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DVDレビュー

2017年03月29日

【Review Wednesday】ベルナルド・ファリア『THE BATTLE TESTED HALF GUARD』

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こんにちは!

最近暖かくなり、動きやすい季節になってきましたね。

春になると新しいことをはじめる方が多いですが、柔術でも新しい技を始めてみませんか!?とのことでDVD紹介をさせて頂きます!

今回私が担当したのはベルナルド・ファリアの『THE BATTLE TESTED HALF GUARD』です!!

2015年ムンジアルでWゴールドを取った事により一躍有名になった選手ですね!

そんな彼の得意技を満遍なく紹介してくれいるDVDです。

4枚組となっており、内容もハーフ・ディープハーフに関連することをたくさん紹介しております。

最初はハーフガードの入り方から紹介しておりますので、あんまりハーフガードはやらないんだよな・・・と言う方も安心して観れます。

今回のDVDで面白い点はテクニックもそうですが、4枚目がスパーリングの映像となっており、本人が直接解説をしてくれております!

なのでどのシーンでどのテクニックを使うのかとても分かりやすいです^^

個人的にはニースライスでパスをされることがおおい事もあり、そこの攻防テクニックがよかったです〜。(←あくまで個人的感想です)

ちょっと残念な点は映像がちょっと荒い点と、BUDO VIDEOSのDVDを観ている方はアングル等々が気になってしまうかもしれません。。。

その点を入れてもテクニックをたくさん紹介しているの見る価値アリだと思います!

是非とも観てチャレンジしてみてください^0^★


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【発売中】
ベルナルド・ファリア
『THE BATTLE TESTED HALF GUARD』
■柔術教則DVDの購入はコチラから!



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2017年03月08日

【Review Wednesday】ショーン・ウイリアムス「Williams Guard」

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毎週水曜日に柔術&グラップリングのDVDを紹介している「Review Wednesday」。

これまではJiu Jitsu NERDライターの成田サトシが単独でレビューしていましたが、毎週レビューを書くのはシンドい!とのことで、今回からは複数のレビュアーによる交代制でのレビューとなります。

交代制となった初回は顔出しNGの謎のレビュアーが登場します。

顔出しNGだけにお約束の手持ち画像はなく文字だけでのレビューとなりますがご容赦を!

■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■※■

はじめまして。

顔出しNGの謎のレビュアーです。

これから月イチぐらいの頻度でレビューさせて頂きます。

今回このレビューを書くにあたり、何を書こうかと思案中になぜかショーン・ウィリアムスの「Williams Guard」が目にとまったので紹介します。

ショーン・ウィリアムスはヘンゾグレイシーの黒帯で、技術力、人柄、と評判が良い指導者として有名です。

ヒカルド・アルメイダ、ホドリゴ・グレイシー、マット・セラなど、その他にも多くの選手を指導しています。

BudoVideosから発売されているムンジアル、パン選手権のDVDで解説をしていたことでも知られています。

今作はショーン・ウィリアムスが自身の得意とするガード、ウィリアムス ガードをレクチャーしています。

このウィリアムス・ガード、しばらく使い研磨すればラッソーガード並みに強力なガードになりえる非常に効果的なガードです。

ガードの形はラバーガードにも似た体勢から作るガードなのでノーギ、MMAの選手にも見ていただける内容となっています。

実際に作品内ではパンチを打ってきたことを想定した技術や、逆にパンチを入れてからのテクニックも紹介されています。

冒頭はウィリアムスガードの基本的な形を紹介。

そこから見ていくとDisc.1はウィリアムスガードへのセットアップのみで終了!

これには少し驚きましたが、エディ・ブラボーのテクニックで言う所のゾンビを「パムル」と呼びこのパムルのディテールを細かく解説。

実際にDisc.1の3分の2近くはパムルの紹介がされています。

その他は足の運び方、腰切り、ベースを崩せない相手への対応、ヒップスロー、リバースキムラ、などからのセットアップを紹介。

Disc.2はサブミッション、スイープなど紹介しています。

腕十字、三角、オモプラータ、などの基本的なものからカウンターや、トラップを仕掛け攻撃をしていくものなど幅広くカバー。

ウィリアムスガードからの技は成功率も高く、相手のプレッシャーから解放され攻めることもできます。

体重差がある相手、少し力の差がある相手にも有効的なテクニックなので1つでも多く攻撃パターンを増やせばいつものスパーリングがガラリと変わります。

そして、ボーナスの特典として、BJ・ペンも多様するニアサイド アンダーフック ハーフ パスガードをDisc.3に丸々収録。

ハーフガードになった時に対角の脇をさすのではなく、近い脇をさしていくパスガードが紹介されています。

相手の上半身を固めてパスしていくのですが足の動きに特徴がありやや難易度高めな技も収録。

Disc毎で最後に各チャプターで紹介した技が一通り流れるので、時間がない時はそこだけサクっと見て復習できるのはうれしいですね。

今後発売する教則DVDはチャプターでその項目作っていただきたいぐらい便利でした。

いまいち練習に行く気がおきないときはDVDでテクニック勉強するのもありなのではないでしょうか!?



【今日が誕生日の柔術家】パトリシア・ラージェ、マリオ・カタヤマ



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2017年03月01日

【Review Wednesday】「2013 Pan Jiu-jitsu Championship DVD」

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みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。

今日から3月に突入ですが、3月といえば15日からLAで開催予定のパン選手権!

というわけで半ば強引ですが、今回の「Review Wednesday」は過去のパン選手権DVDを取り上げたいと思います。

先日ゲットしたのがBudo Videosの「2013 Pan Jiu-jitsu Championship DVD」。2013年3月にLAのアーヴァインで行われたパン選手権のアダルト黒帯決勝の全試合を収録したものです。

この年のムンジアルを最後にブドービデオはIBJJFの大会DVD製作を止めたため(配信はしばらく続けてましたが)、DVDフォーマットで手に入る最後のパン選手権モノになります。

ミヤオ兄弟やキーナンはまだ茶帯、女子でいえばマッケンジーは黒帯になったばかりなど、現在の黒帯勢力図とはひと味違う4年前。

どんな顔ぶれだったかは以下の通りです。

【アダルト男子黒帯決勝戦】
ルースター:ブルーノ・マルファシーニ vs カイオ・テハ
ライトフェザー:ラエルシオ・フェルナンデス vs ギリャルミ・メンデス
フェザー:フーベンス・シャーレス爛灰屮螢鵐筬 vs ハファエル・メンデス
ライト:マイケル・ランギ vs ルーカス・レプリ
ミドル:クラーク・グレイシー vs マルセロ・マフラ
ミディアムヘビー:グットー・カンポス vs アンドレ・カウヴァオン
ヘビー:ホベルロ・アレンカール爛肇ゥ奪記 vs ニヴァウド・リマ
スーパーヘビー:レオ・ノゲイラ vs ガブリエル・ヴェラ
ウルトラヘビー:アレキサンダー・トランス vs マーカス・アルメイダ爛屮轡Д轡祗
オープンクラス:マーカス・アルメイダ爛屮轡Д轡祗 vs アンドレ・ガウヴァオン

【アダルト女子黒帯決勝戦】
ライトフェザー:ミリアン・カルドソ vs ソフィア・アマランテ
フェザ−:マッケンジー・ダーン vs ルイザ・モンテイロ
ライト:アナ・キャロリーナ・ヴィタウ vs ビア・メスキータ
ミドル:ヴァネッサ・オリヴェイラ vs タイーザ・シウバ
ミディアムヘビー:ルイザ・フェルナンデス vs タリタ・ノゲイラ
ヘビー:ガヴィ・ガルシア vs アンドレサ・コレア
オープンクラス:ガヴィ・ガルシア vs ビア・メスキータ


個人的にグッときたのは、いまや入手困難となった『Jiu Jitsu NERD Vol.0 創刊準備号』でベストバウトと紹介されているブシェシャvsガウヴァオンのオープンクラス決勝戦。

両陣営から大声援が送られる中、テイクダウンで先制し、クルシフィックスから極めを狙うブシェシャに対して、ガウヴァオンは残り45秒で大内刈り(?)を決めて同点に!

しかし、残り30秒を切ったところでブシェシャがオモプラッタからのスイープを決めて4-2で激戦を制します。

ランギとレプリ、ガウヴァオンとグットー・カンポスの同門シェアなど「試合ないじゃん!」という階級もあるものの、カイオ・テハvsブルーノ・マルファシーニのように現在も続くライバル同士の対戦や、いまや選手を引退したギィの勇姿、ハファvsコブリンヤの接戦、解説陣も”Wow!!!”連発だったクラーク・グレイシーの終了間際の“クラークプラッタ”(マルセロ・マフラは失神!)など、見所が多い大会です。

■今大会のアダルト黒帯の結果ははコチラから!

ボーナストラックとして、YouTubeのBudo Videosチャンネルでおなじみ「THIS WEEK IN BJJ」のエピソード32も収録。こちらではブドー・ジェイクとショーン・ウィリアムスの大会総括や、ショーンのテクニックが紹介されています。

大会DVD、しかも4年前のものをいまさら手に入れようとはなかなか思わないかもしれませんが、上の「THIS WEEK IN BJJ」のエピソードはYouTubeでまだ閲覧できるので、気が向いたらぜひチェックしてみてください。

教則モノとは違った新たな発見があること間違いなし!と断言します。


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【DVD】
『2013 Pan Jiu-jitsu Championship』
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【今日が誕生日の柔術家】アレッシャンドレ"カフェ"ダンタス(38)



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2017年02月22日

【Review Wednesday】サミール・シャントレ「Lasso Guard」

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みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。

珍しく毎週続いている「Review Wednesday」ですが、今回はBudo Videosからリリースされたサミール・シャントレの2枚組教則DVD「Lasso Guard」を紹介したいと思います。

サミールといえば、最近では2月初旬の「Fight To Win Pro 25」でジアニ・グリッポと戦っていましたね。開始早々ラッソーをセットアップしたものの、足関の攻防からジアニにパス&マウントされて結果は判定負け……。

とはいえ、昨年のワールドノーギは優勝ですし、アメリカンナショナルは“9Times Champ”(!)。

そんな彼が「オレンジ帯から続けている」というラッソーガードの教則がこちらになります。ざっくりとした内容は……

【1枚目】
・レッグラッソーを解除しようとする相手へのモンジバカ
・ラッソー&パンツを掴んでのスイープ(佐々スイープ)や、ディフェンスされた場合のアームバー
・ラッソー&肩を起点に回るショルダーロールからの三角、オモプラッタ、スイープ、ニーバー、バイセップススライサー
・ラッソー&スパイダーからの三角、オモプラッタ
・ラッソーをかけた相手がヒザを立てたり、立ってきた場合などの“リバースデララッソースイープ”のバリエーションや、シザースイープ風のスイープマウント
・ラッソー側の足をさらにデラヒーバフックしての“デララッソースイープ”やアームバー
・スネのフックで相手のバランスを崩してのオモプラッタや三角

【2枚目】
・相手が立っている状態でラッソー&ラペラを掴み、片足も使って上体を崩してのオモプラッタ、キムラ、三角、ショルダーロック
・ラッソー&デラヒーバからXガードの要領でバランスを崩すスイープのバリエーション
・ラッソー&デラヒーバからXガード→ベリンボロでバックテイク
・ラッソー&ハーフからのスイープのバリエーションやテクニカルスタンドアップ
・ラッソー&ハーフからXガード→レッグドラッグへの移行

という案配で、1枚目は相手の姿勢が低い状態、2枚目は相手が立っている状態からのテクニックが主となっています。

ラッソーの基本をまず知りたいという方は、1枚目冒頭の「Basic Sweep」から見れば、強いラッソーガードをつくるコツが解説されているので手っ取り早いはず。

ラッソー&スパイダー、デラヒーバ、Xガード、ハーフなど、“ラッソー+α”のテクニックが網羅されており、ラッソーを仕掛けられた相手が「ヒザを立てた場合」「立った場合」「ラッソー側と逆の足を立てた場合」などリアクション別の対処法もしっかりフォロー。

スパーリングでラッソーに苦しめられている身としては、ディフェンスもひとつくらい紹介されていたら……と思うものの、この一本があれば、ほかのラッソーガードの教則(あまりなさそうですが)は必要ないほどのボリュームです。

おなじみ山本大気さんの日本語吹き替え付きですし、末永く重宝できる名作だと思います!


