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ムンジアル2010

2010年08月28日

「格闘王国」にムンジアル優勝の芝本幸司・インタビュー&試合レポ掲載


昨日のブログでトライフォース柔術アカデミー・新宿支部のオープンパーティの様子を紹介しました。

その新宿支部の代表である芝本幸司選手のムンジアルでの試合レポや黒帯授与式、インタビューなどが格闘技サイト「格闘王国」に掲載されています。

ぜひチェックしてみて下さい!

コチラから!



2010年07月15日

ムンジアル2010:女子茶黒メジオ級決勝 ヒラリーVSキャロライン

ヒラリーは柔術、グラップリング共に精力的に試合をこなしてきており、先日のパン選手権もメジオ級で見事優勝を果たしています。

昨年のムンジアルは紫メジオで優勝し、ADCCにも予選を勝ち抜いて本戦に出場、その大会後に茶帯に昇格。

そしてノーギ・ワールズでは女子・茶黒メジオとアウソで2階級制覇しています。



ヒラリー・ウイリアムス(ウェストサイドMMA)



対するキャロラインは初戦で元世界王者のエミリー・クウォーク(アリアンシ)を降してきており、その実力は侮れません。

さらにキャロラインは昨年のムンジアルでは一階級上のメイオペサード級で3位に入賞しています。



キャロライン・デ・ラセール(エミレーツ)


どちらが勝っても初優勝、どのような結果になるでしょうか?



女子・茶黒メジオ級決勝
ヒラリー・ウイリアムス(ウェストサイドMMA)
VS
キャロライン・デ・ラセール(エミレーツ)
まずヒラリーが引き込んでスタート。




クロスガードを割ろうとキャロラインは立ち上がって振り落とそうとします。
しかしヒラリーのクロスは固く、割れません。




展開を作るためにヒラリーがハーフガードの体勢に。
2分半経過。




その後再びクロスに戻すヒラリーがラペラを使った攻めを展開します。




ラペラを使った絞めでヒラリーがアドバンテージを先制!
しかしキャロラインがハーフからパスガードの仕掛けます。
6分経過。




このままパスガードの猛攻を仕掛けるキャロライン。
9分経過したところでキャロラインがアドバンテージを取得し追いつきます。




最後はヒラリーがなんとか凌いだ状態で試合終了。




ポイント0−0、アドバンテージ1−1!
結果はレフリー判定に委ねられます。




レフリーはヒラリーを支持!
ヒラリーが女子茶黒メジオ級を制しました!




女子・茶黒メジオ表彰台
優勝  ヒラリー・ウイリアムス
準優勝 キャロライン・デ・ラセール
3位  エミリー・クオーク・ハータード(アリアンシ)、デヴィ・アフア(フロントライン)



text by Takashi Umezawa


2010年07月11日

ムンジアル2010:女子茶黒メイオペサード ペニーvsニコリニ

今年のムンジアルでは意外な組み合わせの決勝戦が実現しました。

それがペニー・トーマス(グレイシーウマイタ)vsミッシェル・ニコリニ(チェックマット)の女子・茶黒メイオペサード決勝戦です。

ペニーは昨年の同級世界王者。

2008年は準優勝、2007年は優勝しており、この階級の第一人者です。

対するニコリニはもともとプルーマ級の選手。

今年のパンナムもプルーマ級で優勝しています。

2006、2007年には世界王者にもなり、昨年はレティシア・ヒベイロ(グレイシーウマイタ)に敗れるも準優勝でした。



ミッシェル・ニコリニ(チェックマット)



今回チェックマット勢は、男子でも本来プルーマ級のカーロス・オランダ”エスキジート”も黒帯メイオペサード級に出場するなど階級を超えてエントリーしています。

エスキジートは今回のチャレンジを「テストだ」と発言しています。

チェックマットは階級にとらわれない新しい戦い方を考えていたりするのでしょうか。

その真意はわかりませんが、もともとプルーマ級のニコリニがどこまでやれるのか注目です。




まず引きこむニコリニ。




ですが完全には引き込みきれずペニーにクロスニーパスを仕掛けられます。




一旦体勢を立て直そうとするニコリニ、体格差が非常にあるため苦戦します。




なんとかクロスガードに持ち込むニコリニ。
4分が経過します。




5分経過したところでスパイダーガードで煽るニコリニ。




大きくバランスを崩すペニー。
ニコリにがスパイダーガードからのスイープでアドバンテージを先制します。




さらにその流れから三角絞め!




深くは入っていませんが、アドバンテージを重ねるニコリニ。




9分経過してもこの状態が続き、アドバンテージ3−1でリード。




しかし、残り時間わずかのところでペニーが三角絞めからエスケープ!




そのまま強引にパスガードを仕掛けます。
この猛攻でアドバンテージ3−2になりますが依然としてニコリニがリード!




ニコリニはなんとかハーフの状態でペニーの猛攻を凌いでいます。




ここで試合終了!




アドバンテージ3−2でニコリニが階級差を超えて優勝を果たしました!




text and photo by Takashi Umezawa



2010年07月06日

ムンジアル2010:Tシャツあれこれ!

こないだのパン選手権のときに入手したTシャツをここで紹介したらなかなか好評だったので、今回もムンジアルで新たに入手したTシャツを公開します!

また今回も定番の選手配布用から非売品のスタッフ用、そしてなかなか入手が難しいレアなチームTシャツまでいろいろゲットしてきました!

まずはお約束の定番アイテム、大会記念の選手配布用Tシャツです。

このTシャツはムンジアルの出場者全員に配布される大会参加記念的なもの。

IBJJF主催大会ではほぼ毎回、このような大会記念Tシャツが出場選手に配布されるのです。

今大会のは従来のプロギア製作ではなくIBJJFが独自に発注、製作したものらしくデザインからボディ、販売まですべてが変わっていました。

まずデザインですが、従来のものよりもややスタイリッシュになったので個人的にはお気に入り。

ですがボディがややペラペラで薄い生地なのがいただけません。

これは何回か着てたらすぐにヘタってしまうのでは?!

まあ自分の場合は着るのはほんの数回ですぐにコレクションとして保存してしまうのでいいんですけどね。

また会場では一般販売もされていてグレイシーマガジンのブースの横にIBJJFのテーブルが出店されていて、そこで$25で販売されていました。

が、選手以外にも欲しがる人が多かったようで大会3日目にはほぼ完売状態で小さいサイズしか残っていなかったのを確認しています。

またカードが使えずに現金オンリー、というのがカード社会のアメリカでは珍しい。

他のブースではしっかりカード対応してたのにIBJJFのテーブルではダメでキャッシュオンリーでした。

だから自分用の1枚のみの購入になっちゃいました。





ムンジアル記念Tシャツ。
鮮やかなブルーのボディでスタイリッシュなデザインに大きく変貌。
個人的にはかなり気に入ってます!




バックプリントのスポンサーロゴもやや小さめ。




これはBudo videos製作の非売品スタッフTシャツ。
オフィシャルのデザインを踏襲しつつ独自デザインでさらにシンプル。
ボディカラーは濃紺です。




バックプリントもシンプルでBudo videos関連会社のロゴのみを配置。
これはこれでいい感じです。




これはホイラー・グレイシー率いるグレイシーウマイタのチームTシャツ。
シャンジやロバトが所属するチームです。




バックプリントにはウマイタのクラシックなロゴが2つ並んでプリントされてます。
これは最近の柔術衣の背中のパッチの配置に似てますね。




フロントプリントの中央部分のアップ。
ウマイタ・ロゴがグレイシーの三角ロゴを囲んでるデザイン。
なかなか凝ってます!




このTシャツをくれたのはウマイタ女子部のヘッドコーチ、レティシア・ヒベイロ。
レティシアは今秋のアジアチコに初来日するかも?!




これはアリアンシのチームTシャツ。
チームのスポンサーであるBio FenacとKeikoのロゴが肩にプリントされてます。




バックプリントは見慣れたアリアンシの三角ロゴ。
その下にBio Fenac、Keikoのロゴが連なります。




大会最終日にはチームの全員が同じチームTシャツを着て応援合戦になるのです。
アリアンシ・リオデジャネイロ代表のアレッシャンドリ・パイヴァももちろん着用!




チーム優勝した後にはみんなが集まって記念撮影。
その全員がチームTシャツを着用!
まさにチームのユニフォーム的な感じですね。



このようにムンジアルではウマイタ、アリアンシ、そしてバッハの2強チームがみんな揃いのTシャツ着用でスタンドに陣取ってやかましく応援合戦になるのです。

日本にはまだここまで大規模なチームTシャツ着用の風習は取り入れられてませんが、今年は2年に1度のアジアチコ・イヤー。

もしかしたらアジアチコでチームTシャツの着用ブームが来るかもしれませんね。



2010年07月05日

ムンジアル2010:黒帯メジオ級準々決勝 クロンvsセルジーニョ

今回はムンジアル2010・黒帯メジオ級準々決勝、クロン・グレイシー(グレイシーウマイタ)VS セルジオ・モラエス(アリアンシ)の模様をお届けいたします!

この両者は2008年ムンジアル一回戦で対戦しています。

当時、クロンは黒帯昇格後、黒帯初試合でした。

茶帯時代の圧倒的な強さで早速活躍が期待されていましたが、無名のセルジーニョの前にまさかの一本負け!

