2007年10月23日
「関東選手権」・2

まず女子・紫以上プルーマ級の試合です。
このカテゴリーはそのものズバリ、紫帯以上のプルーマ級の選手が試合をします。
唯一、公式試合で帯色の違う選手が対戦するのです。
かつてはムンジアルでも女子の選手数は少なく、紫以上は同じカテゴリーで試合をしていました。(現在は茶と黒が同じカテゴリー)
日本人女子でもムンジアルで紫帯と黒帯が試合をした例もあります。(2002年のムンジアル紫以上ペナ級・決勝戦で佐藤愛香(紫)とレティシア・ヒベイロ(黒)が対戦、など)
今回は茶の茂木選手と紫の秋川選手、関谷選手の3人変則トーナメント(1回戦の敗者と変則シードの選手が戦い、その勝者が決勝戦に進出)です。


女子・紫以上プルーマ級1回戦
茂木康子(ストライプル)vs関谷由貴子(パラエストラ古河)
茂木選手が関谷選手にパスガードを成功させて決勝戦に進出しました。
続いて決勝戦で茂木選手は1回戦の変則トーナメントに勝利した秋川かずよ(パラエストラ吉祥寺)選手と対戦しました。


女子・紫以上プルーマ級・決勝戦
茂木康子(ストライプル)vs秋川かずよ(パラエストラ吉祥寺)
このガードからの三角絞めから腕十字に連携し茂木選手が一本勝ちで優勝です。


紫帯相手に茶帯の貫禄を見せ付けて優勝した茂木選手。
ベテランらしく終始落ち着いた試合運びが印象的でした。
自分の試合後には大会運営の仕事に従事してました。
青帯ではプルーマ級と無差別級で山口芽生(MAX JIU-JITSUアカデミー)が2階級制覇をしました。
プルーマ級1回戦をシード、準決勝の相手は杉内由紀(旧姓・古舘、ポゴナクラブ)。
杉内はかつてteam Rokenに所属しDEEPやG-Shootoなど総合でも試合をしていた選手で、久しぶりに試合に出場しました。


女子・青プルーマ級・準決勝
山口芽生(MAX JIU-JITSUアカデミー)vs杉内由紀(ポゴナクラブ)
山口選手がパスガードし杉内選手が半身になったところをキムラを極めて一本勝ち。


女子・青プルーマ級・決勝戦
山口芽生(MAX JIU-JITSUアカデミー)日下美代子(GRABAKA)
柔道ベースの日下に腕十字で一本勝ちしプルーマ級を優勝。


女子・青無差別級・決勝戦
山口芽生(MAX JIU-JITSUアカデミー)vs富松恵美(パラエストラ松戸)
スマックガール・ネクストシンデレラ・トーナメント・ライト級決勝戦と同じ顔合わせとなったこの対戦。
その試合ではV一(ヴィーはじめ)のリングネームを名乗る山口選手が2-1で富松選手を降しています。


試合序盤は互いに立ち技で膠着しペナルティを受ける静かな展開でしたが、
山口選手がテイクダウンを成功させるとバックを奪うなどして富松選手に勝利し、
2回級制覇を達成しました。
今大会では盛況だった男子に比べ、少ない出場者数でやや寂しかった女子のカテゴリーでしたが、総合経験者の茂木、山口、富松、杉内らが存在感を示し、大会に華を添えました。
次回大会はもう少し女子の参加者が増えることを期待したいと思います。
この大会の公式結果はこちらから。
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