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【近日入荷】
サミール・シャントレ「Lasso Guard」






【今日が誕生日の柔術家】マーシオ・スタンボウスキー(58)、ヴァリッジ・イズマイウ(49)、アダム・マルティネス(46)、梅村寛(45)、坪井盛朗(43)、新明佑介(39)、榊原和正(37)、サダオ・ウエハラ(33)、ジェナ・ビショップ(31)



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2017年02月15日

【Review Wednesday】ルーカス・レプリ「ブラジリアン柔術世界チャンピオンのテクニック

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みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。

Budo VideosやDigitsuから新作DVDが続々リリースされているものの、諸事情でいまだゲットできておらず……。

今回は過去の名作紹介ということで、ルーカス・レプリの「ブラジリアン柔術世界チャンピオンのテクニック」を取り上げたいと思います。

2008年夏と、約10年前にブルテリアからリリースされたこのDVD。「初めて見る」という方も少なくないのでは?

かく言ういまだ柔術ビギナーな自分も、レプリの記事を書こうと先日ネットをさまよっていたところ、「ブルテリアの赤いドーギを着たレプリの映像」がYouTubeに転がっているのを発見し、このDVDにたどり着いた次第です。

本作は、2007年末に開催された「DEEP X02」でレプリが来日した際に収録されたということで、レプリはまだ22歳という若さ!

2007年ムンジアル・ライト級で黒帯初優勝を飾り、上り調子のタイミングにリリースされたわけですね。

内容は特定のテクニックにフォーカスすることが多い最近の教則モノと異なり……

・クローズドガードからのスイープやサブミッション
・クローズドガードのパスのバリエーション
・スパイダーガードのパス
・デラヒーバのパス
・スパイダーからのスイープやサブミッション
・デラヒーバからのスイープやスイープマウント、バックテイク
・フックガードのパス
・テイクダウンからのバックテイクやサブミッション


といった案配で、ガード、パス、サブミッションなどがバランスよく紹介されています。

各テクニックのバリエーションも豊富で、ハーフガードからのスイープ、跳び付き腕十字、タートルガードの崩し方などもフォロー。

テクニックの合間にはインタビューをはじめ、ボンサイでのスパー映像(ちなみにテクニックのお相手はマルキーニョス)、日本滞在中のオフショット、カポエイラの披露といった特典映像も入っています。

柔術を始めたきっかけや練習内容、目標(MMAをやると言ってました)などが語られ、選手の人となりを垣間見られるのはこの時代のDVDならではでしょうか。

10年前のDVDですから紹介されているテクニックに目新しさはないかもしれませんが、この1本さえあれば攻守の基本を学べますから、最近柔術を始めた方や自分のようにまだまだ基礎に不安があるという方は復習用としてもぜひお手元に置いていただきたい一作です。

ちなみにこのDVD、ブルテリアが制作していた「ブラジリアン柔術テクニックシリーズ」の“第4弾”ということで、コブリンヤ、ドゥリーニョ、フラザト、メンデス兄弟らほかの選手の教則シリーズも、機会とお金が許せば紹介していきいと思います!


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ルーカス・レプリ「ブラジリアン柔術世界チャンピオンのテクニック
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【今日が誕生日の柔術家】高亀洋介(39)、ホブソン・タンノ、マルコ・レイステン



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2017年02月08日

【Review Wednesday】The Closed Guard 4 DVD Set by Bernardo Faria

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みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。

昨日はブラジルブログ開設10周年ということで、ブログ11年目突入直後の「Review Wednesday」として、ルーカス・レプリの「KNEE ON BELLY」のレビューをはりきって書いていたのですが、書き上げたところで突然ぼんやりとした不安に襲われて過去記事を漁ったところ、昨年4月、すでに同作を紹介していたことが発覚!

レプリのレビュー(2回目)は速攻でゴミ箱に入れ、気を取り直して昨年からよく見ているベルナルド・ファリアの教則モノ「The Closed Guard 4 DVD Set by Bernardo Faria」を紹介することにしました……。

本作はミューズ柔術アカデミーへ出稽古に来ているSさんからおすすめしてもらった教則DVD。タイトル通り、ファリアがクローズドからのスイープやサブミッションを紹介しているのですが、Budo Videosの紹介ページには

「トップグラップラーに『BJJでもっともエスケープがしんどいポジションは何?』と聞いたら、誰もが『クローズドガード』と答えるだろう。なぜならば、クローズドに入れられた相手はそこからアタックすることが不可能に近いから」

と、クローズドガード原理主義者ならヨダレものの言葉が並んでいます。

4枚組のDVDですが、それぞれ40分前後と見やすい収録時間。映像は1台のカメラでほぼ固定アングルと、Budo VideosやDigitsuのような演出はないものの、そのシンプルさがかえって解説に集中できる気もします。前置きが長くなったところで内容を並べてみると……

【1枚目】
クローズドガードに入れる方法と基本のスイープ、サブミッションの紹介。どんな状況下でもクローズドに入れられるように、スタンディング、ヒザ立ち、相手にヒザを入れられてしまった際のガードへの入れ方にはじまり、フックスイープ、シザースイープ、ペンデュラムスイープ、ヒップスローなどベーシックなスイープや、キムラ、十字絞め、アームバーなどのサブミッションなど。

【2枚目】
クローズドに入れられた相手が立ってきた場合のスイープやサブミッションの紹介。オモプラッタやオーバーヘッドスイープ、相手のラペラを引き出してのニーバーなども。

【3枚目】
相手に襟を握られている場合のグリップの解除方法からはじまり、クローズドから相手を足で引き付けてのブラボーチョークやアームバー、フワラースイープからのアームバー、そして相手の腕をクロスさせてのバックテイクやスイープマウント、相手に袖を握られた場合のモンジバカなど。

【4枚目】
前半はクローズドからオーバーフックを取ってのサブミッションやスイープの紹介。オーバーフックを取り、エビをして半身になって極める三角のバリエーションや十字絞め、アームロック、レッグスイープやオモプラッタなど。後半は相手が立ってきた場合にDLR→ディープハーフに移行してのスイープや、スパイダーはあまり使わないというファリア流のオープンガードへの移行方法、Zガードからクローズドへの移行、相手がヒザを押したり、ヒジでガードを割ってきた場合のガードへの戻し方など。

と、クローズドへの入れ方からはじまり、クローズドを割ろうとする相手への対処法、狙っていたスイープやサブミッションが防がれてしまった場合のオプションについても詳しく紹介されています。

「クローズドに入れたはいいけど技が単発になってしまう」という方には選択肢が広がること間違いなし。技術的にいまだビギナーの自分も、これを“見ては忘れ”でしっかりモノにしたいと思っています。


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『The Closed Guard 4 DVD Set by Bernardo Faria』
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■「Review Wednesday」過去記事はコチラから!



【今日が誕生日の柔術家】ザック・マックスウェル(28)、森内満一(43)



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2017年02月01日

【Review Wednesday】ルーカス・レプリ「SIT-UP GUARD」

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みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。

ブログ開始から10周年という記念すべき年に突入したブラジルブログが無事平常運行に戻ったところで、「Review Wednesday」もしめやかに本年一発目といきたいと思います。

今回取り上げるのは、Digitsuからリリースされたルーカス・レプリの教則DVD「SIT-UP GUARD」。

レプリはDigitsuから「CHAMPIONSHIP GUARD PASSING」「NO-GI MASTER SERIES」「KNEE ON BELLY」と教則DVDをリリースしていますが、4作目となる本作は、実際に彼が試合で使っている“シットアップガードシステム”を2枚組約120分に詰め込んだ、というものです。ざっくりと内容を並べてみると……

【1枚目】
デラヒーバガードで相手の裾と袖を持った状態からシットアップガードに移行する流れを軸にして、袖やラペラをコントロールしながらのスイープやテイクダウンにはじまり、パスガードへのカウンターのスイープ、自分と相手のスネを合わせてフックスイープとアンクルピックを同時に行うようなトップへの移行、カーフスライサー、バックテイクなどが収録されています。


【2枚目】
「デラヒーバフックを解除される」というあるあるなシチュエーションから相手をリフトしてベースを崩し、シットアップガードに移行してのスイープやバックテイクからスタート。バックテイクを警戒する相手へカウンターのレッグドラッグ、相手のひざ部分のパンツを持ってシットアップガードに移行してのスタンドアップスイープ、さらに、デラヒーバガードからXガードに移行してのスイープやニーバー、シットアップから相手が上体を起こしてきた場合のシングルレッグやスイープなどが収録されています。

収録テクニックは30コとたっぷりありますし、1枚目は手順少なめで初心者でも理解しやすく、手順の増える2枚目は中級者以上という棲み分けもやんわりなされてるので、自分に合うテクニックを見つけやすいかと思います。

レプリの英語はゆっくり目で丁寧、重要なところは再三動きながら説明してくれるので、最近紹介していた英語ネイティブな方々のDigitsu発DVDよりも頭に入ってきやすかったです。

先日、スパー中に実践してみたところ、シットアップに移行する前のデラヒーバでパスられる、ガードをつくれても袖やラペラを取れず終了、というお粗末な塩梅でしたが、テクニックの確認として技をかけさせてもらうとけっこうすんなりスイープでき(当たり前ですが)、「この調子ならそのうち上を取れて、さらにパスれるかも」と小さな夢を持つこともできました。

気になる方はぜひオフィシャルホームページ等で、プレビュー映像をチェックしていただければと思います。



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【今日が誕生日の柔術家】ブラッド・クー



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2016年12月14日

【Review Wednesday】JEFF GLOVER’S Deep Half Guard

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みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。

今回の「Review Wednesday」は、前回のブドー・ジェイク「Effective Wristlocks For BJJ」シリーズに続き、LAで衝動買いしてきた過去の名作DVD、ジェフ・グローバーの「JEFF GLOVER’S Deep Half Guard」を紹介したいと思います。

これは7年前の2009年にリリースされたもので、柔術界の愛すべきおバカキャラであり、テクニシャンでもあるジェフが、彼の代名詞であるディープハーフの基本からアタックまでを教えてくれるというもの。

ハーフガードの教則はカイオ・テハのDVDが有名ですが、それより2年前に発売されたこのDVDも「当時はかなりのセンセーションを巻き起こした」と橋本欽也さんから聞き、ブドー・ビデオで速攻購入に至った一品です。

2枚組で232分と4時間近い大ボリュームとなっていますが、その内容は……

Escape to Deep Half Guard
バック、マウント、サイド、ニーオン、ヘッドロックをかけられた状態からディープハーフに入るまでの基本の動き

Deep Halr Entrance
ハーフの状態や、オープンガードで相手が片膝を立てていたり、立ち上がっている状態からディープハーフに入るオフェンシブな動き
Sweeps
ディープハーフからのスイープの紹介。基本のフックスイープやXガードに変化するスイープ、相手のニースライスに合わせた潜りスイープ、立っている相手を足で引き付けてリバーサルするシットアップスイープ、ラペラを使ったもの、ディープハーフで脇をさされた際のカウンターのダースチョーク&バックテイクなど

