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2009年06月12日

佐々幸範vsクリス・マニュエル:黒ペナ1回戦

日本人初の世界王者として知られる佐々幸範選手(パラエストラ東京)。

佐々選手は2005年のムンジアルで茶ペナで優勝し黒帯に昇格してから早4年が過ぎた。

昨年のパン選手権では3位に入賞するも、それ以降はこれといった実績が残せていない。

今年のパン選手権にも出場予定だったが「まだ自分の柔術は完成していない」と急遽出場を取りやめ、万全の状態でムンジアルに出場すべく練習に専念していた。

その佐々選手が追求する「自分の柔術」が完成したのかは知る術はないが、この1回戦を見る限り、かなりの完成度を感じた。

相手はクリス・マニュエル、ATT所属の選手で日本にも戦極に出場経験がある強豪選手だ。

だがこのクリスをまったく問題にせず、13−0という大差の判定勝利を収める。

「2回戦を考えて手を抜きまくった」と言いながらもこの勝利である。

この完勝劇を目の当たりし、2回戦、vsコブリンヤとの試合に胸を躍らせたのだった。




黒ペナ1回戦
佐々幸範(パラエストラ東京)
vs
クリス・マニュエル(ATT)




引き込んで得意のスパイラルガードを仕掛ける。




スパイラルから潜りスイープの連携。




そして片巻きスパイダーと多彩なテクニックを繰り出す佐々選手。




スイープに成功すると抜群の安定感を見せる。




ガードの印象が強い佐々選手だが本人曰く「パスガードの方が得意」らしい。




クリスは一方的に攻められて防戦一方の展開に。




試合終盤、あえてガードに引き込みスタミナを温存する苦戦に。
これは昨年のムンジアルで極めを狙いにいく余りにスタミナを余計にロスしたことの教訓を活かしてのこと。




それでも最後まで優勢なまま試合終了。
13−0という完勝で2回戦、vsコブリンヤ戦に駒を進めた。





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