2007年09月26日
「スマックガール・グラップリング・クイーンーナメント2007」
「Giグラップリング2007」の昼の部として「スマックガール・グラップリング・クイーンーナメント2007」が開催されました。
この大会はかつては通常の興行の中で1DAYトーナメントでやっていたのを昨年からアマ選手にも門戸を開放してオープン大会として開催されるようになりました。
昨年の同大会には海外からADCCで準優勝したフェリシア・オーや今、総合で頭角を現し始めている中井りんが参戦し注目を集めました。
「世界で、女子オンリーでは唯一・最高峰のグラップリング大会」という謳い文句のこの大会は今回で6回目の開催という歴史ある大会です。
各階級の優勝者には5万円の優勝賞金が贈られ、賞金目当てにかどうかはわかりませんが、参加メンバーも昨年同様、豪華メンバーが集まり、昨年度の王者、藤井惠選手も連続参戦しました。
藤井選手は最近は国内よりも海外での試合に積極的なので、なかなかその試合を国内で見る機会はなく、グラップリングとはいえ藤井選手の試合が見れるのは貴重になってしまいました。
藤井選手にはもっと国内でも試合をして欲しいですね。
その他にもバラエティに富んだ参加選手で見所の多かった今大会は毎年の恒例行事として定着した感があります。
フライ級・3位決定戦
小寺麻美(上・REDIPS)vs村浪真穂(和術慧舟會トイカツ道場)
柔術の小寺と総合でも活躍する村浪の一戦は実力が拮抗していた。
ポイント0-0、アドバンテージ0-1で村浪が辛勝。
小寺は今後、総合デビューの予定だ。
ライト級・3位決定戦
茂木康子(左・ストライプル)vs山崎祐子(パラエストラ八王子)
ベテランの茂木に山崎が勢いよく攻め、あと一歩までいくが最後は
ポイント4-3で茂木が3位入賞。
ミドル級・3位決定戦
坂本ひとみ(AACC)vs葛西むつみ(パラエストラ東京)
久しぶりの試合出場となった葛西が坂本を寝技で圧倒し2'50、腕十字で降す。
坂本はまだ16歳というから負けはしたが今後の成長に期待したい選手だ。
フライ級決勝戦・玉田育子(下・AACC)vs花澤直(総合格闘技コブラ会)
東西の実力者同士の一戦は両者に膠着のペナルティが与えられるも
試合後半は花澤がテイクダウンとパスでポイントを連取し7-2で玉田を降して
トーナメント優勝を果たした。
ミドル級決勝戦・藪下めぐみ(巴組)vs二宮亜基子(NASCAR DO SOL)
柔道の藪下vs柔術の二宮という図式のこの一戦、藪下は二宮のシッティングガードに苦戦し
飛び込みパスを狙ったところに二宮が素早くバックに回り込み5'56、立ったまま裸絞めで一本勝ち。
無差別級決勝戦・竹下嘉奈子(和術慧舟會東京本部)vs佐藤瑞穂(和術慧舟會東京本部)
慧舟會の同門同士の決勝戦となった無差別級は序盤は佐藤がポジショニングで圧倒するも
最後は竹下が極めの強さを発揮しバックからの裸絞めで6'25、大逆転の一本勝ちを果たした。
竹下は総合でもデビュー戦以外の全てを一本で極めている選手で、
今回のトーナメントも3試合全てを極めきっての優勝。
個人的には「ZIMA」のTシャツで試合をする佐藤が気になった。
なぜZIMA?
ライト級決勝戦・藤井惠(AACC)vs高林恭子(ALIVE)
互いに決勝戦までの2試合を一本で勝ちあがってきた両者の戦いは立ち技の攻防に
多くの時間が費やされ緊張感の溢れるものとなった。
高林はレスリングベースの選手でテイクダウンに定評のある選手で
藤井に何度もタックルを仕掛けるもテイクダウンするには至らず。
逆に藤井に内股で投げられてしまい2ポイントを献上してしまった。
唯一の寝技らしい攻防はマット際での足関節の取り合いとなった場面。
高林のヒールホールドは深く極まったかに見えたがヒザが伸びていたため極めきれなかった。
試合はそのまま藤井の投げの2ポイントで決して2-0で藤井の勝利。
この2ポイント差での勝利を藤井の順当勝ちと見るか苦戦と見るか?
