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さいたまオープン 2010

2010年03月15日

「ムンジアルへの道 2010」その2・さいたまオープンに出場して

このブログのライターとしてもお馴染みの梅沢選手。

現在まだ白帯ですが今年6月のムンジアルには青帯で出たい、と意気込んでおり、ムンジアルまでに青帯取得を目指してさいたまオープンに出場しました。

出場前にはその意気込みを話していました。

☆そのコメントはコチラから!

このトーナメントで白ガロにエントリーし、2回勝てば優勝という組み合わせ。

トーナメント優勝=青帯取得、というわけではないですがムンジアルに青帯で出たいというならばさいたまオープンぐらいの規模の大会ならば普通に優勝しないといけません。

さいたまオープンで勝てない選手がムンジアルで勝てるわけはないでしょう。

ではその梅沢選手の試合を紹介します。




まずは1回戦、相手が引き込みパスガードを狙う展開。




ガードを潰してアドバンテージ獲得。




危なげなく判定勝利でした。




決勝戦は何度か練習したことがあるという選手が相手でした。




試合開始直後、引き込み際を狙われいきなりマウントに!




これで4ポイントを献上してしまいました。




マウントを返すも相手のクロスガードがなかなか割れません。




クロスを割るとパスガードの猛攻をしかけます!




ですが逆にスイープ気味に返されてジ・エンド!




最初のマウントが勝負を分けて4−0で決勝戦敗退でした。



梅沢選手の試合後のコメント

「前回お伝えしたとおり、6月のムンジアルに向けて今の実力を試すために、2月28日に埼玉武道館で開催されたDUMAUさいたまオープンにアダルト白帯ガロ級で出場しました。

私は一回戦シードで、対戦相手となる選手は初戦を腕十字で極めて勝ち上がってきたPUREBRED大宮の選手でした。

ストライプ4本の青帯リーチと思われる選手だったので、自分の今の実力を試すにはもってこいでした。

初戦の様子をみると、相手選手は下からの攻めが得意なようだったので、引き込ませて自分が上からどこまで攻められるかを確認しようと思い、試合中実際それを試しました。

展開としては相手がホレッタからスイープを狙ってくるような動きが多かったのですが、自分はきちんと相手の足を殺して、クロスニーパスにいきました。

足が利く選手だったのですが、背中をつけさせて、腰を切ってうまくパスし、そのままニーオンで5点取りました。

最終的にそのポイントのまま、相手選手にはポイントを許さずに勝利することができました。

ただ、課題としてはニーオンしたあとにベースボールチョークを狙った際に丁寧に行き過ぎて相手に逃げられてしまったことです。

試合中は相手も必死なので、精確さも必要ですが極めにいくスピードも非常に重要だと感じました。

この勝利で決勝戦に進むことができました。

決勝戦の相手はRBアカデミーの選手で、準決勝までの試合を見ると、飛びつきクロスから下攻めするタイプの選手でした。

今度のゲームプランとしては、相手に先手を打たせない、つまり先に引き込もうと考えました。

前の試合では相手の得意な展開で勝つことができたので、今度は相手の得意な展開にさせない試合をしようと考えたからです。

試合では相手選手は予想通り引き込もうとしてきたので、まずは距離をとりながら自分から引き込むタイミングを伺いました。

タイミングが取れたので相手の右袖口を掴んで引き込もうとした瞬間に悲劇が待っていました。

なんと相手の飛びつきクロスと重なってしまい、バランスを崩し、一発マウントを取られてしまったのです。

そこからは何とかエスケープすることができたのですが、クロスガードを割るのに時間がかかり、逆転することが出来ませんでした。

最後にクロスニーパスにいった際も、相手の背中をマットにうまくつけることが出来なかったので、残り時間僅かで焦って基本を忘れて攻撃してしまうのは非常に危ういと感じました。

一番大きな反省点はやはりマウント取られた際の一連のやり取りです。

袖口しか掴まずに引き込むのではなく、きちんと襟も掴んで、腰を蹴って基本に忠実になるべきでした。

そうすれば違った展開が作れたかもしれません。

そして何よりも足りなかったのがガムシャラさです。

決勝戦なので全てを出し切るような気持ちも足りなかったと思います。

今回の敗戦は負け方的にも今までで一番悔しい経験となりましたが、これをプラスと捉え、成長の糧にしてムンジアルに向けて引き続き練習を続けて行きたいと思います。」


このように反省しきりの梅沢選手ですが、なんと4月上旬に開催されるパン選手権に緊急出場が決定!