Passes Deep and Normal Half
ハーフガードに入れられた状態からのパスとアタック。ディープを仕掛けてくる相手の脇をさして頭越しに回る腕十字、ハーフの相手に脇をさされた状態からダースチョークのプレッシャーをかけてのパス、相手のディープハーフ&Xガードを崩してダースチョークなどなど

Darce
ニーバー、バタフライパス、アームドラッグ、ヘッドロックを仕掛けられた際や、亀になっている相手へのダースチョーク

Back Attacks
スパイダーを仕掛けてくる相手へのバックテイク、サイドコントロールからチョークでプレッシャーをかけつつのバックテイク、マタレオン、片足タックルを狙われた状態でのバックテイク


と、ディープハーフの攻め・守りに終始すると思いきや、ダースチョークの入り方、バックアタックの方法など盛りだくさんの内容を、ジェフの師匠であるフランジーニャとともに解説してくれています。

ジェフのおちゃらけたイメージを裏切ることなく、トリッキーやテクやテクニック終わりのドヤ顔も随所に散りばめられていますが、解説自体はいたって真面目。ミスしがちなところも「言って終わり」ではなく、実演しながら説明してくれるので、とてもわかりやすい印象です。

また、ボーナストラックも充実していて、ディープハーフの重要な考え方や、ジェフにとってディープハーフとはなんぞやというインタビュー、フェリペ・デラ・モニカ、クリスチアーノ・オリヴェイラ、ジョアオ・シウバ、荒牧誠選手(!)らとの試合映像、ディープハーフからのレッグロックやスパーリング映像、バランスボールの柔術的な使い方、さらに「ジャッカス」的なゆるいジェフのコマーシャル映像なども収録されていて、ボーナストラックだけで2時間近いボリューム!

メインのテクニックもさることながら、サイドメニューでこれほど充実しているDVDは初めてお目にかかりましたが、これもジェフのエンターテインメント精神の賜物なんでしょうか。

なお、ジェフといえばいまはなき名グラップリング雑誌『ゴンググラップル』のVOL.2に、22歳になったばかりの頃のインタビューが収録されています。

フランジーニャやビル・クーパーの話とともに、いまの彼のキャラが確立される以前の意外な一面が垣間見られる貴重な内容なので、ジェフといえばドンキーガード、ステロイド容認、ウィード好きくらいのイメージの方は、ぜひそちらも古書店で探してみてください!


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【発売中】
ジェフ・グローバー「ディープハーフガード」
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【今日が誕生日の柔術家】ウドソン・ボルジェス



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2016年12月07日

【Review Wednesday】「Effective Wristlocks For BJJ Vol.1」

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みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。

今回の「Review Wednesday」は、ブドー・ジェイクの教則DVD「Effective Wristlocks For BJJ Vol.1」を取り上げたいと思います。

これは2014年に発売された日本語解説付きDVDで、先日SJJIFのWorlds取材でLAに行った際に個人的に衝動買いしてきたものです。

ブドー・ジェイクはみなさんご存じBudo Videosのファウンダーで、グレイシーバッハの黒帯。

古武道や合気道にも精通していて、リストロックは「20年以上研究してきた」という彼の十八番テクニック! 

説得力はいわずもがなですね。

というわけで早速再生してみると、まずはリストロックとはなんぞやの説明からスタート。

リストロックはポルトガル語のモンジバカ(牛の手)のほうが個人的にはしっくりきますが、英語ではグースネック(ガチョウの首)とも言うのは初めて知りました。

手の甲側をつかんで押し込む通常バージョンに加えて、手のひらを返すリバースリストロック、そして手のひらをつかんでひねるリストロックの大きく3タイプに分かれるという説明のあとは、リストロックにかかりにくくなる手首のストレッチ方法も解説。

そこから実際のリストロックのレクチャーに入るわけですが、ざっとそのテクニックを並べてみると……

・自分がクローズドガードの状態から相手が襟を持ってきた場合のリストロック

・同ガードから相手が袖をつかんで立ち上がろうとするタイミングでのリバースリストロック

・同ガードから相手が二の腕をつかんで立ち上がろうとするタイミングでのリストロック

・同ガードから相手が帯をつかんでいる状態でのリストロック

・同ガードから相手が襟を持ってきた場合にアメリカーナ→リストロック

・同ガードから三角を狙い、ディフェンスされた場合のリストロック

・同ガードからオモプラッタに移行してリストロック

・同ガードからオモプラッタを移行し、回転して逃げられた場合のリストロック

・ハーフガード下の相手がアンダーフックを取ろうとした場合のカウンターのリストロック

・ハーフガード下の相手が潜りスイープを仕掛けたタイミングでのリストロック

・ディープハーフを仕掛けてきた相手へのカウンターのリストロック


と、クローズドガードやハーフガードの状態から使えるものが満載! 
相手の腰とヒジをしっかりコントロールしないと極まらないということで、そのあたりのプレッシャーのかけ方やタイミングにしっかりフォーカスされているのが本作最大の特徴。

またノーギの場合のテクニックや、別の関節技をエサにしてリストロックにつなげるコンビネーションにも触れられています。

IBJJFルールだと青帯以上に許されている関節技ですから、ビギナーの方はなかなか覚える機会がないかもしれませんが、ASJJFルールでは白帯からOKですし、リストロックを仕掛けて警戒してきた相手に別の関節技を仕掛けたり、スイープにつなげるなど、新たな展開をつくれるテクニックとして覚えておいて損はないはず。

ちなみに本作はサイドコントロールやマウント、バックの状態などより突っ込んだ内容の続編もリリースされているので、中級者の方はそちらからチェックしてみるのもよいかもしれません!


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【発売中】
「Effective Wristlocks For BJJ Vol.1」ブドージェイク
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【今日が誕生日の柔術家】フェルナンド・ピンドゥーカ(63)



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2016年11月30日

【Review Wednesday】ジョセフ・カピッツィ「THE CAPIZZI LOCK」

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みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。
今回は久しぶりの「Review Wednesday」、Digitsuからリリースされたジョセフ・カピッツィによるノーギテクニックの教則DVD「THE CAPIZZI LOCK: SUBMISSION GEOMETRY」を取り上げたいと思います。

このジョセフは、NYのスタテンアイランドにあるNYC BJJのインストラクターを務めるヘンゾの黒帯(現在2段)で、過去にはギロチンの教則DVD(Mastering the Guillotine)をリリースしている“BJJサイエンティスト”。

本作のタイトルであるCAPIZZI LOCKは、スマッシュパスやクルシフィックス、キムラトラップやベリンボロなど、柔術やノーギでよく見られるポジションにおけるカウンターやアタックを体系化したもので、上のようなポジション下での自分と相手の腕・足の関係性をうまく利用することで、より強力やキムラやカーフスライサー等のサブミッションを可能にするといいます。

ジャケット裏の説明文を読むと「CAPIZZI LOCK PROJECTはクリエイティビティの隠された扉を開く」「ファイトにおけるエゴや雑念を取り除く」「人間としてのあなたのポテンシャルを理解しよう」(すべて直訳)と書かれていますが、このテキストではいまいちピンとこないため、百聞は一見に如かずとDVDを再生してみると、「CAPIZZI LOCK」のコンセプト説明から始まり、クロスボディからキムラ的なセットアップで肩関節や二頭筋を極めるサブミッションやクルシフィックスポジションからのトライセップスライサー、ノーギで見られる機会の多いアンダーフックスマッシュパスへのカウンターのカーフスライサーやトーホールド、ベリンボロからのカーフスライサーなどが続きます。

中盤はクルシフィックスポジションのポイントやそこからのギロチン、三角、オモプラッタ、サイドから胸のプレッシャーによるタップも奪える固め技(Cross Body Crush)、そして後半はハーフボトムからキムラグリップを取られた際のディフェンスや、カウンターのキムラのバリエーションなども収録。

キムラグリップを応用したサブミッションが多く、いつのまにかキムラ好きになっていた自分としては興味深い内容なのですが、Digitsuおなじみの流暢な英語解説と自分の技術レベルの低さが災いし、紹介されているテクニックの手順は理解できるものの、肝心の「CAPIZZI LOCK」のコンセプトがいったいどんなものかしっくりこないまま終了してしまいました……。

帯色によっては試合で禁止されているテクニックもあり、中上級者向けの内容といった印象ですが、各テクニックやその背景にあるコンセプトの解説はしっかり時間を取られていますし、ジアニ・グリッポも「グレートプロダクトだ!」と太鼓判を押しているので、英語が得意な方にぜひ感想を伺いたいところです!


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【近日入荷予定】
ジョセフ・カピッツィ
『THE CAPIZZI LOCK: SUBMISSION GEOMETRY』



【今日が誕生日の柔術家】アリソン・トレンボリー(26)



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2016年11月09日

【Review Wednesday】マジッド・ヘイジ「BASEBALL CHOKE」

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みなさんおつかれさまです、『Jiu Jitsu NERD』ライターの成田です。
低気圧のせいか眠気が半端なく、メールを一通返信するにもひと苦労な状況ですが、無情にも「Review Wednesday」の〆切が来てしまいました。

本業が片付かない中、明日からのLA取材が不安で仕方ありませんが、まあどうにかなるだろう……ということで、今回も先週に引き続き過去の名作DVDを取り上げたいと思います!

というわけで自宅から引っ張り出しきたのが、2013年にリリースされたマジッド・ヘイジの教則DVD「BASEBALL CHOKE」です。

“ゴリラハンド”ことヘイジにとって2013年は当たり年。1月のアブダビ・ワールドプロ北米予選で、クラーク・グレイシーをベースボールチョークで絞め落として秒殺勝利。ザック・マックスウェルにもクラーク同様ハーフからのベースボールチョークで勝利し、この必殺技とともに一躍時の人となりました。

自分が柔術を始めたのは2013年の秋頃でしたが(たしか)、スパーでベースボールチョークを繰り出す人がちらほらいたため、彼とこの技の存在を知り、モジャモジャ頭への親近感&試合の強烈なインパクトから本作を購入したことを覚えています。

DVDは、ヘイジがこのチョークを使うようになった理由を語るところからスタート。子どもの頃から柔術道場に通っていたものの、キッズクラスがなかったため、大人たちの中で体格差やパワーの違いに苦しんでいたヘイジ。腕十字や三角はおろか、ガードやパスもうまく決められない中で、ある“柔道ガイ”が教えてくれたのがこのベースボールチョークだったそうです。

約10年かけて磨き上げられてきた技術は“ポジション問わず”といった塩梅で、スタンド、クローズド(上下)、ハーフガード、バック、バタフライガードからのチョークやXガードへのカウンターのチョーク、マウントやニーオン、ダブルガードからのチョーク、そしてベースボールチョークのエスケープまで、あらゆる体勢からのテクニックが解説されています。

なお、本作は各テクニックを左右どちらからでも実演してくれているので、DVDによってはたまにある「こっち側からはうまくやれないんだけどな……」というストレスがないのもありがたいところ。

いまや珍しいテクニックではないでしょうが、未見の方は試合で大量リードされたときの一発逆転テクのひとつとして、ストックしておいても損はないはずです。



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【発売中】
マジッド・ヘイジ「BASEBALL CHOKE」
■詳細&購入はコチラから!







