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第11回全日本選手権大会

2010年05月23日

全日本選手権2010:アダルト黒帯メジオ級&メイオペサード級決勝戦

今回は全日本選手権黒帯決勝2試合の模様をお届けします!

まずはアダルト黒帯メジオ級から。

エントリーは2名のみでワンマッチ決勝となりました。




アダルト黒帯メジオ級決勝戦
中山徹(トライフォース柔術アカデミー)
VS
光岡祥之(藤田柔術平田道場)




試合は中山選手がバックをとり、序盤の展開を支配します。




光岡選手もエスケープした後に下からスイープを試みます。




しかし中山選手にマウントを取られしまいピンチ!




そのまま中山選手がマウントからの腕十字を極めて試合終了。




中山選手がアダルト黒帯メジオ級を制しました!




この勢いでムンジアルでもひと暴れしてくれることを期待です!


つづいてはアダルト黒帯メイオペサード級決勝戦です。

こちらもエントリーは2名のみでワンマッチ決勝でした。




アダルト黒帯メイオペサード級決勝戦
上村彰(パラエストラ東京)
VS
マリオ・マルシオ片山(KBT TIGERS JIU-JITSU)
ちなみに上村選手は昨年の東京国際オープンで総合格闘家の桜井マッハ速人選手を破っています!




試合展開は下から攻める上村選手に対し、上からマルシオ選手がパスガードを狙う展開が大半を占めました。




途中スイープしかかるなど試合を優位に進めた上村選手がレフリー判定で勝利!




上村選手がアダルト黒帯メイオペサード級を制しました!



text and photo by Takashi Umezawa(Gold medalist of Pan championship Novice tournament)


2010年05月22日

第11回全日本選手権:アダルト黒帯プルーマ級決勝戦 植松vs金古

第11回全日本選手権、アダルト黒帯プルーマ級は2名のみのエントリーでワンマッチ決勝となりました。

植松選手は破壊的な攻撃力をもっており、Gi2009ではホビソン・モウラ選手ですらパスガードできないほどの強固なガードワークを誇る生田誠選手に対して秒殺の腕十字を極めるなど、一本勝ち率が非常に高いです。

普段はペナ級ですが今回は階級を落としての出場です。
一方の金古選手、黒帯に昇格してからこれが初の試合となりました。



アダルト黒帯プルーマ級決勝戦
植松直哉(クロスポイント)
VS
金古一朗(ポゴナ・クラブジム)




まずは金古選手が引き込みます。




植松選手はその引き込みにあわせて一気にパスガードを狙います。




しかし、ここで植松選手に金的のアクシデント!
苦悶の表情を浮かべます。




試合再開後、再び金古選手が引き込みます。




そして即座にスイープ!
植松選手は金的の影響か力が入っていないように見えます。




金古選手はそのままパスガードし、5-0でリード。




植松選手はパスガードを許したもののすかさずスイープして2ポイントを返します。




そしてそのまま足関節!
金古選手はかなり痛そうです。




一旦スタンドに戻った後に、金古選手が引き込みます。




8分過ぎに膠着から両者にペナルティで2ポイントずつが与えられ7-4に。
残り1分半を残し、金古選手がリードしています。




さらに膠着のペナルティで9-6に。




しかし、試合終了残り15秒を切ろうとしたときに植松選手が再び足を極めにいきます!
金古選手は激痛に耐え続けます。
そしてそのまま我慢し続け試合終了!