最近マンションを購入したばかりなのにカネ持ってますね。

さすが大学院卒のプチセレブ!

年収ン百万円の男なだけのことはあります。

でもいくらカネを持ってても柔術の実力ばかりはカネでは買えません!

さてパン選手権まであと1ヶ月、これからどのような準備をして試合に備えるのでしょうか?!

今後も梅沢選手の動向に注目です!





2010年03月09日

さいたまオープン2010:茶帯の試合

「さいたまオープン」、茶帯の試合を紹介します。

今大会の出場者のほとんどは日系ブラジリアンだったのは前述した通りですが、茶帯の軽量級は日本人選手の活躍が目立ちました。

プルーマ、ペナの決勝戦は日本人選手同士の顔合わせになりましたが、レーヴィ以上の重量級のカテゴリーは日系ブラジリアンの独壇場。

まだまだ重量級では日系ブラジリアンの壁は厚いようです。



マスター茶プルーマ決勝戦
服部 洋介(パラエストラ上越)
vs
山田 悦弘(ポゴナ・クラブジム)




ホレッタ・スイープの使い手、山田選手が優位に試合を進めました。




6−0で山田選手が優勝です。




マスター茶ペナ決勝戦
大日向 玲紀(バルボーサジャパン東京)
vs
友野 晴敏(エクスカリバー&ファンタジスタ)




一進一退の緊迫した攻防は0−0のまま試合終了。




僅差の試合はレフェリー判定で大日向選手が勝利です。




マスター茶レーヴィ決勝戦
ジュリオ・タシロ(インファイト)
vs
坂原 慶弘(バルボーザジャパン東京)




スイープしたのは坂原選手でしたがなぜかポイントはジュリオ選手に……。




そのミスが訂正されないまま2−0でジュリオ選手が勝利。
試合後に抗議した坂原選手でしたが判定は覆らず後味が悪い結果になってしまいました。




マスター茶メイオペサード決勝戦
ファビオ・マツスエ(インファイト)
vs
ヒカルド・ウメゾ(グレイシーバッハ長野)




5−0でファビオが優勝でした!


2010年03月08日

さいたまオープン2010:その他の黒帯の試合

さいたまオープンで行われたその他の黒帯の試合を紹介します。

今大会は日系ブラジリアンが主催していたので試合出場者のほとんどが日系ブラジリアンで占められており、埼玉、群馬、長野から多く試合に出場していました。

その中で黒帯デビューとなったのはフラビオ・ブエノ、グレイシーバッハ長野の選手です。

フラビオは昨年末のBJJFJ「全日本オープントーナメント」で階級別で優勝、アブソで準優勝を果たし黒帯に昇格した選手です。

今大会ではマスター黒メジオにエントリー、マルシオ・ヘイス(テンサイ柔術アカデミー)とワンマッチ決勝戦に挑みました。




マスター黒メジオ決勝戦
フラビオ・ブエノ(グレイシーバッハ長野)
vs
マルシオ・ヘイス(テンサイ柔術アカデミー)




今大会の主催者の一人でもあるマルシオが運営の傍らに試合出場。




パス、マウントなどでポジションを奪いまくる余裕の試合運びのマルシオ。




11−0という完封勝利で新黒帯を一蹴しました。
フラビオはアブソルートでも初戦敗退し、苦い黒帯デビューになりました。





シニア1黒メジオ決勝戦
エジソン籠原(テンサイ柔術アカデミー)
vs
マルセロ・イワサキ(グレイシーバッハ長野)
シニア1ではヨーロピアン王者、エジソンが出場。
本来はプルーマ級ですが対戦相手がいないため、あえてメジオで出場です。




引き込みからハーフガードで攻めようとするもプレッシャーをかけられて苦悶の表情。




試合終盤にバックマウントを奪われピンチになるも極めは許さず。




4−0で敗退も体重差を考えたら健闘といっていいでしょう。
「相手がいないからしょうがないネ。試合したいから出たけど重かったヨ!」とエジソン。
そんなエジソン、次はパンナムに出場予定です。

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2010年03月07日

ヨーロピアン選手権優勝のエジソン篭原・インタビュー!

