブラザ)vsジョン・カルロス倉岡選手(AXIS)の対戦になりました。




ガードのフェリッペ、トップのジョンカルロスという試合展開。




軽量級らしく軽快な攻防で互いに動きを止めません。




ハーフからスイープを狙うフェリッペ。




それをターンして切り返すジョンカルロス。
そこからクロスニーパスへ。




それが決まってサイドポジション奪取!




遂にポイントが入り3−0に。



サイドからオモプラッタに連携し、




回転してラ・マヒストラル状態!




動き続けながらもトップポジションはキープ。




試合終了直前に苦し紛れにアキレス腱固めを仕掛けるフェリッペ。
ですが極まることなく試合終了!




ポイント3−0でジョンカルロス優勝!




優勝 ジョン・カルロス倉岡(AXIS)
準優勝 フェリッペ・コスタ(ブラザ)
3位 正田昭治(ストライプル)
   澤田真琴(パラエストラ川越)





2009年03月30日

パン選手権・3日目の結果速報

今日行われた試合の主な優勝者です。

★アダルト黒
☆ガロ
ジョン・カルロス倉岡(AXIS)

☆プルーマ
松本義彦(パラエストラ)

☆ペナ
コブリンヤ(アリアンシ)

☆レーヴィ
ルーカス・レプリ(アリアンシ)
マイケル・ランギ(アリアンシ)
※同門優勝

☆メジオ
ルーカス・レイチ(チェックマット)

☆メイオペサード
ホムロ・バハル(バッハ)
オタービオ・ソウザ(バッハ)
※同門優勝

☆アブソ
アントニオ・ブラガ・ネト(ゴルド柔術)

☆女子・茶黒ペナ
ファビアナ・ボルゲス(バッハ)

☆女子・茶黒レーヴィ
アナ・キャロリーナ・ヴィタウ(ウマイタ)

★主な日本人選手の結果
☆澤田真琴(パラエストラ・ガロ)
1回戦・ジョン・カルロス倉岡選手に判定負け

☆正田昭治(ストライプル・ガロ)
1回戦・フェリッペ・コスタに判定負け

☆ジョン・パウロ倉岡(AXIS・プルーマ)
2回戦・ハファエル・フレイタスに外掛けによる反則負け

☆関口和正(PUREBRED大宮・ペナ)
1回戦・メガトンに判定負け

☆遠山拓則(パラエストラ・メイオ)
1回戦・判定負け

☆岡晃一郎(岡JJ・ペサード)
1回戦・キムラで一本負け



★チーム優勝
優勝  グレイシーバッハ
準優勝 グレイシーウマイタ
3位  アリアンシ




アダルト黒アブソルート・準決勝 コブリンヤvsオタービオ・ソウザ

準決勝戦もう1試合はオタービオ・ソウザとコブリンヤの対戦です。


コブリンヤはペナ級ながらアブソに出場したのも驚きですが、準決勝進出を果たしたのも驚きです。



アダルト黒アブソ準決勝
フーベンス・シャーレス爛灰屮螢鵐筬瓠淵▲螢▲鵐掘
vs
オタービオ・ソウザ(グレイシーバッハ)
互いに引き込みあって、そこからトップポジションを選択したオタービオにまずアドバンテージ。




ガードのコブリンヤ、トップのオタービオの試合展開に。




コブリンヤの変則スパイダーガード。
袖ではなくギのスソを引いてそこに足の裏をかけていきます。




そこから袖も引きつつスイープへ。




コブリンヤがよくやるオモプラッタ〜ホレッタの連携スイープです。




オモプラッタで揺さぶりをかけつつ、後転してスイープしにいきます。




オタービオはバランスを崩し倒れかけています。




そこから起き上がったコブリンヤ、スイープ成功です!




ですがオタービオもすぐにスイープのアタック!




手をついて耐えるコブリンヤ!



さらに腰を上げて浮かせるオタービオ、コブリンヤの足は完全に浮いてます!




倒れそうになるのを脅威のバランスでディフェンス!




