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パン選手権2011

2011年04月13日

パン選手権2011:湯浅選手の記念撮影 ノンジャンル編

湯浅選手の記念撮影シリーズ、ラストはノンジャンル。

有名選手からこれから伸びるであろう有望選手、そして柔術からMMAに転向した選手まで幅広いラインナップでお届け!



パーマヘア&カチューシャでえらく若作りだったサウロ・ヒベイロ。
ピンボケがしょっぱい!




ホイラーの黒帯3段、クレバー・ルシアーノ。
やたら風格ある感じですがまだ36歳だとか。
想像より全然若かった!




BTT総帥、ムリーロ・ブスタマンチ。
昔は怖くて近づけない雰囲気を醸し出してたムリーロも今じゃ普通に笑顔で接してくれます。
かつては鉄仮面と称された無表情ぶりはどこへやら。




まさに柔術界のレジェンド、ジャンジャック・マチャド。
初期ADCCでの活躍はあまりにも有名。
もちろん湯浅選手はそんなことは知りもしませんでした!




おどけた表情のプロサーファー世界王者、ジョエル・トゥード。
パン選手権ではマスターで出場するもしっかり優勝するのはさすが。
前から日本に行くから練習しよう、といいつつもまだ来日は実現していません。
まさか知らぬ間に来てたのか?!




フレジソン・パイシャオン
現在、ラスベガス在住のパイシャオン。
いつもtwitterではやりとりしてるのですが会うのは1年ぶりでした。
また柔術に出るぜ!と言ってましたがホントでしょうか?!




ファブリシオ・ヴェウドゥム
あの人類最強と言われたヒョードルから三角絞めでタップを奪い、
柔術復権の立役者となったヴェウドゥム。
会場でも人気でみんなから記念撮影攻めにあってました。




ガヴィ・ガルシア
アリアンシが誇る女子選手2枚看板の一人であるガヴィ。
同じ女性でもこの身長差&体格差はヤバい!
実はガヴィ、内面は結構乙女で私服はワンピースとか着ちゃってます。




シャンジ・ヒベイロ
最近、柔術界初のブルーレイでの教則モノを発売したシャンジ。
ややシャープになった感じがしました。
来週のアブダビワールドプロに招待選手として参加予定です。




アントニオ・ブラガ・ネト
試合終了直後で汗ダク状態のまま記念撮影に応じてくれたネト。
戦極にMMAで来日経験があり「日本は大丈夫か?オレは日本が大好きなんだ!」と
やたら心配してくれました。
ナイスガイ!




マイケル・ランギ
世界王者、マイケル・ランギ。
実は家系に日本の血が入っているというマイケルは来日を熱望中。
「日本のビザを取るのは簡単だからプッシュしといて!」とかなりの本気モードでした。




メガトン・ファミリー。
左からルカ、メガトン、マッケンジー。
本当ならマッケンジーと準決勝で対戦するはずだった湯浅選手ですが、
その前に敗れてしまい対戦ならず。
ムンジアルでの対戦は実現するか?!




カイオ・テハ
現在、ただ一人でアンチ・ステロイドキャンペーンを実行中のカイオ。
試合後のマイクでの「テクニックでステロイドに勝つ!」宣言はお見事。
最近、教則DVDも発売しました。
コチラから!




今大会のMVP的活躍だったホドウフォ・ヴィレイラ。
貧乏柔術家からパン選手権王者になった柔術版・成り上がり。
今はKORALのスポンサーも獲得し、このパン選手権2冠で一気にメジャー選手の
仲間入りを果たしました。




もう一人のMVPはこのマーカス・アルメイダ“ブシェシャ”。
ブシェシャとはほっぺたという意味のニックネーム。
若干21歳の若手有望株のブシェシャ、プライベートでは年上&バツイチの
ミッシェル・ニコリニと交際中。。
この選手は今後、必ずトップ選手になる逸材なので要注目です!



©Bull Terrier Fight Gear

2011年04月12日

パン選手権2011:湯浅選手の記念撮影 ATOS編

今大会でも多くの優勝、入賞者を輩出したATOSは黒帯に限っていえば最強のチームでしょう。

ヨーロピアンに続きペナ級表彰台を独占し、メジオで優勝&3位、メイオペサードで優勝と3階級制覇。

まさに最強チームにふさわしい活躍ぶりでした。

来週、アブダビで開催されるワールドプロにもATOS勢が多く参戦しているので、またATOSの表彰台独占が見られるかもしれません。




まさに今が旬!のハファエル・メンデス。
ちょっと見ない間にハファはかなり英語が上達しててびっくり。
実はハファと湯浅選手は1歳しか年齢が違いません。




最近はハファの活躍の影に隠れた感がある兄貴のギィ・メンデス。
今年からペナ級に階級アップのギィは首周りの太さがハンパなかった!
体も全体的に大きくなってたんでもうプルーマに減量は無理でしょう。




ブルーノ・フラザト
「ムンジアルの後に日本に行くからよろしく!」と言ってたブルニーニョ。
試合?セミナー?詳細は不明です。




ATOSの新鋭、エジ・ラモス。
日本に住んでた経験があるラモスですが日本語はまったくNG!
ATOSの最強のペナ4人衆の一角として徐々に名前が知られてきています。




アンドレ・ガウヴァオン
今年から本格的に柔術復帰のアンドレ。
復帰してすぐにワールドプロ・サンディエゴ予選、パン選手権と連覇するあたりさすがの強さ。
サンディエゴにATOS支部をオープンしアメリカ永住権を取得する意向のようです。




クラウジオ・カラザンス
メジオとは思えない驚異的なパワーを誇るカラザンス。元々はLIGA柔術でしたがATOSに移籍してから急に強くなり瞬く間にトップ選手の仲間入り。
ヨーロピアン、パン選手権と連勝し初のムンジアル制覇に期待がかかります。




ギルバード・バーンズ“ドゥリーニョ”
日本でもお馴染みのドゥリーニョはレーヴィからメジオに階級をアップ。
ノーギワールズでは優勝しましたがパン選手権では3位入賞に終わりました。
ムンジアルではまたレーヴィにするかこのままメジオにするかで悩んでるそうです。




ホドリゴ・カポラル
まだあまり有名ではないカポラルですがアブダビワールドプロの中国予選の優勝の実力者。
まだこれといったビッグタイトルはないのですが、これから大きく伸びる可能性を感じさせます。




グットー・カンポス
ATOS総帥のハモン・レモスがUFC王者、アンデウソン・シウバのコーチ業でブラジルを留守にしてる際はこのグットーが練習の指揮を執ります。
経験豊富なグットーが若手が多いATOSのまとめ役となってるようです。




ジョナタス・グージェウ
MMAはATTで柔術に出るときはATOS、というジョナタス。
ATOSには元ノヴァウニオンの同門だったハモンに誘われての加入だそうです。
今大会ではエントリーするも怪我で欠場、仲間の応援に精を出してました。




ラルフ・ゴー
フィリピン人柔術家、ラルフもれっきとしたATOSの一員。
今大会の前には2週間前からサンディエゴ入りしATOSの集中キャンプから参加しての大会出場でした。
念願のvsサトシ戦が実現も一本負けで完敗だったラルフ。
ムンジアルでリベンジなるか?!



