2009年03月16日
佐々幸範選手の28歳の誕生日!
今日、3月16日は佐々幸範選手の28歳の誕生日です。
おめでとうございます!
そこで今日は自分が始めて佐々選手のことを知ったときのことを紹介したいと思います。
自分が始めて佐々選手のことを知ったのは2003年のパラエストラの団体戦、松戸vs東京の試合のときでした。
その試合は松戸の運動公園体育館で行われたのですが、試合開始時間間際になっても佐々選手は来ません。
佐々選手は団体戦のトップバッターで出場予定だったのにいまだに来ないなんて、なんなんだ?と思ったのを記憶しています。
そして試合開始ギリギリに来た佐々選手に対し「お、来たな。早く用意して!」とさも遅れてくるのが当然のように対応していた中井先生。
「天下の中井祐樹に公然と遅刻を容認させてるなんて何者だ?」と当時はまったく面識のなかった佐々選手をいぶかしげに見ていました。
団体戦では第1試合で出場した佐々選手、対戦相手は当時、松戸の若手No.1、後の修斗世界王者になる松根良太でした。
自分らは紫帯の松根くんが無名の青帯だった佐々選手にあっさり勝つだろう、と思っていたのですが、松根くん曰く「佐々さんはすごい強いですよ。正直、勝てるかはわかりません…」と試合前に話していて自分らは「そんなバカな!」と笑っていました。
ですがその試合は10分間、佐々選手と松根くんは戦い抜いてタイムアップ、両者引き分けに終わりました。
松根くんの勝利を信じて疑わなかった自分らは「え!まさかホントに引き分けになるなんて!」と驚くことしきり。
松根くんは負けて悔しそうにしてましたが「佐々さんは本当に強い…!」と話して負けたのも仕方ない、みたいな感じでした。
それで「へー、佐々ってのは強いんだなー。」と認識はしましたが、その後は特に話すこともなく交流もありませんでした。
それから再会したのは2年後の2005年のブラジルでのこと。
ムンジアルに初参戦して優勝したときのことです。
そのブラジルで再会したときに初めて会話らしい会話をしたのを覚えています。
「君が佐々か〜!前に松根くんと試合して引き分けたのを覚えてるよ」(自分)
「そうっすかぁ〜。僕はあんまし覚えてないですけどぉ。」(佐々)
こんな感じで「なんか取り留めのないヤツだな」というのが第一印象でした。
ですがそのブラジルでは1週間ぐらい、一緒に過ごしたのでそれなりに仲良くなりました。
そして紆余曲折あって今日に至る、という感じです。
佐々選手は一言で言えば変わり者なんですが、やはりトップ選手になるには人とは違った部分がないといけないのは間違いないでしょう。
たまにそのマイペースなブラジリアンタイムっぷりにイラっとくることもありますが、それが佐々幸範なんだ、と思えば仕方ない、と考えるようになりました。
現在発売中の「パラエストラ柔術 佐々幸範 盾編」も好調なようですし、近日発売予定の「矛編」も期待に沿える内容になっていると思います。
予定していたパンナム出場を突如「自分の柔術はまだ完成していない!」とよくわからない理由でキャンセルした佐々選手。
やはり佐々選手の考えることは凡人にはわかりません…。
とにかく!
28歳の誕生日おめでとうございます!
読者プレゼント用の本にサインをする佐々選手。
もちろんブラジリアンタイムでの登場でした!
★イラストは中川画伯が書いてくれたモノです!
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