セルジーニョはこの勝利を足がかりに勢いに乗り、なんと優勝しています。

★その時のレポートはコチラから!

2年間で両者の実績は大きく開いてしまいました。

2008年のムンジアル制覇で一躍有名選手の仲間入りしたセルジーニョは、2009年のムンジアルも同門のマルセロ・ガルシアと優勝をシェアしています。

一方のクロンは2009年のパン選手権でかろうじて準優勝し、表彰台に立てたものの、2009年のムンジアルではルーカス・レイチに敗退し、ベスト16で姿を消しました。

そして今年のパン選手権では伏兵アブマー・バルボーザ(ドライズデールBJJ)に良いところなく敗退しています。

クロンはどこまで差を縮められたでしょうか。

因縁の再戦が遂に実現です!



試合以外では陽気なセルジーニョ。
流石に試合ともなると静かに闘志を燃やします。




クロンも落ち着いているようです。




試合開始!
組み合う両者。




セルジーニョが片足タックルします。




テイクダウン成功!
セルジーニョが2ポイント先制!




クロンもすかさずスイープ!同点に追いつきます。




立ち上がろうとしたクロンに組み付くセルジーニョ。




そしてそのまま片足に組み付いて立ち上がります。




しかしセルジーニョがなんとか上下を入れ替えてポイント4−2!
この時点で4分半経過。




クロンが潜りつつスイープを狙います。




そのスイープが見事に決まり再び4−4の同点に!
6分半経過。




そしてそのままパスガードを仕掛けます。
大激戦の様相を呈してきました。




9分経過しても依然ポイント4−4の同点です。終盤足を極めにかかるクロン。深くは極っていないようです。




残り10秒、50/50からスイープ狙いのセルジーニョ!




そのまま試合終了。
なんとこの瞬間にアドバンテージがセルジーニョに入ります!




ポイント4−4、アドバンテージ1−0。




またしてもセルジーニョが勝利です。
そして嬉しさを爆発させ、悪乗り!




悔しさを噛みしめるクロン。
またしても勝利をセルジーニョに阻まれることになりました。




セルジーニョが準決勝進出!
次はクラウジオ・カラザンス(ATOS)と対戦です!



text and photo by Takashi Umezawa


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2010年06月27日

現在発売中の「Fight&Life誌」にムンジアル特集掲載

7月23日に新発売されたばかりの「Fight&Life」誌にムンジアルの特集が6ページに渡り掲載されています。

今号では試合レポだけでなくムンジアルに初参戦を果たした元爛后璽僉悉子高生疆鮴麗歌子選手(ポゴナ・クラブジム)の滞在記がカラー2ページを割かれており、普通の試合レポとは一味違った面白いページになってるので、ぜひチェックして欲しいと思います。



湯浅選手の滞在記がカラー2Pで掲載!



このページの中で選手との記念写真を1枚だけ掲載してるのですが、他にも多くの有名選手と写真を撮ってるので、ここでその「没カット」を紹介しましょう。



2008年の世界王者、ルーカス・レプリ。
現在はNYのアリアンシで指導中。




ガロ&プルーマで2階級制覇したムンジアル王者、サムエル・ブラガ。
このアバクロのシャツは翌日も色違いを着てました!
アバクラー・サムエル!




マナウスの悪ガキ、カーロス・オランダ爛┘好ジート瓠
いつのまにかチェックマットに移籍してたエスキジート、相変わらずのハイテンションぶり!




グレイシーウマイタの総帥、ホイラー・グレイシー。
ホイラーを「誰ですか、この人?」って湯浅選手に言われたときにはビビッた!
柔術やっててあの偉大なホイラーを知らないとは!
世代の差を感じた瞬間でした。





トーランスにあるグレイシー・アカデミーではエリオの孫、ヒーロン・グレイシーと記念撮影。
キッズクラスの指導中にわざわざこっちに来てくれて撮影に応じてくれたヒーロン。
非常にナイスガイでした!




ヴィレイラ3兄弟の真ん中、ヒカジーニョ・ヴィレイラ。
試合から遠ざかっててややふっくらしてました。




常勝軍団・アリアンシを率いるホメロ・ジャカレ・カバウカンチ。
このムンジアルでコラル帯に認定されたグランドマスター。




パラゴン柔術のヒカルド爛侫薀鵐検璽縫祗瓮潺蕁次
フランジーニャは今年のパン選手権ではシニア2で黒メイオ&アブソの
2階級制覇してる現役選手です!




サラサラヘアーが印象的なイアン・マクファーソン。
本職は煙突屋さんです。




アリアンシで一番のお祭り男、セルジオ・モラエス。
世界王者なのに軽いノリが最高です!




ホジャー・グレイシーのお父さん、マウリシオ・ゴメス。
マウリシオもジャカレと同じくコラル帯に認定されたグランドマスターです!




DEEP Xに来日したライアン・ホールともムンジアルで再会。
当時は茶帯でしたが今は黒帯です。
でもライアンがしてるreversalの帯ベルトはいまだに茶帯!




試合には出てなかったけど仲間の応援で来場してたルイス・ビッグマック。
ビッグマックの名前の由来は「子供の頃にビッグマックばかり食べてたから」という、見た目そのまんまでヒネりなし!




最強の小さいオジさん、フェリッペ・コスタ。
やや崩壊気味のブラザの生き残り選手ですが、いまは週1でデラヒーバのアカデミーでも練習してるそうです。




出た!
最強のペナ級選手、コブリンヤ!
このムンジアルで現役引退しましたがコブリンヤの偉業は色褪せることはないでしょう。




爛好僖ぅ澄璽泪鶚瓧複團函璽譽后
昨年黒帯になったJT、実は湯浅さんの2つ上の21歳!
まだまだ若い!




昨年のワールドプロ優勝に続き今年は遂にムンジアル優勝というビッグタイトルを手にしたタルシス・フンフェリー。
これからさらなる活躍を期待!




言わずと知れたマルセロ・ガルシア。
マルセリーニョは会場でも大人気。
みんなに記念写真をせがまれてました。
いまマルセリーニョはオンライントレーニングのプログラム「MGInAction」をスタート。
詳細はコチラをチェック!





レーヴィ級に階級アップしたブルニーニョことブルーノ・フラザト。
再来日を熱望中もなかなか叶わず。




女性柔術家のレジェンド、レカ・ヴィエイラ。
かつては狃ヒクソン瓩噺討个賁掬┐鮓悗辰織譽も結婚&引退、久しぶりに会いました。
でも印象的なショートカットは当時のまま!





『Fight&Life』2010年8月号
880円で好評発売中!

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2010年06月23日

黒帯ガロ級:日本人選手の試合1・澤田真琴選手

澤田真琴選手(パラエストラ川越)はもともとプルーマ級を主戦場にして戦ってきましたが、昨年のパン選手権以降はガロ級に落として試合に参戦しています。

黒帯の実績としては2008年パン選手権マスター黒帯プルーマ級優勝の実績があります。

去年のムンジアルも今年のパン選手権も減量に非常に苦しんでいましたが、今回は減量もうまくいったようで調子がよさそうです。

<一回戦>
VS パブロ・ティシェイラ(ブラジリアンファイト)

パブロは、

2008年ヨーロピアン選手権 黒帯ガロ級 準優勝
2008年ヨーロピアン選手権 黒帯ガロ級 3位

の実績があります。

相手にとって不足はありません。


試合は澤田選手がガードを選択、フックガードの体勢を取ります。




その後、クローズドガードの体勢へ。




その後パスガードのアドバンテージをパブロが取得します。




しかし、この流れでカウンターでバックをとった澤田選手が絞めを狙います!
しばらく耐えたパブロでしたがタップ!




試合時間4:25、バックチョークで澤田選手が一本勝ち!
最終日の準々決勝にコマを進めました。次は2008年世界王者カイオ・テハ戦です!



<準々決勝>
VS カイオ・テハ(グレイシーエリート)


澤田選手、この試合に勝利すればメダルが確定する重要な試合です。




相手は元世界王者カイオ・テハ。
カイオはブルーノ・マルファシーニ(アリアンシ)に次ぐ強豪選手です。

2007年ブラジレイロ 3位
2008年ムンジアル 優勝
2009年ムンジアル 準優勝
2010年パン選手権 準優勝

といった素晴らしい実績をもっています。


準々決勝で大きな山場を迎えた澤田選手、試合前マットに大の字になり、天を仰ぎます。




試合はカイオが引き込んで開始。




そのまま一気に三角絞めに捉えます!




ですが絞めは深くはないようです。刻々と時間が経過していきます。




9分が経過しようとしていますが、三角絞めの体勢が続きます。
絞め疲れの表情が見え始めたカイオ。
試合時間は残り僅か!




9分半が経過しようとしたところでカイオがスイープ!