©Bull Terrier Fight Gear

2011年04月11日

パン選手権2011:Tシャツいろいろ

自分は日本一の柔術Tシャツコレクターだと自負してるんですが今大会でもいろいろとレアなTシャツを入手してきたので、それらを紹介したいと思います。

ただのTシャツ自慢じゃねーか!とか思わずに、ああそんなTシャツもあるんだな、ぐらいに思って頂ければ幸いです。



まずはお約束の大会記念Tシャツ。
大会出場者にはこのTシャツとグレイシーマガジンの最新号が無料配布されました。
会場では$25で一般販売もされていました。




バックプリント。
やや控えめなデザインです。




今大会のスポンサーロゴがずらり。
新ブランドのDOM FIGHT GEARはかなり気合が入っていてデルタ航空の機内誌にも広告を入れてました!




スタッフ用は同じデザインでボディカラーの色違い。
選手用は黒ですがスタッフ用は濃紺です。




他の違いは左袖のSTAFFとプリントが入ってます。
それ以外は同デザインでした。




アリアンシ・チームTシャツ
これはアトランタのアリアンシにてジャカレに頂きました。
フロントにデカくアリアンシのロゴマークがインパクト大。




バックプリントもアリアンシのサークルロゴ。
チームTシャツのお手本のような定番デザイン。




このTシャツはオウアノとのコラボのようです。
アリアンシというとKEIKOのイメージが強かったんでちょっと意外な印象。




会場で配布されてたメッセージTシャツ。
「JIU JITSU CHANGED MY LIFE」、まさに!という感じ。
サンフランシスコの新興ブランド、NAKAMA BRAND製です。
バックプリントはありません。




デラヒーバの黒帯、ルイス・ヴィセンチのアカデミーTシャツ。
ヴィセンチとは10年来の友人で今大会ではマスター黒プルーマで優勝しました。




胸とバックにアカデミーのロゴという定番スタイル。
デラヒーバのロゴに独自キャラクターを融合したロゴがイイ。




これはKORAL USAの代表、ダニーがたくさんくれたシャツの中の1枚。
スポンサー選手にのみ配布する非売品ポロシャツです。




バックプリント。
自分はあまりこういった襟付きシャツみたいなのは着ないんですが珍しいんでコレクト!
これ以外のものはみんなにあげちゃいました。



©Bull Terrier Fight Gear

2011年04月10日

パン選手権2011:湯浅選手の記念撮影 グレイシー編


昨年のムンジアルのときにやった湯浅選手と外国人選手の記念撮影紹介。

今回もたくさんの有名選手を撮影してきたので紹介したいと思います。

まずはグレイシー編から!

昨年のパン選手権にはカイロン・グレイシー、クロン・グレイシーらが出場していましたが今大会にグレイシー姓を持つ選手はクラーク・グレイシーただ一人でした。

ですが会場には多くのグレイシーが訪れていたので、片っぱしから撮影してきました。




まずはカルロス・グレイシーJr、IBJJF会長です。
最近の大会ではカリーニョスが会場に姿を現さないこともしばしばですが
今大会にはしっかり本部席にいらっしゃいました。
最近、若い女性と再婚したカリーニョス、さすがの貫禄でした。




次はグレイシー柔術創始者、エリオ・グレイシーの長男、ホリオン・グレイシー。
ホリオンがIBJJFの大会に来るのはレア!
自分も5年ぶりぐらいに会いました。




ヘナー・グレイシー
ホリオンの次男、ヘナーは最近、WWE DIVAとの熱愛が発覚し
新たなグレイシー幻想を持たせてくれました。
聞くところによると普通にクラスに参加してたのをナンパしたんじゃないか、との話ですが真相は定かではありません!




ホイラー・グレイシー
昨年のムンジアルではホイラーを前にして「この人、誰ですか?」という衝撃発言をカマした湯浅選手。
さすがに今回は覚えてたようでよかったです。




クロン・グレイシー
日本でもヒクソン杯で毎年来日しているクロン。
ワールドプロ予選で傷めた怪我が治らずにパン選手権は欠場でした。




カーウソン・グレイシーJr
日本人を見るとコニチワ!と必ず声をかけてくる日本人大好きなカーウソンJr.。
グレイシーの中で一番、愛想がいいのはこのカーウソンJrで間違いない!




カイロン・グレイシー
カリーニョスの長男、カイロンも今大会は怪我で欠場。ややほっそりした印象を受けましたがムンジアルは普通にメジオで出場のようです。
ダイエットは嫌いだよ、と笑うナイスガイです。




ホニス・グレイシー
まだ茶帯のグレイシーであるホニスはカリーニョスの妹、ライールの孫。
血筋的に近いカイロンと仲がいいようです。
ホニスもパン選手権は出場していませんでしたがムンジアルには出場予定です。




クラーク・グレイシー
日本にもゆかりがあるカーリー・グレイシーの長男、クラーク。
アメリカ生まれだけあって他のグレイシーにはないスタイリッシュさ。
一見するとサーファーみたいな優男風ですが茶帯を長く経験しただけに黒帯昇格後すぐに結果を出しました。
パン選手権で黒メジオ3位入賞です。



©Bull Terrier Fight Gear

2011年04月03日

パン選手権2011:エジソン籠原のパン選手権の総括


「ヨーロピアンに続きパン選手権にも日本から多くの選手を派遣しました。

そのヨーロピアンではほとんど(9割)の人がメダル獲得することができたのですが、パン選手権では来た選手の半分位しかメダルを獲得できませんでした。(試合結果:銅×5、金×1、他はベスト8が多かった)

でも大会のレベルを考えると、結果的にはよかったと思います。

なぜなら、、自分はヨーロピアン、ムンジアル、パン選手権の世界大会の中で、大会の名前としてはムンジアルが世界選手権なので1番ですが、試合の内容的にはパンナムが1番高いレベルだと思っているからです。

パン選手権のアダルトに出場している選手は、ほとんどムンジアルにも出場します。

ですがパンナムはアダルト、マスター、シニアの3つの年齢カテゴリーに別れているので、アダルトはアダルト、マスターはマスター、シニアはシニアで出場します。
しかし、ムンジアルはカテゴリーがアダルトしか無いので、普段マスターやシニアで出場している選手もアダルトでエントリーしてきます。