【今日が誕生日の柔術家】フランシスコ・マンスール



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2016年11月02日

【Review Wednesday】2008 Jiu-jitsu World Championships Finals

2008
みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。
今回の「Review Wednesday」は過去の名作紹介ということで、「2008 Jiu-jitsu World Championships Finals」を取り上げたいと思います。

本作は2008年のムンジアル黒帯決勝の全試合を収録したもの。8年前のDVDをいまさら…という感もありますが、先日何気なく購入してみたところ、近頃の大会DVDとはひと味違う構成が新鮮で、紹介してみようと思い立った次第です。

まず、本作は海外の大会DVDにしては珍しく、日本語での試合解説付きという点。この試みはムンジアルのDVDでも史上初だったそうです。

解説を担当しているのは、Budo Videosの日本語吹き替えでおなじみの山本大気さんと、LA在住のナカノミツヒロさん。やっぱり日本語のほうが選手の情報や試合展開が頭に入ってきやすいですし、これが評判だったからか、日本語解説は翌年のDVDでも実施されています。

収録試合は以下。

【男子黒帯】
ガロ級決勝 カイオ・テハvs本間祐輔
プルーマ級決勝 サムエル・ブラガvs吉岡大
ペナ級決勝 フーベンス・シャーレス“コブリンヤ”vsブルーノ・フラザト
レーヴィ級決勝 セルソ・ヴィニシウスvsルーカス・レプリ
メジオ級決勝 セルジオ・モラエスvsビル・クーパー
メイオペザード級決勝 アンドレ・ガウヴァオンvsブラウリオ・エスティマ
ペザード級決勝 シャンジ・ヒベイロvsアレッシャンドリ・ソウザ
スペルペザード級決勝 アントニオ・ブラガ・ネトvsハファエル・ロバト
ペザディシモ級決勝 ホジャー・グレイシーvsレオ・レイチ
アブソルート級決勝 シャンジ・ヒベイロvsホジャー・グレイシー

【女子黒帯】
プルーマ級決勝 ミリアン・セルケイラvs阿部恭子
ペナ級決勝 ビアンカ・バヘットvsローレン・コウシン
レーヴィ級決勝 キーラ・グレイシーvsルアナ・オーズギー
メジオ級決勝 アネッチ・スタッキvsフェルナンダ・マゼーリ
メイオペザード級決勝 アナ・ラウラ・コルデイロvsペニー・トーマス
ペザード級決勝 ガブリエル・ガルシアvsマリア・ド・カルモ


カイオ・テハvs本間祐輔のガロ級決勝では、当時黒帯トーナメント初出場だったカイオ・テハが「カイオ・テラ」と呼ばれているところにも時代を感じます。

日本人選手でいえば故・吉岡大選手のプルーマ級決勝、そして阿部恭子選手の試合も収録されていますが、個人的に必見だったのがコブリンヤvsフラザト戦。いまだ現役のコブリンヤですが、終了間際にトーホールドを決めるアグレッシブさはまさに全盛期という感じがします。

さらに本作は特典映像として、ショーン・ウィリアムスが決勝戦から気になったテクニックをショーン・フラネリーとともに解説する「Move Breakdowns」や、1996年から2008年までのアブソルート級チャンピオンのヒストリー映像も収録。特に「Move Breakdowns」は「あの時はこう動けばこのように展開できた……」とマット上で実演解説してくれるので、ハイレベルなテクニックへの理解もより深まります。

ちなみに、この年は「2008 Jiu-jitsu World Championships Best Fights」という別のDVDも発売されており、そちらは大会ベストファイトを集めた9時間超えの大作。

最近はネット配信が全盛で、ムンジアルも2013年を最後にDVDのリリースはなくなってしまい、過去の大会DVDも手に入りづらくなっています。まだ在庫があるうちに、往年の名勝負をコレクションしてみるのも一興ではないでしょうか。


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【発売中】
『2008 Jiu-jitsu World Championships Finals』
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2016年10月19日

【Review Wednesday】「THE LAPEL GUARD KILLER」

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みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。
今回の「Review Wednesday」は、ケイシーニョの教則DVD「THE LAPEL GUARD KILLER」を紹介します。

いまやおなじみとなったケイシーニョのモダンテクシリーズも3本目。ベリンボロ、50/50と来て、最後は(なのかはわかりませんが)ラペラガードということで、スパーでセットアップされると一発で思考停止→スイープ等の術中にハマる僕にとっても楽しみな一作でした。

本編は冒頭から2/3が下からの展開、残りは上からの展開という構成。デラヒーバ→ラペラを取ってのバックテイクからスタートし、クローズドからラペラを使ったスイープ&腕十字、ハーフ(ニーシールドの状態)からラペラを巻き付ける形のチョークやスイープなどが続きます。このあたりは手数もそれほど多くなく、ビギナーでも取り入れやすいでしょう。

そして、テクニックは次第に複雑に。デラヒーバからラペラプラッタ的な状態でスイープ&バックテイク、スイープからニーバーの連携などは、正直自分には「まだ早い」と感じましたが、帯が上の方がイメージするラペラガードはこのあたりになるかと思います。

さらに、ラペラプラッタの別バージョンでレッグドラッグの体勢に入るウェイタースイープや、ケイシーニョが一番好きと話すトリッキーなケイシーニョスイープ、体格的にXガードをかけにくくても、ラペラを使ってそれを安全に機能させながら行えるスイープなど、一歩進んだテクニックも収録。こうしたボトムからの展開は、DVDの裏ジャケだと10個収録と書かれていますが、実際の映像では12個収録と増量しているのも棚ぼた感満載です。

そして後半は、ラペラガードに入れられてしまった場合の対処法に。ラペララッソーというビギナーの僕には絶望的な状態でも“簡単に抜けられる”テクニックをはじめ、ワームガードからのスイープを回避してのカウンターのアームバー、リバースデラヒーバからワームガードを仕掛けられた場合のパスガードなど、初心者は予習・復習マストなレクチャーが続いて本編終了。

ラペラガードを使うというよりまずは回避することが先決な方は、後半部分を見てから前半のシンプルなテクニックをひとつずつトライしていくのが、正しい「THE LAPEL GUARD KILLER」の使い方といえるでしょう。

映像は40分ちょっととサクッと見られる長さですし、さまざまなアングルからテクニックを見られるのでわかりやすさは言わずもがな。ベリンボロ、50/50と合わせ、いまの時代に柔術を楽しむ方なら一度は見ておきたいシリーズといえると思います!


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【発売中】
オズワルド・ケイシーニョ「ラペルガードキラー」
■詳細&購入はコチラから!







【今日が誕生日の柔術家】マーシオ・アンドレ(22)、フェリッペ・プレギーサ(25)



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2016年09月28日

【Review Wednesday】PAUL SCHREINER: PRECISE PRESSURE PASSING

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みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。

今週の「Review Wednesday」はDegitsuからの新作教則モノ「PAUL SCHREINER: PRECISE PRESSURE PASSING」を紹介したいと思います。

毎度のことですが、このポール・シュライナーという柔術家を知らない僕は、DVD再生前にGoogle先生のお世話になることに。

過去のブラジルブログを読むと、スペイン語でテクニシャンという意味の“エル・テクニコ”というニックネームをつけていることやルチャマニアであることがわかりましたが、これではちょっとナードすぎる情報だと検索を続けます。

すると、1997年にサンタクルズで柔術を始め、2007年にはアメリカ柔術界の重鎮クラウジオ・フランカから黒帯を授与。

その前年にはブラジルで行われた最後のムンジアルで茶帯で3位入賞(!)も果たしている人物だとわかりました。


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2006年のムンジアル茶帯ミドル表彰台。
3位にいるのがポール・シュライナー。
優勝はセルジオ・モラエスで準優勝はティオ・シーコ。
ちなみにティオ・シーコはいまをときめくプレギーサの兄貴です。



まあ、すべて本人HPに書いてあった情報の受け売りですが、彼の指導力はかなり評判らしく、カリフォルニアのアップル本社でブラジリアン柔術クラスをスタートさせてもいて、現在はマルセロ・ガルシアのアカデミーでインストラクターを務めているとのこと。

ニューヨークにはトップ黒帯をはじめ、日本人選手も多く訪れているでしょうから、彼の指導を受けたことあるという方も多いんだろうなと想像します。

で、DVDの内容ですが、20年におよぶ選手&インストラクターとしての経験から導き出されたプレッシャーパスのコンセプトとテクニックを詰め込んだ!と本人FBページでも語られている通り、約2時間(118分)となかなかの長尺もの!

全21テクニックの解説は、クローズドに始まり、ハーフ、ディープハーフ、バタフライ(ハーフバタフライ)、ワンレッグX……と、さまざまなガードポジションに対して、脇さし&頭、肩、胸等でプレッシャーをかけつつマウントやレッグドラッグポジションに移行する方法が解説されています。相手のガードのシチュエーションも細かく設定されていて、プレッシャーのポイントや相手のパンツや帯を持つ際の手順までも丁寧にレクチャーされています

プレッシャーパスモノといえば、最近ではジョー・モレイラの「OLD SCHOOL SMASH PASS」、それに少し前では小林元和氏の「伝説の脇さしパス」などが挙げられると思いますが、本作もその“PRECISE”(正確、精密)な解説っぷりで注目ではないでしょうか。

個人的には以前紹介したダン・コーヴェルの「BLACK MAGIC HALF GUARD」やジアニの教則シリーズと合わせて、お手軽ニューヨーク修行の旅を実践してみるのも一興かと思います。

なお今作はブルテリアでは近日入荷予定となっているので発売をお楽しみに!


ps
【近日発売】
『ポール・シュライナー:プリサイス・プレッシャー・パッシング』
※近日入荷予定!



【今日が誕生日の柔術家】マリオ・スペーヒー(50)



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2016年09月21日

【Review Wednesday】「101 Submissions Chapter 1 & 2」

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みなさんおつかれさまです、「Jiu Jitsu NERD」ライターの成田です。

ここ最近、「Review Wednesday」では新作教則DVDを紹介してきましたが、今回は少し趣きを変えまして……「Time Travel Wednesday!!」というわけではありませんが、懐かし系DVDを紹介したいと思います(そういえば本家の「Time Travel Tuesdays」はめっきり更新されなくなりましたね)。

ご紹介するのは「101 Submissions Chapter 1」。これは本ブログ・メインライターの橋本欽也さんから「練習前に見るのがオススメ!」と教えてもらったDVDで、カリフォルニアのファイトショップOn the Matからリリースされた“極め技動画の詰め合わせモノ”。米Amazonをチェックしてみると、2006年1月発売と10年前の代物です。

内容は、柔術やノーギ、総合の試合から、関節技&絞め技シーンが101コ、90分間ノンストップで続くというもので、“跳び十字”のデビッド・カマリロからはじまり、テレレ、ジャカレ、エドゥアルド・テレス、ルーク・スチュワート、ゴルジーニョ、レオジーニョ、ハファエル・ロバト Jr.、マリオ・ヘイス、エディ・ブラボー、ディーン・リスター……と、自分でも名前を聞いたことがある大御所系ファイターたちが、上から下からサブミッションを極めまくっています!

17年振りの来日の記憶も(一部には)新しいカフェ・ダンタスやコネクション・リオの創設者デニス・アシェなど、個人的にグッとくる選手のほか、紫帯のアンドレ・ガウヴァオンや茶帯のドライズデールなど現役選手の色帯時代、さらにヘナー、イゴール、ホイラーらグレイシーの面々に、生前のホクソン&ハイアンの試合も収録!