金古選手が9-6で勝利し、アダルト黒帯プルーマ級を制しました!
試合後の金古選手、足を引きずっていましたが大丈夫だったのでしょうか。。




アダルト黒帯プルーマ級優勝
金古一朗(ポゴナ・クラブジム)



text and photo by Takashi Umezawa(Gold medalist of Pan championship Novice tournament)


2010年05月03日

第11回全日本選手権:アダルト黒帯ペナ級決勝戦

中村選手、昨年の9月に黒帯を巻いてから、黒帯デビュー戦の東京国際オープンのアダルトペナ級で優勝。

続く年末のプロ柔術「Gi2009」でも植松直哉選手(クロスポイント)を決勝で撃破し優勝を果たしています。






先日のアブダビプロ柔術では減量苦からか苦戦を強いられ惜しくも表彰台はなりませんでしたが勢いは充分といえるでしょう。

対する嶌崎選手は昨年はムンジアルに参戦し、アダルト茶帯ペナ級でザック・マックスウェル(グレイシー・ウマイタ)と激闘を繰り広げています。

ザック選手には惜しくも敗れてしまいましたが、続く東京国際オープンではアダルト茶帯ペナ級で見事優勝を果たし、年末に黒帯昇格を果たしています。

この両者、過去に何度か対戦しており、勝ったり負けたりの関係です。

(2007年全日本オープンでは嶌崎選手が勝利、2008年全日本選手権では中村選手が勝利。)

どちらが勝ってもおかしくない好カード!

どちらが制するでしょうか?



アダルト黒帯ペナ級決勝戦
中村 大輔(GRABAKA柔術クラブ)
VS
嶌崎 公次(クラブバーバリアン)




ここ最近の試合ではトップから攻めることが多かった中村選手、今回はボトムポジションを選択します。




そしてスイープ!




これが決まって中村選手が開始早々に2ポイントを先制します。




嶌崎選手はガードからの腕十字やスイープを狙っていきます。




ですが、中村選手も上からプレッシャーをかけて嶌崎選手の攻撃を潰していきます。




潜る嶌崎選手。




クロスニーパスのプレッシャーをかける中村選手。




最後まで一進一退の攻防が続き、この展開のまま試合終了!
中村選手が序盤の2ポイントのリードを守りきり優勝を果たしました!




アダルト黒帯ペナ級
優勝 中村 大輔(GRABAKA柔術クラブ)




text and photo by Takashi Umezawa(Gold medalist of Pan championship Novice tournament)



2010年05月02日

第11回全日本選手権:アダルト黒帯アブソルート級

決勝戦はアダルト黒帯ペナ級を制した中村選手と、階級別では対戦相手がおらず本日はアブソルート級のみの出場となった入来選手の顔合わせになりました。

まずは両者の決勝までの試合を紹介しましょう。

中村選手は初戦を不戦勝、準決勝で八隅孝平選手(ロータスパラエストラ世田谷)を4-0で降しての決勝進出でした。


中村vs八隅



入来選手は初戦で光岡祥之選手(藤田柔術平田道場)を腕十字で降し、準決勝では嶌崎公次選手(クラブバーバリアン)を4-0で降しての決勝進出です。




入来vs光岡




入来vs嶌崎



階級も違うので当然といえば当然なのですが、初対戦の両者、どのような戦いを見せてくれるのか注目です!




アダルト黒帯アブソルート級決勝戦
中村 大輔(GRABAKA柔術クラブ)
VS
入来 晃久(チームレグナム)
まずはスタンドでの攻防。




これを入来選手が制して2ポイントを先制します。




さらに2ポイントを加点し、4-0に。




一旦スタンドに戻り、しばらくの間スタンドで攻防を繰り広げたあとに中村選手が引き込んでスイープを試みます。




しかし入来選手はこれを潰します。



そして中村選手の腕を抱え、そのまま腕を極めて試合時間5分ジャスト、一本勝利。




入来選手がアブソルート級を制しました!




