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2008年01月09日

DEEP-X02 マウリシオ・ソウザvs山崎剛

今日は昨年の12/2に開催されたDEEP-X02の試合を紹介したいと思います。

前回大会で阿部選手に腕十字で一本勝ちしたマウリシオ・ソウザがDEEP-Xに連続出場、対するはこれも前回大会に続いて出場の山崎剛(GRABAKA)だ。

山崎は前回大会でアントニオ・カルバーリョと戦い引き分けおり、総合でも活躍するオールラウンドな選手。

柔術、グラップリングでも実績がありGRABAKA柔術クラブでは指導員&責任者を務め、指導力にも定評がある。

この一戦は日本-ブラジルのグラップリングの実力者対決といっていいだろう。

試合はガードのマウリシオ、トップの山崎という展開で始まった。

柔術家らしく足を利かせてガードから積極的に攻めるマウリシオに対し山崎は防戦に回らざるを得ない。

ポジショニングではマウリシオが優位に試合を進めポイントを重ねていく。

しかし山崎はポイントこそ奪われるも極めを狙われるような決定的なポジションは譲らず白熱した攻防が続く。

ポイントで大きくリードされた山崎は最後は極めにいくしか勝利できないとみてヒザ固めを狙って一発逆転を試みる。

がっちり入ったように見えたヒザ固めもマウリシオに逃げられてしまい試合終了。

ポイント15−1でマウリシオが勝利して、この日に試合したマウリシオ、、マルキーニョス、ホベルトのソウザ3兄弟揃って勝利を挙げた。

このマウリシオは来日して4年経ち、浜松では実力者として知られているが東京ではまだまだ知名度がその実力に追いついてないように感じる。

日系ブラジリアンはその日によって強さにムラがあり、恐ろしく強いときもあるがアレッ?と思うほどあっさり一本を奪われるときもあり、実力査定がなかなかできないが、このマウリシオの強さは本物だろう。

前回に続き今大会では誰もが認める実力者の山崎剛をワンサイドゲームといっていい試合内容で完勝したのだから、マウリシオはもっと評価されてしかるべき。

今、もっとも過小評価されている日系ブラジリアンはこのマウリシオではないか。

声を大にして言いたい。

日系ブラジリアンの中にもマウリシオのような「本物」は存在する、と。



キモノを着込んで厳しい表情で入場してきたマウリシオ・ソウザ。
ソウザ・ファミリーの長男だ。




対する山崎は誰もが認めるグラップリングの実力者で名門ジム「GRABAKA」の柔術部門の責任者も務める。
総合での実績もあり、生徒からの人望も厚い選手だ。





ガードから矢継ぎ早に攻撃を仕掛けるマウリシオに山崎は防戦に回らざるを得ない展開が続く。




マウリシオはバックを奪うムーブに光るものがあり、幾度となく山崎の背中に張り付いた。




ガードからの三角絞めは防御されたが、柔術家らしいガードワークはテクニシャンの片鱗を見せた。




セコンドと務めたのは次男のマルキーニョスと3男のホベルト。
この二人も今大会に出場し揃って勝利を挙げている。




最終ラウンドで見せたヒザ固めはがっちり極まったかに思えた逃げられてしまい、そこで試合終了。
テクニックが交錯する好試合はマウリシオアに軍配が上がった。




長男を肩車して勝利を喜ぶソウザ・ファミリー。
このマウリシオの実力はもっと評価されていいだろう。

DEEP-X02の他の試合レポートはこちらから。


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この記事へのコメント

1. Posted by サムライ   2008年01月11日 00:05
知ってる人は少ないと思うけど、ジャイウトン・クーニャ(スペルペサード級) から一本を三回取ったのはマウリシオ・ソウザだけです。
2. Posted by サムライ   2008年01月11日 00:13
マウリシオ・ソウザのニックネームのダイはあの子連れ狼って言う時代劇の大悟郎から来てます。
3. Posted by ブラジルブログ   2008年01月11日 01:13
サムライさんはマウリシオマニアですね!
ダイのニックネームの由来は知ってましたがジャイウトン・クーニャを3度もタップさせたのは知らなかったです!

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