試合終了間際でカイオが2ポイント奪取!
2−0に。




そのまま試合終了。
座り込む澤田選手。




無念にも澤田選手が準々決勝で姿を消す結果となりました。
ちなみにカイオは準決勝でハファエル・フレイタス(グレイシーバッハ)の足を極めて決勝戦に進出しています。




text and photo by Takashi Umezawa


2010年06月22日

ムンジアル2010:黒帯ガロ級・大賀幹夫選手の試合

大賀選手といえば、2007年にインターナショナルマスター&シニアのシニア1黒帯プルーマ級で優勝し、日本人として初の黒帯国際タイトルを獲得したことは記憶に新しいでしょう。

そしてムンジアルでも2007年黒帯ガロ級3位に入賞しており、優勝の可能性は十分にあります。

<準々決勝>
VS マルセロ・ペレイラ(ノヴァウニオン)

対するマルセロはなんと12年前の世界王者。

最近試合をしていたかは不明ですが、主だった実績には以下のようなものがあります。

1998年ムンジアル黒帯ガロ級 優勝
2000年ムンジアル黒帯ガロ級 準優勝
2004年コパドムンド黒帯ガロ級 3位

いきなり強豪を相手にする大賀選手、果たしてどのような試合だったのでしょうか?

この試合に勝てば、昨年苦杯を舐めさせられた宿敵ブルーノ・マルファシーニ(アリアンシ)との対戦も控えています!




試合は大賀選手の引き込みから展開していきます。




マルセロは掴まれている袖を切りたいところですが、なかなか切れず大賀選手のガードワークに苦戦を強いられます。




そうこうしているうちに大賀選手が潜ってスイープ狙い。




そのスイープが見事に決まり大賀選手が2ポイント先制!
約6分経過したところで大賀選手がポイント2−0、アドバンテージ1−0とリード。




トップから攻める大賀選手。マルセロもさすが元世界王者、簡単にはパスさせてはくれません。




それどころか逆にスイープのお返し!ポイント2−2に追いつかれますがアドバンテージは1−0で大賀選手のリード。




しかし試合終盤、ハーフで固めるマルセロ。
ここでアドバンテージも追いつかれます。




そして試合終了。ポイント2−2、アドバンテージ1−1です。
中盤まで試合をコントロールしていた大賀選手が評価されるか、それとも終盤にハーフからの攻めでで好勢だったマルセロに軍配があがるのか?




レフリーは無情にもマルセロの手を挙げます。
やはり、終盤の印象がレフリーの中では強かったのでしょうか。
見方によっては大賀選手の勝利も十分にあり得る内容だったので非常に悔しい敗戦だったかと思われます。
ムンジアルは文字通り世界一を決める大会ですから黒帯の試合だけは一回戦からサブレフリーも使った判定が有れば良かったかもしれません。



今大会を最後に選手としては引退を表明した大賀選手。

残念ながらムンジアル優勝の悲願達成はなりませんでした。

ですが国際タイトルも獲得し、ムンジアルでも入賞と、幾多の活躍をされた偉大な選手です。

引退を惜しむ声も多数あるものと思われますが、選手としては一区切り。

本当にお疲れ様でした!




text and photo by Takashi Umezawa


2010年06月21日

サムエル・ブラガ、インタビューを格闘王国に寄稿

今年のムンジアルで黒プルーマを同門のパブロ・シウバとシェアしたサムエル・ブラガの試合後のインタビューを格闘王国に寄稿しました。

チェックしてみて下さい!


コチラから!

サムエルはガロ&プルーマの2階級制覇を果たした強豪でほぼ毎回、決勝戦に進出しています。

またガロとプルーマの2階級で黒帯ムンジアル王者になったのはこのサムエルの他にはホブソン・モウラの2選手しかいません。

特にプルーマ級に階級を上げてからは体も大きくなり持ち前のスピードにパワフルさをも兼ね備え、ムンジアルだけでなくパン選手権でも素晴らしい戦績を残しています。

ここでザッとサムエルのムンジアルでの戦績を振り返ってみましょう。

2004年、茶ガロで塩田歩に勝利して優勝、黒帯昇格。

その翌年の2005年には黒ガロで優勝を果たす。

2006年は3位に甘んじ階級変更を決意。

2007年からプルーマ級に階級を上げる。

2007年はホビーニョに敗れ準優勝も2008年は吉岡大に勝利して優勝、2階級制覇を達成。

昨年はギィ・メンデスに敗れ準優勝もきっちりと決勝戦に進出してるのはさすが。

このようにほぼ毎年、ムンジアルの決勝戦に進出しているという強豪中の強豪選手なのです。

元々はドラクリーノの門下生でミナスジェライスのベリリゾンチ出身ですが現在はアメリカに移住してきてアーカンソーで自らのアカデミーを運営しています。

このサムエルと初めて会ったのは2005年のムンジアルでのことです。

当時はガロ級だったサムエルはまだ体も細く薄汚い茶色がかったギで試合しており、最初の印象は「貧相なヤツ」というものでした。

ですがコパドムンドで準優勝、ムンジアルで優勝を果たし、その印象も「見た目はショボいけど強い!」というものに変わりました。

その後、ロサンゼルスでムンジアルが開催されるようになり、そこで会ったサムエルは別人のようにデカく立派になっていてびっくりしました。

それに流暢な英語を話すようにもなっていて、なんとなく洗練されたイメージでインテリさすら感じさせるように。

それでも人懐っこさは相変わらずで日本人を見れば笑顔で近寄ってくて「コニチワ!」とか「ドーモ!」とか片言の日本語で話しかけてくるナイスガイです。

そして結構プレイボーイで会場に金髪美女を帯同して来ることもしばしば。

それも毎回、違う女なんですよ!

聞くと「ヤツとは別れた。今はコイツだぜ!」みたいな。

さすがブラジリアン、女性関係にはアグレッシヴなようです!

そんなナイスガイ&プレイボーイなサムエルはガロ、プルーマは日本人選手が多いので日本人と対戦することも少なくありません。

ですが日本人相手ではいまだ無敗という連勝記録を更新中。

なにげにジャパニースキラーぶりを発揮しています。

今年は後輩に優勝を譲り準優勝でしたが、また来年もムンジアルの優勝戦線に絡んでくることは明白。

またMMA挑戦も検討しているようで今後もサムエルの動向には注目です!



2010年06月20日

ムンジアル2010:黒帯プルーマ級・柳沢友也選手の試合

柳沢友也選手(PUREBRED)はしばらく試合には出場していない時期がありましたが、昨年の東京国際で試合に復帰、アダルト黒帯プルーマ級で見事優勝を果たしています。

そして今年のヨーロピアン選手権では準決勝でギィ・メンデス(ATOS)と対戦しました。

その試合では現役の世界王者相手にアドバンテージ差の勝負を演じ、敗れはしたものの3位入賞を果たしています。

それでは柳沢選手のムンジアルでの試合の模様を紹介します!

<一回戦>
VS ジョン・ラミレツ(カーウソン・グレイシー)


1回戦の相手はジョン・ラミレツ。
ジョンはプロ柔術GIにも来日したことがある選手で軽量級のテクニシャン。
アブダビ・ワールドプロ柔術のアメリカ代表でもあります。
まずは柳沢選手が引き込みました。




そしてスイープが炸裂!
開始1分半で2ポイントを先制します。




その後もトップポジションから猛攻をしかけ、ポイントにはいたらないものの、着実にアドバンテージを重ねていきます。




足関節を仕掛けるなど矢継ぎ早にアタックし続ける柳沢選手。




ジョンもスパイダーガードなどから反撃を試みますがポイントまでは至らず。




柳沢選手がポイント2−0で勝利、二回戦にコマを進めました!
次はサムエル・ブラガ戦です!



<二回戦>
VS サムエル・ブラガ(グレイシーバッハ)

2回戦はなんと二階級制覇の世界王者、サムエルが相手です。

この試合、激しいスイープが交錯し大会屈指の名勝負となりました。




柳沢選手がスイープをすれば、




サムエルが体をうまく回転させスイープのお返し!




そしてパスガードを狙うサムエル。




ですが柳沢選手も鉄壁のガードでサムエルに付け入る隙を与えません。




そしてカウンターでかまたもスイープ!




5分半経過したところで柳沢選手がポイント6−4で柳沢選手がリード!




しかしサムエルもポイントを重ねていきます。
9分経過時点でサムエルが2回のスイープで逆転、ポイント8−6に。
残り1分を切り、柳沢選手ピンチですが、なんと9分の時点で試合時間が止まったまま30秒ほど試合が続行されます。
柳沢選手、この時間をうまくいかせるでしょうか?




しかし、残り時間わずかのところで、サムエルのヒザ十字を回転しながらエスケープしたことが場外逃避とみなされまさかの失格。




試合時間9:22(実際は30秒ほど時計が止まっていたので10分ギリギリだったものと思われます)にして、サムエルに惜しくも敗退。




柳沢選手の2010年ムンジアルは非常に悔しい形で幕を閉じました。



このように柳沢選手は元世界王者のサムエル・ブラガを相手に一歩も引かずにスイープを何度も成功させポイントの取り合いを演じるという大会屈指の名勝負を展開。

今回は惜しくも敗れてしまいましたが、世界王者に肉薄した実力を見せました。

本当に惜しい形で敗れてしまった柳沢選手、来年のムンジアルこそ表彰台に上がって欲しいです!




text and photo by Takashi Umezawa


2010年06月16日

ムンジアル2010:茶レーヴィ/ホベルト・サトシ、優勝の軌跡 その3

準々決勝でザック・マックスウェル(グレイシーウマイタ)と事実上の決勝戦を行い、大激戦の末に劇的勝利を挙げたサトシ。

このまま優勝を手にすることができるでしょうか?

続いて準決勝と決勝の試合を紹介します!