この攻防を客席の後ろから立ち上がって見ていた辻結花。
辻は当初、このトーナメントに参戦の意向を示していたが、残念ながら今回は
諸事情で参戦見送りとなってしまった。
トーナメント優勝者。
左からミドル級優勝・二宮亜基子(ALIVE)
ライト級優勝・藤井惠(AACC)
無差別級優勝・竹下嘉奈子(和術慧舟會東京本部)
フライ級優勝・花澤直(総合格闘技道場コブラ会)
★試合結果
☆フライ級(-48kg)
優勝:花澤直(総合格闘技道場コブラ会)
準優勝:玉田育子(AACC)
3位:村浪真穂(和術慧舟會トイカツ道場)
☆ライト級(-52kg)
優勝:藤井惠(AACC)
準優勝:高林恭子(ALIVE)
3位:茂木康子(ストライプル)
☆ミドル級(-58kg)
優勝:二宮亜基子(NASCER DO SOL)
準優勝:藪下めぐみ(巴組)
3位:葛西むつみ(パラエストラ東京)
☆無差別級
優勝:竹下嘉奈子(和術慧舟會東京本部)
準優勝:佐藤瑞穂(和術慧舟會東京本部)
3位:弁慶(ガムランナック)
この大会はかつては通常の興行の中で1DAYトーナメントでやっていたのを昨年からアマ選手にも門戸を開放してオープン大会として開催されるようになりました。
昨年の同大会には海外からADCCで準優勝したフェリシア・オーや今、総合で頭角を現し始めている中井りんが参戦し注目を集めました。
「世界で、女子オンリーでは唯一・最高峰のグラップリング大会」という謳い文句のこの大会は今回で6回目の開催という歴史ある大会です。
各階級の優勝者には5万円の優勝賞金が贈られ、賞金目当てにかどうかはわかりませんが、参加メンバーも昨年同様、豪華メンバーが集まり、昨年度の王者、藤井惠選手も連続参戦しました。
藤井選手は最近は国内よりも海外での試合に積極的なので、なかなかその試合を国内で見る機会はなく、グラップリングとはいえ藤井選手の試合が見れるのは貴重になってしまいました。
藤井選手にはもっと国内でも試合をして欲しいですね。
その他にもバラエティに富んだ参加選手で見所の多かった今大会は毎年の恒例行事として定着した感があります。
フライ級・3位決定戦
小寺麻美(上・REDIPS)vs村浪真穂(和術慧舟會トイカツ道場)
柔術の小寺と総合でも活躍する村浪の一戦は実力が拮抗していた。
ポイント0-0、アドバンテージ0-1で村浪が辛勝。
小寺は今後、総合デビューの予定だ。
ライト級・3位決定戦
茂木康子(左・ストライプル)vs山崎祐子(パラエストラ八王子)
ベテランの茂木に山崎が勢いよく攻め、あと一歩までいくが最後は
ポイント4-3で茂木が3位入賞。
ミドル級・3位決定戦
坂本ひとみ(AACC)vs葛西むつみ(パラエストラ東京)
久しぶりの試合出場となった葛西が坂本を寝技で圧倒し2'50、腕十字で降す。
坂本はまだ16歳というから負けはしたが今後の成長に期待したい選手だ。
フライ級決勝戦・玉田育子(下・AACC)vs花澤直(総合格闘技コブラ会)
東西の実力者同士の一戦は両者に膠着のペナルティが与えられるも
試合後半は花澤がテイクダウンとパスでポイントを連取し7-2で玉田を降して
トーナメント優勝を果たした。
ミドル級決勝戦・藪下めぐみ(巴組)vs二宮亜基子(NASCAR DO SOL)
柔道の藪下vs柔術の二宮という図式のこの一戦、藪下は二宮のシッティングガードに苦戦し
飛び込みパスを狙ったところに二宮が素早くバックに回り込み5'56、立ったまま裸絞めで一本勝ち。
無差別級決勝戦・竹下嘉奈子(和術慧舟會東京本部)vs佐藤瑞穂(和術慧舟會東京本部)
慧舟會の同門同士の決勝戦となった無差別級は序盤は佐藤がポジショニングで圧倒するも
最後は竹下が極めの強さを発揮しバックからの裸絞めで6'25、大逆転の一本勝ちを果たした。
竹下は総合でもデビュー戦以外の全てを一本で極めている選手で、
今回のトーナメントも3試合全てを極めきっての優勝。
個人的には「ZIMA」のTシャツで試合をする佐藤が気になった。
なぜZIMA?
ライト級決勝戦・藤井惠(AACC)vs高林恭子(ALIVE)
互いに決勝戦までの2試合を一本で勝ちあがってきた両者の戦いは立ち技の攻防に
多くの時間が費やされ緊張感の溢れるものとなった。
高林はレスリングベースの選手でテイクダウンに定評のある選手で
藤井に何度もタックルを仕掛けるもテイクダウンするには至らず。
逆に藤井に内股で投げられてしまい2ポイントを献上してしまった。
唯一の寝技らしい攻防はマット際での足関節の取り合いとなった場面。
高林のヒールホールドは深く極まったかに見えたがヒザが伸びていたため極めきれなかった。
試合はそのまま藤井の投げの2ポイントで決して2-0で藤井の勝利。
この2ポイント差での勝利を藤井の順当勝ちと見るか苦戦と見るか?
この攻防を客席の後ろから立ち上がって見ていた辻結花。
辻は当初、このトーナメントに参戦の意向を示していたが、残念ながら今回は
諸事情で参戦見送りとなってしまった。
トーナメント優勝者。
左からミドル級優勝・二宮亜基子(ALIVE)
ライト級優勝・藤井惠(AACC)
無差別級優勝・竹下嘉奈子(和術慧舟會東京本部)
フライ級優勝・花澤直(総合格闘技道場コブラ会)
★試合結果
☆フライ級(-48kg)
優勝:花澤直(総合格闘技道場コブラ会)
準優勝:玉田育子(AACC)
3位:村浪真穂(和術慧舟會トイカツ道場)
☆ライト級(-52kg)
優勝:藤井惠(AACC)
準優勝:高林恭子(ALIVE)
3位:茂木康子(ストライプル)
☆ミドル級(-58kg)
優勝:二宮亜基子(NASCER DO SOL)
準優勝:藪下めぐみ(巴組)
3位:葛西むつみ(パラエストラ東京)
☆無差別級
優勝:竹下嘉奈子(和術慧舟會東京本部)
準優勝:佐藤瑞穂(和術慧舟會東京本部)
3位:弁慶(ガムランナック)