昨日紹介したヘナートのテクニックの受け手と通訳をしてくれたエジソン篭原。

このエジソン、少し前まで日本でも有名だったキモノメーカー「ドゥマウ」の社長として知られていましたが現在はドゥマウの権利の一部を売却してしまいました。

ですがいまだにみんなには当時の名残でシャチョー!と呼ばれています。

また昨年から試合に復帰し、今年のヨーロピアンでは見事に優勝を果たしました。

そのエジソンにヨーロピアン選手権でのことを聞きました。




エジソン篭原(テンサイ柔術アカデミー)

──ヨーロピアン優勝おめでとうございます。試合に出ようと思ったきっかけから教えて下さい。

エジソン:去年から出ようと思ってたんですけど、今までいろいろな大会に出ましたが自分の階級での試合があまりないんですよね。

シニア1黒プルーマなんですが。日本には大会がたくさんあるんですが自分のカテゴリーで試合したことはないです。

いつもアダルトやマスター、そして重い人とばかり。

だから自分のカテゴリーの試合がしたくてヨーロピアンに行ってきたんです。


──多くある大会の中でなぜヨーロピアンを選んだんでしょうか?

エジソン:ヨーロピアンがいま一番規模が大きくなってきてる大会だからです。

アメリカも大きいと思いますが僕ら日系ブラジリアンが行くのは難しいんですよ、ビザの問題があるんで。

だからヨーロピアンにした、というのが大きな理由ですね。

大会も年を重ねるごとに規模が大きくなり続けてるんで去年からヨーロピアン参戦は決めてました。


──試合はどのような展開でしたか?

エジソン:相手はブラジル人でヨーロッパでインストラクターをやってる選手でした。

ワンマッチ決勝でしたが楽しみながら試合ができましたね。

ポルトガルに着いた瞬間から「ここはオレの街だ!」と感じたんです。

言葉も同じだし街の風景がブラジルとよく似てたんですよ。

だから直感的に「勝てる!」と思いましたね。

試合内容はよくなくてレフェリー判定勝利でした。

相手に膠着のルーチが2回入ったんでそれで勝てた、という感じです。


──ヨーロピアンと日本の選手の違いはどうでしたか?

エジソン:相手の力が強かったですね。

あとテクニックもありましたよ。

茶、紫はいいブラジル人選手もたくさん出てたので全体的な試合レベルは高いんじゃないかと思いました。

会場の雰囲気もよかったですよ。

黒帯の試合のときは凄く盛り上がってました。


──最も印象に残ったことは何でしたか?

エジソン:やっぱり優勝できたこと、それがまず一番です。

あとは日常を忘れて観光もしながら大会に出れたのでそれも楽しかったですね。

いいストレス解消になりましたよ(笑)。


──それではパーソナルプロフィールを聞きます。柔術歴から教えて下さい。

エジソン:柔術歴は10年。

黒帯になったのは07年12月ですね。

でも黒帯になってからはしばらく試合に出れなかったんです。

首のヘルニアが悪化して練習はおろか普段の生活にも支障が出るようになって。

腕が痺れるんですよ。

今も手を握るのが困難な状態で。

それでしばらく治療に専念してたんですが完全には治らないことがわかったんです。

だからもう片腕で試合すればいいや、と割り切って(笑)また試合に出るようになったんです。

掴む、握るということができないから襟や袖を持つのが大変ですよ。

だから口でギを噛んで引っ張ってからそれを持つ、というのをよくやってます。


──そのハンデを言ってしまったらみんなにわかってしまってまずいのでは?