<準決勝>
VS ハファエル・コスタ(グレイシーバッハ)



なんと開始20秒でバックを取るサトシ!




4ポイント先制です。




バックを逃れたハファエルですがサトシ優位は変わらず。




またサトシがパスガードに成功。
ポイントは7−0になります。




一旦オープンガードに戻されるサトシですが次の展開を伺います。




ハーフガードの体勢からパスガードを狙います。




それをハファエルが嫌ったところでバックへ。
そして一気に送り襟絞め!




勢いに乗るサトシは準決勝もハファエルに何もさせず、14−0の状態から4:25送り襟絞めで一本勝ち決勝進出!



<決勝>
ピーターの過去の実績に目立ったものはありませんが、ムンジアルの舞台で決勝戦まで上がってくる選手、隠れた実力者といってよいでしょう。

もしサトシがこの試合に勝てばムンジアル青、紫、茶の色帯全制覇の快挙が懸かった大事な試合です!



VS ピーター・ルネツ(ノヴァウニオン)




サトシが引き込みます。




サトシがすぐさまスイープ!




そしてバック!




そのまままたも送り襟絞めが炸裂!ピーターはたまらずタップ。




試合時間は3:29。




勝利が決まりサトシは応援席に向かって雄叫び!




親交の深いATOS勢に向かってポーズを取ります。




ホベルト・サトシが5試合を勝ち抜き見事茶レーヴィを制しました!




試合直後に3兄弟で記念撮影!




優勝 ホベルト・サトシ(ボンサイ)
準優勝 ピーター・ルネツ(ノヴァウニオン)
3位 ハファエル・コスタ(グレイシーバッハ)、ダスティン・アクバリ(カッシオ・ウェルネック)




優勝したサトシのインタビューはコチラから!



text and photo by Takashi Umezawa


2010年06月15日

ムンジアル2010:茶レーヴィ/ホベルト・サトシ、優勝の軌跡 その2

茶レーヴィの優勝候補同士が準々決勝で激突です。

この試合が事実上の決勝戦と言っても過言ではありません。

ザックは昨年のムンジアル茶ペナを圧倒的な力で勝ち上がり、優勝しています。

さらに今年のパン選手権ではアダルト茶レーヴィを5試合中4試合で一本勝ちを収め、これも優勝という強豪中の強豪選手です。

試合展開の予想すら困難な注目の一戦です!


試合前、不敵な笑みを浮かべるザック。




天を仰ぐサトシ。




<準々決勝>
ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ)
VS 
ザック・マックスウェル(グレイシーウマイタ)
まずはザックが引き込み。スイープ狙う。




ハーフから腕を極めにかかるサトシ!
サトシがアドバンテージを取得。




凌いだザックが立ち上がってタックル!
耐えるサトシ。




場外になりスタンドでの再開へ。




ここでなんとザックが飛びつき三角!
深くは極まっていないようですが危険な状態です。




サトシなんとかエスケープ。
ここでザックにも三角絞めのアドバンテージ。




2分半経過




サトシ、パスガードを狙うもザックのまもりが非常に固い。
ですがパスのアドバンテージを重ねてサトシがリード。
ポイント0−0、アドバンテージ3−1、4分半経過。




ガードの体勢になるザック。




それを潰してまたも腕を極めにかかるサトシ!




しかし、しつこく極めにこだわりすぎでサトシがスイープされてしまいます!




ザックが遂に2ポイント先制!サトシ危うし。
6分半経過。




スイープ狙いのサトシ。




これを嫌ったザックがスタンドになったところに渾身の力を込めてテイクダウン!




試合終了間際で同点に追いつくサトシ!
アドバンテージは5−1でサトシがリード。




このまま試合終了でサトシの劇的勝利!
ポイント2−2、アドバンテージ5−1。




歓喜のサトシ!




がっくりとうなだれるザック。




サトシが準決勝進出です!



text and photo by Takashi Umezawa



2010年06月14日

ムンジアル2010:茶レーヴィ/ホベルト・サトシ、優勝の軌跡 その1

昨年のムンジアル紫レーヴィを見事に制覇したホベルト・サトシ・ソウザ。

ソウザ3兄弟の末弟でまだ茶帯ではありますが、その実力はすでに黒帯レベルと言われています。

ムンジアルは青、紫ですでに優勝しているので茶帯でも優勝すればすべての色帯で優勝という偉業を果たすことになります。

しかし茶帯ともなれば黒帯予備軍の強豪揃い。

日系ブラジリアン最強の呼び声が高いサトシといえども一筋縄ではいかないはずです。

それではサトシの試合模様を1回戦から完全詳報でお届けします!


<一回戦>
VS アレックス・ミードウス(アリアンシ)

一回戦の相手はアリアンシのアレックス。

無名の選手ですが、名門アリアンシを代表して出場してくる選手、侮れません。


サトシが引き込んでスイープ!




サトシが2ポイント先制です。




そしてバックマウントで6−0に。




バックを一度エスケープしたアレックス。しかしパスガード、再びバックを許し13−0でサトシの大量リード!




そのままバックチョークでタップ!




試合時間5:14、一本勝ちで二回戦に進出です!




<二回戦>
VS カーロス・サントス(GFチーム)




速攻のテイクダウンを決めたサトシ。
そのままサイドポジションになり、相手の腕を抱えます。




そしてアームロック!




アームロックはなんとかエスケープしたものの、サトシはそこから送り襟絞めを極めて一本!




試合時間2:31、またも一本勝ちで準々決勝進出。
次の相手は昨年度のムンジアル王者にして今年のパン王者という強豪、ザック・マックスウェルです!



text and photo by Takashi Umezawa



2010年06月12日

ムンジアル2010:グレイシー・エリート・チーム

今年のムンジアルで新しいチームがデビューしました。

それはグレイシー・エリート・チームです。

これはヘンゾ、ヒリオン、シーザー、ハウフ、ハイアン&ゴルドの混成チームで彼らはヘンゾの兄弟とその系列的な血筋のグレイシー系アカデミーです。

今大会の主な優勝&入賞選手は主な選手はキーラ・グレイシー、カイオ・テハ、セルソ・ヴィニシウスらがいます。

これまでキーラはヘンゾ・グレイシー、カイオはシーザー・グレイシーまたはグレイシーファイター、そしてセルシーニョはハイアン・グレイシーの所属で試合に出場していました。

その主要選手が同じチーム名の下にムンジアルに出場し、大きな注目を集めましたが、惜しくもチーム入賞はできませんでした。

それでも色帯では多くのカテゴリーに入賞・優勝者を輩出、それなりの成功を収めたといっていいでしょう。

会場にはヒリオン・グレイシーがコーチ役として来場し、アドヴァイスを選手に送っている姿が印象的でした。

このチームは今後も継続して活動していくようなので、これからの躍進に期待しましょう。



新チーム「グレイシー・エリート・チーム」所属で
ムンジアルに出場したキーラ・グレイシー。
女子・茶黒レーヴィで優勝、アブソで3位入賞を
果たしました!



2010年06月11日

ムンジアル2010:女子茶黒レーヴィ級決勝戦 キーラvsルアナ

現在の女子柔術界の顔とも言えるこの二人、実はこれまで何度か対戦しており因縁浅からぬ関係です。

2008年ムンジアルから3年連続で決勝戦がこのカードということがそれを物語っています。

対戦成績ですが、

2008年・キーラ勝利
2009年・ルアナ勝利

と、勝ったり負けたりの関係です。

そして前日に行われたアブソルート級でも両者の対戦は実現。

その試合はスイープ&パスでルアナが5−0で勝利しています。



アブソルート準決勝ではルアナが引き込みからスイープに成功。
そしてパスガードも決めて5−0で勝利。




キーラ相手に2連勝を果たしました!



キーラに完勝したアブソルート級の試合を見る限り、ここ一年でルアナが大きく実力をつけたような印象があります。

実際に昨年のムンジアル以降の試合でルアナは勝ちまくっているのです。

ムンジアル、ADCC、パン、ワールドプロ、ブラジレイロと連勝に次ぐ連勝です。

そんなルアナの絶対的有利と予想されるこの試合、一体どちらが制するのでしょうか?



女子茶黒レーヴィ級決勝戦
キーラ・グレイシー(グレイシーエリート)
VS 
ルアナ・アズギエル(アリアンシ)




まずはルアナが引き込み!




キーラはすかさずパスガードを狙います。




担いでルアナをひっくり返すキーラ。ルアナもキーラを顔を押してなんとか凌ぎます。




パスしかかるキーラですが間一髪でルアナがエスケープ成功!
ポイントには成りませんでしたがキーラにパスガードのアドバンテージが1つ入りました。
2分経過。




一旦がぶってさらにアタックを仕掛けるキーラ。




ルアナはなんとかクロスガードの体勢に持ち込みます。




クロスで呼吸を整え、逆転の機会を伺うルアナ。




3分経過したところでルアナにスイープのアドバンテージが入り、ポイント0−0、アドバンテージ1−1の同点に!




キーラのサポート役のホジャー・グレイシー。自分の試合前なのにそっちのけで声援を送ります。




クロスが割れるとキーラがクロスニーパス!




ルアナは凌ぐことで精一杯になってきます。




ここで試合終了。




スコアはポイント0−0、アドバンテージ1−1の同点!レフリー判定です。




試合を終えて判定を待つキーラ。




ルアナも静かに勝者のコールを待ちます。




そしてレフリーはトップからのアタックを評価しキーラの手を挙げる!




