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2009年01月21日

「ボーダーレスカップ」出場者インタビュー・Part.1

今日は今週末の土曜に横浜市後援で開催されるボーダーレス・プロジェクト主催「ボーダーレスカップ」の出場者のインタビューを紹介します!

今日は男子選手、明日は女子選手をお送りします!




赤井 太志朗(ノヴァウニオン・ジャパン)
アダルト青ペナ/12回
パンクラス ネオブラッド・トーナメント ライト級準優勝
BJJFJ全日本新人選手権2008・青帯・PENA・ADULTO優勝
JJFJ全日本柔術大会2008・青帯・PENA・ADULTO準優勝


「柔術と総合格闘技の深みを体現したい」

──現在ノヴァウニオン・ジャパンで柔術をやりつつパンクラスに参戦する総合格闘家でもある赤井さんですが、格闘技を始めたのはいつぐらいからですか?

赤井◆UFCのホイス・グレイシーやヒクソンのことを知って、その影響もあって高校で柔道をはじめました。その柔道部も、たまたま入った高校が柔道の名門桐蔭学園だったので、二年先輩は全国優勝しているぐらい強いところでした。僕はひょろひょろだったので弱かったですけど、同級生の小野卓志選手は北京オリンピックに出場するまでになりましたね。

──アマチュアの試合で出場したのは?

赤井◆アマチュアキングダム、アマチュアリングス、コンバットレスリング、アマチュアパンクラスなどと色々と出場しました。でも結果はあまり良くなかったです。ただ第1回のJTCと言うアマチュアの大会に出場した時はトーナメント決勝、延長戦で残念ながら負けてしまったのですが、僕の階級は人数が多くとても良い経験が出来ました。

──プロの試合はいつが最初ですか?

赤井◆大学二年の時にリングスの「BATTLE GENESIS Vol.6」(2000年9月)という後楽園ホールでやっていた実験リーグに出たのが最初です。このときは決勝で小谷直之選手に腕十字で負けとても悔しい思いをしました。プロでは25戦以上試合をさせていただいていると思います。

──練習はどのように行っていましたか?

赤井◆当時から去年の3月までお世話になったU-FILECAMPで総合格闘技の練習をしていましたが、キックボクシングジム、ボクシングジム、大学のレスリング部へ出稽古しに行った時期もあります。自分に足りないものは何か考えてそれを補うように心掛けていました。

──いまDREAMで活躍している中村大介選手はU-FILE CAMPでいっしょだったんですよね。

赤井◆僕の人生で唯一追い抜かれたと実感したのが中村選手です。中村選手は初心者で入って来たから、最初は柔道の経験がある僕の方が強かったんです。でも、気がついたら腕十字を取られるようになりました。彼はすごい努力家です。でも、悔しいから、僕もまだまだ頑張ります。(笑)

──U-FILE CAMPでは指導もなさっていたのに、今度は一生徒として柔術をはじめて、ジレンマとかはないんですか?

赤井◆それはぜんぜんありません。ただ強くなりたいだけです。なんのしがらみも感じません。
柔術をやってみたくて、たまたまノヴァウニオンの小岩道場を教えてもらったんですけど、練習をしてみてビックリしました。高校の柔道とは全く別物のように思いました。
 結婚とかいろいろなことがあって、一度リセットしたくて、U-FILE CAMPを辞め、これからさき格闘技を続けるどうかも分かりませんでした。でも、ノヴァウニオン柔術の阿部修先生に、総合格闘技やりたいなら教えるよと言っていただき、やりたいと答えました。心身ともに勉強させていただき、また試合も組んでいただいてとても感謝しています。


──柔術をやりはじめて、どうですか?

赤井◆体の使い方やテクニック的なことで驚くことも多かったんですけど、柔術は人の生き方と繋がっているように感じるようになりました。今は柔術と総合格闘技は同じで、とても深いものだと思います。だから、いまの目標はノヴァウニオン柔術を体現することです。今大会もノヴァウニオンとして出場する限り負けるわけにはいきません。





花輪 裕樹選手(RBアカデミー)アダルト紫ペナ/ヒクソン・グレイシー杯2008国際柔術大会
青帯・アダルト・ペナ級優勝

「道場に“行く”というよりも、道場に“帰る”という感じがします」

──花輪さんが柔術を始められたのは何時ですか?

花輪◆2年半ぐらい前ですね。

──それまでは何かやっていたんですか?

花輪◆格闘技とかプロレスが好きだったので、大学時代に柔道をやっていました。理系の大学だったんですけど、年に一度開かれる全日本理工科学生柔道優勝大会で全国優勝しています。

──RBアカデミーを選ばれたのはどういう点ですか?

花輪◆柔道をやっていたので、柔術とか空手といった道着を着たものがやりたかったんです。RBアカデミーでは柔術だけでなく、キックボクシングとかいろいろなものに取り組めるということと、ウチも近かったので決めました。

──では、柔術以外にキックボクシングの時間も出たりしているんですか。

花輪◆アマチュアの総合の試合にも出たりしているんですが、いまは柔術に専念して寝技を磨いてから、ゆくゆくは打撃もと思っています。

──道場の雰囲気はどうですか?

花輪◆一番気に入っているのはアットホームなところです。練習は厳しいですけれども、道場に“行く”というよりも、道場に“帰る”という感じなんです。道場で友達や先生と会って話をしたりするのが一番落ち着きます。大学の柔道部の時も上下関係があまり厳しいところではなかったので、道場はそれと同じような雰囲気がありますね。自分の好きなことにばかりやっていたいので、大学時代は一日中柔道漬けでしたが、社会人になると時間の大半を仕事に引き裂かれてしまって、自分の時間がありません。そのなかで、二時間でも三時間でも毎日自分の好きな道場に来られるというのはとても楽しいことです。それがあるからこそ、仕事がキツくてもやっていけるんです。

──今回のBORDERLESS CUPへの意気込みを聞かせて下さい。

花輪◆以前は自分のカテゴリーは40何人いるようなトーナメントで、そこを勝ち抜いていくことが強さの証明でした。でも、最近は連盟が二つあることもあってか参加者が4、5人だったりします。だから、勝ってもちょっと寂しいんです。大学時代の柔道の友達に声をかけても出たいと言いますから、今回のようなIDカードなしで出られる大会はたくさんの人が集まってほしいです。そこで勝って行きたいですね。今回のBORDERLESS CUPははじめての大会ですので、是非とも自分のカテゴリーで勝って、初代チャンピオンになりたいと思います。
(インタビュー・聞き手◆オガワコウ)



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