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2008年06月08日

クロン・グレイシー、衝撃のタップアウト!

先月開催されたヒクソン杯で2階級制覇し、長かった茶帯時代に終わりを告げ、満を持して黒帯を巻いたクロン・グレイシー。

そしてこのムンジアルで黒帯デビュー戦となるのだが、その試合でクロンはいきなり黒帯の洗礼ともいうべく苦い経験を味わうことになってしまった。

クロンと同じ階級に出場するある選手は言った。

「Welcome to Black Belt。オレがヤツの伝説を終わらせてやるよ!」と。

今までクロンは2006年のコパドムンドからヒクソン杯まで無敗で連続優勝、しかもその勝利はすべて一本勝ちという、まさに伝説的な試合を続けてきていた。

果たしてこの柔術界最高峰の戦いの場であるムンジアルの黒帯のカテゴリーでもクロンの連勝記録は更新されるのかに注目が集まっていたのだが…。





多くの観客が見つめる中、クロンはいつも通り気負いすることなく試合を待つ。





試合開始直後、勢いよくテイクダウンにいった対戦相手のタックルを食らい、いきなり2ポイントのビハインド。





しかし慌てることなく得意の襟絞めを狙う。





それは立ち上がられて防がれたが、それでも襟は離さずに掴んだまま。





また倒されるが、レフェリーは絞めが有効とみなし、ポイントは入れず。
そのレフェリングに観客はブーイングの嵐!





一度はスイープしポイントを返すが、またもスイープ、パス、マウントと畳み込まれてしまい、大きくポイントでリードされる。
ここまでポイント的にもポジショングでも苦戦するクロンは初めて見た!





大きな声でクロンに指示を出していたヒクソンもクロンの敗戦濃厚な試合展開に不安げな表情を隠し切れない。





そして衝撃的な結末が!
クロンがバックからの襟絞め(袖車かも?)にタップアウト!
この予想外の場面に場内が大きく揺れた!





クロンからタップを奪い、しかも連勝記録&連続一本勝ち記録をもストップさせたのはアリアンシのセルジオ・モラエス!





クロン、まさかの初戦敗退、しかもタップアウト。
これが黒帯の洗礼なのか…。


試合を終えたクロンはヒクソンの肩を借りながら力なくスタンド裏に消えていった。

そこにヘンゾやジャカレが向かい、口々にねぎらいの言葉をかけていく。

それらを若き黒帯はどう聞いたであろうか…。








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この記事へのコメント

1. Posted by     2008年06月08日 16:44
信じられません…。
クロンが一本負けなんて…。
なんか悲しくなりました。
2. Posted by おやっとさぁ   2008年06月08日 22:07
まさに「洗礼」ですね。この敗北を糧にできるかが鍵になりそうです
3. Posted by ヒロッタ   2008年06月08日 22:16
まさかクロンが初戦で一本負けするとは…。ショックです…。だがまだ十代の若さですし、必ずやこの敗北から這い上がってくるはず!
4. Posted by ステーキもぐもぐ   2008年06月09日 00:32
5 本当にですか!?あのクロンが…。にわかには信じられません。これが黒帯の洗礼なのでしょうか、、、。ヒクソン杯のときから、もう黒帯になっても無敵だろうとばかり思っていました。というか、それ以外考えられなかったでした。。でも、ヒロッタさんの仰るとおり、彼はまだ若い。挫折なしに最強にはなれません。この敗戦はクロンにとって必ず糧になることは間違いないでしょう!これからなにがあっても自分は彼を応援しています!

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