昨年のムンジアル決勝、前日のアブソルート級でのリベンジを果たし、喜びを爆発させるキーラ!
会場からも暖かい拍手!




最後は勝利者インタビューに答えるキーラでした。
ちなみにインタビュアーはBudoVideos.comのファウンダーのジェイク・マッキー氏。
ナイスガイです!


text and photo by Takashi Umezawa


2010年06月10日

ムンジアル2010:黒プルーマ・準々決勝 松本義彦vsサムエル・ブラガ

今年ムンジアルに参戦した日本人選手の中でも吉岡大選手、佐々幸範選手と同様、メダル獲得が期待されていた松本選手。

大会3日目に一試合行う予定でしたが、相手選手が現れず不戦勝となり、ベスト8以降が試合を行う最終日にコマを進めてきました。

松本選手は2008年のムンジアル茶帯プルーマ級を優勝、2009年は黒帯で日本人選手初となるパン選手権優勝を果たすなど確かな実績を携えています。



松本義彦(総合格闘技道場STF)


1回戦は対戦相手が現れずに不戦勝となり、いきなりベスト8・準々決勝戦からの試合出場となりました。

その相手はサムエル・ブラガ。

サムエルは黒帯ガロ級、プルーマ級の二階級制覇王者で昨年もプルーマ級決勝戦まで残り、ギィ・メンデス(ATOS)と優勝を争いました。

惜しくも敗れたその試合後に挑発行為を行ったギィを突き飛ばし、準優勝の戦績を剥奪されてしまいました。

そしてさらに一年間の出場停止処分を受けており、このムンジアルが復帰戦でもありました。

今大会3日目では柳沢友也選手(PUREBRED)と大接戦を演じており辛くも勝ち上がりましたが優勝に向けてのコンディションは上々のようです。



サムエル・ブラガ(グレイシーバッハ)



松本選手、元世界王者を打ち破って日本人表彰台一番乗りを果たすことはできるでしょうか?!




黒帯プルーマ級準々決勝
松本義彦(総合格闘技道場STF)
VS 
サムエル・ブラガ(グレイシーバッハ)
低く構えるサムエルに対し、タックルの機会を伺う松本選手。




松本選手のタックルとサムエルの引き込みが交錯します。
そして即座に潜るサムエル。




松本選手は巧みにサムエルの潜りを潰していきます。




ガードから巧にバックを狙いにいくサムエル!




しかしここはしっかりと踏ん張った松本選手がなんとか凌ぎます。




執拗にもぐり続けるサムエル。
松本選手は切り返してパスガードを狙います。




ですが、ここでサムエルがカウンターの三角絞め!
この三角は即座に外した松本選手ですが、続けざまにサムエルが小手絞りを狙います。
かなり苦しそう松本選手。




三角、小手絞りの連携を見せたサムエルにアドバンテージが入ります。




なんとか極めを逃れた松本選手。
一旦一呼吸置きます。




松本選手は噛み付きパスを狙いますがサムエルは付き合いません。




続けざまにかついでパスをしようと試みるものの、サムエルのガードをなかなかパスできず。




終盤になると安全運転モードに入ったサムエルががっちりクロスガード!
ディフェンシブになったサムエルのガードをなかなか割ることができません。




立ち上がってクロスを割ろうとしたところで無情にも試合終了。




結局ポイントは入らず、アドバンテージ0−1でサムエル勝利。




松本選手は本来の動きをすることができず悔しさをあらわにします。




なんとマウスピースをマットに叩き付けました!




去年はサムエルがサスペンドを食らいましたが今年は危うく松本選手がサスペンドを食らうとこでした!




レフリーがサムエルの手を上げ、勝利確定。
うなだれる松本選手。





試合後はショックでマット上からしばらく立ち上がることができないほどの状態。
こうして松本選手のムンジアル挑戦が幕を閉じました。



<試合後の松本選手の感想>
「完敗でした。

アドバン0-1以上の差を感じました。

ポイントも入っていませんが、それ以上の実力差があったと思います。

調子はかなり良くて、序盤はいけると思っていました。

やっている最中は、途中でチャンスは巡ってくると思っていましたし。

自分の場合、ハーフやバックを取るのが得意なパターンなのですが、そこに行き着くまでが近くて遠い感じがしました。

本当に悔しいです。

今回タイトルをとって柔術に区切りをつけるつもりだったんです。

優勝するつもりだったので、最終日に食べるための赤飯までアメリカに持って行きましたしね。

応援してくれた人達のためにも勝ちたかったです。

そして影で自分のことをよく言わない人達も見返したかったんですがダメでしたね…。

来年挑戦するかはわからないです。

柔術は今後も練習レベルならやりますが、純粋に柔術のみをやることはもうないと思います。

冬場は寒いので道衣を着た練習も行うかもしれませんが。

たくさんの応援、ありがとうございました。」



text and photo by Takashi Umezawa



2010年06月09日

ムンジアル2010:黒帯ペナ級・佐々vsコブリンヤ

昨年の雪辱を晴らすべく、そして頂点を極めるために今年もムンジアル参戦した佐々選手。

一回戦の相手は2008年のアメリカ選手権シニア1黒帯ペナ級で優勝の実績があるジェレミーでした。

この試合に勝てばコブリンヤへの雪辱戦に進出です。



黒帯ペナ級一回戦
佐々幸範(パラエストラ東京)
VS 
ジェレミー・ギーガ(グレイシーバッハ・アメリカ)
開始早々佐々選手が引き込みます。




そのまま相手の背後へ回り、




そして一気に送り襟絞め!
ジェレミーはたまらずタップ。




試合時間ジャスト1:00!




佐々選手が一本勝ちで二回戦進出です!




黒帯ペナ級二回戦
佐々幸範(パラエストラ東京)
VS 
フーベンス・シャーレス爛灰屮螢鵐筬瓠淵▲螢▲鵐掘




昨年は試合時間にして5分、送り襟絞めでコブリンヤに敗れている佐々選手。
前回は完敗でしたが、日本最強のペナ級選手の呼び声高い佐々選手のこと、今回はきっちり修正してきていることでしょう。




試合はコブリンヤが引き込む形でスタート。
佐々選手は引き込みにあわせてクロスニーパスを仕掛けます。




ですがコブリンヤが佐々選手の右足を抱え、左足を蹴ってスイープ!
2ポイントを先制します。




そのままパスガードに成功したコブリンヤが3分経過したところで5−0とリード。




そして昨年と同じようにバックを取り、9−0に。




さらに攻撃の手を緩めることなく送り襟絞めを狙います。




かなり深く極まっているように見えましたがなんとか脱出!




試合終盤、さらにスイープ、パス、バックを許しコブリンヤが18−0にしたところで試合終了。




またも佐々選手がコブリンヤの前に二回戦で姿を消しました。日本最強ペナ級選手でも歯が立たないコブリンヤ、一体どれだけ強いのでしょうか?!








text and photo by Takashi Umezawa


2010年06月08日

ムンジアル2010:黒帯ペナ級決勝戦、ハファvsコブリンヤ

因縁の対決が決勝戦で実現!

コブリンヤは今回のムンジアルで第一線を退くことを表明しており、勝てば黒帯ペナ級で前人未到の5連覇という最高の形での引退になります。



フーベンス・シャーレス爛灰屮螢鵐筬瓠淵▲螢▲鵐掘


ですが相手はハファエル・メンデス。

昨年はアブダビワールドプロ柔術でハファが勝利、その後のムンジアルでは準決勝でコブリンヤが辛くもレフリー判定でハファを降しています。




ハファエル・メンデス(ATOS)


続くADCCでは決勝戦でハファが再び勝利、そして今年5月に行われたブラジレイロでもハファが勝利。

ムンジアル4連覇で最強ペナ級選手の名声をもつコブリンヤですが、ここ最近の成績では明らかにハファに分があります。




黒帯ペナ級決勝戦
フーベンス・シャーレス爛灰屮螢鵐筬瓠淵▲螢▲鵐掘
VS 
ハファエル・メンデス(ATOS)
試合開始!
両者とも独特の低い構えで緊迫感溢れる間合いの取り合いを展開します。




ハファが先制で引き込む!




そのまま潜ってスイープを狙います。




しばらく耐えるコブリンヤですが2分半経過したところでハファが完全にスイープ!
ハファが2ポイントを先制します。




先取点を許したコブリンヤ、スイープのお返し!
3分半経過したところで2−2の同点になりました。




追いつかれたハファはコブリンヤの道衣をがっちり掴んでその動きを固めて体勢を作り直します。




そして一旦体勢を整えたところでハファが足関節狙い!
ここでアドバンテージがハファに入ります。




足を狙い続けさらにアドバンテージを重ねポイント4−2、アドバンテージ2−0でハファがリード。




コブリンヤも足を取り返しにかかりますがハファはそれに付き合わず、潜ってスイープを狙います。
この時点で6分経過。




一度はうまく凌いだコブリンヤですが、ハファはその道衣の裾を掴んで足を殺し、再びスイープ!
4−2でハファがリード!
6分半経過。




ですがすかさずコブリンヤが潜ってスイープ!
ポイント4−4に追いつきますがアドバンテージ2−0でハファが依然としてリード。
7分経過。



まだコブリンヤに逆転の余地はありますが、ハファは50/50で固めに入ります。




絡んだ足を抜くことができないコブリンヤ。
体を回転させてハファの足を極めにかかります。
このアクションでアドバンテージがコブリンヤに入りポイント4−4、アドバンテージ2−1。
7分半経過、依然としてハファがリード!




