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2008年05月08日

「ヒクソン杯」茶メジオ決勝戦

クロンは無差別決勝戦こそ苦戦(とは言うものの一本勝ちですが)しましたが、その他の試合はまさに横綱相撲というべき磐石の強さで秒殺試合の連続。

メジオ級では国内トップ選手を相手にも格の違いを見せつけ、全日本王者をしても汗ひとつかくことなく一本で降しました。



今年の全日本王者、中澤大輔選手もクロンには
いいところなく敗れてしまいました。
「最後の絞めは何をされているかわからなかった。
特に力は感じなくて最後のも強引な絞めではなく
うまく首に入ってくる感じ」(中澤)




決勝戦の相手は細川顕(アライブ)であの杉江アマゾンのスパーリングパートナーとして知られ、いつ黒帯を巻いてもおかしくない実力と実績がある選手です。

細川選手もこの決勝戦までの全試合を一本で勝ち上がってきており、特に準決勝戦のvsマックス・フェルナンデス戦で見せたガードからの腕十字は特筆に価する素晴らしさでした。

一度は失敗するもセコンドのアマゾンが「もう一度いけ!」と指示を出し再度トライ。

そしてそれを見事に極めた細川選手に両者の厚い信頼関係を垣間見ました。

敗れたマックス選手はエクストリーム・バルボーサの若きカリスマで会場に多く駆けつけたアカデミーの仲間の応援を一身に背負っての出場でしたが、クロン戦に一歩及ばず3位に甘んじました。



細川vsマックスの準決勝戦




2度目のトライで極めたガードからの腕十字




一本負けを喫したマックス。
クロン戦を目の前にしての敗戦に肩を落とした。




決勝戦に進出したのは細川選手。
2試合連続の一本勝ち!


決勝戦はクロンvs細川の若き実力者同士の対戦となり、場内の注目はその試合が行われるマットに集中しました。

飛びつきガードを取るクロンはそこからいつものように小手絞り〜袖車〜十字絞めの連携を見せます。

多くの選手はこの一手でタップを奪われてしまうのですが、さすがに細川選手はこれでやられてしまうことはなく冷静に対処します。
クロンは絞めが極まらないとみるやすぐさま次の攻撃に移ります。

そこで見せたのはなんとラバーガード(らしきもの)!

すねを自分の手で引き付け相手を動けないようにしてまた絞めを狙います。

これが深く入って極まったかのように見えたもののまたも脱出した細川選手でしたが、クロンはそのまた先の一手を繰り出してきました。

相手が頭を上げた瞬間に三角絞めを仕掛けました!

これを立ち上がりながら防ごうとするもがっちりと入り頭を引きつけられて万事休す。

タップするしかありませんでした。

この試合時間もうろ覚えですが3分程度ではなかったでしょうか。

またすごいのは試合間隔の短さ。

それこそ10分足らずで試合をすることもあったのには驚きました。

とにかくクロンの強さは別格。

そろそろ黒帯選手としての試合が見てみたいのですが、とりあえずムンジアルは茶帯での出場となるようなので、今はどれだけ一本勝ち連勝記録が続くかを楽しみにしたいと思います!




クロンの飛びつきガード




ガードから小手絞り〜袖車〜十字絞めの連携




絞めから脱出した細川選手




珍しいクロンのラバーガード?らしきもの。
すねを自分で引き付けている。




そこからまた絞め!




かなり深く絞まっているように見えますが
またも脱出に成功しました!




するとすぐさま三角絞めへ移行




立ち上がって防御しようとしますが…




がっちり入って逃げられません




最後は頭を引き付けられてしまいタップするしかありませんでした…




細川選手までもこうも完璧にタップを奪われてしまうとは
クロンの強さは別格です!




茶メジオを完全優勝したクロン。
いつまで一本勝ち連勝記録は続くのか?!
またいつ黒帯昇格なるのでしょうか?!
クロンの次の試合はムンジアル。
ムンジアルでもクロンの試合は詳細にレポートします!




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