そうすると、ムンジアルの場合は人数も増えますし、1、2回戦でマスターやシニアの人と当たる確率が高くなるのでその分、勝ち上がりやすくなります。

なので、私は試合の内容的にはパンナムが1番高いレベルだと思っているんです。

なので今回の結果は、さっきも言ったとおり、ヨーロピアンに比べて、見た目は成績が下がったようにも見えますが、勝ち上がるのが難しい試合なので、結果は悪くないと言えますね。

また、今回の試合結果から、ムンジアルはさらなる期待ができると思うので、すごく楽しみです。

ちなみに、現在のDUMAUのポイント制システムのランキングで、ムンジアル行きが決まっている選手は、今回パンナムにも出場したマルコス・ソウザ(黒帯/ブルテリア・ボンサイ)と、アンデルソン高橋(紫帯/ホシャ柔術)、パンナムには怪我で来れなかったホベルト・サダヨシ(紫帯/INFIGHT JAPAN)の3人です。

5月1日に行われるの愛知大会、5月3日に行われる東京大会でもポイント制システムにて、何人かの選出を予定います。

ちなみに、ムンジアルはカテゴリーはアダルトしかないため、ムンジアル出場の選出はアダルトにエントリーしている選手の中から選びますので選ばれたい人はアダルトで参加してください。

また、今回選ばれなくても、選ばれても、ムンジアル(アダルトのみ)とヨーロピアン(アダルトマスターシニア)の分のポイントにはつながります。

この海外の大会に日本から選手を派遣するDFC(Dumau Free airticket Circuit)は今後も継続して続けていきますのでDUMAUの大会をよろしくお願いします。」



★DUMAUの今後の大会詳細はコチラから!



©Bull Terrier Fight Gear

2011年04月02日

パン選手権2011:湯浅麗歌子選手の試合後のインタビュー


「今回のパンナムは2月に行われたDUMAUの試合に出てMVPを頂けたので出場することが出来ました。

★その試合はコチラから!

なので、去年初めて出場したムンジアルに続き、今回は2度目の世界大会にとなります。

私の中でパンナムのイメージは、ムンジアルの2ヶ月前に行われる試合で、ムンジアルのための試合という感じです。

去年のムンジアルは青帯で出場していましたが、今年は紫帯での出場となり、世界の紫帯の中で、自分がどのレベルにいるのかが知れることが楽しみでした。

でも、余裕が出てきた分、日本の試合と同じようにすごく緊張していた部分もありました。

去年は初めての世界大会ということで、試合以外にも色々と不安があったけれど、周りは英語とポルトガル語しか聞こえないし、セコンドの声もよく聞こえるので、今年は試合以外は特に緊張もなく、いつも通りの動きができたと思います。

結果としては、今年もベスト8になってしまいました。

でも去年と違って、試合中冷静に対処出来るようになったような気がします。

攻め続けるのが私のスタイルですが、今回の試合で駄目だったところは、打ち込みが足りなかったのでその動きが瞬時に試合で出せなかったところですね。

先月行われたADCCの時もそうでしたが、瞬時にしっかりとした対処ができなくて、隙を産んでしまい、それが敗北につながりができました。

今回もやられた技は違っていても根本的な敗因は同じです。

なので、次の試合に向けての課題は、隙を作らないことが目標です。

そのためには、技に対する防御も覚えなければならないので、上からも下からもしっかり練習していきたいと思います。

次回の試合はまだ決まっていませんが、いつでも試合ができるように、帰ったらまたたくさん練習して次の試合に臨みたいと思います。」



★湯浅麗歌子選手のパン選手権の試合の様子はコチラから!



©Bull Terrier Fight Gear

2011年04月01日

パン選手権2011:ホベルト・サトシ・ソウザ、試合後のインタビュー


ホベルト・サトシ・ソウザ(ブルテリア・ボンサイ)

──優勝おめでとうございます。初出場したパン選手権で初優勝でした。優勝した感想を教えて下さい。

「優勝できてすごく嬉しいです。

パン選手権に出たのはまだ1回目ですが、それで優勝できたのでとても嬉しく思います。

試合のレベルもムンジアルに近く、またムンジアル以上に難しい試合もありました。

大会全体に関してはIBJJF(国際連盟)がやる大会はいつも運営がうまくできていて混乱がないのがいいですね。

同じLAでの開催だからかどことなくムンジアルの会場の雰囲気にも似ていました。」


──試合は4試合ありました。どの試合が1番難しかったですか?

「4人ともみんな難しかったですよ、簡単な試合なんてありませんから。

けど最初の試合は減量が厳しかったので自分の力を100%出せなかったですね。

いつも1試合目が1番難しいんです。

対戦相手が誰だから、というのではなくて。

しかも今回は1試合目からアリアンシのジョルダン。

ジョルダンはヨーロピアンの決勝でもやりましたが、とても強い選手で大変でしたね。

やはり1試合目ということもありかなり厳しい試合になりました。

その後の試合を見ても極めれなかったのはその1試合目だけですから、いかに厳しい試合だったかがわかることと思います。」


──以前からATOSのラルフ・ゴーが何度もサトシと試合をしたいと言っていました。その試合が遂に実現し、サトシが一本勝ちしました。その試合について教えて下さい。

「今はラルフ・ゴーに限らず僕と試合したい人はたくさんいます。

だけどラルフは私と同じくアジアで活躍している選手なので、アジアの選手同士で、アジアのレベルを皆に見せることができて、それがすごく嬉しいです。

でも僕にはラルフだろうが誰だろうがずっと勝つことしか考えてないから対戦相手は選ばないし、相手が誰々というのは特に意識していません。」


──今回のパン選手権で特に印象に残った選手はいますか?

「黒帯で一番の活躍をしたのは階級別と無差別で優勝したホドウフォ・ヴィエイラ(GFチーム)だと思います。

試合運びもいつも自分が一歩先に進んでいて、どの選手も何も出来なかったですね。

ブラガ・ネトやレオ・ノゲイラに勝てたということは、たくさん練習した結果だと思います。」


──ヨーロピアン、パン選手権と優勝しました。次の目標を教えて下さい。

「とりあえず今はしっかり休みたいですね。

この試合に向けてすごく厳しい練習をしてきたのですごく疲れているんです。

まだ怪我も100%治ってるわけではないですしね。

ですがムンジアルは出たいと思っていますよ。

ムンジアルはすごく大事な大会ですから。

昨年、私は茶帯レーヴィで優勝したけど、今年も同じく優勝という結果を維持することは凄く難しい。

私はすでに皆に知られてしまっているから、今までと同じことをしていてはダメだとも思います。

だから今まで以上に練習してもう一度、ムンジアルで優勝したいです。」



★ホベルト・サトシ・ソウザの試合はコチラコチラから!




text by Anderson Takahashi




©Bull Terrier Fight Gear

2011年03月31日

パン選手権2011:マルキーニョス・ソウザの階級別の試合

大会3日目にアブソに出場したマルキーニョスでしたが惜しくも2回戦敗退に終わりました。

階級別では今大会からメイオペサードに階級アップしての出場となり、ムンジアルを見据えた試金石的な試合となります。

日本国内では最強といっていいほど多くの実績を残しているマルキーニョス、1月のヨーロピアン、2月のドゥマウ2連戦、そしてこの3月のパン選手権と3ヶ月連続での連戦です。



1回戦はグレイシーバッハの選手が相手。




慎重ながらも攻めるところは攻め、守るところは守るという試合で危ない場面はありませんでした。




6−0で初戦を突破!