ハファも足を狙い、アドバンテージ3−1と再びコブリンヤが引き離されます。
そのまま試合終了まで足の取り合いが続き、最終的にはポイント4−4、アドバンテージ5−3でハファが勝利!




試合終了後、マットに座り込みショックを隠しきれないコブリンヤ。




対照的にハファはATOSの応援団のところにダイブ!
ATOS勢はお祭り騒ぎです。




ハファエル・メンデスが黒帯でムンジアル初優勝を果たしました!




コブリンヤ、最後の試合を有終の美で飾ることはできませんでした。

そしてムンジアル5連覇もならず。

ハファの勝利によりペナ級新時代が到来したといってもよいでしょう。

コブリンヤも最後の最後で負けはしましたがその栄光には変わりありません。

今後は指導者として後進の育成に尽力するようなのでコブリンヤの教え子がハファとムンジアルの決勝で激闘を繰り広げる日もそう遠くないかもしれません。





text and photo by Takashi Umezawa



2010年06月07日

ムンジアル2010:大会最終日・主な結果

ムンジアル最終日の主な結果です。


ガロ
優勝  ブルーノ・マルファシーニ
準優勝 カイオ・テハ




プルーマ
優勝  パブロ・シウバ
準優勝 サムエル・ブラガ
※同門優勝




ペナ
優勝  ハファエル・メンデス
準優勝 フーベンス・シャーレス爛灰屮螢鵐筬




レーヴィ
優勝  マイケル・ランギ
準優勝 セルソ・ヴィニシウス




メジオ
優勝  マルセロ・ガルシア
準優勝 クラウジオ・カラザンス




メイオペサード
優勝  タルシス・フンフェリー
準優勝 ホムロ・バハル




ペサード
優勝  ベルナルド・ファリア
準優勝 シャンジ・ヒベイロ




スペルペサード
優勝  ホジャー・グレイシー
準優勝 ヒカルド・デメンチ




ペサディシモ
優勝  ホドリゴ・カバカ
準優勝 ホベルト・アヴェルー爛汽ぅ棔璽悪




アブソルート
優勝  ホジャー・グレイシー
準優勝 ホムロ・バハル
※ホミーニョ負傷のため不戦勝




女子プルーマ
優勝  ビアンカ・バヘット
準優勝 ファビアナ・ボルジェス




女子ペナ
優勝  レティシア・ヒベイロ
準優勝 ソフィア・アマランテ




女子レーヴィ
優勝  キーラ・グレイシー
準優勝 ルアナ・アズギエル




女子メジオ
優勝  ヒラリー・ウイリアムス
準優勝 キャロライン・デ・ラセール




女子メイオペサード
優勝  ミッシェル・ニコリニ
準優勝 ペニー・トーマス




女子ペサード
優勝  ガブリエレ・ガルシア
準優勝 カトリーナ・ウェルバックナー




女子アブソ
優勝  ガブリエレ・ガルシア
準優勝 ルアナ・アズギエル
※同門優勝



2010年06月06日

ムンジアル2010:最終日の対戦表


★ガロ
ハファエル・フレイタス爛丱薀伸
vs
ベルナルド・ピテウ

澤田真琴
vs
カイオ・テハ

ホジェリオ・タボルダ
vs
フェリッペ・コスタ

マルセロ・ペレイラ
vs
ブルーノ・マルファシーニ

★プルーマ
パブロ・メロ
vs
ダニエル・ベレーザ

パブロ・シウバ
vs
セバスチャン・ラリ

サムエル・ブラガ
vs
松本義彦

ラエルシオ・フェルナンデス
vs
サミール・シャントレ

★ペナ
コブリンヤ
vs
セオドロ・カナル

マリオ・ヘイス
vs
ヘナン・ボルジェス

ハファエル・メンデス
vs
ライアン・ホール

デニウソン・ピメンタ
vs
植松直哉

★レーヴィ
マイケル・ランギ
vs
ハファエル・バルボーサ

JTトーレス
vs
ドゥリーニョ

セルシーニョ
vs
ブルーノ・フラザト

アウグスト・メンデス
vs
ルーカス・レプリ

★メジオ
マルセリーニョ
vs
ムリーロ・サンタナ

カイロン・グレイシー
vs
ビル・クーパー

セルジーニョ
vs
クロン・グレイシー

ルーカス・レイチ
vs
クラウジオ・カラザンス

★メイオペサード
エドゥアルド・テレス
vs
オタービオ・ソウザ

タルシス・フンフェリー
vs
ニヴァウド・オリヴェイラ

グスタヴォ・カンポス
vs
ファビアノ・ソウザJr.

ホミーニョ
vs
ディエゴ・ヘルゾグ

★ペサード
シャンジ
vs
アレッシャンドレ・ソウザ

レオナルド・ノゲイラ
vs
ホドリゴ・ピンネイロ

ベルナルド・ファリア
vs
アドリアノ・マシエル

ハファエル・ロバト
vs
ジョアオ・アシス

★スペルペサード
ホジャー・グレイシー
vs
ウォルター・ヴィタウ

ブルーノ・バストス
vs
フェリッペ・パセス

ヒカルド・デメンテ
vs
アウグスト・フェラーリ

ホベルト・トゥッサ
vs
マルセル・フォーチュナ

★ペサディシモ
ペジパーノ
vs
ホドリゴ・カバカ

マイケル・ウィルソン
vs
アントニオ・ペイナウド

ガブリエル・ヴェラ
vs
ホベルト・サイボーグ

アントニオ・ブラガ・ネト
vs
マーシオ・コウレタ

★アブソルート
ホジャー・グレイシー
vs
ホミーニョ

★女子
プルーマ
レティシア・ヒベイロ
vs
ソフィア・アマランテ

ペナ
ビアンカ・バヘット
vs
ファビアナ・ボルジェス

レーヴィ
キーラ・グレイシー
vs
ルアナ・アズギエル

メジオ
キャロライン・デ・ラセール
vs
ヒラリー・ウイリアムス

メイオペサード
ペニー・トーマス
vs
ミッシェル・ニコリニ

ペサード
ガブリエレ・ガルシア
vs
カトリーナ・ウェルバックナー


アブソルート
ルアナ・アズギエル
vs
ガブリエレ・ガルシア




ムンジアル2010:3日目の主な結果


ムンジアル3日目の主な結果です。

★茶帯
ガロ
優勝・芝本幸司(トライフォース柔術アカデミー)
3位・小林史明(アライブ)、岡村和佳(パラエストラ東京)

プルーマ
準優勝・平田勝裕(パラエストラ川越)

ペナ
3位・中塚靖人(グレイシーバッハ東京)

レーヴィ
優勝・ホベルト・ソウザ(ボンサイ柔術)

★黒帯
ガロ
澤田真琴(パエラエストラ川越)
1回戦・裸絞めで一本勝利・準々決勝進出

大賀幹夫(ねわざワールド)
1回戦・レフェリー判定負け

プルーマ
柳沢友也(PUREBRED)
1回戦・2ー0で勝利
2回戦・サムエル・ブラガに8ー6から足関節の場外逃避で失格負け

吉岡大(東京イエローマンズ)
1回戦シード
2回戦でレフェリー判定負け

生田誠(トラスト柔術アカデミー)
1回戦、6ー6、アドバン3ー2で負け

松本義彦(STF)
1回戦不戦勝により準々決勝進出

ペナ
佐々幸範(パラエストラ東京)
1回戦、1:00、送り襟絞めで一本勝利
2回戦、コブリンヤに18ー0で判定負け

植松直哉(クロスポイント)
1回戦、マルセリーノ・フレイタスが負傷により勝利
2回戦、アキレス腱固めで一本勝利、準々決勝進出

島崎公次(クラブバーバリアン)
1回戦、判定勝利
2回戦、マリオ・ヘイスにヒザ十字で0:16、一本負け

中村大輔(グラバカ柔術クラブ)
1回戦、腕十字で一本勝利
2回戦、ハファエル・メンデスに腕十字で0:46、一本負け

佐藤稔之(アカデミアアーザ)
1回戦、判定勝利も対戦相手の間違いで再戦
再戦でエドゥアルド・ラモスにバックチョークで一本負け


丹治章近(アKデミアアーザ)
1回戦敗退

レーヴィ
細川顕(アライブ)
1回戦、6ー2で判定負け

関口和正(PUREBRED)
1回戦、ギルバート・ドゥリーニョに0ー0、2ー0で判定負け

大内敬(パラエストラ小岩)
1回戦、0ー0、1ー0で初戦敗退

中山徹(トライフォース柔術アカデミー)
1回戦敗退

メジオ
時任琢磨(PUREBRED)
1回戦、絞めで一本負け

遠山拓則(パラエストラ東京)
1回戦、V1アームロックで一本勝ち
2回戦、ペジシュンボに17ー0で判定負け

マルコス・ソウザ(ボンサイ柔術)
1回戦、判定勝利
2回戦、腕十字で一本負け

岡晃一郎(岡柔術)
1回戦、6ー4で勝利
2回戦、セルジオ・モラエスに腕十字で一本負け

メイオペサード
入来晃久(レグナム)
1回戦、判定勝利
2回戦、オタービオ・ソウザにバックチョークで一本負け

★女子
プルーマ
阿部恭子(パラエストラ東京)
1回戦、腕十字で一本負け

ペナ
塩田さやか(AACC)
1回戦、ミッシェル・タバレスに3ー2で判定負け


2010年06月05日

ムンジアル2010:女子紫ペナ・渡辺菜穂子選手、3位入賞!