そしてこのインサイドガードの状態でレフェリーがコブリンヤに対しなにやら注意を。



それに気をとられたコブリンヤの一瞬の隙を逃さずにオタービオがスイープ!




これが成功し2−2の同点に!
ですがオタービオがアドバンテージ1つリードしてます。




ストップじゃないのか?!と抗議するコブリンヤ!
観客も大ブーイングでこの抗議を後押しする。




ブーイングが渦巻く中、タイムアップで試合終了!
納得がいかないコブリンヤはこの表情。




もちろん判定は覆ることはなく2−2、アドバンテージ1−0でオタービオが決勝戦進出です!
これでアダルト黒アブソ決勝戦はアントニオ・ブラガ・ネトvsオタービオ・ソウザの対戦となりました!




アダルト黒アブソルート・準決勝 ホミーニョvsネト

決勝戦進出を賭けた準決勝戦も世界王者経験者のトップ選手の潰し合いになりました。

ホミーニョがバッハ、ネトはゴルド柔術所属で出場していますがゴルド柔術もバッハの一支部なのでほぼ同門選手と言っていいでしょう。

かつては同門の選手同士の対戦はご法度とされ、フレンドリーマッチといわれるスパーリングのような試合が横行していましたが、それも今は昔の話。

ホミーニョやネトのような新世代の選手にはフレンドリーマッチなんて考えられないでしょうね。



アダルト黒アブソ準決勝
ホムロ・バハル爛曠漾璽縫膈瓠丙検Ε哀譽ぅ掘璽丱奪蓮
vs
アンロニオ・ブラガ・ネト(ゴルド柔術)




ハーフガードで有名なゴルドの弟子、ネトのハーフを警戒したかホミーニョが引き込みました。




試合は10分間に渡りホミーニョのスイープ、ネトのパスの攻防に終始するも互いにノーポイント、ノーアドバンテージでレフェリー判定に。




この僅差の試合はネトが勝利、決勝戦進出を果たしました!





アダルト黒アブソルート・その2 コブリンヤvsロバト

コブリンヤもアブソに出場!

1回戦を一本で勝利して2回戦進出を果たしました。

その2回戦の相手は因縁の相手、ハファエル・ロバトです!

ロバトはコブリンヤが出場した昨年のムンジアル1回戦の相手で、その試合ではロバトがスイープを決めて勝利しています。

☆その試合の詳細はコチラから!

約1年ぶりのリベンジマッチの実現、そして世界王者同士の対戦です!




スライディングするように素早く引き込んだコブリンヤは変形のスパイダーガードを取ります。




ロバトの足を抱えて立ち上がり倒そうとしますが、ロバトはそのま場外に。
レフェリーはこの行為に2ポイントではなくアドバンテージを与え、場内は大ブーイング!




また引きみからスイープを狙うコブリンヤ。




スパイラルから後方回転しスイープ!




これが成功して2ポイント奪取!




観客は大歓声、場内を完全に味方につけています!




ロバトはハーフからのスイープを仕掛けますがコブリンヤはそこから逆にパスのアタック。




そこでタイムアップ、2−0でコブリンヤ勝利!




コブリンヤがムンジアルのリベンジを達成し準々決勝進出です!





アダルト黒アブソルート・その1

アダルト黒アブソは当日受付でのエントリー。

名だたる黒帯が大挙してエントリーし、階級を超えた夢の顔合わせが多く実現しました!

今日は準決勝戦までを行い、決勝戦は大会最終日に行われます。




アブソにエントリーした唯一の日本人、岡晃一郎選手は1回戦でオタービオ・ソウザのマウントからの十字絞めでタップ。




鉄人・メガトンもペナながら果敢にアブソ出場も初戦敗退。




1回戦からいきなりの好カード!
2年ぶりに柔術復帰の元世界王者、ホムロ・バハルとグラップラーズクエスト&パンナム王者のサイボーグ・アベルーの対戦が実現!




ホミーニョがバックからの送り襟絞めでアベルーを一蹴、柔術復帰を一本勝利で飾る。




これまた興味深い顔合わせ!
オタービオ・ソウザとルーカス・レイチはアグレッシブな試合をする選手同士だけに熱戦になりました。




オタービオが得意とするオモプラッタでルーカスを何回も回転させてスイープのポイント奪取!