2回戦はエドゥアルド・サントロ“ポルトゲース”(Ciaパウリスタ)と戦いました。
ポルトゲースはガードの巧さに定評がある選手で古くから活躍するベテランです。




引き込みからのスイープで先行されるもテイクダウンで2−2に。




そしてマルキーニョスが攻めにいったところをカウンターで腕十字!




9:09、マルキーニョスの一本負けで2回戦敗退。
ベスト8でした。




「最初は作戦通りに上手く試合ができていてテイクダウンもできたけど、ラスト50秒でアドバンテージ1つ負けていました。だからこれは攻めないと、と思いパスしようとしたらそこをうまくカウンターで腕十字を取られてしまいました。2回戦で負けてしまい残念です。初めてのパン選手権で気合が入っていたのですが…。帰国したらすぐ練習を再開して2ヶ月後のムンジアルに向けて備えたいと思います。ムンジアルの前にもドゥマウの大会に出るかもしれません。とにかく今は負けて悔しいですね。また頑張ります。」



©Bull Terrier Fight Gear

2011年03月30日

パン選手権2011:大会最終日の日本人選手の試合


アダルト茶レーヴィに出場した奥田照幸選手(X-TREME柔術アカデミー)




サトシと同じ茶レーヴィでベスト8。




「仲間の協力のお陰で参戦する事が出来た今回のパン選手権。さらに震災直後という事で実家の仙台に帰るかどうかで迷った末の参戦で、どうしても結果が欲しかったのですがチアゴ・ガイア選手にポイントで負けてしまいました。チェッキマットの代表と言う事でマークしていたのですが何も出来ませんでした。ここで勝っていればメダルが取れていたので悔しいです。毎日練習して試合に出続けて、もう少し頑張ろうと思います。」




マスター茶帯レーヴィで3位入賞を果たした坂原 慶弘選手(バルボーザジャパン東京)
「初めての海外での試合でしたが、なんとか三位に入賞することができました。対戦相手の皆さんは異常に力が強かったのと、リスクを恐れずに仕掛けてくるのが印象的でした。一回戦と二回戦は自分のゲームに持ち込んで勝つことができましたが、準決勝は絞め落とされてしまいました。もっと練習して、次は金メダルを取れるように頑張ります。」




中塚靖人選手(グレイシーバッハ)
アダルト茶帯ペナ級・1回戦、0:39、送り襟絞めで一本負け、初戦敗退
「今回は準決勝まで勝ち進めばマイケル・ランギの弟のミシェルと当たるので、それまでの三試合は絶対勝ち進もうと思っていましたが、初戦で秒殺されるという最悪の結果となってしまいました・・・誕生日だと言うのに!!!!!
茶ペナはミシェルと同門のジョナサン・トーマスにまたもやシャットアウトされてしまったのが悔しいです。
最後、ジョナサンと話したときにムンジではミシェルに優勝を譲ると言われたので、それを阻止するために頑張ろうと思います。」




岡晃一郎選手(岡柔術)
岡選手はアダルト黒帯メイオペサード級に出場。




引き込みからのスイープで先制点を挙げるも、その後に三角絞めで一本負け。




前日のアブソと同じく一本負けで初戦敗退となってしまいました。




渡辺菜穂子選手(トライフォース柔術アカデミー)
女子茶黒ペナ・三角絞めで一本負け、初戦敗退。




渡辺選手もアブソ、階級別共に一本負けで初戦敗退となってしまいました。
アブソはビア・メスキータ、階級別ではミッシェル・ニコリニと強豪選手と連続の対戦でした。




八木沼志保選手(アンプラグド国分寺)
女子茶黒プルーマ級に出場、初戦の相手はドゥリーニョの婚約者、ブルーナ・プッカでした。




0−0、アドバンテージ2−1で辛勝も初戦を突破!




2回戦は準決勝。
この試合に勝てば決勝戦です。




ですが三角絞めでタップ。
7:36、一本負け。




2試合目で敗退も3位入賞を果たしました!




「初めて海外の試合に出場する事になり、どれだけ海外のレベルが高いのかワクワクしていました。
実際出場してみると、今回の自分のカテゴリーに限って言えば、日本とレベルは変わらないと思いました。
初戦はほとんど追い込まれることもなく、勝つことが出来ました。
準決勝はスタミナ切れから相手の技を受け出してしまい、そこから畳み込まれるように1本取られてしまいましたが、全く手の届かないところにいると言うよりは、手の届く範囲だと感じました。
次は違う色のメダルをもらえるように、スタミナつけて頑張ります。」



©Bull Terrier Fight Gear

2011年03月29日

パン選手権2011:ホベルト・サトシ・ソウザ、アダルト茶帯レーヴィで優勝!


2/27のドゥマウ愛知大会のDFC(Dumau Free airticket Circuit)でパン選手権への無料航空券を獲得してパン選手権に初出場したホベルト・サトシ・ソウザ(ブルテリア・ボンサイ)。

1月のヨーロピアンもDFCで出場しアダルト茶レーヴィで優勝、アブソでも3位入賞を果たしたのは記憶に新しいところです。

ですがそのアブソの試合でヒザを負傷し、今大会が復帰戦となります。

★ヨーロピアンでの試合の様子はコチラから!

まだ負傷箇所の回復具合は70%ほどと言いながらも初参戦のパン選手権、そしてヨーロピアンに続く国際大会連覇に気迫充分でした。

LA到着時には実に5kgもの体重オーバーで体重調整が心配されましたが、大会当日には1kgアンダーまで落として体調も問題なしというのはさすがトップ選手といったところでしょう。

それではサトシの試合の様子を紹介します!



1回戦の相手は1月のヨーロピアン決勝で対戦したアリアンシのジョルダン・シュルツ。




引きこみからスイープを仕掛けます。




これで2ポイント先制!