女子紫ペナに出場した渡辺菜穂子選手はトライフォース秋葉原スタイルズインフィニティー代表である渡辺直由選手夫人。

今回は夫婦でムンジアルに参戦してきました。

渡辺選手、一回戦はフィオナ・ワトソン(ノヴァウニオン)に勝利し、見事に準決勝に進出!

準決勝の相手はヒラリー・ウィット(グレイシーウマイタ)です。

ヒラリーは2007年のムンジアル女子青プルーマで準優勝、2008年のノーギムンジアル女子青紫プルーマ級では優勝している強豪です。



試合はしばらくスタンドでの間合いの取り合いに時間が費やされました。




先に仕掛けたのはヒラリーで、引き込んできました。




そこにパスガードを合わせる渡辺選手。
一時パスしかかるものの、ヒラリーに凌がれます。




そしてカウンターで三角!
しばらく耐え続けたものの、試合時間3:01無念のタップアウト。




準決勝敗退に終わりました。




残念ながら決勝進出はなりませんでしたが堂々の3位入賞!
お疲れ様でした!



text and photo by Takashi Umezawa




ムンジアル2010:紫ガロ・鶴巻陽司選手、3位入賞!

今回は紫帯ガロ級に出場した鶴巻陽司選手(AXIS)の試合模様をお届けしたいと思います。

鶴巻選手は2007年には全試合一本勝ちでムンジアル青帯ガロ級を制し、翌年のアジア選手権はアダルト紫帯ガロ級で優勝しています。



鶴巻陽司(AXIS)


日本人選手色帯ガロ級の中でも頭ひとつ抜き出ている感のある鶴巻選手、昨年もムンジアル紫帯ガロ級に出場しましたが、優勝したジャクソン・メロ・フェレイラ(現チェックマット、当時グレイシーバッハ)に敗退し、頂点を取ることができませんでした。

今年は優勝する可能性は十分あると思われます。

それでは一回戦の模様からお届けしたいと思います!




<一回戦>
一回戦の相手はジーザス・ゴンザレス(スピーディBJJ)でした。
スイープした後に引き込んで、ガードから絞めで一本勝ち!
圧勝でした。




<二回戦>
二回戦はヘンリー・イライベ(ブラザ)です。




互いに引き込みあいからスタートし、先に互いにスイープの2ポイントで同点の状態が続きます。




スタンドで再開した直後、鶴巻選手が飛びつき三角で攻め立て、そのままアドバンテージ差で勝利!




準決勝にコマを進めました。




<準決勝>
準決勝は強豪アリアンシのルーカス・セオドロです。




序盤から中盤までトップポジションからの攻めで試合を支配。




ですが3分過ぎにまさかの逆転の腕十字で一本負け!




優勝が期待されていただけに衝撃的な結末になってしまいました。




この勢いでルーカスは決勝も勝ち抜き見事優勝しています。




去年以上にハイレベルになっていた紫帯ガロ級、入賞した選手たちは誰が優勝してもおかしくない実力でした!




鶴巻選手、3位入賞で銅メダル獲得です!



text and photo by Takashi Umezawa





ムンジアル2010:直前インタビュー・大内敬&遠山拓則


大内 敬(パラエストラ小岩)

──出場した目的は?

「年も年なのですが、気力が続く限りは挑戦したいと考えていたからです。

パン選手権は自分の年齢カテゴリーで挑戦し、ムンジアルはアダルトのみなのですが挑戦します。」


──体調はいかがですか?体重は?

「体調は故障箇所が癒えていないところがあります。

騙し騙し練習していますが、そこはどの選手もケガの一つや二つはあるので問題ないです。

体重は今回は順調です。

パン選手権では10kg減量したのでその分余裕がありました。」


──試合に向けての練習などはしっかり積めていますか?

「今回はケガで3週間スパーリングできない期間があったのですが、故障を癒すいい機会になりました。

あとはいままでの経験値で勝負します。」


──試合に向けての練習で何か特別な工夫はしていますか?

「道場での指導が忙しいので特別なことはしていませんが、基本的には打撃を含むすべてのスパーリングに参加しています。」

──対戦したい選手、注意している選手はいますか?

「1回勝つと昨年の王者マイケル・ランギと戦えるはずなので楽しみです。」

──優勝する自信はありますか?

「5回勝てば優勝なので、出来る限りのことはして優勝を目指したいと思います。」

──最後に一言お願いします。

「道場生達に、勝っても負けても胸を張って報告できるような試合をしたいです。」




遠山 拓則(パラエストラ東京)

──出場した目的は?

「ムンジアルは自分の中で特別な大会なので、目的云々ではなくもともと出場する気持ちでいました。」

──体調はいかがですか?体重は?

「体調はバッチリです。

前回のパン選手権は風邪気味だったので。

体重は2キロアンダーでかなり余裕があります。」


──試合に向けての練習などはしっかり積めていますか?

「今回は基本的には出稽古無しでパラエストラ東京のみ朝練夜練の組み合わせ、たまにパラエストラ八王子でも練習することがありましたね。」

──試合に向けての練習で何か特別な工夫はしていますか?

「今回は神経系のトレーニング、スナッチと、ドロップセットを取り入れていました。

前はケトルベルのトレーニングをやっていたのですが、今回はやりませんでした。

ヒジを傷めてしまったので。」


──対戦したい選手、注意している選手はいますか?

「クロン・グレイシーとやりたくて仕方ないですね。

今回は2回勝てば戦えるはずなので楽しみです。」


──優勝する自信はありますか?

「6回勝つと優勝ですが、まずは2日目に残ることが目標です。

まずは2日目に残ってから考えます。」


──最後に一言お願いします。

「クロンと試合がしてみたいです!頑張ります。」



text and photo by Takashi Umezawa




ムンジアル2010:直前インタビュー・松本義彦&阿部恭子


松本義彦(総合格闘技STF)

──出場した目的は?

「ムンジアル茶プルーマでの優勝とパンナム黒帯の優勝が、まぐれだという輩がいたりしたので結果を出したいと思っていたので。」

──体調はいかがですか?体重は?

「減量が大変で全然体重が落ちませんでした。

今もあまりご飯が食べれていないです。」


──試合に向けての練習などはしっかり積めていますか?

「はい、しっかり出来ています。

STFとパラ東の昼グラとパラ八王子で週4回ぐらい。

道衣を着た練習と、柔術を半々ぐらいですね。」


──試合に向けての練習で何か特別な工夫はしていますか?

「今回は走り込みをしました。

練習前後に走っていました。

目安は1時間ぐらいです。」


──対戦したい選手、注意している選手はいますか?

「特にいません。当たった相手と戦うだけです。」

──優勝する自信はありますか?

「そのために来ました。自信はあります。」

──最後に一言お願いします。

「お世話になった人が沢山いるので、例えば元パラエストラ川越の方々や今の川越の方々。

STFでお世話になった方々、その他もろもろ応援してくださった方々。

その人達のためにも絶対勝ちたいです。

頑張ります。」






阿部 恭子(パラエストラ東京)

──出場した目的は?

「今後の柔術人生の糧にしたいと思い、出場しました。」

──体調はいかがですか?体重は?

「体重は問題ありません。体調は首のヘルニアが少し心配です。」

──試合に向けての練習などはしっかり積めていますか?

「練習はそれほど多くは出来ていませんが、頑張ります。」

──試合に向けての練習で何か特別な工夫はしていますか?

「特にしていません。スパーリングがメインです。

ただ怪我の影響でしばらく休んでいました。」


──対戦したい選手、注意している選手はいますか?

「特にいません。」

──優勝する自信はありますか?

「正直あるかというと難しいところです。」

──最後に一言お願いします。

「頑張ります。」





ムンジアル2010:女子紫メイオペサード・江本敦子選手が3位入賞&茶帯昇格!

先月にプロレスラー、そして総合格闘技を引退したことが記憶に新しい江本選手。

ですが柔術は趣味で今後も続けるということで昨年に引き続きムンジアルの舞台でビッグタイトルを狙いにロングビーチに乗り込んできました。

江本選手の主な実績ですが、2008年アジア選手権 アダルト女子青紫メイオペサード級・優勝、2009年ムンジアル 女子紫帯メイオペサード級・準優勝などがあり、この試合はそのムンジアル以来約1年ぶりの柔術の試合となります。

ですが気負った様子もなく試合前は終始リラックスした様子でした。



江本敦子(パラエストラ小岩)




<一回戦>
VS サマー・クラウズウィルヘルム(トリトンファイトセンター)
初戦はヘナート・タバレスの弟子でトリトンファイトセンターのコーチも務めるサマーが相手でした。




試合は江本選手が速攻のテイクダウンを奪い、2ポイントを先制します。
そしてそのままパスガード!5−0でリードします。




さらにマウントで4ポイント加点。9−0の大量リードです。




江本選手、攻撃の手を緩めることなく、マウントからの腕十字を狙っていきます。
しかしこれはサマーがうまくエスケープ。




極めには至りませんが、逃げられても再度パスしてマウントなどでポイントリードを広げていきます。




最終的には18−0で圧勝!
全く危なげなく準決勝進出です!