最後にダメ押しでもう一度スイープを決め、4−0でオタービオ勝利でベスト8進出です。









2009年03月29日

アダルト紫ペナ:中塚靖人選手

アダルト紫ペナに出場した中塚靖人選手(グレイシーバッハ東京)はこれまでもパンナム、ムンジアル、ヨーロピアンと海外大会に幾度となく出場しているベテラン選手です。

白帯時代にブラジルのグレイシーバッハ本部に長期滞在して現地でカルロス・グレイシーJrより青帯を取得して帰国しました。

ノーギでも実績があり、海外だけでなく国内大会にも積極的に出場している、バッハ東京の中心的な選手と言っていいでしょう。

今大会の紫ペナには31人が出場していました。



1回戦は同じくバッハの選手でした。
このフェリッペはバッハ・アメリカのフェリッペ・デラモニカの弟子だったようです。
引き込みからハーフガード、スイープを狙ってきました。




スイープに成功しそうになるもすんでのところでディフェンス。




ですがバックに回られてしまいます。




そこからガードに戻し、




アームロックからスイープに繋げてポイント奪取で2−0!




最後の猛攻を凌いで1回戦突破です!




2回戦もバックから絞めを極められそうになりピンチに!




深く極まったように見えてましたがなんとか脱出に成功。
そしてスイープでポイントを得て2−0に。




最後は亀になってディフェンスし試合終了。




この試合も2−0で2回戦も突破です!




準決勝進出を賭けた3回戦はヤマサキアカデミーの選手が相手です。
引き込んで攻めていきました。




ハーフからバック、そこから絞めを狙われてしまいました。




それが極まってしまい無念のタップ!




ムンジアルに続いてベスト8敗退に終わってしまいました…。
「最後はマットサイドで長い時間、待たされてしまい集中力が切れてしまったのがいけなかったです。帰国してからは全日本に出場するので、これから気持ちを切り替えて練習したいと思います。」(中塚)


大会2日目に優勝者!シニア3青・石井さん

パン選手権2日目に日本人選手の優勝者が出ました!

それがこの石井史彦さん。

石井さんはカリフォルニアのサンノゼ在住でデヴィッド・カマリロの青帯です。

今年、石井さんは50歳になり、その記念に「最初で最後」というパン選手権出場を決意したそうです。

この試合に向けて週5日で練習に通い、減量もして(ついでに日焼けもして!)気合を入れてきました!



石井史彦選手(ゲリラ柔術)
シニア3青ペナに出場、このカテゴリーには3人エントリーで変則巴戦です!




まず1回戦、立ち技の攻防で試合スタート。




もみ合いから相手が倒れ、苦し紛れにギロチン!



ですが冷静にギロチンから脱出してアドバンテージ奪取。
それからハーフガードでアドバン追加。




パスに成功した、と思ったらポイントが入る前に十字を仕掛ける!




これが極まって相手はタップ!



青帯デビュー戦で一本勝利です!



1回戦勝利で決勝戦進出!




決勝戦も立ち膠着!
ずっとこの状態で押したり引いたりを繰り返す展開。




相手が疲れたのか引き込むもお互いそのまま動かず(動けず?)。




ノーポイント、ノーアドバンテージからレフェリー判定へ。
レフェリー、ハファエル・バルボーサが手を挙げたのは石井さん!
石井さんがパン選手権優勝です!
決勝戦は両者とも疲れてて動きがない試合で正直、勝利の決め手はカマリロの声のデカさだったのでは?と思います。
が、とにかく優勝できてよかった!




「いやぁショボい試合でしたけど優勝したからよかった!これで格好ついたよ!」と石井さん。
50歳のパン選手権王者誕生です!