その後は無理に攻めることなく危なげ無い試合運びを見せます。




そして2−0で勝利、初戦を突破。




2回戦はATOSのラルフ・ゴー。
ラルフは以前からサトシとの対戦を熱望しており、今大会でついに実現。
試合開始早々にタックルでテイクダウンに成功。




そしてすぐさまパスにいき圧倒的に攻め続けます。




フィニッシュはマウントからの十字絞め!




4:05、一本勝利で準決勝戦へ。
ラルフは今大会の2週間前にATOSの集中キャンプに参加して試合に挑みましたが2回戦敗退でした。




試合を重ねるごとに調子がよくなっていきます。
準決勝もテイクダウン、パス、マウントと攻め一辺倒。




フィニッシュはまたもマウントからの絞め。
試合時間は4:33でした。




ここまで危ない場面はなくまさに磐石の強さを見せつけるサトシ。
試合後も余裕の表情。




決勝はチェックマットのチアゴ・ガイア。
チアゴは2009年の紫帯で優勝した歳のムンジアル決勝戦で対戦した選手で、ブラジレイロなどで優勝している強豪です。




試合開始後すぐにバックマウントからの絞めで秒殺か?!となるも場外に逃げられて4ポイントのみ。




決勝戦でも安定した試合ぶりは変わらず。




相手がヒザ十字を仕掛けてきた際に外掛け反則!




なんと決勝は反則勝ちで優勝!




試合後は応援してくれていた2FスタンドのATOS勢に向けてATOS定番の剣を振るうパフォーマンス。




笑顔で余裕のVサイン。
サトシ、ヨーロピアンとパン選手権で国際大会2連覇達成。
昨年のムンジアルから3大会連続優勝の快挙です!




マルキーニョスも嬉そう。




サトシのコメント
「最後の決勝は2、3回戦で一本勝ちしてたから相手が強い選手と知っていても自信があった。自分が一番大事だと思ったのは最後まで諦めないこと。ポイントを与えずに自分の技を信じることが重要。初参戦したパン選手権で優勝できて嬉しい。次はムンジアル連覇を狙います!」



©Bull Terrier Fight Gear

2011年03月28日

パン選手権2011:女子茶黒表彰台


プルーマ
優勝  ガゼリー・マツダ・バンデリア(ATT)
準優勝 アンジェリカ・ヴィレイラ・フェレイラ(ATOS)
3位  メリッサ・ヒュゥター(コンバットベース)、八木沼志保(アンプラグド国分寺)




ペナ
優勝  ミッシェル・ニコリニ(チェックマット)
準優勝 ファビアナ・ボルジェス(グレイシーバッハ)
3位  アプリ・ロビンソン(アリアンシ)、ブルーナ・ナオミ・ヒベイロ(ATOS)



レーヴィ
優勝  ビア・メスキータ(グレイシーウマイタ)
準優勝 アナ・キャロリーナ・リブレ(グレイシーウマイタ)




メジオ
優勝  ルアナ・アズギエル(アリアンシ)
準優勝 アネッチ・エスタッキ(Brazil 021)
3位  ヒラリー・ウイリアムス(ジ・アヴェンジャース)、ヴァネッサ・オリベイラ(GFチーム)




ペサード
優勝  ガブリエレ・ガルシア(アリアンシ)
準優勝 タミー・グリエゴ(グレイシーバッハ)
3位  ルシアナ・ディアス(グレイシーウマイタ)、カトリーナ・ウエルバッカー(パラゴン)




アブソルート
優勝  ルアナ・アズギエル(アリアンシ)
準優勝 ガブリエレ・ガルシア(アリアンシ)
3位  ルイザ・モンテイロ(チェックマット)、ビア・メスキータ(グレイシーウマイタ)



all pics by Edison Kagohara



©Bull Terrier Fight Gear

パン選手権2011:黒帯表彰台


ガロ
優勝  ハファエル・フレイタス“バラタ”(グレイシーバッハ)
準優勝 フェリッペ・コスタ(ブラザ)
3位  ジョセフ・カピージ(ヘンゾ)、ブランドン・ミュリンス(グレイシーバッハ)




プルーマ
優勝  カイオ・テハ(グレイシーファイター)
準優勝 ブルーノ・マルファシーニ(アリアンシ)
3位  ダニエル・ベレーザ(SASチーム)、ウエリントン“メガトン”ディアス(グレイシーウマイタ)




ペナ
優勝  ブルーノ・フラザト(ATOS Jiu-Jitsu)
準優勝 ハファエル・メンデス(ATOS Jiu-Jitsu)
3位  ギイ・メンデス(ATOS JJ)、エドゥアルド・ラモス(ATOS JJ)




レーヴィ
優勝  ルーカス・レプリ(アリアンシ)
準優勝 マイケル・ランギ(アリアンシ)
3位  アウグスト・メンデス“タンキーニョ”(ソウルファイターズ)、ジョナサン・トーレス(ロイドアーヴィン)




メジオ
優勝  クラウジオ・カラザンス(ATOS)
準優勝 ルーカス・レイチ(チェックマット)
3位  グルバート・バーンズ“ドゥリーニョ”(ATOS)、クラーク・グレイシー(BJJレボリューションチーム)




メイオペサード
優勝  アンドレ・ガウヴァオン(ATOS)
準優勝 エドアルド・サントロ“ポルトゲース”(Ciaパウリスタ)
3位  オタービオ・ソウザ(グレイシーバッハ)、ディエゴ・ガモナル(BTT)




ペサード
優勝  ホドウフォ・ヴィレイラ(GFチーム)
準優勝 ベルナルド・ファリア(アリアンシ)
3位  ディエゴ・ヘルゾグ(ハウフ・グレイシー)、ホベルト・カマルゴ“トッッサ”(グレイシーバッハ)




スペルペサード
優勝  マーカス・アルメイダ“ブシェシャ”(チェックマット)
準優勝 ブルーノ・バストス(ノヴァウニオン)
3位  アルベルト・シウバ(ハイアン・グレイシー)、フィリッピ・ソト・モトス(バルボサ)




ペサディシモ
優勝  アントニオ・ブラガ・ネト(AB MMA)
準優勝 アントニオ・ペイナウド(アリアンシ)
3位  ルイス・フェリッペ・セオドロ“ビックマック”(ゴドイ)、ガブリエル・ヴェラ(ハイアン・グレイシー)




アブソルート
優勝  ホドウフォ・ヴィレイラ(GFチーム)
準優勝 ベルナルド・ファリア(アリアンシ)
3位  マーカス・ヴィニシウス“ブシェシャ”(チェックマット)、アントニオ・ブラガ・ネト(AB MMA)



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2011年03月27日

パン選手権2011:マルキーニョスのアブソの試合

今大会よりメジオから1階級上げてメイオペサードに階級変更したマルキーニョス。

当初はアブソ出場を迷っていましたが、減量もそれほどキツくないとのことでエントリー。

ですが組み合わせで体重が重い選手だったら出場を回避することも考えていたようですが、結局は出場となりました。



マルコス・ソウザ(ブルテリア・ボンサイ)




相手はマルコス・ギウジス(チェックマット)。
1階級上のpwサード級の選手です。
いきなりスイープされて2ポイントを失いました。




ですが得意のテイクダウンからリバーサルで2ポイントを返し同点に。




さらにバックマウントで4ポイントを追加、6−2と逆転。




そこで試合終了し初戦を突破!




