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2007年10月29日

マルセリーニョ、MMAデビューはTKO負け!

91b3d8c2.jpg10/28に韓国で開催された「HERO'S」でキム・デウォンを相手に満を持してMMAデビューを果たしたマルセリーニョでしたが、その結果はホロ苦いものになってしまいました。

1Rは「総合でも自分のやることはひとつしかない。柔術だよ」と語っていた通り、ポジショニング、関節技で追い込み、マウント、バックを長時間奪うなど柔道ベースの寝技を持つキム選手を圧倒し極めるのは時間の問題かと思われましたが、2Rに入って「寝技で勝ち目はない」と察したキム選手の打撃の猛攻を浴びて大流血、そのままTKO負けとなってしまいました。

○キム・デウォン(KOREA/CMA KOREA/正進 MMA GYM)
(2R 0"20' TKO)
●マルセロ・ガルシア(BRASIL/FREE) 

柔術やグラップリングでの神がかり的な強さのマルセリーニョですがMMAではホント何が起こるかわかりません。

自分はこの試合をマルセリーニョのMMAデビューのお披露目試合、サクッと軽く一本勝ちして大晦日参戦をブチ上げる!ぐらいに考えていました。

でも結果は大流血に見舞われてのTKO負け。

残念です。

かつては柔術家がMMAで負けることがほとんどなかった90年代。

まさにグレイシー、そして柔術家の全盛期でした。

その強さに魅せられ、柔術を始めた人も多かったことだと思います。

自分もその一人でした。

そしてその柔術の力を過信し、たいした準備もせずにMMAに出陣し無残な姿を晒した柔術家が続出した2000年代初期。

コロシアム2000であの全盛期のサウロ・ヒベイロが近藤有己に打撃でTKO負けしたのは衝撃でした。

この頃になるとMMAにおいての柔術のスキルは必須科目とされ、誰もが自らのトレーニングに柔術を取り入れ研究されました。

かつてのように柔術家が柔術のスキルのみでMMAで勝ち続ける、ということはもうできなくなりました。

そして2000年代も後半に入った2006年。

ホイスがUFCに復帰するもマット・ヒューズに完膚なきまでに叩きのめされ完敗を喫し、「柔術は死んだ」とさえ言われましたが、その後、グレイシー最後の砦、ホジャーがMMAデビューし腕十字で快勝、久しぶりにピュア柔術家のMMAでの勝利に喜びました。

そして柔術世界王者、ビビアーノ・フェルナンデスがKID山本をあと一歩まで追い込んだのも記憶に新しいところ。

新世代柔術家のMMAデビューは希望の光に満ちており、ホジャーに続いてマルセリーニョもその柔術での輝きをMMAの舞台でも見せられるはずでした。

でもそうはならなかった。

今回はアンラッキーだったのかもしれません。

しかし負けは事実。

残念でしたがマルセリーニョはこのままでは終わらないでしょう。

マルセリーニョの次の試合に期待したいと思います!

試合の動画はコチラから。(削除される可能性があります)

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この記事へのコメント

1. Posted by おやっとさぁ   2007年10月29日 19:13
5 打撃対策が不十分でしたね!バックを奪ったりしましたが極めきれなかったのが悔やまれます。打撃対策と最低限の打撃の習得をしていかねば!

しかぁ〜し!必ずやMMAでも神童と呼ばれるでしょう(>_<)
2. Posted by ブラジルブログ   2007年10月30日 09:04
マルセリーニョの次の試合に期待したいと思います!

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