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「ムンジアルへの道 2010」

2010年06月01日

「ムンジアルへの道 2010」その3・青帯報告

このブログのライターとしてもお馴染みの梅沢選手。

4月にLAで開催されたパン選手権に急遽出場し、見事に優勝を果たしました。

1回戦は相手がゲロ吐いての勝利、2回戦は判定勝ち、決勝はなんと一本勝利と試合が進むにつれて調子を上げていっての優勝で、この実績が認められての青帯昇格です。

★パン選手権での試合の様子はコチラから!

梅沢選手からの青帯昇格とムンジアルへの意気込みを語ってもらいました。




先日当ブログで報告させていただいたとおり、4月に開催されたパン選手権のアダルト白帯ガロ級で優勝することができました。

その結果が認められ、師匠の中井祐樹先生から青帯をいただくことができました。

パラエストラ東京では久しぶりの帯叩きまで催していただき、気が引き締まりました!

今年のムンジアルには青帯で出場したいと考えていたので、ギリギリ間に合った形です。

周りからは白帯のまま出場することも勧められましたが、ムンジアルへはチャレンジの意味も込めて青帯ガロ級で出場します。

青帯になったばかりですが、出るからには優勝を目指したいと思います。

優勝までは5回勝たねばなりません。

エントリーしている選手の中では一番弱いと思っているので、気負わずに思い切りいこうと思います。

アリアンシやアトス、グレイシーバッハの選手も同じカテゴリーにエントリーしているのでぜひこの機会に戦ってみたいです。

特にバッハの選手には去年苦杯を舐めさせられているので今回当たれば負けるわけにはいきません。

所属するパラエストラ東京の練習では毎回みんなにボコボコにされていて、道場の中でも一番弱いことを自覚していますが頑張りたいと思います!

戦略は特に立てていませんが、パン選手権からの2ヶ月でスイープの実力は伸びたと感じているので、引き込んで戦えればと考えています。

どこまで通じるかはわかりませんが一生懸命がんばって良い報告をしたいです!

試合以外でも撮影など取材関係もきっちりこなしたいと思います。

取材の腕も早く青帯ぐらいになりたいです(苦笑)

大会3日目、4日目はツイッターで速報も打つ予定なのでそちらもよろしくお願いします!


★梅沢選手のツイッターはコチラから!


2010年03月15日

「ムンジアルへの道 2010」その2・さいたまオープンに出場して

このブログのライターとしてもお馴染みの梅沢選手。

現在まだ白帯ですが今年6月のムンジアルには青帯で出たい、と意気込んでおり、ムンジアルまでに青帯取得を目指してさいたまオープンに出場しました。

出場前にはその意気込みを話していました。

☆そのコメントはコチラから!

このトーナメントで白ガロにエントリーし、2回勝てば優勝という組み合わせ。

トーナメント優勝=青帯取得、というわけではないですがムンジアルに青帯で出たいというならばさいたまオープンぐらいの規模の大会ならば普通に優勝しないといけません。

さいたまオープンで勝てない選手がムンジアルで勝てるわけはないでしょう。

ではその梅沢選手の試合を紹介します。




まずは1回戦、相手が引き込みパスガードを狙う展開。




ガードを潰してアドバンテージ獲得。




危なげなく判定勝利でした。




決勝戦は何度か練習したことがあるという選手が相手でした。




試合開始直後、引き込み際を狙われいきなりマウントに!




これで4ポイントを献上してしまいました。




マウントを返すも相手のクロスガードがなかなか割れません。




クロスを割るとパスガードの猛攻をしかけます!




ですが逆にスイープ気味に返されてジ・エンド!




最初のマウントが勝負を分けて4−0で決勝戦敗退でした。



梅沢選手の試合後のコメント

「前回お伝えしたとおり、6月のムンジアルに向けて今の実力を試すために、2月28日に埼玉武道館で開催されたDUMAUさいたまオープンにアダルト白帯ガロ級で出場しました。