2回戦はワールドプロ王者、ヒカルド・デメンテ(ノヴァウニオン)。
デメンテもペサード級ですが1回戦の相手より大きく感じられます。




テイクダウン、パスとポイントを重ねられて苦しい試合展開に。
マルキーニョスはガードポジションにすら戻せません。




最後までデメンテがトップポジションで優位に試合を展開し17-0と大量ポイント差で完封勝利。




マルキーニョスのアブソは強豪・デメンテに敗れ、2回戦敗退という結果に終わりました。



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パン選手権2011:大会3日目の主な日本人の結果

大会3日目に出場した主な日本人選手(日系ブラジル人含む)の試合結果です。



クリスチアーノ上西(GILE RIBEIRO)
マスター黒帯アブソ&スペルペサード 3位




ヨーロピアンに続きパン選手権でも
3位入賞を果たしました!




大内敬選手(パラエストラ小岩)
シニア2黒帯レーヴィ&アブソに出場の大内選手。
まずはレーヴィの試合です。




お約束のコンタクト外れが炸裂!




試合終了5秒前にテイクダウンされて2−0で初戦敗退でした。




アブソの試合は体格差のある選手が相手でした。




この試合はなんと相手が外掛け反則!
反則勝ちで2回戦進出です。




2回戦はいきなりマウントを取られてピンチに!
そのまま胸固めのように絞めを極められてタップ。




アブソも2回戦敗退で終了でした。




水野普之選手(アリアンシ)
マスター黒帯プルーマ級に出場の水野選手。
1回戦でノヴァウニオンのダニー・アルバレスと対戦しました。




5:29、送り襟絞めで一本負け、初戦敗退でした。




エジソン籠原(OVER LIMIT BJJ)
シニア1黒帯プルーマ級に出場のエジソン。
引きこみ&パスガードのアドバン2つで初戦敗退も3位入賞!




岡晃一郎選手(岡柔術)
階級別の試合に先立ってアブソに出場した岡選手。




引き込んだところを送り襟絞めを極められてタップ。




2:20、一本負けで初戦敗退でした。




渡辺菜穂子選手(トライフォース柔術アカデミー)
女子・茶黒アブソにエントリーの渡辺選手。
初戦でビア・メスキータと対戦。




スイープ、パス、バックからの送り襟絞めで1:33、一本負けで初戦敗退。




堀込茂由選手(パラエストラ小岩)
マスター紫ペナに出場の堀込選手。





引きこみからアキレス腱固めを極められて0:38、秒殺一本負け!



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パン選手権2011:Budo videosのサイトで無料生中継!


パン選手権2011、Budo videosのサイトで今日の大会が無料で見れます。

コチラから!

ちなみに今日はシニア2黒帯レーヴィの大内敬選手、シニア1黒帯プルーマのエジソン籠原、アダルト黒帯アブソのマルコス・ソウザらが出場します。

大内、エジソン出場のシニア黒帯はAM4:00ぐらい、マルキーニョスが出場sするアダルト黒帯アブソはAM7:00ぐらいの予定です!



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パン選手権2011:アンデルソン高橋、荒井勇二選手の試合

パン選手権2011のアダルト紫帯にはメジオ級にアンデルソン高橋(ホシャ柔術)が、そしてメイオペサード級に荒井勇二選手(MAX柔術アカデミー&ヨガスタジオ)が出場していました。

アンデルソン高橋は湯浅選手と同じくドゥマウ東京大会でMVPを獲得して無料航空券をゲットしての出場です。

ヨーロピアンにもドゥマウの招待で遠征しており、ヨーロピアン、パン選手権と国際大会に連続参戦。

そのヨーロピアンでは3位入賞を果たしており、今大会でも好成績が期待されていました。

★ヨーロピアンでの試合はコチラから!



アンデルソン高橋(ホシャ柔術)




メジオのアンデルソンも減量なしでコンディションも問題なし。
LA入りしてからもずっと「早く試合がしたい、誰にも負ける気がしない!」と気合充分でした。




相手に引きこまれてデラヒーバガードからのスイープを3回も食らったアンデルソン。
ですがそのたびにスイープし返すというスイープ合戦的な試合になりました。




スイープしてからパスに行った際にホレッタのようなスイープをされて8−6。




そのポイントを挽回できぬまま試合終了し初戦敗退!




初戦敗退でアブソ出場もできずにこの1試合のみで終了のアンデルソン。
残念な結果に。




MAX柔術アカデミーから単身、パン選手権に出場の荒井勇二選手。
メイオペサード級に出場です。




1回戦は2−2、アドバンテージ4−2で勝利!




2回戦はブラジルから出場のバッハBHの選手にバックからの絞めを狙われてピンチに。




しばらく粘っていましたがついにタップ。
2回戦で一本負けでした。




この荒井選手に勝利したフェリップ・ペナが結局そのまま勝ち上がって優勝。
2回戦で優勝者に敗れるという組み合わせの不運もありました。
荒井選手はこのまましばらくLAに滞在して練習してから4月上旬に帰国するそうです。



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パン選手権2011:湯浅麗歌子選手の試合


パン選手権2011、2日目は紫帯の試合がメインです。

まずは女子アダルト紫帯ペナ級に出場した湯浅麗歌子選手(ポゴナ・クラブジム)の試合から紹介します。

湯浅選手は海外での試合は今大会で2度目で初参戦した昨年のムンジアルでは青帯で出場し、ベスト8という結果を残しています。

ムンジアルの後に日本国内の大会で柔術では紫帯で出場したヒクソン杯、青帯ラストマッチの東京国際、そして今年の2月のドゥマウ東京とすべての試合に勝利して国内トップ選手としての実力を大いに発揮していました。

そして迎えたパン選手権、国際大会という大舞台での活躍が期待される中の試合出場です。



体重は余裕のアンダーで楽々クリア。
ほぼナチュラル体重で減量もほとんどない状態。




マッサイドで待機する湯浅選手。
呼ばれてからの待ち時間はゆうに30分以上はありました。
こういう部分は大会進行がスムーズな日本の大会と違うところ。




1回戦、まずは引き込みから試合スタート。




スイープに成功して2ポイント獲得。




そして最後は三角の形から腕を伸ばしてタップアウト!