女子選手も少しだけ収録されていて、「このコ、かわいいかも」と思ってチェックしてみたらエリカ・モントーヤという選手でした。ブラジルブログを遡ると「色帯時代はキーラとライバル関係」だったとか。

映像の元となっている試合は、発売時期から考えても90年代後半から00年代前半のものでしょうが、マットが数面の大規模なトーナメントから体育館のレスリング場を使った草大会までさまざまで、選手たちが身につけているオールドスクールなキモノの数々も見所のひとつ。

また、ミュージックプロデューサーがしっかりと入っていて、柔術の試合はヒップホップ、ノーギの試合はパンク&ハードコア系の音楽がBGMになっているというのもユニークなところでした。ヒップホップ系だけでも、パブリック・エナミー、50セント、ラキム、N.W.A.、ジェルー・ザ・ダマジャ、エミネム、ゲトー・ボーイズ、アイス・キューブと古今東西問わずの雑多ぶりで、裏ジャケに「PG-13指定」のマークがあったのは映像そのものより音楽の問題だったんじゃないかと勘ぐった次第です。

いまや、どこの誰かがつくった手づくりハイライト動画がYouTubeで簡単に見られる時代ですが、ここまで完成度が高いものはないでしょうし、欽也さんに言われたとおりに練習前に見てみると「GRACIE JIU-JITSU IN ACTION」シリーズ同様、自然とテンションが上がります(スパーで映像のようにピシッと一本を取れたことはまだありませんが!)。本作は「Chapter 2」もリリースされているので、気になる方はぜひそちらもチェックしてみてください。

ちなみに、このDVDは今年のムンジアルでBudo Videosに遊びに行った際、物欲しそうにしていた自分にブドー・デイブが「いいよ、持ってって」とくれたもの! この場を借りて改めてデイブに感謝です!!!


■過去の「Review Wednesday」はコチラから!



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2016年09月14日

【Review Wednesday】THE 50/50 KILLER

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みなさんおつかれさまです、Jiu Jitsu NERDライターの成田です。

先週末に行われたアジアオープンのレポートがまだ残っていますが、今回は箸休め的に「Review Wednesday」をお届けしたいと思います。

ご紹介するのは、オズワルド・モイジーニョこと“ケイシーニョ”の「THE 50/50 KILLER」。以前取り上げた「THE BERIMBOLO KILLER」に続き、モダン系のテクニックを解説するシリーズ2作目となります。

“KILLER”というタイトルから、「50/50の使い手をぶっ潰す教則DVD」と想像していましたが、裏ジャケを見ると「50/50への入り方」「スイープ」「パス」「サブミッション」の全4パートから構成されていて、ガードする側、される側、それぞれで敏速かつ効果的なテクニックが収録された50/50入門的な内容となっているようです。

DVDの前半はガード編とスイープ編。ガード編では「どうやって50/50に入るか」という基本からスタートし、スパイダー、デラヒーバからレッグドラッグされそうな時、トレアナされた時、ディープハーフ、Xガードと、それぞれのシチュエーションからの50/50の入り方をレクチャー。

スイープ編では、50/50ガードからラペラをつかんでのスイープ、相手に距離を取られた場合に相手の真下に入って上を取るスピンアンダー、足を相手の上腕部にかけてスイープし、バックテイクに至るまでの流れや、相手のベースが強い場合に相手の腰部分のパンツをつかんでのバックテイクが紹介されています。

そして後半は、ガードされる側=パス編からスタート。

ケイシーニョが得意という、4の字ロックしている相手の腰をコントロールしてのスタッキングパスや、トップ&ダブルガードの状態からのパス。

グリップが切れずにフットロックを狙われている場合など、試合でよく見られるシチュエーションからレッグドラッグに持っていく流れや、ケイシーニョが偶然見つけたという、50/50のトップからバックを取るやり方もレクチャーされています。

このバックテイクは裏ジャケには明記されていませんが、単なる誤植のようでしっかり収録されているのでご安心を!

最後のサブミッション編では、互いに50/50の状態から、相手にアタックされないために足を隠しながらのトーホールドやニーバー、相手に上からレッグドラッグされた場合のカウンターのニーバー、ダブルプルガードからのフットロック……など、7種類のサブミッションが紹介されています。

個人的にはこのあたりのテクに手を出す前にやるべきことが盛りだくさんなので、積読状態になりそうなDVDと思っていましたが、アジアオープンのために来日したフィリピンATOS勢とのスパーで対処法の必要性を実感!
パス編あたりの基本は頭に入れておきたいと思っている今日この頃です。

ケイシーニョの“KILLER”シリーズは、ベリンボロ、今回の50/50に続いてラペラガード編もリリースされていますから、そちらも近々チェックしてみたいと思います!


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【発売中】
Dオズワルド・ケイシーニョ『THE 50/50 KILLER』
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2016年09月07日

【Review Wednesday】ブドージェイク「アップサイドダウン」

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みなさんおつかれさまです。「Jiu Jitsu NERD」ライターの成田です。
今回の「Review Wednesday」はみなさんおなじみ、Budo Videosの創設者の一人、ブドージェイクによる教則DVD「アップサイドダウン」をご紹介します。

“ブドージェイクによるビギナーのためのBJJインバーティングガイド”という副題の通り、身体を反転(逆さに)してのガード「インバーテッドガード」をドリル形式で紹介するというもの。

テクニック集というよりドリルが主、というのが新鮮ですが、トップ選手たちがどのようにインバートしているのかを、Budo Videosが所有する試合映像からジェイクが解説する冒頭部分も珍しいつくりです。

サイボーグやランギ、ライアン・ホールらがムンジアルやADCCといった大舞台で、インバージョンしてパスガードやサブミッションをうまく凌いでいる映像を目にすると「これはモノにしたい!!」と俄然やる気も湧いてきますし、身体が固い人でもスムーズに取り組めるようにと、日頃からやっておくとベターなストレッチ方法をレクチャーしてくれるのもありがたいところ。

実際のドリルは一人でできるものから始まり、二人で行うドリルが段階的に複雑になっていくという流れで、とろこどころで初心者が間違いがちなことにも言及してくれますし、逆さになった状態になじむための前方回転や後方回転といった基本動作もレクチャー。

肩抜き前転・後転みたいな感じで、道場によってはウォームアップでやっているかもしれませんが、こうした基本動作を丁寧に教えてくれる教則DVDもなかなかないのではないでしょうか。

後半ではドリルながらも、クローズドが割られてニースライスを仕掛けられたときにどんなふうにリカバリーするのか、ハーフガードに戻すにはどうすればいいのか、といった実践的な動きを収録。

インバージョンからのスイープやサブミッション……は一切収録されておらず、とにかく「ガードに戻す」ことにフォーカスしているのも、初心者にはとっつきやすいと思います。いつまでたってもいたずらにパスガードされまくる白帯風情の僕は「とっとと見ておけばよかった!」と激しく思った次第です。

全体で40分弱とあっさり見られますし、わかりやすい日本語解説付き。インバージョンはベリンボロ等々のモダン系テクに欠かせない基本ムーブということで、これからそうしたテクニックを試してみたいという方にもおすすめできるかと思います!


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【発売中】
ブドージェイク「アップサイドダウン」
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【今日が誕生日の柔術家】片岡誠人



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2016年08月31日

【Review Wednesday】ジョー・モレイラ『OLD SCHOOL SMASH PASS』

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みなさんおつかれさまです。「Jiu Jitsu NERD」ライターの成田です。

週末にラスベガスで開催されたワールドマスターでは、カーウソンJr.が18年振りに試合を行うなど、レジェンドたちの活躍が話題になっていましたが、その流れに乗って「Review Wednesday」でも往年のビッグネームによる教則DVDを取り上げてみようと思います。

タイミングよくBudo Videosから発売されたのが、ジョー・モレイラの「OLD SCHOOL SMASH PASS」。ビッグネームとはいえビギナーの自分は耳にしたことのない名前だったため(毎度のことで恐縮です!)、同じくBudo Videosが制作している人気番組「THIS WEEK IN BJJ」のインタビューや、「BJJ HEROS」からチェックしてみることにしました。

1961年にリオで生まれたジョー・モレイラは、現在コラル帯の8段(!)。

5歳から柔道をはじめ、柔術はヘウソン・グレイシーやフランシスコ・マンスールのもとで練習し、黒帯も両者から授かったといいます。

柔道の特待生として日本で練習していた時期もあり、90年代初頭にかけては、ブラジルで黎明期の大会をオーガナイズ。その後、柔術がまだ根付いていなかったアメリカに渡り、自身の名を冠したトーナメント「ジョー・モレイラ・カップ」を立ち上げーーなどと、ざっくりとチェックしただけでも、この競技の発展にめちゃくちゃ大きな功績を残してきた人物だと知りました……(初期UFCにも参戦!)。

YouTubeで検索すればホイラーやエディ・ブラボー、そしてボンサイ柔術創始者のアジウソン・ソウザらと戦っている試合もアップされているので、そちらもチェックしていきたいところですが、肝心のDVDはというと、自分の体重を利用して相手を伸ばしてパスするスマッシュパスの“大原則”を徹底的にレクチャーするという内容です。

冒頭でコンセプトの解説にじっくりと時間を割き、トップにいるときは

・相手をヒザでしっかり捉えておく
・3〜4点でベースする
・相手と正対する
ことが大切。そしてガードに入ったときには
・相手の太腿をコントロールする
・相手のディフェンスライン(足裏・ヒザ・手など)にしっかり対応する
・サブミッションやスイープに注意する
・ガードの中に長くいない


以上のことを守りなさい、とモレイラ。

この大原則を頭に入れておけば、相手の腰を殺したり、出してくる足を無力化してパスれるというわけですが、基本のクローズドのパス(オーバー&アンダーパス)をはじめ、三角を仕掛けてきたり、ヒザを入れてくる相手に対しても、「原則を守れば……ほら」「原則がこうだからこうやれば……ね?」といった具合に、おもしろいようにパスしていきます。

モレイラが繰り返し“大原則”に言及してくれますし、受け手のブドー・ジェイクとコミュニケーションを取りながら解説する、という教則モノには珍しいアットホームな雰囲気の映像のせいか、内容も頭に入ってきやすい印象。

テクニックのコンセプトを理解もせずに、手順ばかりを覚えようと前のめりになって結局何も身につかない、という失敗がしょっちゅうある僕でも、今回ばかりは原理・原則をしっかり頭にたたき込める気がしている次第です。

DVDは英語版のみで日本語字幕はなし。

まったり口調で話してくれるので、ヒアリング力はそこまで必要ないかと思いますが、どのくらいの英語レベルか気になる方は、ボトムからの展開をレクチャーしている「THIS WEEK IN BJJ」のエピソード104をチェックすれば感じもつかめるはずです。

とにもかくにも、上からの展開に難儀している初心者の方や、小手先のテクにとどまらない達人的な境地を知りたいという方にはぜひ見ていただきたい一作です!


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【発売中】
ジョー・モレイラ『OLD SCHOOL SMASH PASS』
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【今日が誕生日の柔術家】磯野元(43)



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2016年08月17日

【Review Wednesday】「NAJMI STYLE: TRIANGLES and more TRIANGLES」

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みなさんおつかれさまです。「Jiu Jitsu NERD」ライターの成田です。

いま原稿を書いているのが8月17日午前1時過ぎ。

東京に接近中の台風7号の進路が気になるところではありますが、本日はひさしぶりにReview Wednesdayをお届けしたいと思います!