アダルト黒帯アブソルート級
優勝  入来 晃久(チームレグナム)
準優勝 中村 大輔(GRABAKA柔術クラブ)



text and photo by Takashi Umezawa(Gold medalist of Pan championship Novice tournament)


2010年04月23日

第11回全日本選手権:アダルト黒レーヴィ決勝・廣瀬vsヘナート

アダルト黒レーヴィ決勝戦、ヘナート・シウバ(INFIGHT JAPAN)VS廣瀬貴行(パラエストラ葛西)の試合レポです。

一回戦で強豪八隅選手、準決勝で和道選手に勝利して決勝進出にこぎつけたヘナート選手。

対するは過去ヘナート選手を2戦して2戦とも勝利している廣瀬選手が相手です。

廣瀬選手は一回戦シード、準決勝で関口和正選手(PUREBRED大宮)を6−4の接戦で破っての決勝進出です。

ヘナート選手がリベンジ&悲願の優勝を果たすのか、それとも廣瀬選手が返り討ちにするのか注目です!



試合はヘナート選手が引き込む形で始まります。
3分近くこの状態が続きます。




均衡を破るかのように廣瀬選手がアタックを仕掛けます。
ヘナート選手はハーフガードでその猛攻を凌ぎます。




そしてクローズドガードの体勢に持ち込むヘナート選手。
ここから一気にスイープ!




そしてさらにバックグラブも!




ヘナート選手が一挙に大量得点を挙げ6−0とリードします。




攻撃の手を緩めることなく、絞めを狙うヘナート選手。




このまま優勢に試合を進め、試合終了直前勝利を確信したヘナート選手は終了のブザーと同時にガッツポーズ!




6−0でリベンジ達成で優勝!




表彰台でも終始嬉しそうに笑顔を振りまいていました。



今回の優勝で日系ブラジル人選手の中でもますます注目されていくことは間違いないでしょう!



text and photo by Takashi Umezawa(Gold medalist of Pan championship Novice tournament)



2010年04月22日

第11回全日本選手権:アダルト黒レーヴィ準決勝・和道vsヘナート

全日本選手権、アダルト黒レーヴィ準決勝、ヘナート・シウバ(INFIGHT JAPAN)VS和道稔之(アカデミアAz)の試合レポです。

一回戦で強豪・八隅選手から劇的勝利を挙げたヘナート・シウバ選手。

対する和道選手は先月のアブダビプロ・アジア予選で試合に電撃復帰を果たしました。

その試合では過酷な減量があり、実力を発揮しきれませんでしたが、この試合では一転してレーヴィ級と10kgも重いカテゴリーです。

どこまで調子を取り戻せているでしょうか。





試合開始。




しばらくスタンドでの攻防が続きます。




一分半を経過したところでもつれ合いからヘナート選手が一気にバック!
4ポイントを先制します。




そのあと攻撃の手を休めることなくバックから絞めを狙いますが、場外になってしまい、一旦スタンドへ。
しかし、ここでヘナート選手に2ポイントが与えられ6−0に。




スタンドでの再開後、ヘナート選手が引き込みます。




そしてスイープ!
8−0とします。




さらにパスガードで11−0に。




その後もう一度パスガードをし、14−0となり、ヘナート選手がポイントを大きくリードします。




最後にダメ押しでバック!




18−0でヘナート選手が快勝で決勝戦進出です!




決勝戦の相手は過去3戦3敗の廣瀬貴行選手(パラエストラ葛西)との対戦です。
果たしてリベンジ&初勝利なるでしょうか?



text and photo by Takashi Umezawa(Gold medalist of Pan championship Novice tournament)


2010年04月21日

第11回全日本選手権:アダルト黒レーヴィ1回戦・八隅vsヘナート

ヘナート・シウバ(INFIGHT JAPAN)VS八隅孝平(ロータスパラエストラ世田谷)

日系ブラジリアンといえばボンサイ三兄弟が真っ先にイメージされると思いますが、最近メキメキと頭角をあらわしてきているのがINFGHT JAPANの代表を務めるヘナート・シウバ選手です。

先日のDUMAUさいたまオープンも階級別、無差別ともにすべて一本勝ちで優勝を決めるなど昇り調子、勢いは充分です。

対するは世界が認めるグラップラー八隅孝平選手。

昨年は日本代表としてスペインで開催されたアブダビコンバットに参戦しています。

今年に入ってからも積極的に試合に参戦し、DEEPリアルキングトーナメントで優勝しています。

ギありでもその強さを見せることが出来るでしょうか。



アダルト黒レーヴィ1回戦
ヘナート・シウバ(INFIGHT JAPAN)
VS
八隅孝平(ロータスパラエストラ世田谷)
試合開始直後にヘナート選手が引き込みます。
上からプレッシャーをかける八隅選手。



ヘナート選手が下から煽って一気にスイープ!




