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2009年01月19日

FILA主催「第1回世界グラップリング選手権」、出場選手の感想!

去年の12月20日から2日間に渡り、スイスのルッツェンで開催された第1回世界グラップリング選手権。

その大会に日本から出場した3選手、栗栖達也選手(パラエストラ松戸)、久能孝徳選手(チーム太田章)、鶴屋浩選手(パラエストラ松戸)のうち、栗栖選手以外の久能選手、鶴屋選手が入賞したのは既報の通り。

惜しくも入賞を逃した栗栖選手に会い、大会の詳細を聞きましたので紹介します。



栗栖達也選手(パラエストラ松戸)


「初めてのヨーロッパだっので行くまで楽しみにしてたんですが、行ってみたら結構大変な思いをしましたね。

まず食事がひどかった!

今回は出場費、食費、ホテル代、航空券で27万円ぐらいかかったのですが、食費込みといいつつ出されたのはパンだけ、とか1皿だけのプレートだけ、とかおよそレスリング選手が食べるような代物ではなかったですね。

量も少なくて食事に関してはずっとフラストレーションが溜まりましたよ(苦笑)

大会後に外食に出てやっとまともなものが食べられた、って感じです。

やはり海外の試合は食事のことも含めて考えないといけない、と改めて感じましたよ。

宿泊も当初はホテルに泊まる、と聞いていたのにいざ到着したらホテルが満室で部屋がない、と。

そして連れていかれたのが軍の宿泊施設ですよ!

そんなのアリ?って思わず笑ってしまいましたね。

だって食費とホテル代込み、って金額を払って参加してんのに、って。

宿泊は軍の施設で食事はろくでもない、ってとんでもないとこに来ちゃったな、って感じです。

でも大会は思ってたよりも豪華でびっくりしました。

入場式も国別に別れて並んで入場したりしてオリンピックみたいでした。

でも運営はやはりグダグダで…(苦笑)

まずルールが把握されてない。

自分らもですが、肝心なレフェリーがルールをわかってないんですから最悪ですよ!

まあ最初の大会なんだから仕方ない、とは思いますがちょっとヒド過ぎましたね。

選手とレフェリーが口論なんてしょっ中でした。

そんな混乱の中で優勝者を多数輩出したのはアメリカ。

男子ノーギは全階級で優勝ですよ!

女子も1階級で優勝してました。

その女子唯一の優勝者はスマックガールに出場していたリサ・ワードです。

リサ・ワードは去年、トルコで開催されたこの大会でも優勝してるんですよね。

今年もリサ・ワードはノーギとギの両方で優勝です。

あとジェフ・モンソンも出てました。

モンソンも優勝したんですが決勝戦は見れなかったんですよ!

鶴屋さんが先に帰ろう!って言うから。

あと30分、開場に残ってれば見れたのに残念です。

なんでアメリカばかりが優勝できたのはなぜか、って言ったら数ある参加国の中でアメリカだけがこの大会ルールを熟知していたからに他なりません。

なんたってこのルールで予選まで開催してきたらしいですからね。

自分らみたいな立候補選手とは違う、ちゃんとした選抜メンバーだったらしいんですよ。

そりゃ敵いませんよね(苦笑)

今になって思い返すともっと試合するルールに対して勉強しておくべきだった、と後悔しきりです。

でもなんだかんだ言って貴重な体験にもなったし、行ってよかったな、と思いますね。

次も行くか?といったらそれは微妙ですけど(笑)」



このFILA主催のグラップリング大会は9月に世界レスリング・ゲームズがリトアニアで、第2回世界選手権が11月27〜29日に同じスイス・ルッツェンで行わるそうです!


★今大会のレポートはレスリング協会のホームページにも出てます。
コチラから!







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