2007年08月20日
DUMAU GRAPPLING KITA KANTO TOURNAMENT 2007&DUMAU BJJ CHAMPIONSHIP 2007
8/19に群馬県・伊勢崎市の市民プラザで「DUMAU GRAPPLING KITA KANTO TOURNAMENT 2007&DUMAU BJJ CHAMPIONSHIP 2007」が開催されました。
今大会の注目はグラップリングのプロリーグにペケーニョの弟、レオナルド・ノゲイラが出ることですね。
もう一人、ベッチーニョ・ヴィタウというブラジルのマナウスにあるカリオカ・チームからこの試合のために来日したブラジル人選手がいるのですが、知名度の低さのためほとんど話題になりませんでした。
このプロリーグは-66kgと-75kgの2階級で開催されベッチーニョは-66kgでレオは-75kgに出場しました。
まず-66kg級の1回戦です。
今回、大会会場で主催者から声をかけられて急遽、この試合に出場することになった若林次郎選手(パラエストラ東京イースト)と柔術茶帯の小林元和選手(バッハ長野)の対戦です。
小林選手は柔術では実績はありますがノーギの実力は未知数、対する若林選手はアブダビの大会などノーギの大会にも出場済みです。
試合はあっさりと極まりました。
引き込んだ小林選手のヒザを極めた若林選手の勝利でした。
引き込んだ小林選手とポジションの奪い合いをする若林選手
「この形になればかならず取れる」(若林)
という得意のヒザ固め
グラップリング・一般の部では初戦敗退した若林選手でしたが
プロリーグでは一本で快勝しました
そして注目のベッチーニョの試合です。
ベッチーニョは佐久間亮選手(パラエストラ古河)と対戦しました。
試合開始直後に引き込んだベッチーニョ。
手足が長いベッチーニョのガードは脅威です!
なんと引き込んですぐに肩が外れてしまい、試合が中断してしまいました。
セコンドが肩を入れて試合再開しましたが、柔術ならここでベッチーニョの負けになりますね。
セコンドに肩を治してもらうベッチーニョ
でも今回はグラップリングのプロ・リーグということで主催者判断でスタンドから試合再開となりました。
ガードから相手を抱えるラバーガードのようにしてフットチョークを極めたベッチーニョの勝利です。
ガードからフットチョークを極めました!
反対側から見たフットチョーク。
完璧に極まってます!
-66kg級の1回戦は両者とも1本で勝利して決勝戦進出になりました。
続いて-75kg級1回戦、レオ・ノゲイラ(ワールド・ファイト・センター)vs水野健次(ポゴナクラブ)の試合です。
レオは日本初戦のZSTの試合で兄譲りのギロチンで快勝しました。
水野選手は組み技の試合に出まくっており強豪として知られている選手で、柔道、サンボ、柔術、グラップリングで数々の入賞歴があります。
日本の強豪相手にレオがどう戦うかに注目でしたが試合はあっさりときまってしまいました。
試合開始直後から鋭いタックルを見せるレオは水野のお株を奪うかのような豪快なテイクダウンをし、そこから相手の起き上がる瞬間に組み付いてギロチンを極めて2分ジャストで1本勝ちでした。
切れ味鋭いレオのタックル
相手の立ち上がる瞬間を狙って組み付き
首に腕を回して
ギロチンで一本勝ち!
試合時間2分ジャスト!
まさに圧勝といっていい内容の試合をしたレオ。
決勝戦への期待も高まりました。
-75kg級1回戦のもうひと試合はジョルジ・フジカワ(バッハ長野)vs八隅孝平(パラエストラ東京)の対戦です。
試合はポジションで優位に試合を進めた八隅選手がノースサウスからのチョークで一本勝ち、こちらも両者一本で決勝戦進出となりました。
ここからスピニング風のチョークで一本勝ちした八隅
そして迎えた決勝戦です。
-66kg級決勝戦、若林vsベッチーニョ。
また引き込んで攻めるベッチーニョに対し得意の足関節を狙う若林。
引き込みのベッチーニョ
足関節を狙う若林
足関節の際にポジションが入れ替わりこれでスイープの2ポイントが入りました。
足関節の攻防でスイープの2ポイントがベッチーニョに入る
試合はそのまま大きな展開もなく静かに進み、結局その2ポイントで勝負が決まりベッチーニョの優勝になりました。
最後は-75kg級の決勝戦、レオvs八隅は予想外の結末になりました。
グラップラー同士の好勝負が期待されたこの対戦でしたが、試合は八隅の一方的に攻め続ける試合展開に終始し、レオのいいところはまったくありませんでした。
聞くとレオは試合序盤にタックルにいった際に肩を負傷し、試合中はずっと片腕が動かない状態で試合をしていたそうです。
アクシデントとはいえ残念でした。
精彩を欠くレオの決勝戦
初戦で見せた鋭いタックルも不発
八隅のセコンドは北岡
終始、大きな声でアドバイスを送る
危うくチョークを極めかけられる場面も
試合は八隅選手がポジションを奪いまくり20-0の大差で判定勝ち、優勝しました。
ブラジルからの刺客は明暗を分けた形になってしまいました。
優勝して大喜びのベッチーニョ。
肩を負傷し肩鎖関節捻挫の疑いで
試合後に包帯ぐるぐる巻き姿も悲惨なレオ。
両者とももう少し日本に滞在予定なのでまた彼らの試合が見たいですね。
明日は今大会のグラップリング・一般の部のレポートをお送りします!