エジソン:別にいい(笑)もうしょうがないですよ。

治らないってわかったから、それを覚悟して試合に出てるんですから。

しばらく3年ぐらい試合を休んでたんですけどダメでしたね。

仕方ないです。


──現在の仕事は?前はドゥマウの社長でしたが。

エジソン:今は普通の会社員です。

8時から5時半まで会社で仕事をしていますよ。

仕事が終わってから指導と練習ですね。

指導は毎日です。支部は群馬、栃木に4つあって全部で100人以上の生徒がいます。

みんな頑張ってますよ。


──元々はインファイト・ジャパンの所属でしたよね?

エジソン:いまパートナーのマルシオ・ヘイスが入ってきたのでそのときに二人でインファイトから独立してテンサイ柔術アカデミーを立ち上げたんです。

もちろん何か揉め事があったわけではないですよ。

ただ単に新しくニュートラルに始めよう、ということです。


──ユニークな名前のアカデミーですが、そのネーミングの由来は?

エジソン:アメリカのパラゴン柔術と同じで模範、素晴らしい、とか凄い、とかポジティブな単語だったから(笑)

──柔術を始めたきっかけは?

エジソン:昔から格闘技は好きだったんですよ。

やはりUFCのホイスの活躍はとても印象的でした。

そんなとき埼玉に住んでたんですが群馬で柔術の道場がある、って知ったんです。

そしてすぐに柔術を始めたのが最初ですね。

やっぱり柔術のいいところはテクニックが素晴らしい。

テクニックを身につければ小さな人が大きい人に勝つことができる。

そこが一番いいと思います。


──では最後に今後の目標を教えて下さい。

エジソン:いまパンナムに出ようかな、と思ってます。

ヨーロピアンに優勝できたので次のステップです。

でも仕事して指導して自分の練習というのはなかなか難しいんでそこがうまくいけば、ですけど。

一番の目標は長く試合を続けること。

私はプロの選手じゃないからアダルトではなく自分の年齢カテゴリーでたくさんの試合に出たいと思ってますよ。

もう若くないんでね(笑)。






エジソン篭原・プロフィール
所属:テンサイ柔術アカデミー
生年月日:1970年5月10日(38歳)
身長:160cm
体重:62kg
ヨーロピアン選手権・シニア1黒プルーマ優勝。



2010年03月06日

さいたまオープン2010:ヘナート・シウバのテクニック

ヘナートのハーフガードからのパス、ニーインザベリー、絞めのコンビネーションを紹介します。

全ての技が連携してる高等テクニックです。


ハーフガードの状態から




相手がディフェンスで顔を押してきたら




それを首で防御し、相手の肩のギを握ってきつく固定します




ラペラを引き出して




相手の手首の上から被せて




持ち替えます




ヒジを押してワキにスペースを作り



頭を入れて動けなくして




この状態から足を抜きにいきます




ズボンを握り押し付け、相手が動けないようにし




まずヒザ頭まで抜きます




そこから腰を切ってヒザをマットに着けて




パスガードします




そして相手の上腕を引き上げて




ヒジで相手にプレッシャーをかけながら




ニーインザベリーで抑え込みます




上腕から手を離して絞めへ移行




手刀で相手の顔を動かしながら手を差し込み




その手にラペラを渡すようにして握ります




そしてノースサウスに移行して絞めを極めます



少し手順が多いテクニックですがぜひ活用してみて下さい!

このテクニック動画です。

動画を見てもらえれば細かい部分もよくわかると思います。

特に最後のラペラを握る部分に注目して下さい!