今回ご紹介するのはグレイシーバッハの黒帯、エドウィン・ナジミ初の教則DVD「NAJMI STYLE: TRIANGLES and more TRIANGLES」です。

エドウィンといえば色帯時代から“極めて勝つ”思い切りの良いスタイルで注目を集め、茶帯時代の2015年にはヨーロピアン、パンナム、ムンジアル3冠を達成。新星黒帯として臨んだ今年のヨーロピアンは3位、パンナムは優勝、そしてムンジアルでは決勝戦でルーカス・レプリに敗れたものの、堂々の準優勝という戦績を残しているアルメニア系アメリカ人。

若干24歳ということで、柔術界の未来を担うネクストジェネレーションを特集した「柔術魂 vol.10」でも取り上げられていますし、世界的に今後の動向が注目されている選手の一人と言えるでしょう。

個人的にはGIカットと言うんでしょうか、海兵隊のようないかつい刈り上げ具合がいつも気になってしまうのですが、そんなエドウィンの代名詞である「跳び付き三角」の極意を収録したのが本作です。

映像はまず、相手の姿勢を崩すグリップのディテールからスタート。

跳び付きクローズド、相手を崩して引き込んでの三角……と、跳び三角のタイミングに身体を慣らすためのドリル的な映像に続いて、目玉である跳び三角のテクニックが早々と解説されます。

DVDも序盤だし、このあと一体どんなテクが収録されているのか……と見続けていると、相手の姿勢を崩せない、シングルレッグを取られた場合、フェイントからの跳び三角など、細かなシチュエーション別の解説に。

さらに、青帯時代に師匠のホミーニョから徹底的にたたき込まれたという、エドウィンのもうひとつの得意技、スパイダーガードからの三角絞めや、ニーシールド、クローズドからの三角など、初心者でも比較的挑戦しやすいポジションからの極めも解説。

タイトルの「and more TRIANGLES」とはこういうことだったのか!と納得した次第です。

跳び付きに限らず、あらゆるシチュエーションからの三角、そして極まらない場合の“トラブルシューティング”もしっかりフォローされていますから、スパーリングや試合で爽快な気分を味わいたいという人にはもってこいの一作だと思います! 


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2016年07月07日

【Review Wednesday】ヨースキ・ストー:X-GUARD SUPER SEMINAR

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国内外の様々なDVDをレビューするReview Wednesday、今回は橋本欽也が担当します。

いま教則DVDのリリースラッシュで海外ではブドービデオスとデジツの2大メーカーが争うように新作をリリースしており、国内ではフルフォースがほぼ月イチぐらいのペースで新作を発売しています。

ここまで新作がリリースされ続けてしまうとどれを見たらいいのか、どれを購入しようか迷ってしまうことでしょう。

かくいう自分もレビュー用に新作DVDのサンプル盤を頂くことも多いのですが最近はもっぱら他の人にレビューを任せてしまっており、ほとんど見ることもなくなっているのが実情です。

ですが今回は懇意にしているヨースキ自身から「ぜひレビューしてDVD販売促進に協力して欲しい」と直々に言われてしまったため、こうやって取り上げた次第です。


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ヨースキ・ストー(Impacto Japan BJJ)


自分の中では教則DVDをリリースする人、またはセミナーやる人というのは大会や試合で実績を残している人でないとそのテクニックに説得力がない、と思っています。

さらにいえば試合で実際に使っているかどうかというのも大きなポイントでしょう。

以上の2点が個人的な注目ポイントなのですが、その2点ともヨースキは軽くクリアしています。

ヨースキといえば国内では無敗レベルの強豪中の強豪で海外でも台湾インターナショナル、ドゥマウフィリピン、SJIIFワールドなど優勝歴多数。

さらに今年のヨーロピアンではマスター2黒帯ミドルで優勝し、悲願のIBJJFインターナショナルタイトルを獲得しワールドクラスの柔術家としてその名を残しました。


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ヨーロピアン2016で優勝し、悲願のIBJJFインターナショナルタイトルを獲得したヨースキ。


そんなヨースキが行ったセミナーの様子を映像化したのが今作品です。

内容はヨースキの得意技の1つ、Xガードに特化したもので、Xガードへの入り方からスイープ、バック、サブミッションのアタック各種に加え、Xガードへのパスガードも紹介。

自分がレクチャーしたテクニックの破り方も教えてしまうというのはある意味掟破りレベル。

セミナーあるあるですが、一連のテクニックを紹介し終わった後に「何か質問ありますか?」と聞かれた際に、そのテクニックに関する質問ではなく「いま教えてくれたテクニックのカウンターを教えて下さい」というKY質問。

これ、実際にあったのですが、忘れもしないパラエストラ小岩でのブルーノ・フラザトのセミナーでの出来事でした。

当時はまだ正式な手順すら解明されてなかった最新テク、ベリンボロのレクチャーをしたフラザトに対し、かのKYの権化・ドクトル大内氏が「それやられたらどう返すの?」と真顔で質問!

おい、いまそれ聞くか?!と他のセミナー受講者が固まる中、フラザトも「まだ完璧なカウンターはない」とぴしゃり!

セミナーの通訳をしていた山内康悦氏も「大内さん、そういうKYな質問はやめて下さい!」と一喝したという伝説の一場面はいまでも忘れられません。

そんなことをこの「紹介した技の防御法の紹介」を見たときに思い出してしまいました。

DVDの内容に関してはXガードの他にもヨースキが試合でよく見せているカラードラッグや袖持ち投げなどもレクチャーしており、ここらへんは試合動画とかで見たことある人も多いかと思います。

また今作は通常の教則ではなくセミナーを収録したモノですが、セミナー撮影とはいえ見やすいカメラワークになっているので技術習得に際しては問題ないでしょう。

最後に質疑応答コーナーがあるのはセミナー収録ならではで、ここでもヨースキの多彩なテクニックの一端が見られるのは注目ポイントの1つです。

選手としての実績はもちろん、指導者としても多くの強豪選手を育成しているヨースキだけにオススメなのは間違いありません。

まだ発売して間もない作品ですが、ブルテリアにも近日中に入荷予定。

発売された際にはぜひご購入の検討をお願いします!

最近ヨースキは岐阜県美濃加茂に土地付きの家を35年ローンで購入してしまい、これから70歳過ぎまでローンを払い続けなければなりません。

その支払いの足しにするためにもベストセラーになることを願ってます。


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【新発売】
『ヨースキ・ストー X-GUARD SUPER SEMINAR』
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【今日が誕生日の柔術家】マイキー・ムスメシ(20)、マルセロ・ウィラプル、デヴィッド・アヴェラン、エディ・エリス



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2016年05月25日

【Review Wednesday】GRACIE JIU-JITSU IN ACTION 2

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みなさんおつかれさまです、「Jiu Jitsu NERD」ライターの成田です。

柔術界は来週からLAで始まるムンジアル一色! 

かもしれませんが、日本では6月4日土曜日に、横田基地でへナー・グレイシーのセミナーも控えていますよね。
 
というわけで、今週の「Review Wednesday」は、ズバリ「GRACIE JIU-JITSU IN ACTION 2」を紹介したいと思います!!
 
これは、ホリオン、ホイス、ヒクソン、ホイラーら、グレイシー一族のレジェンドたちがピッチピチの全盛期に、道場破りやバーリトゥードの試合で圧倒的な強さを見せつけながら相手をマットに沈める映像を集めに集めたベスト盤! 
 
格闘技好きやベテラン柔術家の方にとってはすこぶる懐かしい一作といえるでしょうが、僕はYouTubeで細切れの動画を見たことしかなく、通しで見るのはこれが初でした。
 
収録されている主だった試合(というか決闘!)を挙げてみると、

ホリオン vs ハプキドー
ホイス vs 柔道(柔道の大会)
ホイラー vs 柔道(柔道の大会)
ホイス vs カンフー
ヒクソン vs 柔道(ロシア人)
ホイラー vs ケンポーカラテ
ヒクソン vs ルタリブレ

 
と、まさにグレイシー柔術 vs その他格闘技といった趣。

自分たちの流派の強さ、スゴさをPRする映像といえば、パッと思い浮かぶのが映画「地上最強のカラテ」ですが、熊こそ出てこないものの、数々の猛者とステゴロで戦う映像の数々はかなり手に汗握ります。
 
いまこうして書いているだけでも妙なテンションの上がり方をしていますが、そのスパイスとなっているのがホリオンのナレーション。

決闘映像に「こうした場合、グレイシー柔術では相手がミスするまでパンチをし続け……」などとあくまで淡々とした解説をかぶせる構成は、ちょっとした洗脳映像といえなくもない感じです(いい意味で)。

ホイスやホイラーの柔道試合など、珍しい試合も収録されていますが、個人的な「この一戦」は、伝説として語り継がれるヒクソン vs ウゴのビーチファイト。
 
昨年、リオ取材でウゴ邸を訪れた際、知られざる真相を本人が語ってくれたので、その詳細は「Jiu Jitsu NERD」のリオ特集でご紹介したいと思います(6月頭にリリースされるのはテレレ&サンパウロ特集なのでご注意を!)。
 
それにしても、DVD後半のグレイシーvs ルタリブレの対抗戦や、ヒーロンやヘナーが「ニュージェネレーション」として登場しているところも時代を感じます。
 
ルタとの対抗戦は、グローブなしのバーリトゥードで、会場も超絶物騒な雰囲気。これがテレビ放映されていたブラジルって一体なんなんだ…と、しばし思考停止になりました。
 
1993年のUFC第1回大会で世界に衝撃を与えたグレイシー一族の「神格化前夜」が見られる一作として、一家に一本、永久保存をおすすめしたいです。

とはいえ、人を素手でバチバチと殴る音がリアルすぎて、正直引く場面もありますが……。


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『GRACIE JIU-JITSU IN ACTION 2』
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【今日が誕生日の柔術家】ハウフ・グレイシー(45)、イヴァン・サカモト、山崎剛(39)、ウドソン・ホシャ(35)、サミール・アルジャマール、ブルーノ・マチアス



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2016年05月18日

【Review Wednesday】「OSCAR DE JIU JITSU 2」

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毎週水曜日に新作・名作・その他さまざまなDVDを紹介している『Review Wednesday』、今回は橋本欽也が担当します!

紹介するのは「OSCAR DE JIU JITSU 2」です!

このDVDは98年にブラジル・リオデジャネイロのコパカバーナで開催されたプロ柔術イベントで、かの有名な「ホイス・グレイシーvsヴァリッジ・イズマイウ」が行われたことで知られるビッグマッチでした。

ホイスvsイズマイウはイズマイウがホイスを時計絞めで絞め落とすというショッキングな結末となり、当時はまだグレイシーの無敗伝説もあり大きく報じられたのを覚えてる方も多いでしょう。

この試合映像はYouTubeでいまも見れるようなので見たことない方は見てみてください。

■この試合のレポートはコチラから!

グレイシーが絞め落とされるというのは本当に衝撃でした。

が、逆に言えば最後までタップしなかったホイスの姿に「グレイシー一族がいう柔術のためなら死ねる!」というのはホントだったんだ!と個人的にはさらにグレイシー幻想が高まることにもなりました。

そんな感じで大きな話題となったホイスvsイズマイウですが、このイベントは前座カードもかなり豪華な大会でした。

個人的にグッときたのが紫帯マッチのデヴィッド・カマリロvsフレジソン・パイシャオンです。

この試合まで無敗だったパイシャオンがサンフランシスコからきたアメリカ人柔術家のカマリロに負けるアップセットが起こり、場内は騒然です。

その後、パイシャオンは茶帯をスキップし黒帯で世界王者になり長期政権を築くのですが、その前の紫帯時代の試合、それも負け試合が映像として残ってるのは奇跡に近いと思います。

そしてジョオン・ホーキvsフレジソン・アウベスのノヴァウニオンvsグレイシーウマイタの対決は今となっては後に行われる名勝負、レオ・サントスvsホイラー・グレイシー戦へと続く前哨戦的な意味合いも感じられます。

さらにマーシオ・フェイトーザvsシャオリンのライト級トップ対決にファビオ・グージェウvsサウロ・ヒベイロといういまやレジェンド的扱いの両者の全盛期の姿が見られるのも貴重でしょう。

あと“ヒクソン2世”として売り出し中だったニーノ・シェンブリとカーウソン・グレイシーチームの切り込み隊長、ベベオ・デゥアルチの一戦や女子柔術家のパイオニアであるレカ・ヴィレイラ、今は亡きペドロ・ブランダオなどの試合も収録。

でもこのDVDはON THE MATから発売されてるのですがブートレグ臭プンプンのチープな商品。

もともとはブラジルの柔術映像収集家のパケタ氏が撮影した個人所蔵の映像をOTMが買い取り、それを米国で商品化したもの。

なので1カメ収録だしホワイトバランスも悪くて全体的に黄色がかった映像ですが、ここに収録されてる90年代後期の試合映像の数々はホントいレア!

