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2008年09月22日

「関東選手権」で活躍した入來晃久選手インタビュー!

今日は関東選手権で黒ペサード&アブソルートで2冠を達成した入來晃久選手のインタビューを紹介したいと思います。

今大会では3試合を戦い、その全てで一本勝利を挙げる活躍を果たしました!

久しぶりの柔術の試合出場でしたがその強さは相変わらずでした!



入來晃久(K'z FACTORY)


──まず最初に大会に出ようと思ったきっかけから教えて下さい。

入來:アジア選手権を見据えてプランを立てたときに、日程の都合で10月の全日本は出場できるか微妙だったので、関東選手権は出場しておきたいと思い、出場しました。

あと、ここ2年間はあまり練習できてなかったのですが、ようやく練習環境がある程度整ってきたので出場できました。


──では今回の試合の感想を教えて下さい。ますはペサード級決勝戦の中山徹選手(トライフォース柔術アカデミー)の試合からお願いします。

入來:警戒はしていたのですが、開始早々うまくテイクダウンされてしまったのはびっくりしました。本当にうまかったですね。

でもそれで冷静になれたと思います。

最後は七帝でやっていた時の基本にかえる腕がらみを取りました。

基本にかえるというのは今大会のテーマにしていました。


──次はアブソルート1回戦、広瀬貴行選手(パラエストラ葛西)との対戦でした。

入來:広瀬選手は何度か試合を見たことがあり、長い手足でコントロールするのがうまいと思ったので、足を利かされないように注意しました。

外側から足をさばいてのパスは警戒されていたので、正面から割っていきました。

最後は練習でも研究していた形から腕十字を極めることができました。


──最後はアブソルート決勝戦でまた中山選手との対戦になりました。

入來:タックル来たところを潰そうと思っていたのですが、うまくいきませんでした。

サイドポジションからチャンスで思い切って極めにいけそうなところでまだ自信を持っていけなかったところがあるので、そこは練習不足だったと感じました。

マウントからの極めは今まであまりやっていなかったので練習で研究していたところでした。


──今大会の感想を教えて下さい。出場されてみてどうでしたか?

入來:僕よりも軽い階級から無差別級にも出場して頂いた中山さん、広瀬さんと試合ができて嬉しく思います。

他にもいろいろな選手と試合をしてみたいですね。

久しぶりの試合とはいえアジアや世界で勝つためには絶対に負けられない、いい内容で勝つべき試合だと思っていたので、普段練習していることを活かしてオール一本勝ちできてよかったです。

去年結婚して今年6月に娘が生まれてから、柔道、グラップリング、柔術と試合に復帰しましたが、今まで全勝できているので、この調子で頑張りたいと思います。

僕の場合は一つ試合が終わってから次の試合までが一時間ずつくらいあったので、ゆっくりと身体を休めてリセットしてから次の試合に臨めたのでよかったです。

K'zの選手や応援に来てくれた後輩や友人の応援も心強かったです。

関西よりも紫・茶帯の試合が多く、盛り上がっているのがいいですね。

関東以外の地方でも紫・茶・黒のトーナメントがもっと組めるようになるといいのですが。


──入來選手は長く関西で活躍されていました。現在は関東在住とのことですが、なぜでしょうか?

入來:大阪大学大学院を修了した後、東海大学医学部に学士編入学で2年生に編入しました。

現在は医師を目指して勉強しています。


──東京での生活、練習はどうでしょうか?

入來:練習の中心は東海大学医学部柔道部です。

昨年11月の関東医科学生柔道大会、今年僕も出場した8月の東医体(東日本医科学生体育大会)と全医体(全日本〜)の3大会連続で柔道団体優勝している強豪で、運良くいい練習仲間に恵まれました。

あとはK'z factoryさんでの練習と、週一回大学で仲間を集めて柔術を教えながら練習もしています。

夏休みには関西に帰り、阪大、京大、吹田柔術などで練習しました。

大学は朝から夕方までずっと授業があり、思ったよりも大変です。

9月からは解剖も始まり、授業が延長することも多いので、練習時間の確保に苦慮しましたが、友人や後輩の助けもあり、自主トレでなんとか調整できました。


──関東と関西では柔術の違いはありますか?

入來:選手一人一人の技術とか、道場の雰囲気とかでは大きな違いはないように思います。

東京はまだよくわからないですが、関西のいい点は道場間の交流が盛んなところで、逆にあまりよくない点は試合でいつも同じ面子になってしまうなど人数が少ないこと、大きい大会では遠征になるため出場しにくいなどですね。

関西で大きい大会をやっても東京から参加する選手はそれほど多くないですしね。

東京はいくつも支部を持つ道場や、指導者の数では東京との差は歴然で、選手も多く、いろいろな人と試合や練習ができるというのが恵まれていると思います。

経験や自信といった点では違いが出るかな、とは思いますが、埋められない差ではないと思います。

関西にも優秀な指導者や強い選手は多くいるので、柔術をやる環境がまだ恵まれている方だと思います。

関西でやっていたときに感じた、「関西」というまとまりで一緒に強くなろうというような風潮はよかったです。

今でも関西の人たちに助けられることは多いです。

もちろん東京の人にもだいぶお世話になっています。


──では最後にこれからの試合の予定、目標などを教えて下さい。

入來:まずはアジア選手権を目標に練習していきます。

その後は来年はアブダビもあるので、それに向けてNO-GIも練習していきたいと思っています。

海外の大会も機会があれば出ようと思っています。



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