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JJFJ 全日本2010

2010年08月08日

JJFJ全日本2010:マスター黒帯アブソルート準決勝

約半年ぶりの日本に戻ってきたクリスチアーノ上西選手は柔術での活躍もさることながら、ここ数年は総合に積極的に挑戦し多くの実績を残しています。

詳しい戦績が載っているクリスチアーノ上西公式サイトはコチラから!




クリスチアーノ上西(AXIS柔術アカデミー)



今大会に関しては本来であればアダルトで出場し、ぜひマルキーニョスとの一騎打ちを観たかったところですが、本人曰く「柔術はあまり練習出来ていない」とのことでマスターにエントリーしていました。

今回はクリスチアーノ上西選手のアブソルート級一回戦の模様をお届けしたいと思います!



クリスチアーノ上西(AXIS)
VS
フェルナンド・プラド(グレイシーバッハ山梨)




まずはクリスチアーノが引き込んでスタート。




しばらくクロスガードの体勢が続きましたが、クリスチアーノが三角に捉えかけるなど試合を優勢に進めます。
そこでオープンガードに戻し、スイープ!




これが決まり、スイープとマウントで6ポイントをクリスチアーノが先取!




フェルナンドもディープハーフガードで反撃のチャンスを狙いますが、なかなか自分の展開を作ることができません。




終盤、クリスチアーノがパスガードも成功させさらに3ポイントを加点。
残り時間わずかで9−0でクリスチアーノがリード。




そのまま試合終了!
クリスチアーノ選手が快勝しました!



ちなみに決勝戦は同門ホドリゴ谷口選手(AXIS)のため、行われず、クリスチアーノ選手が優勝認定を受けました。

今後は総合での試合も控えているようで、噂ではHEATのタイトルマッチの予定があるとか。

久しぶりの日本での試合でも相変わらずの強さを見せつけたクリスチアーノ、ここはぜひともヒクソン杯あたりでマルキーニョスvsクリスチアーノの日系ブラジリアン・最強決定戦の実現を期待したいですね!



photo and text by Takashi Umezawa


2010年08月07日

JJFJ全日本2010:アダルト黒レーヴィ決勝戦・ヘナートvs高本

アダルト黒レーヴィはヘナート・シウバ(INFIGHT JAPAN)VS 高本裕和 (小金井柔術クラブ)のワンマッチ決勝となりました。

ヘナートは先日開催された柔術興行REBELS-EXで八隅孝平選手(ロータスパラエストラ世田谷)を撃破したばかりで、短い試合間隔での参戦です。

ヘナートは下からの攻めを得意としています。

一方の高本選手、今大会でカリーム・バイロン選手を豪快な一本背負いで2度も投げるなど、柔道ベースの立ち技が非常に強い選手です。

スタンドでの攻防がカギを握りそうなこの試合、果たしてどちらが制するでしょうか?



試合開始、両者ともに慎重に間合いを取ります。




ヘナートが引き込みガードの体勢へ。
得意のスパイダーガードの形を作るヘナートに対し、高本選手はパスガードを仕掛けようとします。
ですが、両者ともに攻めあぐね、実に5分近くこの状態が続きます。




一旦スタンドに戻ると再び引きこむヘナート。
そしてヘナートは潜ってスイープを試みますが、高本選手は密着してそれを防ぎつつ、パスのプレッシャーを掛けます。




一度体勢を立て直すためにヘナーがオープンガードに戻します。
すると電光石火の三角絞めが炸裂!




しばらく耐える高本選手ですが、あえなくタップ。
試合時間は7:48でした。




ヘナート・シウバはアダルト黒レーヴィを制しました!



この試合は見事に一本勝利したヘナートですが試合後に笑顔はなく相手にアドバンテージを取られたことを反省しきりだった姿が印象的でした。

それでもこの勝利でBJJFJ&JJFJの統一全日本王者となったことで現在の黒レーヴィ・最強の選手といっていいでしょう。

ヘナートは9月のアジアチコ、10月のDEEP-Xの-75kgトーナメント、11月はヒクソン杯と連戦になりますが、この勢いのまま活躍ができるでしょうか?!

来年にはまたヨーロピアンに遠征する予定というヘナート、今後の試合ぶりに注目しましょう。


photo and text by Takashi Umezawa



2010年08月06日

JJFJ全日本2010:黒アブソ決勝戦 マルキーニョスvsカリーム・バイロン

昨日お伝えしたように順当に勝ち上がってきた両者、どちらも先日行われたアブダビワールドプロ柔術のアジア代表で実力者同士の対戦となりました。

アブダビプロのアジア予選では階級が異なるため対戦はしていませんが、2008年のアジアチコでは同カードが組まれており、豪快なテイクダウンからのマルキーニョスが秒殺一本勝利しています。

★そのときの試合はコチラから!

マルキーニョスは初戦を不戦勝、二回戦はアンデウソン天川選手(カーロス・トヨタBJJ)と対戦、ポイント大量リードから残り5秒で一本勝利。

一方のカリームは高本裕和選手 (小金井柔術クラブ)と対戦、一本背負いを二度被弾するも逆転の一本勝ちで決勝進出を決めました。



試合前神に祈るマルキーニョス。




遠くを見つめ、静かに時を待つカリーム。




JJFJ全日本選手権アダルト黒アブソ決勝戦
マルコス・ソウザ(ボンサイ)
VS
カリーム・バイロン(チーム・レグナム)
笑顔で握手を交わして試合開始です!