4:49、一本勝利で初戦突破です。




2回戦は引きこみ際に飛びつかれていきなりマウントされそうになってしまいました。




マウント、バックは回避するもクロスガードでがっちり組み付かれて動けない状態に。




そして腕十字の態勢へ。




がっちり極まってしまいタップ!




わずか55秒で一本負け……。




2回戦敗退で階級別はベスト8。
奇しくもムンジアルと同じ結果となってしまいました。
この試合に勝っていれば表彰台、そして念願だったメガトン娘のマッケンジーとの対戦になっていたのに残念です。




そして数時間後、アブソルートの試合です。
1回戦は階級別の初戦の相手との再戦でした。




引きこみから三角絞めでアドバンテージを獲得。




そのまま試合終了で1アドバンテージで勝利。




2回戦、いきなりスイープされて先制点を献上もスイープし返して同点に。




しかしガードからスイープのアドバンテージを2つ取られてしまいアドバンテージ差で負けています。




そのアドバンテージ差を返せずに試合終了。
ポイント2−2、アドバンテージ2−0で2回戦敗退。
アブソルートの階級別と同じくベスト8に終わりました。




湯浅選手に勝利したサエないメガネっ娘は紫プルーマのチャンピオンでノーギ・パンでも優勝してるそうです。
まだ16歳ですがすでに柔術歴は10年という若きベテランでした!
アメリカ版のスーパー女子高生です!



以上のように階級別とアブソルートで初戦は勝利するも2回戦敗退でベスト8という結果になった湯浅選手。

反省点として引き込み方の甘さ、そして技の粗さを痛感したようです。

次の試合はムンジアルの出場を検討してるようですが、ベスト8というのはあと一勝で表彰台という惜しいところ。

ぜひムンジアルまでに反省点を修正して次こそは今回以上の結果を残して欲しいと思います!



©Bull Terrier Fight Gear

2011年03月26日

パン選手権2011:開幕!

世界最多の出場選手数を誇るパン選手権2011、開幕しました!

昨年は2800人ものエントリーがありましたが、いったい今年は何人の出場があったのかは未確認ですが、昨年以上の出場者数であるのは間違いありません。

会場ではやや雰囲気が違っており、これまでスポンサーしていたKORALやJIU-JITSU PRO GEARのブースが消え、その代わりにATAMAやKEIKO、そして新興ブランド「DOM FIGHT GEAR」なるショップが大きくブースを出していました。

このDOM FIGHT GEARはDELTA航空の機内誌にも広告を出しており、なにやら巨大資本をバックに付けての格闘技界参入な様子です。



昨年と同じ場所で開催のブレン・イベントセンター。
カリフォルニア大学・アーヴァイン校の体育館です。




マットは10面。
大会初日は白帯、青帯がほとんどなので比較的ゆったりした進行具合。




KEIKOのブース




ATAMAのブース




DOM FIGHT GEARのブースは他のとこよりやや大きめでした。
他には定番のGRACIE MAGAZINE、Budo videosのブースもあり。




メガトン・ディアス(グレイシーウマイタ)

ヘナート・タバレス(ATT)
ヨーロピアンではシニアに出場していたメガトン、今大会ではアダルト復帰です。
ヘナートはATTの柔術コーチ、マスター黒ペナに出場です。




ブルーノ・バストス(ノヴァウニオン)
アメリカに移住してきたブルーノ・バストス。
いまはノヴァウニオンの柔術部門で重要なポジションに就いてます。




サウロ・ヒベイロ(ヒベイロ柔術)
ややぽっちゃりした感があるサウロ。
ヘアスタイルもニュースタイルでファンキーな雰囲気。
ですが相変わらずのナイスガイでした!




ジョアオ・シウバ(アロイジオ・シウバ)
先週、UFCのトライアウトを受けたというジョアオ。
その結果次第で今後はMMAに本腰を入れる予定だとか。




ギイ&ハファ・メンデス(ATOS)
出ました!いつも一緒のメンデス兄弟。
会う人みんなが震災の心配をしてくれるのにこいつらは開口一番「オイ、ヨーロピアンのオレらの写真くれよ!」と催促。
さすがです。




ホメロ・ジャカレ・カバウカンチ(アリアンシ)
アリアンシ総帥、ジャカレ。
来週、アトランタに行くのでアリアンシ総本部にもお邪魔する予定です!




カーウソン・グレイシーJr(カーウソン・グレイシー)
大の親日家、カーウソンJr.は来月イタリアで柔術大会を開催するそう。
宣伝してくれ!って言われたけど日本からの出場選手はいないんじゃ?




ジョナタス・グージェウ(ATOS)
いつの間にかATOSに移籍していたジョナタス。
聞いたら「MMAはこれまで通りATTで柔術をやるときはATOSでやる」とのこと。




アンドレ・ネガオン&アネッチ・クアドロス(Brazil 021)
ADCC&ムンジアル王者、アネッチがBrazil 021なる新チーム名で2年ぶりに柔術復帰!
旦那のネガオンはいつもレフェリーしてます。
頼んでたTシャツをまた忘れてきたボンヤリ野郎!




アンドレ・ガウヴァオン(ATOS)
今大会に先立ってワールドプロ・サンディエゴ予選で柔術復帰を果たし、優勝したガウヴァオン。
昨年、サンディエゴにATOSの支部をオープンし本格的にアメリカ進出を果たしました!




ギルバート・ドゥリーニョ(ATOS)
日本でもお馴染みのドゥリーニョ。
昨年のノーギ・ワールズでメジオで優勝し、今大会でもメジオでエントリー。
確かに体がまた一段とデカくなってました!




クラウジオ・カラザンス(ATOS)
ATOSに移籍してから急に強くなったカラザンス。
ヨーロピアンでも優勝し、その勢いのままパン選手権にもエントリー。
でもカラザンスの試合はいつもがっちりクロスガードの連発で面白くないんですよね…。




グットー・カンポス(ATOS)
ATOS総帥のハモン・レモスがUFC王者のアンデウソン・シウバのコーチ業で忙しい時にクラスを代行してるグットー。
ハモン不在時のATOSのサブリーダー的存在。




ホドリゴ・カポラル(ATOS)
長く香港に滞在していたカポラルも今はブラジルに戻りATOS本部で練習中。
ですがこれからパン選手権、ワールドプロと連戦した後にまた香港に戻るそうです。




ガブリエル・ヴェラ(ハイアン・グレイシー)
アリアンシからハイアン・グレイシーに出戻りしたガブリエル・ヴェラ。
やや体がひと回り小さくなって絞れてたような?