2ポイントを先制します。




ですが八隅選手はすかさずヘナート選手の片足に組み付きます。
素早い攻防で目が離せません。




が、ヘナート選手がうまく体を入れ替えてパスガード!




ポイントは5−0に。




一旦スタンドに戻りますが、ヘナート選手が再び引き込みます。




スタンドでも引き込んでからもお互いに攻めてを欠き、膠着のペナルティが
入ります。
ここでお互いにペナルティで2ポイントずつが入り、7−2でヘナート選手優勢。




6分過ぎに今度は八隅選手が逆襲のパスガード!




さらに2ポイントをとり、ペナルティがお互いに入ったため9−9の同点になります!
しかしアドバンテージは2−1。
リードしているのはヘナート選手です。




このまま試合終了までヘナート選手が逃げ切る形で大金星を挙げた上での準決勝進出です!



text and photo by Takashi Umezawa(Gold medalist of Pan championship Novice tournament)



2010年04月19日

BJJFJ主催「全日本選手権」主な結果


4/18(日)、光が丘ドームで開催されたBJJFJ主催「全日本選手権」の主な結果です。

★黒帯
<アダルト黒帯アブソルート級>
優勝:入来 晃久(チームレグナム)
準優勝:中村 大輔(GRABAKA柔術クラブ)

<アダルト黒帯プルーマ級>
優勝:金古 一朗(ポゴナ・クラブジム)

<アダルト黒帯ペナ級>
優勝:中村 大輔(GRABAKA柔術クラブ)

<アダルト黒帯レーヴィ級>
優勝:ヘナート シウバ(INFIGHT JAPAN)
準優勝:廣瀬 貴行(パラエストラ葛西)

<アダルト黒帯メジオ級>
優勝:中山 徹(トライフォース柔術アカデミー)

<アダルト黒帯メイオペサード級>
優勝:上村 彰(パラエストラ東京)


★茶帯
<アダルト茶帯アブソルート級>
優勝:岡田 秀人(SHOOTO GYM K'z FACTORY)
準優勝:木下 サムエル(INFIGHT JAPAN)
3位:山本 健一郎(グラスコ柔術アカデミー)、奥泉直也(PUREBREDアリーナ)

<アダルト茶帯ガロ級>
優勝:芝本 幸司(トライフォース柔術アカデミー)
準優勝:鈴木 重徳(PUREBREDアリーナ)

<アダルト茶帯プルーマ級>
優勝:山田 悦弘(ポゴナ・クラブジム)
準優勝:山田 秀之(デラヒーバジャパン)

<アダルト茶帯ペナ級>
優勝:林 克芳(G-FREE)
準優勝:塚田 市太郎(ノヴァウニオンジャパン)

<アダルト茶帯レーヴィ級>
優勝:山本 健一郎(グラスコ柔術アカデミー)
準優勝:岡本 裕士(RJJ)

<アダルト茶帯メイオペサード級>
優勝:瀧澤 恵介(アカデミアAz)

<アダルト茶帯スペルペサード級>
優勝:佐藤 恒明(ギムナシオン札幌)


★紫帯
<アダルト紫帯アブソルート級>
優勝:Sadayoshi Roberto Mota Kurimori(INFIGHT JAPAN)
準優勝:大塚 博明(GRABAKA柔術クラブ)


★チーム優勝
優勝  トライフォース柔術アカデミー
準優勝 INFIGHT JAPAN
3位  GRABAKA柔術クラブ


text and photo by Takashi Umezawa(Gold medalist of Pan championship Novice tournament)

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