準決勝前は初戦よりもさらにリラックスしておどけて見せる江本選手。
少しも緊張してません!




<準決勝>
準決勝の相手はケイ・ステファンソン(グレイシー・エリートチーム)でした。
ケイはヘンゾ・グレイシーの弟子で、昨年のムンジアルでは女子青帯メイオペサード級を優勝しています。
なかなかの実力者と思われるケイを撃破し決勝進出なるでしょうか?




開始早々ケイが引き込みます。




そしてすぐさまスイープ!そしてパスガードも!
江本選手、0−5とリードを奪われます。




続けざまにマウントを取られるなど、次々をポジションを奪われてしまい、大量リードを奪われます。




そして最後は送り襟絞めで無念のタップアウト!




試合時間5:33、江本選手一本負けで決勝進出はなりませんでした。
ちなみに決勝戦はケイが圧勝し優勝しています。




表彰台では銅メダルを手に嬉しそう。
「去年はワンマッチで負けての準優勝で銀メダルだったけど、今年は1回勝っての3位だから去年より価値がある銅メダル!」(江本)




表彰台ではアジア選手権優勝、今回の成績などを考慮して、師匠の大内先生が表彰台で茶帯を授与するサプライズ!




困惑する江本選手ですが、半ば強制的に帯を巻かれ皆から祝福を受けます。

そして最後は3位なのになぜか表彰台の一番上に立って撮影!

何はともあれメダル獲得&帯昇格おめでとうございました!

大会3日目のアブソルート級にも出場するそうなので、さらなる活躍にも期待しましょう!



text and photo by Takashi Umezawa




ムンジアル2010:直前インタビュー・江本敦子選手


江本 敦子(パラエストラ小岩)

──プロレスと格闘技を引退して始めての試合ですが、心境はどうですか?

「心機一転柔術頑張ります。」

──出場した目的は?

「去年のリベンジで来ました。去年は2位だったので。今回は参加者が増えたので楽しみです。

去年に比べると3倍のエントリーがあるのでたくさん試合がしたいです。」


──去年の試合はどうでしたか?

「外国人の力の強さに驚きました。今回は力負けしないようにしたいと思います。」

──作戦は?

「今回はムンジアルに照準を絞ってきました。」

──体調はいかがですか?体重は?

「減量なしで、体調は可もなく不可もなくです。」

──試合に向けての練習などはしっかり積めていますか?

「MMAの練習をメインにしていました。」

──対戦したい選手、注意している選手はいますか?

「特にいません。ガブリエル・ガルシアのような巨漢と戦ってみたいです。」

──優勝する自信はありますか?

「はい、あります。」

──最後に一言お願いします。

「やってやるって!」




ムンジアル2010:湯浅選手・試合後の感想


湯浅 麗歌子(ポゴナ・クラブジム)

「今回の試合は全体を通して考えると、自分の苦手な相手がよくわかった試合だと思います。

一回戦目は、ブラジル人の選手で、引きこまれたところをパスからマウント腕十字と、得意な形で極めましたが、自分から責めれなかったところがだめだったところです。

二回戦目は、アメリカの選手で、一回戦目に引き込めなかったので引き込ました。

引き込んだ後、スイープされていつもなら焦って「まずい!」と思うのですが、ポイントは取り返せばよいと頭をよぎり、冷静に対応出来ました。

その後スイープ仕返して、スタンドになって引き込んで下からの腕十字を極めることができました。一回戦目に駄目だったところが直せたので、二回戦目はその点良かったと思います。

準々決勝は、一回戦、二回戦の調子から上から攻めようと考えていましたが、上から攻めきれず、クロス割りからパスを狙っていく時に、再度立たれたり、スイープされそうになって結局アドバンテージ差で負けてしまいました。

際が甘いのと、外国人選手との戦い方をもっと考えなければとならないと思いました。

全体的にもっとガツガツ攻めることができればよかったのですが、やはりまだまだメンタルが弱く、おどおどしているところがあるのでもっと練習をして自信をつけて次の試合に繋げていきたいです!」



ムンジアル2010:梅沢選手・試合後の感想


梅沢 隆志(パラエストラ東京)
「青帯ガロ級は18名がエントリーしており、シードではなかった自分は5回勝てば優勝でした。

一回戦はアリアンシの選手でしたが待てど暮らせど一向に現れず、結局不戦勝扱いになりました。

最強アカデミーの選手との対戦をとても楽しみにしていたので残念でした。

二回戦はグレイシーバッハの選手で、ジュベニウの青プルーマでムンジアル三位になったことのある選手でした。

手足が長く、下にすると面倒な印象だったので、試合は基本的には先に引きこもうという作戦でした。

開始早々に引き込みがうまくいったと思ったのですが、引き込み際にタックルを合わされたような形になり、2ポイントを先制されました。

まずは飛びつきクローズドで、そこからオープンガードにするという展開を作った方が良かったかもしれません。

2ポイントはとられましたが、下からスパイダーガードをしながらスイープや三角絞めを狙っていきました。

スパイダーからは何種類かスイープを持っていたのでいろいろ狙っていったのですが、
潜りや煽りが足りずうまく相手を崩すことができませんでした。

途中下から三角に捉えたのですが、極りが浅く、不発でした。

リスクを恐れずもう少ししつこく極めにいけばよかったです。

そうこうしているうちに膠着のルーチが入り、2ポイントを献上し、かつスタンドに戻されました。

自分としては攻めているつもりだったので意外でしたが、他の試合も同じような傾向だったのと、スイープできなかったので仕方ありません。

再開後、またもタックルを食らい、さらに2ポイントをとられました。

終盤はポイントで逆転することは難しかったので、オモプラッタで極めを狙ったのですが逃げ切られて試合終了でした。

不完全燃焼のまま青帯デビュー戦が終わってしまい非常に悔しい思いをしましたが、
これが今の実力なのでまたしっかり練習を積んで、日本の大会にも沢山出場して経験値を上げていきたいと思います!

白帯時代からタックルの対策がイマイチなので、そういった不得意な部分もきちんと修正していきたいと思います。

試合をしてみた印象ですが、日本人の青ガロの選手なら少し強ければ優勝できるレベルだと思います。

負け犬の自分が言うのもおこがましいのですがそういう印象でした。

試合中はパラエストラ小岩代表の大内先生にセコンドしていただき、パラエストラ東京の阿部さん、遠山さん、岡村さん、総合格闘技道場STFの松本さん、パラエストラ小岩の江本さん、ポゴナの湯浅さんと、非常に多くの方に応援していただけたのですが、結果を出せず申し訳なかったです。

日本でも試合に向けて練習に付き合ってくださったみなさんに良い報告ができず残念です。

次は勝てるように頑張ります。

そして明日からは取材と速報も頑張りたいと思います!」



ムンジアル2010:女子青ペナ・湯浅選手の準々決勝

一回戦、二回戦とも会心の勝利で難なく準々決勝までコマを進めた湯浅選手。

あと一勝で表彰台です。

このままの勢いであれば優勝も難しくないと思われます。

それでは準々決勝の模様をお届けします!



湯浅麗歌子(ポゴナ・クラブジム)


準々決勝の相手は韓国で修行を積んでいるジェニファー・ターナー。

ジェニファーは一回戦はシード、続く二回戦は開始30秒ほどで腕十字を極めており、スタミナはほとんど消費していないようです。

そして、特筆すべきはその体格。

日本にはいないタイプの選手で、湯浅選手とは20cm程は上背に差があるような長身選手で、手足が長く非常に厄介な印象です。




<準々決勝>
vsジェニファー・ターナー(コリアBJJ)




試合はジェニファーが引き込んでスタート。
そしてクロスガードの体勢へ。
湯浅選手は相手の長い手足が非常にやりづらそうです。




その手足を活かしてバックを狙うジェニファー。




いきなりピンチを迎える湯浅選手ですがなんとかエスケープ。




しかし、エスケープした際に下になったためスイープの2ポイントがジェニファーに与えられます。




反撃に転じてガードから三角を狙う湯浅選手!




極まらないとみるや一気にスイープ!
2−2の同点です。




ですが試合時間残り一分を切ったところでアドバンテージ2−1でジェニファーがリード。




さらにスイープ返しのアドバンテージでポイント同点、アドバンテージ3−1とします。




最後は果敢に上から攻めるものの、湯浅選手ポイントならず、試合終了と同時にアドバンテージを1つ取り返したところで終了。
(掲示板上はアドバンテージ3−1ですが、実際は3−2です)




非常に惜しい試合での敗退となりました。
湯浅選手の柔術での敗戦はこれが3度目。
これを糧にきっとさらに強くなってくれることでしょう!




ちなみにジェニファーは準決勝は秒殺で決勝に進出。
決勝でメガトンの娘、マッケンジー・ダーンと対戦しましたがマウントからの腕十字で準優勝。




女子青ペナで優勝したマッケンジーは表彰台で紫帯を巻かれました!