English Portugues Japanese

2007年07月23日

全日本・黒ペナ

日本も黒帯が多くなり、黒帯の試合も少なくなくなった現在の日本の柔術シーンにおいて、この黒帯ペナ級の5人エントリーは決して多くない人数だろう。

優勝した植松自身も「もっと出てくると思った」と語っており、この人数は意外だった様子で、この5人エントリーのうち3人がJFTでの練習仲間となってしまった。

世界での戦いに目を向けるのは大いに結構だが、その前に国内の試合にも興味を持って欲しい。

今回のペナ級には世界レベルの選手が参加していたのだから、彼らと試合することによって得られるものが大いにあるはず。

日本でもっとも激戦区にあるペナのカテゴリー、次回大会ではこの参加人数が倍増していることを期待せずにはいられない。



黒ペナ決勝戦は植松と佐藤の顔合わせだったが師弟関係にあるため行われず、
佐藤が植松に優勝を譲った。
佐藤が植松の師にあたるのだが、かつてカンペで植松が佐藤に勝ちをゆずったことがあり、
今回は佐藤がその借りを返したのだという




準決勝はJFTでの練習仲間である荒牧誠(アカデミアAz)と
植松直哉(クロスポイント)の対戦、互いに勝手知ったる間柄だけに好試合となった



とにかく矢継ぎ早に技を仕掛けていく植松、この腕十字も極まったかに
思われたが荒牧はこれを脱出、喝采を浴びた



荒牧も隙をみて逆転を狙うがなかなかそのチャンスを見出せずに
苦戦を強いられてしまった



フィニッシュはマット際で極めた送り襟絞め



最後まで攻めの姿勢を崩さなかった植松に凱歌が挙がった。
植松はこの勝利を手土産にムンジアルに参戦する



もう一方の準決勝は本名での出場の佐藤稔之(アカデミアAz)と
福住慎祐(福住柔術)のベテラン同士の顔合わせ。
佐藤がポジショニングで圧倒し福住は防戦に回らざるを得ない試合展開に終始した



佐藤は17-0の大量ポイントを獲得し福住を完封してみせた



準決勝に進出した荒牧の初戦は早川正城(名古屋ブラジリアン柔術クラブ)と。
アームロックで一本勝ち



黒帯ペナ級表彰台。
優勝 植松直哉(クロスポイント)
準優勝 佐藤稔之(アカデミアAz)
☆参加人数が5人だったため3位の表彰はなかった。

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by コップ   2007年07月23日 20:30
新体制の連盟に反発して出ない選手が多いのではないですか?

練習仲間たから勝ちを譲るなんて悪しき慣習をいつまでやるつもりなんでしょうか彼らは。
2. Posted by oioi   2007年07月24日 09:47
佐藤って誰よ(笑)
3. Posted by 通行人   2007年07月31日 23:30
和道さんに失礼ですよ!!!

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