フーベンス・シャーレス“コブリンヤ”(アリアンシ)
柔術引退?のコブリンヤ。
このLAにアリアンシのLA支部をオープンしパン選手権後にグランド・オープニング・セレモニーを行うそう。
この日は生徒の声援に一生懸命でした。




シャンジ・ヒベイロ(ヒベイロ柔術)
最近音沙汰のなかったシャンジ。
今大会も不出場ですがムンジアルには出る予定とのこと。




ジヴァニウド・サンタナ(ロータスクラブ)
この会場から10分ぐらいのとこで指導中のジヴァ。
今はMMAに専念してますが久々に柔術の試合も見てみたい!




カイオ・テハ(グレイシー・ファイター)
ガロ級ムンジアル王者、カイオはパン選手権は階級アップでプルーマに出ることが多く今回もプルーマで。
ライバル的存在のブルーノ・マルファシーニもプルーマなのでまたその両者の試合が見れるかも。




アウグスト・メンデス“タンキーニョ”(ソウル・ファイターズ)

マッケンジー・ダーン(グレイシーウマイタ)
タンキーニョ&マッケンジーの柔術カップル。
ヨーロピアン2冠のマッケンジーはこの日が誕生日で18歳になりました。
若い!




ブルーノ・フラザト(ATOS)
本格的にペナに復帰したブルニーニョ。
ヨーロピアンではATOS勢でペナ級表彰台を独占しましたが今大会もATOSで連覇んるでしょうか?!



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2011年03月25日

パン選手権2011:日本からの出場選手紹介


本日よりLAのアーヴァインで開催されるIBJJF主催「パン選手権2011」。

今大会にはドゥマウの大会で優秀な成績を収めた選手には無料航空券が贈呈されていますが、それ以外にも通常の自費参加の選手を含め、多数の選手がエントリーしていまるので主な選手を紹介します。



マルコス・ソウザ(ブルテリア・ボンサイ)
アダルト黒帯メイオペサードに出場するマルキーニョス。
今回から減量がキツいとの理由でメイオペサードに階級アップ。
2回戦でセルジーニョに2回連続勝利した古豪、ポルトゲースに当たる
ブランケットですが、それに勝利すれば表彰台は確定という大チャンス!




エジソン籠原(OVER LIMIT柔術)
ドゥマウの大会主催者自らもパン選手権に出場!
昨年と同じくシニア1黒帯プルーマ級にエントリー。
ヨーロピアンでは試合なしで優勝認定でしたが今大会ではしっかり勝利しての
優勝をして欲しいところ。




大内敬(パラエストラ小岩)
シニア2黒帯レーヴィ級にエントリーの大内選手。
大内選手はみんなとも集合時間に寝坊で大遅刻というとんだポンコツぶりを発揮!
そして相変わらずの細かい体重報告は欠かさないながらビールをガブ飲みするという無謀さも。
昨年12月に不惑の40歳を迎え、初のシニア2エントリーで初戴冠の期待がかかる狂乱の独身貴族。




ホベルト・サトシ・ソウザ(ブルテリア・ボンサイ)
アダルト茶帯レーヴィ級に出場のサトシ。
負傷をしながらもヨーロピアンに初参戦&初優勝の激闘も記憶に新しいサトシは
そのときの負傷も70%の回復ぐあいながら体調はよさそう。
あと減量が5kgもあると言いながらも到着早々にメシを食いまくる余裕ぶり。
初戦の相手はヨーロピアン決勝のリマッチ、2回戦はラルフ・ゴーとの対戦が
濃厚だけにいきなりの強豪との連戦となる。
パン選手権も初参戦なのでヨーロピアンに次いでの初参戦&初優勝の快挙なるか?!




奥田照幸(X-TREME柔術アカデミー)
国内大会の優勝&入賞常連の奥田選手もサトシを同じくアダルト茶帯レーヴィ級に出場。
初参戦となる国際大会でどこまでいけるか楽しみな存在だ。





坂原 慶弘(バルボーザジャパン東京)
マスター茶帯レーヴィ級にエントリーの坂原選手。
物静かな佇まいが印象的で静かに闘志を燃やす。




アンデルソン高橋(ホシャ柔術)
ヨーロピアンでアダルト紫メジオ優勝のアンデルソンはドゥマウ東京大会で
MVPを獲得してのパン選手権出場。
1月から毎月の試合で連戦となるが本人はやる気充分。
パン選手権のあとはムンジアルの出場も決まってるので今大会ではその
前哨戦的な意味合いもある大事な試合だ。




堀込茂由(パラエストラ小岩)
昨年に引き続きパン選手権出場の堀込選手は今年はマスター紫帯ペナ級に出場。
昨年度は2回戦敗退に終わったので今年はそれ以上の結果を残してもらいたい!




八木沼志保(アンプラグド国分寺)
女子・茶黒プルーマ級に出場する八木沼選手。
初参戦のパン選手権、まずは初戦のATOSのブルーナ・ヒベイロ戦を
突破できるかがカギ。




湯浅麗歌子(ポゴナ・クラブジム)
柔術、グラップリング問わず試合に出まくってる湯浅選手もパン選手権は初参戦。
強豪のメガトン娘、マッケンジーと同じブロックに入るも本人はいたって呑気なご様子。
来月早々に二十歳の誕生日をを迎える湯浅選手、十代ラストマッチで
有終の美を飾れるか?!



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2011年03月19日

パン選手権がBudo videosのサイトでPPV!


今や恒例となったBudo videosのサイトでの大会PPV。

今回のパン選手権でもPPVは行われます!

PPVは大会3日目と4日目の2日間で3日目は無料で見ることができるというから素晴らしい限り。

そして大会最終日、黒帯の試合が行われる日曜のみが有料になってます。

そのPPV料金は3/20までに申し込みすれば$8、それ以降でも$10でPPVを視聴可能!

これはただ試合を流すだけでなくヘンゾの黒帯でハリウッドBJJを主宰するショーン・ウイリアムスとBudo videosの創設者の一人であるジェイク・マッキーによる実況解説もあり!

試合直後の選手インタビューなども随時行われるのでLIVE感は抜群。

日本にいながらにしてLA開催のパン選手権が観戦できるなんて数年前には考えられなかったことです。

ぜひチェックしてみて下さい!

なお昨年11月に行われたノーギ・ワールズのオンデマンドも購入可能で、こちらはなんと$4.95とワンコイン以下という低価格!

黒帯と女子・茶黒の決勝戦を全て見ることができてこの値段は破格でしょう。

こちらもおすすめです!



「ノーギ・ワールズ2011」
オンデマンドはコチラから!










パン選手権PPV、申し込みはコチラから!



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