レティシア・ヒベイロ


長い黒髪が印象的なレティシア・ヒベイロ。

この人も世界王者です。

レティシアは女ヒクソンと言われてたレカ・ヴィエイラの好敵手として知られた選手ですが、レカ引退後はビアンカ・アンドラデと共に女子の柔術界を牽引してきました。

グレイシーウマイタでホイラーに長く師事しており、そこで培った確かなテクニックには定評があり、レティシアを慕う女子選手も多いです。

現在はアナ・キャロリーナとベアトリス・メスキータという二人の女子選手を育成しています。

ちなみにアナ・キャロリーナもベアトリスも昨年のムンジアル紫帯のチャンピオンで、アナ・キャロリーナは結構かわいくて注目してる選手です!

レティシアも今回は試合出場はないのが残念です。



2009年03月28日

アネッチ・スタッキ


柔術世界王者、アネッチ姉さん!

そのワイルドな風貌は一度見たら忘れられないインパクトがあります。

世界王者になること実に6回!という強豪中の強豪選手です。

そして2007年のADCC・ニュージャージー大会では2階級制覇も達成しています。

アネッチに初めて会ったのは2005年のADCCロサンゼルス大会でした。

ADCCはカミプロの取材で行ってたのですが、そのときにかわい子ちゃん選手にばっか声をかけてた自分に対してブッカーKこと川崎さんが、

「そんなかわいい子ばっかじゃ面白くないよ!どうせならあーゆーのにいかないと!」

と、指差してきたのがこのアネッチだったのでした。

「えー、マジかよ!でも川崎さんが言うならやらなきゃな…」と思い、仕方なく(?)インタビューしました。

が、そのインタビューが載るはずだったカミプロは倏鵬王甼極椰震薺淦造乃滕欝事の差し替えで紙面に載ることはありませんでした。

それからアネッチに会うたびに「あたしのインタビューの出てる本、ちょうだい!」と言われ続けて困った思い出があります。

まあそれから2年後のADCC2007のときにはちゃんとインタビューを誌面に載せることができてあのときの罪滅ぼしができたかな、と思っています。

パンナムには出ませんがADCCとムンジアルには出るそうなので、そこでの活躍を期待したいと思います!




ポール爛┘襦Ε謄ニコ瓮轡絅譽ぅ福


クラウジオ・フランカの黒帯、ポール爛┘襦Ε謄ニコ瓮轡絅譽ぅ福次

ポールはいつもブ厚い眼鏡をかけてて「キュリアス・ジョージ」ちっくなルックスです。

今はフロリダとサンフランシスコを往復してフロリダではマルセリーニョと、サンフランシスコではデヴィッド・カマリロと練習してるそうです。

最近はライター業も始めて日本の雑誌にも寄稿しています。

またルチャマニアとしても知られていてルチャサイトも運営しており自称している「エル・テクニコ」とはスペイン語でテクニシャン、正統派みたいな意味があります。

茶帯時代にクロン・グレイシーと試合したときにクロンをスパイダーガードでさんざん苦戦させて、攻めあぐねたクロンにペナルティを与え、このままいけばクロンに勝利か?!と思わせましたが、パスを許すとあっさりと絞めでやられちゃいました。

でもそれ以外はほとんど秒殺試合だったクロンを唯一、苦戦させた試合として印象的でした。

日本の格闘技ブランド「reversal」が好きで自分が着てたreversalのジャケットを見て「どこで買ったの?」と聞いてきたことがあります。

日本から来てんだから日本に決まってんじゃねーか!って話ですよ。

次に会ったときにreversalのパーカを着てて「どーだ!」みたいに誇示してきたのが面白かったです。

今回は試合には出ないようで残念ですね。






バレット・ヨシダ


寡黙なハワイアン、バレット・ヨシダ!

今までグラップリング・オンリーだったバレットでしたが去年からは突如としてギの試合にも出るようになりました。

バレットのギの試合はGI名古屋(2004年)でのvs梅村戦しか見たことないので、今回は実に5年ぶり!

なぜかマスターのカテゴリーですがそれは「あくまでも練習の一環として」出るからなんだそうです。

今年開催のADCCの優勝が目標らしく、今はものすごく練習してるらしいです。

心なしか体も一回りぐらい大きくなったように感じます。

現在はサンディエゴのアンディスピューテッド・ジムで指導&練習漬けの毎日のバレット。

ギの試合でもADCCでも活躍して欲しいですね!