前回対戦時と同様にマルキーニョスがタックル!
これが見事に決まり2ポイント先制します。




さらにバックに回り4ポイントを加点。




カリームはなんとか体勢を入れ替え、マルキーニョスに体重をかけてパスガードを狙います。




ですが、マルキーニョスは立ち上がりカリームに付け入る隙を与えません。




一旦ブレイクしてスタンドから再開。
この時点でマルキーニョスは右足首を怪我したようで、苦悶の表情を浮かべ始めます。




ですが気合でもう一度タックル!




このタックルが決まり、マルキーニョスがカリームのサイドにつきます。




そしてカリームのラペラを握り絞めの体勢へ移るマルキーニョス。




そのまま上四方に周り一気に絞め上げるとカリームはたまらずタップ!
試合時間にして4:43でした。




勝利するも足首を押さえ倒れこむマルキーニョス。
かなり痛そうです。




なんとか立ち上がり勝利者コールを受けて天を仰ぐマルキーニョス!
気持ちの強さが光る試合でした!




優勝  マルコス・ソウザ(ボンサイ)
準優勝 カリーム・バイロン(チーム・レグナム)
3位  高本裕和 (小金井柔術クラブ)、アンデウソン天川(カーロス・トヨタBJJ)



photo and text by Takashi Umezawa


2010年08月05日

JJFJ全日本2010:黒アブソ1回戦

JJFJ全日本の黒アブソにはアブダビワールドプロのアジア代表選手であるマルコス・ソウザ(ボンサイ)とカリーム・バイロン(チーム・レグナム)がエントリーし、両者の対戦に注目が集まりました。

ですがマルキーニョス、カリームは反対ブロックに入り、対戦が実現するなら決勝戦という組み合わせ。

まずは両者の初戦の戦いぶりを紹介しましょう。



黒アブソ1回戦
高本裕和 (小金井柔術クラブ)
vs
カリーム・バイロン(チーム・レグナム)
いきなり豪快な投げでテイクダウンを奪った高本選手。
そこから一気にマウントまで奪取し大量ポイントを獲得。




ですがカリームがトップポジションになると形勢逆転。
自らの体重を利用した強烈なパスガードで攻めていきます。




パスに成功したカリームがサイドからキムラを極めて一本勝利で決勝進出です。




黒アブソ1回戦
マルコス・ソウザ(ボンサイ)
vs
アンデウソン天川(カーロス・トヨタBJJ)
巨漢のアンデウソンに対しポジションで優位になるも攻めあぐねるマルキーニョス。




ですが絞めのフェイントから腕十字で一本!
試合時間残り5秒で執念の一本勝利のマルキーニョス!




黒アブソ決勝はともに一本勝利を果たしたカリームvsマルキーニョスの対戦に。
注目の一戦が実現です!


2010年08月02日

JJFJ主催「全日本柔術選手権大会2010」主な結果


8月1日(日)、埼玉県上尾市の埼玉武道館で開催されたJJFJ主催「全日本柔術選手権大会2010」の主な結果です。

★アダルト黒帯


アブソルート
優勝  マルコス・ソウザ(ボンサイ)
準優勝 カリーム・バイロン(チーム・レグナム)
3位  高本裕和 (小金井柔術クラブ)、アンデウソン天川(カーロス・トヨタBJJ)




ペナ
優勝  レアンドロ山下(JAWS)
準優勝 佐藤稔之(アカデミアAz)




レーヴィ
優勝  ヘナート・シウバ(INFIGHT JAPAN)




メイオペサード
優勝  マルコス・ソウザ(ボンサイ)




ペサディシモ
優勝  カリーム・バイロン(チーム・レグナム)
準優勝 アンデウソン天川(カーロス・トヨタBJJ)



★マスター黒帯


アブソルート
優勝  クリスチアーノ上西(AXIS)
準優勝 ホドリゴ谷口(AXIS)
3位  フェルナンド・プラド(グレイシーバッハ山梨)、クリスト・ホジェリオ(ホシャ)




メイオペサード
優勝  ホドリゴ谷口(AXIS)
準優勝 クリスト・ホジェリオ(ホシャ)
3位  フェルナンド・プラド(グレイシーバッハ山梨)、ヴァウデミール・モライス(カリオカ柔術ジャパン)



★アダルト茶帯
アブソルート
優勝  レアンドロ草野(オガワ碧南)
準優勝 サムエル木下(INFIGHT JAPAN)
3位  塚田市太郎(ノヴァウニオンジャパン)、ヒカルド・ヒガ(INFIGHT JAPAN)




ペナ
優勝  塚田市太郎(ノヴァウニオンジャパン)
準優勝 水洗雄一郎(X-TREME柔術アカデミー)




レーヴィ
優勝  ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ)
準優勝 岡本裕士(RJJ)
3位  奥田照幸(X-TREME柔術アカデミー)、ヒカルド・ヒガ(INFIGHT JAPAN)



メジオ
優勝  レアンドロ草野(オガワ碧南)




シニア茶ペナ
優勝  山田重孝(AXIS)



★アダルト紫帯


アブソルート
優勝  クレベル・コイケ(ボンサイ)
準優勝 鬼木貴典(バルボーサジャパン)




レーヴィ
優勝  クレベル・コイケ(ボンサイ)




チーム優勝
優勝  AXIS柔術アカデミー
準優勝 ボンサイ柔術
3位  INFIGHT JAPAN
4位  カーロス・トヨタBJJ
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