私は一回戦シードで、対戦相手となる選手は初戦を腕十字で極めて勝ち上がってきたPUREBRED大宮の選手でした。

ストライプ4本の青帯リーチと思われる選手だったので、自分の今の実力を試すにはもってこいでした。

初戦の様子をみると、相手選手は下からの攻めが得意なようだったので、引き込ませて自分が上からどこまで攻められるかを確認しようと思い、試合中実際それを試しました。

展開としては相手がホレッタからスイープを狙ってくるような動きが多かったのですが、自分はきちんと相手の足を殺して、クロスニーパスにいきました。

足が利く選手だったのですが、背中をつけさせて、腰を切ってうまくパスし、そのままニーオンで5点取りました。

最終的にそのポイントのまま、相手選手にはポイントを許さずに勝利することができました。

ただ、課題としてはニーオンしたあとにベースボールチョークを狙った際に丁寧に行き過ぎて相手に逃げられてしまったことです。

試合中は相手も必死なので、精確さも必要ですが極めにいくスピードも非常に重要だと感じました。

この勝利で決勝戦に進むことができました。

決勝戦の相手はRBアカデミーの選手で、準決勝までの試合を見ると、飛びつきクロスから下攻めするタイプの選手でした。

今度のゲームプランとしては、相手に先手を打たせない、つまり先に引き込もうと考えました。

前の試合では相手の得意な展開で勝つことができたので、今度は相手の得意な展開にさせない試合をしようと考えたからです。

試合では相手選手は予想通り引き込もうとしてきたので、まずは距離をとりながら自分から引き込むタイミングを伺いました。

タイミングが取れたので相手の右袖口を掴んで引き込もうとした瞬間に悲劇が待っていました。

なんと相手の飛びつきクロスと重なってしまい、バランスを崩し、一発マウントを取られてしまったのです。

そこからは何とかエスケープすることができたのですが、クロスガードを割るのに時間がかかり、逆転することが出来ませんでした。

最後にクロスニーパスにいった際も、相手の背中をマットにうまくつけることが出来なかったので、残り時間僅かで焦って基本を忘れて攻撃してしまうのは非常に危ういと感じました。

一番大きな反省点はやはりマウント取られた際の一連のやり取りです。

袖口しか掴まずに引き込むのではなく、きちんと襟も掴んで、腰を蹴って基本に忠実になるべきでした。

そうすれば違った展開が作れたかもしれません。

そして何よりも足りなかったのがガムシャラさです。

決勝戦なので全てを出し切るような気持ちも足りなかったと思います。

今回の敗戦は負け方的にも今までで一番悔しい経験となりましたが、これをプラスと捉え、成長の糧にしてムンジアルに向けて引き続き練習を続けて行きたいと思います。」


このように反省しきりの梅沢選手ですが、なんと4月上旬に開催されるパン選手権に緊急出場が決定!

最近マンションを購入したばかりなのにカネ持ってますね。

さすが大学院卒のプチセレブ!

年収ン百万円の男なだけのことはあります。

でもいくらカネを持ってても柔術の実力ばかりはカネでは買えません!

さてパン選手権まであと1ヶ月、これからどのような準備をして試合に備えるのでしょうか?!

今後も梅沢選手の動向に注目です!





2010年02月25日

「ムンジアルへの道 2010」その1・さいたまオープンに向けて

今日は今週末の2月28日(日)に上尾の埼玉県立武道館で開催される「さいたまオープン」に出場する梅沢隆志選手の大会出場に向けてのコメントを紹介します。

なぜ無名の白帯のコメントをわざわざ紹介するのか?

それはこの梅沢選手は昨年からこのブログの大会レポなどを手伝ってもらっているので彼のパーソナリティを紹介したい、ということがまず1つ。

そして昨年も出場したムンジアルに今年も出場する、というので、普通の白帯である梅沢選手がどういった準備や練習をして柔術の最高峰大会であるムンジアルに挑んでいくのか、というドキュメント的なものを今後、定期的にこのブログでお伝えしていこうと思っています。

これまでもムンジアル参戦選手の直前コメントなどは紹介してきましたが、それは茶帯や黒帯ばかりでした。

ですので、そういう柔術のトップ選手ではない白帯の梅沢選手のムンジアルまでの過程の第1弾として今回の「さいたまオープン」の参戦表明コメントという形で紹介します。



 「パラエストラ東京の梅沢隆志です。

私は昨年、ムンジアルと同時開催されたノービスインターナショナルに出場しました。

出場した経緯は、世界一を決める大会と同じ舞台であること、トップレベルの黒帯達の試合を自分の目に焼きつけ、今後の糧にしたいと考えたからです。

その時の結果は3位になった選手にレフリー判定負けでした。

その後も月一ぐらいで試合に出場するものの、準優勝がやっとでなかなか優勝には辿り着けませんでした。

負けたのには必ず理由があります。

私の場合は負けた試合の大半はガードに引き込んだあとにパスガードを恐れるあまり、ガードに終始してしまい、展開を作れずにレフリー判定負けするパターンがほとんどでした。

昨年末ぐらいからはガード→スイープ→パスガードの一連の流れを意識しながら練習に取り組んでいます。

もちろん上からの練習も怠っていません。

また、相手の組手に付き合わない、相手の組手にさせないことも意識しています。

他にもスタミナを付けるためにパラエストラ東京の西岡さんやグレイシーバッハの中塚さん等と山を走る練習(20KMぐらい/回)を行っています。

今年もムンジアルに出場しようと考えています。

今回は青帯で挑戦したいので、現時点での実力を試すためにさいたまオープンに出場します。

ムンジアルは1アカデミー2名という制限はありますが、基本的には誰でも挑戦することができます。

今後はムンジアル出場に向けた練習の取り組み以外にも出場するための手続きや現地での過ごし方なども去年の経験を踏まえて報告していけたらと考えています。」



梅沢選手が出場する「さいたまオープン」は今週末の日曜です。

その大会に白帯ガロ級で出場する梅沢選手がどう戦ったかはこのブログでもお伝えします。

また梅沢選手のムンジアルまでの準備を記していくドキュメント、題して「ムンジアルへの道」もお楽しみに!