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2008年10月04日

シャンジ、「戦極」の総合デビュー戦で勝利

少し前の話になりますが、2006&2008のムンジアル・アブソルート級王者、シャンジ・ヒベイロ(ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ)が「戦極」に参戦し大会メインイベントでプロレスリング・ノアのプロレスラー、杉浦貴と戦い、3R、打撃によるレフェリーストップ勝利を収めました。

柔術世界王者が打撃でフィニッシュというのもなんだかな〜と思いますが、得意のサブミッションを出すまでもなかった、ということでしょうか。

とかいいつつ、シャンジがアマレス出身の杉浦選手をテイクダウンすることに手こずった、という話もありますが、それはまあ置いといて。

試合は勝つには勝ちましたが正直、苦戦だったと思います。

テイクダウンに手こずり、かといって打撃で優位に立てるかといえばそうでもなく。

確かに何度かはいい打撃を当ててはいましたが、相手はプロレスラーだけに打たれ強く、なかなか倒れません。

シャンジは特訓してきた打撃の成果を見せたかったのか、ハイキックなども繰り出したりして場内を沸かせていましたが、誰も柔術世界王者の打撃スキルになんて期待してません。

やはり見たかったのはサブミッション、極めの部分です。

ですが、寝技の攻防はほとんどなくスタンドでの展開に試合時間の大部分が費やされてしまいました。

そしてタックル〜切られる〜打撃の攻防〜タックルの繰り返しでシャンジはスタミナを大きくロス。

試合終盤には疲れがありありでこのまま判定だったら負けちゃうんじゃないの?って思うぐらい微妙な試合内容でしたが、最後の最後にコナー際に詰めて打撃ラッシュでフィニッシュ。

ま、とにかく勝ててよかったです。

シャンジはアメリカで最終調整していた同郷のジャカレのDREAMでの試合に合わせて来日し、日本でもジャカレと行動を共にしていました。

互いの試合でセコンドのも付き、思った以上に親密な間柄のようです。

ジャカレは残念な結果でしたがシャンジはきっちりとメインイベンターらしい活躍をしたので明暗は分かれた感はありますが、両者の次回の試合が今から待ち遠しいです!




「戦極」のメインでレフェリーストップ勝ちしたシャンジ




テイクダウンに手こずりましたがポジショニングは完璧でした!




DREAMと戦極の試合の合間には富士山に行くなど日本観光を堪能したようです。
これは講道館を訪ねたときの職員を務める小室氏とのショット。
左からジャカレ、小室氏、サウロ、シャンジ。


all pics by Kousei Tsuno




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