ヘナート・シウバ
所属:INFGHT JAPAN
身長:178cm
体重:74kg
生年月日:1981年4月26日生まれ
出身地:ブラジル・サンパウロ
柔術歴:10年・黒帯



2010年03月05日

さいたまオープン2010:黒アブソ優勝のヘナート・シウバのコメント

さいたまオープン2010の主催者の一人でありながらアダルト黒アブソルートのトーナメントを3試合連続の一本勝利で優勝したヘナート・シウバ。

ヘナートは現在、日系ブラジリアン系アカデミーの老舗、INFIGHT JAPANの代表として頑張っています。

このINFIGHT JAPANの創設者であるアギナルド・タバの元で柔術を始めたヘナートですが、そのタバがホドリゴ・ダムのアオシエーションに加入、ダム・ファイト・ジャパンを設立しINFIGHT JAPANを離脱してしまいました。

また長く一緒に活動していたエジソン籠原もテンサイ柔術アカデミーを創設しINFIGHT JAPANから離れてしまいました。

タバ、エジソンらが抜けた穴をヘナートが埋める形でリスタートしたINFIGHT JAPANは道場も移転して大きくなり、またマットも新しくするなどして順調に運営されてるようです。

そのヘナートに試合後のコメントを聞きました。



ヘナート・シウバ(INFIGHT JAPAN)

「試合は楽しかったです。

全試合を極めて勝てたのはよかったですね。

練習でやったことが全部出すことができました。

だから勝てたんだと思います。

次はジャパンインターナショナルかアブダビプロ柔術アジア予選のどちらかに出たいと思ってます。

あと4月はBJJFJの全日本選手権ですね。

この大会には絶対に出ます、黒レービで。

全日本に限らずとにかく今年はたくさん試合に出たいと思ってます。

応援よろしくお願いします。」


ヘナートはこの試合の前にヨーロピアン選手権に初出場しましたが惜しくも1回戦負けに終わっています。

「ヨーロピアンは負けたけど楽しかった。また来年も出るからそれまでたくさん練習していい結果を出せるように頑張る!」と意気盛んです。

明日はこのヘナートのテクニック紹介をしたいと思いますのでお楽しみに!



2010年03月03日

さいたまオープン2010:黒アブソ決勝戦・ヘナートvsマルシオ

さいたまオープン、アダルト黒アブソ決勝戦はヘナート・シウバvsマルシオ・ヘイスの対戦になりました。

ヘナートはインファイトの実質的な代表兼インストラクターで柔術キャリアも長いベテランです。

色帯時代はペナ級で戦っていましたが黒帯になってからは階級を上げてレーヴィ級になっています。

今年のヨーロピアンにも出場しましたが惜しくも1回戦敗退に終わりました。

ですが長い手足を有効に使った巧みなスイープには定評がある選手です。

ちなみに奥さんのミリアン、娘のヘナータも柔術をやっているという柔術一家です。

対するマルシオは元PUREBREDで現在はエジソン籠原と共にテンサイ柔術アカデミーを主宰。

現在、4つあるアカデミーのうち2つを取り仕切っているそうです。

また大会運営の多くを担当、細かい事務仕事も得意としており、とにかく適当なヤツらが多い日系ブラジリアンにおいてその真面目さは特筆に価します。



アダルト黒アブソ決勝戦
ヘナート・シウバ(インファイト)
vs
マルシオ・ヘイス(テンサイ柔術アカデミー)




ヘナートが試合開始直後にガードに引き込む。




パスを狙うマルシオに潜りのカウンターを仕掛けるヘナート。




そこに三角絞め!




マルシオは立ち上がって脱出を試みますが抜け出せません。




しばらく耐えてましたが我慢しきれずにタップ!




会場は凄い盛り上がり!




1:45、三角絞めでヘナートが勝利、トーナメント優勝です!




全3試合を極めきって優勝を果たしたヘナート。
「今年は大会に出まくる!」というからその活躍が楽しみです!



★主催者発表の公式結果はコチラから!




2010年03月02日

さいたまオープン 2010:アダルト黒アブソ準決勝まで

今回のさいたまオープンでは各帯のアブソルートには賞金やスポンサー提供のギやファイトウェアなどの副賞があり、多くのエントリーがありました。

黒帯では大会主催者であるヘナート・シウバ、エジソン籠原、マルシオ・ヘイスらも参加し6人で争われ、黒帯アブソルートとしてはなかなかの人数のトーナメントとなりました。

今回はその黒アブソの決勝戦までを紹介したいと思います。




アダルト黒アブソ1回戦
松本 幸正(インファイト)
vs
フェルンアンド・プラド(グレイシーバッハ長野)




1:59、三角絞めで松本選手が勝利。



アダルト黒アブソ1回戦
ヘナート・シウバ(インファイト)
vs
フラビオ・ブエノ(グレイシーバッハ長野)




バックマウントから送り襟絞め!