当時の柔術シーンのトップどころが総登場してるオールスター戦なのでいま見ても見応え充分です。

ぜひ見て欲しい1枚ですが、残念ながら現在は廃盤となっており入手困難。

海外のe-bayなどではプレミア価格で販売されてることもありレアアアイテムとなっています。

もし運よく見つけることができたら即購入をオススメします!


【今日が誕生日の柔術家】イダ・ハンソン(32)、キオイ・オノ(33)



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2016年05月11日

【Review Wednesday】「DUMAU KIMONOS PLUMA WEIGHT GP2006」

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みなさんおつかれさまです、「Jiu Jitsu NERD」編集スタッフの成田です。

6月初旬に発売予定の「Jiu Jitsu NERD」最新号の締め切り、そして本業の締め切り群が笑えるくらい重なりまくり、ラオスの山奥に逃亡したくてExpediaで航空券を調べる毎日ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

さて、「Review Wednesday」ではここ2回ほど、「ステロイド」「ファべーラ」と柔術“周縁”のDVDをピックしてきましたが、今回は久しぶりにガチ柔術、大会DVDを取り上げてみたいと思います!

ご紹介するのは「DUMAU KIMONOS PLUMA WEIGHT GP2006」。いまから10年前の2006年2月12日、愛知県岡崎市の岡崎中央総合公園総合体育館で行われたドゥマウキモノス主催の大会DVDです。

ドゥマウではなくドゥマウキモノス主催というところに時代を感じますが、僕が柔術を始めたのが2013年末ですから、当時の柔術シーンはまったく未知の世界。

ムンジアルがブラジルで開催された最後の年、ということくらいしか予備知識がないため、「柔術魂 vol8」を引っ張り出し、まずはどんな年だったのかを調べてみることに。

なぜ8号目なのかといえば、1993年から2013年までの日本の柔術シーンを年表形式で総括するという、初心者にはありがたい企画ページがあるからです。それによると、2006年は吉岡大選手がムンジアル黒帯プルーマ3位に入賞し、日本人で初めて黒帯の表彰台に上った年。

現IBJJFのアジアオープンが初開催され、「柔術魂」や「サブミッション魂」の創刊号もリリースされているんですね。

そんな年に行われた本大会は、黒帯プルーマ級のトーナメント。同日にはコパドゥマウも開催されていたようで、黒帯無差別1回戦から準決勝の模様もDVDには収録されています(以下は収録内容)。

【アダルト黒帯プルーマ級GP】
1回戦 
ホドリゴ・ヒラカワ(BJJAJ)
VS
大賀幹夫(ねわざワールド)

1回戦 
マウリシオ・ソウザ(BONSAI)
VS
ジョン・カワウチ(MUGEN)

1回戦 
ホベルト・マツモト(マツモトデラヒーバ)
VS
レアンドロ・ミノウ・ヤマシタ(ホシャ柔術)

1回戦 
梅村寛(ALIVE小牧)
VS
ホドリゴ・キンジョウ(インテグラサォン)

準決勝 
ホドリゴ・ヒラカワ(BJJAJ)
VS
マウリシオ・ソウザ(BONSAI)

準決勝 
梅村寛(ALIVE小牧)
VS
ホベルト・マツモト(マツモトデラヒーバ)

決勝 
マウリシオ・ソウザ(BONSAI)
VS
ホベルト・マツモト(マツモトデラヒーバ)

【黒帯無差別級トーナメント】
1回戦 
ミノル・タワレシ・ツチダ(ホシャ柔術)
VS
エヂソン・ミッシオ・サルマン(BJJAJ)

1回戦 
ジョン・バチスタ・ヨシムラ(BJJAJ)
VS
ジャイルトン・クーニャ(グレイシー・バッハ・ナガノ)

1回戦 
トミオ・クロイワ(BJJAJ)
VS
ペドロ・アキラ(BJJAJ)

準決勝 
ジョン・バチスタ・ヨシムラ(BJJAJ)
VS
エヂソン・ミッシオ・サルマン(BJJAJ)
※所属道場はすべて大会時のもの

この組み合わせを見て、みなさんは何を感じるでしょうか?(無差別トーナメントはBJJAJ勢がほとんどというところが謎ですが) 

ベテランの方からは「懐かしい!」という声が上がってきそうですが、初心者の自分がわかるのは、ほんの数名。

プルーマ級1回戦で大賀選手相手に終了間際のスイープを決めてアドバン差で勝利したホドリゴ選手や、決勝でマウリシオに勝利したホベルト選手は、その強さに驚きつつも、失礼を承知で「誰? 誰?」と脳内に疑問符が大量発生するという塩梅でした……。

とはいえ、いまや指導者としての活躍にフォーカスされることの多い方の勇姿や、50/50といったモダン柔術登場以前のオールドスクールな攻防の数々は、柔術ニュージェネ世代(アラフォーであることはこの際置いておきます)の自分にとっては非常に新鮮。

マット際の観客はビデオ撮影が当たり前のいま、誰一人スマホを持っていないというところにも時代を感じますし、特別収録されているホベルト・マツモト氏のテクニック集も、スパイダーやハーフガードからのスイープや、ラペラを使ったハーフのパスガードなど、クラシックでありながら覚えておきたい重要テクばかりで勉強になります。

「歴史を学ぶとは現代を考えること」とはよく言ったもので、こうした過去モノDVDを見ると、歴史も選手もテクニックも知らないことが山ほどある……と気が遠くなる一方で、柔術の奥深さに触れられたり、習っているテクニックの背景が理解できた気になったりと、個人的にはけっこう楽しいものです。

DVDは絶版となっていて手に入れることは難しいかもしれませんが、YouTubeにはいくつか試合動画もアップされているので、気になる方はぜひ検索を!


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■手持ちDVDジャケは間違いで正しいジャケはこれです!



■「DUMAU KIMONOS PLUMA WEIGHT GP 2006」の大会レポはコチラから!



【今日が誕生日の柔術家】レアンドロ・ロ(27)、パウロ・ミヤオ(25)、ジョアオ・ミヤオ(25)



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2016年05月04日

【Review Wednesday】「CITY OF GOD」TVシリーズ

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みなさんおつかれさまです、「Jiu Jitsu NERD」編集スタッフの成田です。

今回の「Review Wednesday」は、ブラジルのTVドラマ「CITY OF GOD」をピックアップします。

「CITY OF GOD」といえば、リオのファべーラで生きる少年たちの抗争を描いた同名映画が有名ですが、これはその派生作品で、原題は「Cidade dos Homens」。

2000年代のファべーラを舞台に、そこで生活するアセロラとラランジーニャという二人の少年の日常を描くドラマシリーズです。

監督は映画版と同じフェルナンド・メイレレスが務め、映画に出演していた顔ぶれもちらほら見られるものの、続編というわけではなく、少年たちが暮らすファべーラも異なる設定。

DVDを見るまでは、笑いながら拳銃をぶっ放す映画版を思い出し、「どれだけエグい仁義なき戦いが始まるのか…」と戦々恐々でしたが、いざ見始めると、麻薬がらみの抗争といったお約束シーンはありつつも、10代特有の淡い恋あり、人種や貧富の差を超えた友情ありで、「ギャングもの」や「実録シリーズ」というより「青春ドラマ」という言葉が一番しっくりくる印象でした。

個人的におすすめなのは、DVD4巻目に収録されているエピソード7。

リオのビーチを舞台にした回で、露出度高めな水着姿のリオっ娘たちは目の保養にもってこいですし、金持ち白人vsファべーラの黒人のケンカシーンは、ヒクソンvsウゴの伝説のビーチファイト映像を思い起こさせます。

多民族国家ブラジルの根深い人種問題や階級差別が描かれる一方で、手持ちカメラで撮影されたファべーラの入り組んだ路地やリオの街並みは、ただ眺めているだけでも楽しめるでしょうし、フィルム、ビデオ、アニメーションなどを使い分ける、手の込んだ映像表現も見ものです。

2002年から2005年にかけて、全部で19話製作されたようですが、DVD化されているのはそのうちの9話まで。

日本語字幕版DVD(全4巻)は中古ならまだまだ手に入りますし、レンタルビデオ屋でもタイトル検索に引っかかるので、この連休中に全話制覇するのもアリではないでしょうか!



【今日が誕生日の柔術家】カイロン・グレイシー(28)



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2016年04月27日

【Review Wednesday】DVD:ステロイド合衆国〜スポーツ大国の副作用〜

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みなさんおつかれさまです、「Jiu Jitsu NERD」編集スタッフの成田です。

早速ですが今回の「Review Wednesday」は、柔術教則DVDではなく、映画を取り上げてみたいと思います。

ちょっと古い作品になりますが、「ステロイド合衆国〜スポーツ大国の副作用〜(原題:BIGGER STRONGER FASTER)」というドキュメンタリー映画、「テレビで見たことある」という人も少なくないのではないでしょうか?

というのも、これは数年前にMX TVで放送されていた「松嶋×町山 未公開映画を観るTV」で紹介されたもの。

日本では公開されない過激な海外ドキュメンタリー映画を、映画評論家の町山智浩さんとオセロの松嶋尚美さんによるトークを交えながら紹介する番組で、そこで取り上げられたから日本語字幕付きのDVDが国内でも見られる、というわけです。

で、肝心の内容は、ハルク・ホーガンやアーノルド・シュワルツェネッガー、シルヴェスター・スタローンら、「強いアメリカ」を象徴するマッチョなスターに少年時代から憧れていた監督が、学生時代からステロイドを打っている実の兄や弟、社会問題となった大リーグ界のステロイド汚染、さらに他競技のプロ選手や医療専門家らへインタビューしながら、「ステロイドってなんぞや?」と迫っていくというもの。

「それじゃあオレも打ったほうがいいかな…?」と尋ねる監督に「そんなもん、アメリカ人にとっちゃアップルパイみたいなもんだろ(笑)」と即答する愛用者や、「摂取し続けると生殖機能等々が…」と解説する学者まで、肯定派・否定派双方の意見が描かれています。

「病んでいるのか病んでいないのかわからないけど、とにかくアメリカって懐が深いわ!」と考えさせられる作品です。

ドキュメンタリーとはいえ、描き方がシリアスになり過ぎないあたりが、マイケル・ムーアを生んだアメリカならではという感じ。

で、ステロイドやアメリカの現状を垣間見てみたいという方には、ぜひチェックしていただきたい一作ですが、それにしてもこのステロイド問題、柔術界でもたまに話題に上っていますよね。

「ダメ絶対!」の人もいれば「選手の勝手でしょ」の放任派など、さまざまなスタンスがあると思いますが、みなさんはどうお考えですか? 

というわけで、ご意見をぜひお寄せいただければと思います。

ある程度集まった時点で、音声配信の柔術番組「BJJ-WAVE」で取り上げたいと勝手に考えていますので、よろしくお願いします!



【今日が誕生日の柔術家】ハビエル・バスケス(40)、ホドリゴ・カポラル(33)、シジェイラ・エウバンクス



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2016年03月16日

【発売中】フェリッペ・デラ・モニカ「Reverse Harf Guard」

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みなさんおつかれさまです。

「Jiu Jitsu NERD」編集スタッフの成田です。

この原稿を書いている3月14日は、確定申告提出期限前日。

夏休みの宿題よろしく、最後の最後でやればいいと考えていたわけですが、紛失した書類の多さにいまさら気づき、心折れている次第です。

さて、今回ご紹介するのは、Budo Videosからリリースされた新作DVD、フェリッペ・デラ・モニカの「Reverse Harf Guard」(2枚組)です!