今大会の注目はグラップリングのプロリーグにペケーニョの弟、レオナルド・ノゲイラが出ることですね。
もう一人、ベッチーニョ・ヴィタウというブラジルのマナウスにあるカリオカ・チームからこの試合のために来日したブラジル人選手がいるのですが、知名度の低さのためほとんど話題になりませんでした。
このプロリーグは-66kgと-75kgの2階級で開催されベッチーニョは-66kgでレオは-75kgに出場しました。
まず-66kg級の1回戦です。
今回、大会会場で主催者から声をかけられて急遽、この試合に出場することになった若林次郎選手(パラエストラ東京イースト)と柔術茶帯の小林元和選手(バッハ長野)の対戦です。
小林選手は柔術では実績はありますがノーギの実力は未知数、対する若林選手はアブダビの大会などノーギの大会にも出場済みです。
試合はあっさりと極まりました。
引き込んだ小林選手のヒザを極めた若林選手の勝利でした。
引き込んだ小林選手とポジションの奪い合いをする若林選手
「この形になればかならず取れる」(若林)
という得意のヒザ固め
グラップリング・一般の部では初戦敗退した若林選手でしたが
プロリーグでは一本で快勝しました
そして注目のベッチーニョの試合です。
ベッチーニョは佐久間亮選手(パラエストラ古河)と対戦しました。
試合開始直後に引き込んだベッチーニョ。
手足が長いベッチーニョのガードは脅威です!
なんと引き込んですぐに肩が外れてしまい、試合が中断してしまいました。
セコンドが肩を入れて試合再開しましたが、柔術ならここでベッチーニョの負けになりますね。
セコンドに肩を治してもらうベッチーニョ
でも今回はグラップリングのプロ・リーグということで主催者判断でスタンドから試合再開となりました。
ガードから相手を抱えるラバーガードのようにしてフットチョークを極めたベッチーニョの勝利です。
ガードからフットチョークを極めました!
反対側から見たフットチョーク。
完璧に極まってます!
-66kg級の1回戦は両者とも1本で勝利して決勝戦進出になりました。
続いて-75kg級1回戦、レオ・ノゲイラ(ワールド・ファイト・センター)vs水野健次(ポゴナクラブ)の試合です。
レオは日本初戦のZSTの試合で兄譲りのギロチンで快勝しました。
水野選手は組み技の試合に出まくっており強豪として知られている選手で、柔道、サンボ、柔術、グラップリングで数々の入賞歴があります。
日本の強豪相手にレオがどう戦うかに注目でしたが試合はあっさりときまってしまいました。
試合開始直後から鋭いタックルを見せるレオは水野のお株を奪うかのような豪快なテイクダウンをし、そこから相手の起き上がる瞬間に組み付いてギロチンを極めて2分ジャストで1本勝ちでした。
切れ味鋭いレオのタックル
相手の立ち上がる瞬間を狙って組み付き
首に腕を回して
ギロチンで一本勝ち!
試合時間2分ジャスト!
まさに圧勝といっていい内容の試合をしたレオ。
決勝戦への期待も高まりました。
-75kg級1回戦のもうひと試合はジョルジ・フジカワ(バッハ長野)vs八隅孝平(パラエストラ東京)の対戦です。
試合はポジションで優位に試合を進めた八隅選手がノースサウスからのチョークで一本勝ち、こちらも両者一本で決勝戦進出となりました。
ここからスピニング風のチョークで一本勝ちした八隅
そして迎えた決勝戦です。
-66kg級決勝戦、若林vsベッチーニョ。
また引き込んで攻めるベッチーニョに対し得意の足関節を狙う若林。
引き込みのベッチーニョ
足関節を狙う若林
足関節の際にポジションが入れ替わりこれでスイープの2ポイントが入りました。
足関節の攻防でスイープの2ポイントがベッチーニョに入る
試合はそのまま大きな展開もなく静かに進み、結局その2ポイントで勝負が決まりベッチーニョの優勝になりました。
最後は-75kg級の決勝戦、レオvs八隅は予想外の結末になりました。
グラップラー同士の好勝負が期待されたこの対戦でしたが、試合は八隅の一方的に攻め続ける試合展開に終始し、レオのいいところはまったくありませんでした。
聞くとレオは試合序盤にタックルにいった際に肩を負傷し、試合中はずっと片腕が動かない状態で試合をしていたそうです。
アクシデントとはいえ残念でした。
精彩を欠くレオの決勝戦
初戦で見せた鋭いタックルも不発
八隅のセコンドは北岡
終始、大きな声でアドバイスを送る
危うくチョークを極めかけられる場面も
試合は八隅選手がポジションを奪いまくり20-0の大差で判定勝ち、優勝しました。
ブラジルからの刺客は明暗を分けた形になってしまいました。
優勝して大喜びのベッチーニョ。
肩を負傷し肩鎖関節捻挫の疑いで
試合後に包帯ぐるぐる巻き姿も悲惨なレオ。
両者とももう少し日本に滞在予定なのでまた彼らの試合が見たいですね。
明日は今大会のグラップリング・一般の部のレポートをお送りします!