2:25、一本で極めてヘナートが黒帯1年目のフラビオを一蹴しました!




アダルト黒アブソ準決勝
松本 幸正(インファイト)
vs
マルシオ・ヘイス(テンサイ柔術アカデミー)




サイドからの絞めでマルシオが3:58、一本勝利!




アダルト黒アブソ準決勝
ヘナート・シウバ(インファイト)
vs
エジソン籠原(テンサイ柔術アカデミー)




素早くポジションを変えながら最後はキムラで一本勝利。
試合時間は3:07、2試合連続の一本勝利で決勝戦進出を決めました。


★決勝戦は明日紹介します!

続きを読む

2010年03月01日

「さいたまオープン 2010」主な結果


2/28(日)、埼玉県立武道館で開催された「さいたまオープン 2010」の主な結果です。

この大会はテンサイ柔術アカデミーとインファイトの2つの日系ブラジリアンアカデミーの共催で開催されました。

今大会には日系ブラジリアンを中心に約200名もの選手が出場し大きく盛り上がり、大会は成功だったといえるでしょう。

また各帯のアダルト・アブソルートにかスポンサーが付き、優勝賞金や豪華商品が贈られています。

ブルテリアからは茶帯優勝者にキモノとTシャツなどが贈られ、その豪華商品はヒカルド・ヒガが獲得。

「新しいキモノや普段着られる衣服がもらえるのはすごく嬉しいしありがたいよ!」と笑顔を見せていました。

現在、世界的な不況により日系ブラジリアンらは苦しい生活を余儀なくされていますが、今後も頑張って柔術を続けていって欲しいと思います。

またこの大会は日系ブラジリアンらしい、よく言えばおおらか、悪く言えばルーズな大会で会場の雰囲気も他の大会に比べてのんびりとした感じでした。

個人的にはBJJFJ、JJFJ主催大会のようなかっちりとした大会運営もいいですが、このようなゆっくりまったりの大会もキライではないです。

日系ブラジリアン特有のフレンドリーな感じやアカデミー同士の結束などには大いに好感が持てました。

今後も日系ブラジリアンにはできる限りのサポートをしていきたいと思っています。

今大会の主な結果は以下の通りです。

公式結果は主催者のホームページでご確認を。

大会HPはコチラから。



アダルト黒アブソルート
優勝  ヘナート・シウバ(インファイト)
準優勝 マルシオ・ヘイス(テンサイ柔術アカデミー)
3位  エジソン籠原(テンサイ柔術アカデミー)、松本幸正(インファイト)




マスター黒メジオ
優勝  マルシオ・ヘイス(テンサイ柔術アカデミー)
準優勝 フラビオ・ブエノ(グレイシーバッハ長野)




シニア黒メジオ
優勝  マルセロ・イワサキ(グレイシーバッハ長野)
準優勝 エジソン籠原(テンサイ柔術アカデミー)




マスター黒メイオペサード
優勝 フェルナンド・プラド(グレイシーバッハ長野)



アダルト茶アブソルート
優勝 ヒカルド・ヒガ(インファイト)




マスター茶アブソルート
優勝  石動 龍(ねわざワールド小江戸)
準優勝 山田 悦弘(ポゴナ・クラブジム)
3位  ファビオ・マツスエ(インファイト)



☆マスター茶プルーマ
優勝 山田 悦弘(ポゴナ・クラブジム)

☆マスター茶ペナ
優勝 大日向 玲紀 (バルボーサジャパン東京)

☆マスター茶レーヴィ
優勝 ジュリオ・タシロ(インファイト)

☆マスター茶メイオペサード
優勝 ファビオ・マツスエ(インファイト)