フェリッペはカリフォルニア・アーバインにあるグレイシーバッハ本部でチーフインストラクターを務めている黒帯3段。

にわか柔術ファンの僕は正直ピンときませんでしたが、アダルト黒帯の第一戦で現在も戦う、現役バリバリの選手なんですね。

そんなフェリッペがアシスタントに同門のオタービオ・ソウザを迎えてお送りするのが、「リバースハーフガード」からのアタックです。

「多くの人は良いポジションとは思ってないけれど、だからこそ試合で使えるテクニックがいろいろあるんだ」というメッセージから始まる本作。

DVD1枚目は、スタンド、ダブルガード、シットアップ、デラヒーバからリバースハーフに入るまでの基本に始まり、リバースハーフからのベーシックなスイープ、後転スイープ、ラペラを使ったスイープなどを10種ほど。さらに、エゼキエルや腕十字などの極め技も解説されています。

一方の2枚目は、オールドスクールな1枚目から一変。リバースハーフからのベリンボロ→バックテイクというモダンテクからスタートし、ハーフに入れている相手のリアクションに合わせたスイープやチョーク、サブミッションなど、より実践的な内容となっています。

初心者の僕にとってリバースハーフの状態は「足を抜かれてパスられる…」という恐怖しかありませんでしたが、「いろいろできることあるじゃん!」とコロッと印象が変わりましたし、初心者がハーフのバリエーションを理解するにはもってこい。

また、「このポジションに特化したDVDは前例がない」という触れ込み通り、中級者以上でも一見の価値があるのではないでしょうか?

YouTubeにはフェリッペが昨年のムンジアルでハファ・メンデス相手に決めた、リバースハーフからのスイープシーンも転がっていたりしますので、購入を迷われている方は、ぜひそちらもチェックしていただければと思います!(ちなみに、LA在住の黒帯柔術家・山本大気さんによる日本語吹き替えもついていますので、英語が苦手な方でもまったく問題なしです!)


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フェリッペ・デラ・モニカ「Reverse Harf Guard」
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【今日が誕生日の柔術家】鈴木尚美、アロウド・コバヤシ、ヴァネッサ・ポルト(32)、カスキンヤ・ギマラエス(52)



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2016年03月11日

【発売中】寝技の学校 関節技編

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現在発売中の「寝技の学校 関節技編」は大賀幹夫の教則本&DVDセットの最新刊。

これまで「寝技の学校」は3冊が刊行されており、どれも好評を博していて最初の1、2巻は完売して絶版となり現在は入手不可でプレミア化しているとの噂。

そんなベストセラーシリーズの最新刊が今回の「関節技編」。

多彩な関節技こそ柔術の醍醐味ともいえ、そこに焦点を当てた今作は集大成的な1冊と言っていいでしょう。

関節技編となってますが内容はほぼ腕関節のみで中でも腕十字に特化されてます。

ガードから、サイドポジションから、マウントから、などなど柔術のポジションごとに様々な極め方を紹介しています。

基本的な極め方が多いですが、基本こそ大事なもので細かいディテールが書かれてるのが今作の特徴。

ただ単に腕十字を極めるには?だけではなくなぜこうするのか、なぜこうしなければいけないのかなど、その動きに対する理由が書かれてるので理解度はより深まるはず。

実際に知ってたテクニックでも新たなディテールの発見により飛躍的に成功率が上がるのはよくあること。

そんな発見が多く詰まってるこの1冊、教則本だけでなくDVDも付いて2500円という低価格!

いま教則DVDの類は安価なモノでも3000円はくだらない中、本とDVDのセットでこのお値段はお値打ちモノ!

内容充実&低価格なこの1冊、初心者はもちろん、上級者にもススメです!


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【発売中】
『寝技の学校 関節技編』
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【今日が誕生日の柔術家】ヘンゾ・グレイシー(49)



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2016年03月08日

【発売中】ADCC 2015 DVD-BOX レビューby成田サトシ

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みなさんおつかれさまです、「Jiu Jitsu NERD」編集スタッフの成田です。

迫り来る確定申告&年度末の鬼進行で何かと死にたくなる今日この頃ですが、原稿の〆切だけは待ってくれないものですね。

さんざん引き延ばしてきた本ブログのDVDレビュー、ようやく書きたいと思います!

というわけで今回紹介するのは、2年に一度開催される世界最高峰の組み技格闘技大会「ADCC 2015」のDVD BOX。階級別から無差別、スーパーファイト、女子の試合まで、112試合すべてを収録した全7枚組の超大作です!

12年ぶりのブラジル開催となった今大会は、ブラジル北部のマナウスで開かれるなんて話もありましたが、フタを開けてみれば開催場所はサンパウロ。

僕も橋本欽也さんと一緒に撮影のために会場入りしたわけですが、2日間の大会は両日とも超満員札止め、さまざまなドージョーTシャツを着た猛者どもが集まっていて、「やっぱり本場は違うな……」とビビった記憶が蘇りました。

Jiu Jitsu NERD最新号では約30ページを割き、今大会の模様や各階級の優勝者インタビュー&テクニック、さらに歴代の大会Tシャツコレクションまで誌上公開していますが、やはり試合は動画でみたいもの。

前回の北京大会DVDは選手の動きを追えていなかったりと、閉口ものの映像が散見されましたが、今大会の撮影クルーは天下のBudo Videos! DVDも安心・安全の映像クオリティですし、セコンドのすぐそばで撮影しているため、選手への熱いアドバイスもクリアに収録。

超満員の会場の歓声やチャントなども臨場感を与えてくれます(北京大会のDVDもリリースはBudo Videosでしたが、撮影は別クルー)。

このDVDを手に入れて真っ先に見たのは、Disc2に収録されている-77kg決勝のダヴィ・ハモスvsルーカス・レプリ戦。言わずと知れたダヴィの跳びつき腕十字は、決勝戦唯一の一本決着として、今大会の見所のひとつだといえるでしょう。

個人的には、ジオ・マルチネスがジェフ・グローバー相手にスラムからのパスを決めた-66kg級2回戦(Disc1収録)や、ガヴィ・ガルシアとジェシカ・オリヴェイラの女子+60kg級準決勝(Disc7収録)も見もの。

特にガヴィvsジェシカは、圧倒的な体格差をものともしなかったジェシカの執念が垣間見える一戦です。

いまのご時世、PPVから引っ張ったり客席から撮影した動画をYouTubeで見ることはできますが、すべての試合を網羅するのは手間でしょうし、こちらが買い支えないことには、今後の大会DVDのリリースが途絶えてしまう恐れも……(詳しくはJiu Jitsu NERD Vol6のブドー・ジェイク×中井祐樹氏対談をご一読ください)

ムンジアルのDVDリリースがリアルになくなったいま、コレクション&試合映像カルチャーを支えるためにも、ぜひ購入していただきたい一作です。

その際にはJiu Jitsu NERD最新号もお忘れなく!


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【発売中】
『ADCC 2015 BRAZIL』DVD-BOX
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【今日が誕生日の柔術家】マルロン・サンドロ(39)、須藤元気(38)


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2016年01月16日

【発売中】ジアニ・グリッポ「SINGLE LEG-X」DVD

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みなさんおつかれさまです、『Jiu Jitsu NERD』編集スタッフの成田です。

現在1月下旬発売予定の最新号の追い込み作業中です。

週明け入稿予定で頑張ってる中、DVDレビューを紹介したいと思います。

今回は先日2本同時にリリースされたジアニ・グリッポのDVDの中から「SINGLE LEG-X」編を取り上げたいと思います。

ジアニがヘンゾ・グレイシーからマルシア・ガルシアの道場に移籍したのは3年ほど前になるんでしょうか。

このDVDは、デラ、リバースデラ、そしてスパイダーが得意だったジアニが、マルセロ・ガルシアの元で“モノにした”という進化系ガードを詰め込んだ代物です!  


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DVDは、デラヒーバ、リバースデラ、スパイダーガードからシングルレッグXポジションに入る基本からスタート。

外掛けや足を抜かれないための注意点などを細かにレクチャーしつつ、シングルレッグXからのスイープだけでもベーシック、オーバーヘッド、ウェイター、エレベーター…とたっぷり紹介されています。

また、シングルレッグXからのトーホールドやバックテイク、同シリーズでおなじみとなったドリル、そしてトラディショナルなXガードからの立ち→テイクダウン、スイープ、バックテイクなどまでしっかりカバー。

前回紹介した「Dynamic Leg Drags And Drills」同様、全編英語ではありますが、ひとつひとつの動きを事細かに解説してくれる教え上手なジアニは健在!(英語は簡単なので問題なし!) 「下」が好きな自分にとってはタメになりっぱなしの80分でした。

この「SINGLE LEG-X」、そして前回ご紹介した「Dynamic Leg Drags And Drills」のどちらも、もはや初心者にも必修科目といえる内容であることは間違いなし。

「道場に行くだけが練習じゃない」という話もありましたが、2016年の“部屋練”は、このDVDからスタートしてもアリなのではないでしょうか!


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【発売中】
ジアニ・グリッポ『SINGLE LEG-X』DVD
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【今日が誕生日の柔術家】細川顕(32)、伊東圭(32)、中山 義規、ジェイソン・クルーズ



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2016年01月10日

【レビュー】ジアニ・グリッポ「Dynamic Leg Drags And Drills」

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みなさんおつかれさまです。Jiu Jitsu NERD編集スタッフの成田です。

早速ですが今回は、昨年末にDigitsuより2枚同時リリースされたジアニ・グリッポのDVDから、「Dynamic Leg Drags And Drills」編を紹介したいと思います。

2015年はヨーロピアンで準優勝、パンナムとワールドプロで優勝と、若干23歳ながら文句なしにアメリカを代表する選手となったジアニ。2014年には「NEXT GEN」というタイトルで、デラヒーバからのアタックをまとめたDVDを上梓していますが、今回の「Dynamic Leg Drags And Drills」は、ジアニお得意のレッグドラッグに特化した内容となっています。

デラヒーバに対するレッグドラッグ・パスという基本の基本から、レッグドラッグ→バックへの移行や相手のリアクションへの対応(ダックアンダー)、リバースデラヒーバやリバースデラ+ラッソーガードの解除→パスなど全15種類。

それに加えて、ジアニが実践しているレッグドラッグのドリルも5種類収録されています(ちなみに、パッケージには収録時間が135分と書かれていますが、実際は90分ほどでした)。

腰の殺し方というんでしょうか、相手へのプレッシャーのかけ方に始まり、「なんでこうするとダメなのか」についても実演を交えつつ理論的に解説してくれているため、白帯風情の自分も見終わった後はモダン柔術の使い手気分に浸ることができた1本です。

「レッグドラッグってなんぞや」的な人、パスガードのバリエーションを増やしたいという人にもおすすめできると思います。

残念ながら日本語字幕や吹き替えはないものの、英語ですし難しい言い回しを使っているワケでもないので、フツーに柔術を練習している方なら問題なく理解できると思います。

紙ジャケ仕様の洒落たパッケージや、80年代に人気を呼んだ実験映画「天使」を思い起こさせる、薄暗い密室(道場)での実演という映像美にも注目! 

近々、同時発売されたもう1枚のDVD「SINGLE LEG-X」編も紹介したいと思います!!

なおJiu Jitsu NERDの最新号は現在絶賛作業中で今月末には発売される見込みです!

そちらもお楽しみに!


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